エデン条約編IFストーリー トリニティVSアリウスVS便利屋68withセイア   作:ホーンベアーmk-lll

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百合園セイア襲撃依頼編2話目です。


百合園セイア襲撃依頼②

「なななな、なっ、何ですってーーー!!!???」

 

突如ハルカから告げられた情報にアルは白目を向いた。

だってそうだろう自分達が襲撃していた最中に別の勢力、しかも所属不明のガスマスク達が大勢と聞いたら誰だってそうなる。

が、そうはいってられない状況なのは確かだ。

 

「……社長、どうする?正直状況がよく分からなくなって来てる…正体不明のガスマスク集団も、恐らくだけど百合園セイアだと思う。」

 

そんな言葉を聞きながら、セイアは既に諦めの感情が心にあった。……そう、もう過程はどうあれ、結果は変わらないと言う諦めである。

 

「(……恐らく私はこれからアリウス分校によって長い眠りにつくことになる…だが、不確定要素であるこの4人を巻き込むのは少し申し訳ないな…彼女達にはここから離脱してもらおう)

そのガスマスク集団は恐らくアリウス分校生徒達だろう。恐らくミカの差し金か、はたまた偶然タイミングが重なったのか」

 

「あ、アリ…何?」

 

「どうやら未来は完全には変えることは出来ないらしい。

君たち、このままこの場に留まっておけば巻き込まれる、急いで逃げるといい、襲撃者の狙いはそっちの子が言ったとおり私だ」

 

「……あなたは、どうするの?」

 

「そうだよ、狙いはあなたなんでしょ?逃げないの?」

 

「恐らく逃げた所で結果は変わらない。それなら大人しく運命を受け入れるよ。

…少しばかり未来に期待した私が愚かだったようだ。」

 

諦めたような表情で話すセイアに、便利屋は困ってしまうが、ガスマスク集団…もといアリウス分校が近くまできているのは事実である。

 

「……だってさアルちゃん。どうする?」

 

「あ、アル様、襲撃者達はすぐそこまで来ています!」

 

「え、え〜と……」

 

ムツキとハルカに判断を催促され、焦るアル……確かにこの状況であるならば急いで撤退するのが最善の策であることは確実である。……だが、

 

(……本当にただ撤退するだけでいいのかしら、ターゲットを置いて?………いいえ!違うわ!そんなのアウトローのする事じゃ無い!)

 

彼女は真のアウトローを目指す便利屋68の社長陸八魔アル、そんな選択肢は彼女の選択肢には無いのである。

 

「馬鹿な事言わないで頂戴!」

 

「……は?」

 

「貴方は私たち便利屋68の獲物なのよ!何処の馬の骨か分からない奴に横取りなんてされてたまるもんですか!」

 

「馬の骨って……いや、先程もいったが襲撃者の正体はアリウス分校…」

 

「ムツキ!カヨコ!ハルカ!」

 

「はぁ〜い、アルちゃん。」 「なに?」 「は、はい!」

 

アルは自身の部下たる3人を力強くよぶ、彼女は既にここから如何にアウトローらしく依頼をこなす事しか思考にない!

 

「急いでこいつをふん縛って!獲物を連れてここから離脱するのよ!」

 

「えっ?」

 

アルの言葉にセイアは思わず固まってしまった。それもそうだろう、彼女からすればその行為は自身達を危険な目に合うようなことだからである。

しかしムツキ、カヨコ、ハルカ3人にとっては、当然とばかりに行動し始めた。

 

「し、失礼します!」

 

早速、ハルカはロープを手に取り、セイアを縛り始めた

 

「ちょ!?待たまえ!君たちは私を襲撃するために雇われたんじゃないのかい!?拉致しろなんて言われてないはずだ!」

 

「そうだけど、このままあなたを置いて私たちがにげたら今度はガスマスクの集団に襲撃されるでしょ!?

さっきも言ったけど、獲物を横取りされるなんてカッコ悪い事、アウトローらしくないわ!

だったら、逃げるついでにターゲットである貴方を連れて行けばいいのよ!」

 

「(何だその理論は!?)…い、いや、その理由はおかし「ごめんねぇ〜、騒がれると困るから口塞いじゃうねぇ」モ、モガ!?」

 

アルの意味不明な理由に対し反論しようとしたセイアだが、ムツキによってガムテープで口を塞がれた事によって阻止されてしまう。

 

「ハルカ、大きい鞄とかある?」

 

「は、はい、爆弾を入れておいた奴になら」

 

「ンンーーーっ!!ンンンーーー!!」

 

そしてセイアは、爆弾が入っていた大きい鞄に入れ替わりで入れられてしまった。

 

「アルちゃん、終わったよ〜♪」

 

「よし!急いで撤収!……カヨコ!今だした爆弾で襲撃者の妨害と逃走経路の確保をお願い!」

 

「了解」

 

       ドーーーーーン!!!

 

「ンンーーー!!(何なんだこの子達は!?め、滅茶苦茶だ!?)」

 

そうして便利屋68の4人は、セイアを連れて、無事に脱出に成功するのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同時刻、ガスマスク集団……もといアリウス分校は突然の爆発で混乱に陥っていた。

 

「おい、今の爆発はなんだ!?」

 

「誰が爆弾をつかったの!?」

 

「まさか……百合園セイアが自爆した!?」

 

「くそ……煙と瓦礫と火で周りがよく見えない…っ!」

 

そんな混乱に陥っている中で、【白洲アズサ】だけは冷静に状況を判断しようとしていた。

 

「(この混乱と火災では大多数で襲撃をかける事は不可能…ならば)ターゲットの部屋には私が行ってくる、他の皆は先に脱出」

 

他の仲間にそう伝えると、アズサは急いでターゲットである百合園セイアの自室まで移動した…そして部屋には誰もおらず、壁にはポッカリと穴が空いていた。

 

(…これは、部屋の状況からして逃げられたか?…いやしかし百合園セイアにはその行動を起こせるだけの身体能力は無いと聞いていたが…まさか、先程の護衛らしき奴と逃げたか?……いや、そもそもあれは護衛だったのか?警備ロボットの残骸らしき物が彼女の周囲にあったが……いや、考えるのは後にしよう、これほどの火災だ、恐らく直ぐに正義実現委員会が向かってくる可能性が高い。先ずはここから脱出しなければ、…サオリへの報告はその後だな)

 

……こうして、本来の歴史とは大幅に変わった状況となって終わりを告げるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




と、言うことでここまでは……って言うかしばらくは掲示板の内容を小説風にアレンジする書き方で向かいます。そして、良さげな所でこの小説オリジナルの展開にしていきます。それまでお付き合いの方よろしくお願いします。

感想と評価お待ちしています
ではまた次回
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