エデン条約編IFストーリー トリニティVSアリウスVS便利屋68withセイア   作:ホーンベアーmk-lll

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思ったより長くなったので今回はトリニティの単発とさせて下さい。それではどうぞ


百合園セイア襲撃依頼 その後 トリニティ編

百合園セイアの襲撃から翌日、トリニティ ティーパーティ

そこには、朝から優雅に紅茶を嗜むティーパーティ生徒会長の1人【桐藤ナギサ】がいた。そこに、勢いよくドアを開けてミカが部屋に入ってくる。

 

「おっはよ〜ナギちゃん!

……あれ?、セイアちゃんは?」

 

「おはようございますミカさん。

セイアさんでしたら本日はまだお見えになっておりません。また体調を崩されてしまったのかもしれませんね……」

 

「…………」

 

その言葉を聞いたミカは、三日前に頼んだ依頼を思い出し、内心で笑い始めた。

 

(これは……もしかして上手くいったのかな?

正直ゲヘナの子がやってる便利屋なんて半信半疑だったけど、意外としっかりやってくれるじゃん。

また何かやってほしいことがあったら頼んでみてもいいかも……)

 

そんな事をミカが考えていると、ナギサが何かに気づいた。

 

「……おや?」

 

「ん? どうしたのナギちゃん?」

 

「いえ、なにやら外が騒がしいような……」

 

それと同時に、部屋の扉が勢いよく開かれ、入ってきたのはティーパーティの1人であった。

 

「な、ナギサ様、ミカ様、大変です!!」

 

「何事ですか? そんなに慌てて……」

 

「セ、セイア様が……」

 

「……え?」

 

そんな報告を聞いたミカは、自身の計画が成功した事を確信した。

 

(あ。やっぱり上手くいったみたいだね。やるじゃんあの子たち)

 

「セイアさんがどうかしましたか?

…まさか、お体に何か?」

 

「ち、違います!せ、セイア様が……!!」

 

「セイアちゃんが?(やば、顔がニヤけそう!……こ、堪えないと……)」

 

今から報告されるであろうセイアの事に笑いそうなのを我慢するミカであったが……その報告されるものが、あまりにも…

全くの予想外の事であった。

 

「セイア様が………アリウス分校と名乗る者たちに拉致されました!!」

 

「……はい?」

 

「……は?」

 

その報告に、ナギサとミカ……特にミカはあまりにも意味不明な報告に笑いを堪えていた顔とは一変、表情が消えた。

 

(……は?アリ……ウス?ゲヘナじゃ無くて?……いやいや、そもそも拉致って何!?私は普通に病院送りにしてくれって依頼したのに!?何がどうなってるの!?)

 

……因みにだが、この聖園ミカ、セイアが予想していたアリウスとの繋がりは……全くと言っていいほど無い、ただのゲヘナ嫌いのエデン条約破棄したいお姫様なのである。

 

そんな彼女の考えなど知る由もないティーパーティの生徒は報告を続ける

 

「じょ、冗談のように聞こえるかもしれませんが本当です!

昨夜未明、セイア様のセーフハウスが何者かに襲撃を受け、セーフハウスにて爆発と火災が発生!火は数時間後に消火されましたが、現場にセイア様の姿はなく……!

そして、今朝サンクトゥス分派の宿舎にこのような手紙が…!」

 

そうして渡された手紙を読むナギサとミカ、そこに書かれていたのは……

 

"トリニティ総合学園、そしてティーパーティーへ。我々はアリウス分校。

サンクトゥス分派首長、百合園セイアの身柄は我々が預かった。

我々がお前たちに求める要求はただひとつ。ゲヘナとの間で締結されようとしているエデン条約の破棄である。

この要求を呑まない限り、お前たちの学園の生徒会長の身が解放されることはないと思え。

我々はかつてトリニティから受けた恨みを忘れてはいない。

先祖が受けた苦しみをお前たちも味わうがいい。"

 

 "追伸。連邦生徒会およびヴァルキューレ、SRTに通報した場合も同様である。

愛しのキュートでプリティなセクシーフォックスの身が大事ならば賢明な判断を期待する。"

 

「なっ……まさか、本当に……」

 

その手紙を読んだナギサが、本当にアリウスの仕業だと思考している隣では、真実?を知っているミカは、別の考えが頭をよぎっていた。

 

(……もしかして、あの便利屋の奴ら、私達の歴史を調べて、都合が良さそうな設定のアリウスのせいにしようとしてない?

だってそうでしょ!私が依頼した夜に偶々アリウスの奴らも襲撃しに来て攫った?……無い無い!あり得ないって!

そもそもそのアリウスは何でセイアちゃんのセーフティハウスの事知ってるんだってなるし……う〜んしかしどうしよう、このままアリウスのせいにされちゃうとちょっと私の計画が…)

 

そうミカが考えていると、ティーパーティの生徒がもう一枚の紙を取り出した。

 

「そ、それと。手紙と同時に、このような写真も入っておりました。」

 

「!見せてください……なっ!?こ、これは//」

 

「……わーお」

 

写真をみた二人はその中身をみてナギサは赤面を、ミカは驚愕していた…その中身とは。

 

「セ、セイアさんが、あられもない姿に//」

 

(……き、亀甲縛りで全身を拘束と目隠くしをされて、セイアちゃんの首に「Help me!」って書かれた看板がかけられてる)

 

「な、ナギサ様、ミカ様、どうすれば……」

 

その、あまりにも世に出されれば尊厳を破壊する様な写真に、ナギサは友達をこんなふうにしたアリウス分校に怒りをあらわにした。

 

「せ、正義実現委員会のツルギ委員長とハスミ副委員長を呼んでください。至急。今すぐに!」

 

「は、はい!」

 

慌ただしくなるティーパーティ内で、ナギサは急いで会議の為の準備を始める。そんな彼女を見ながら、この騒動の原因の一端であるミカは……

 

(……え〜と、これは、成功でいいのかな……?

…正直に話したらナギちゃんからお説教どころじゃ無さそうだし……まぁいいか!結局拉致って言ってもセイアちゃんが居なくなったのは変わらないし、それに、あの生意気だったセイアちゃんのあ〜んな写真を見れて満足したし、事実確認は便利屋に取ればいいしね!

結果オーライって奴じゃんね☆)

 

そうして、百合園セイア襲撃事件は、少し事実をねじ曲げられて、トリニティへと伝わったのであった。




次回はその後アリウス編とさせて頂きます。

それでは、感想と評価お待ちしています
ではまた次回。
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