エデン条約編IFストーリー トリニティVSアリウスVS便利屋68withセイア 作:ホーンベアーmk-lll
それではどうぞ
トリニティにて、百合園セイアの誘拐(少し事実をねじ曲げられた)の報告がされた数時間後、アリウス分校にて、ベアトリーチェは驚愕していた。
「なんですって!?
百合園セイアがアリウスを名乗る者に拉致された!?」
「は、はい! トリニティ内に送り込んでいるスパイからの情報です!。
ティーパーティーは正義実現委員会に秘密裏に百合園セイアの捜索とアリウスに関する調査を命じたと……!」
その報告を聞い頭を抱えるベアトリーチェ
「あり得ない……
我々は今までスパイ以外の者にはトリニティとの接触を一切禁じていたはずなのに……
いったいどこからアリウスの情報が外部に漏れたのですか!?」
「わかりません……
昨日の襲撃の際にアズサたちと鉢合わせたという者たちも、アリウスの存在は知らぬはずですし……」
「…………」(…まさか、百合園セイアが予知で我々の存在を知っていた?それならこの状況も納得できます…ですが、こうなっては致し方ありません、取り敢えずは…)
ベアトリーチェはこの問題を一旦は保留とし、この後の行動をどうするかを思考し、話す。
「……ひとまずは落ち着きましょう。過ぎてしまったことは仕方がありません」
「そ、そうですね……」
「百合園セイアが生きているとわかっただけでも今はよしとします。
それに、考えてみればアリウスの存在はトリニティやゲヘナで禁忌とされているわけではありません。
過去の歴史を調べていた者が偶然その名を知ったという可能性もあり得ます」
「なるほど……言われてみればその通りです」
「ともかく、百合園セイアが生きている以上、我々も彼女の行方を追わなければいけませんね」
「はい。噂の未来予知が事実であるならば、百合園セイアの存在は我々アリウスにとって脅威となります」
「まずは外の情報をこれまで以上に多く手に入れる必要があります。
ここはトリニティにスパイを増やしましょう。やはり1人だけでは一度に得られる情報も限られますから……」
「こちらの存在がトリニティに知られるリスクも高まりますが、よろしいのですか?」
「すでにアリウスの名は知られてしまったのです。多少のリスクはやむを得ないでしょう」
「……わかりました」
「学籍の偽装などは先に送り込んだ者同様こちらでどうにかします。
追加で送り込む者の人選はサオリ、あなたが行いなさい」
「はい。マダム」
こうして一旦の話し合いは終了し、サオリはスパイの選定の為、ベアトリーチェの元を後にした。
数時間後。サオリは、スパイの選定を終え、既にトリニティに潜伏している生徒の元に報告しに行っていた。
「……では、新たにトリニティにスパイを送り込むと?」
「ああ。これまで以上にマダムはトリニティの内情に御熱心になられたからな」
「それは、…まぁ、そうでしょうね…」
サオリの言葉に苦笑いで返すスパイ
「正直、これまではお前一人に負担をかけすぎてしまったと思っている。
スパイの数も増えればお前も今後は少しは楽ができるだろう」
「ははは……そうだといいですね」
「…………」
サオリは、スパイと話している内に、彼女の変化に気づく
「どうしましたサオリさん?」
「いや……前に会った時よりも楽しそうに笑うようになったな、と思っただけだ」
「……そう見えますか?」
「「……………」」
二人の間に微妙な空気が漂う。
「すまない。私も自分でも気づかぬうちに少し混乱や焦りが生じているようだ」
「ご自愛ください。サオリさんになにかあれば姫やスクワッドの皆が心配しますから」
「ああ……」
そう言葉をきり、時間をみると、そろそろ帰る時間だと気づいたサオリ。
「では、これで失礼する。トリニティの警戒と監視の目が今まで以上に厳しくなっているからな。
追加の人員は決まり次第お前のもとに送る。
……引き続き頼むぞ、スズミ」
「はい。お任せください」
こうしてサオリは、トリニティのスパイ…トリニティ自警団の【守川スズミ】と別れを告げ、アリウス分校の元へ帰るのであった。
次回はその後編、便利屋68&セイアです、前書きにもある通りカナリ長くなるので、お楽しみです
それでは感想と評価お待ちしています
ではまた次回。