オオタチですか   作:メガオオタチ

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第10話 オタチくんのがくえんせいかつ①

 

 ブルーベリー学園、バトル実習授業にて…

 

「お、おい…授業のトーナメント…どうなってる…?」

 

「え、ええと…うわっ!!?俺の一回戦の相手スグリじゃん…!!くっそぉ…」

 

 ブルーベリー学園では授業中に実戦形式のバトル実習は存在する。第三者視点からクラスメイトのバトルを見て勉強できるいい機会…なのだが…

 

「あいつの戦い方なんて参考にできるかよぉ!!!」

 

 これである。

 

 今年新たに入学したスグリという少年のポケモンは少し変わっていて、誰も参考に出来ないのである。負けたとしても「スグリに負けたなら仕方ない」や、「オタチこわい」、といった感想しか出てこないし、提出用のレポートを取っている生徒からは「先生!逆になんて書けばいいんですか!?」と抗議の声が上がるのだ。

 

 さて、そんな中寄せられたレポートが以下の通りだ。

 

・ダブルバトルのはずなのにオタチとヤンヤンマがドッキングして1体になるバグ。

・同じく飛んで戦おうとひこうタイプを出したらどこからかサッカーボールを出してきて、炎を纏った回転シュートで撃ち落してくる。

・はかいこうせんを吐きながら飛んで来る。

・なんか急にパラパラ踊ってる。

・お手手に光る紋章があった。

・もふもふヤクザ

・先生は攻略Wiki作って!役目でしょ!!

・無理

・あいつオタチじゃない

・わぁいぼくバタフリー!

 

 回が進むにつれて、後半のように気でも狂ったのかと聞きたくなるような感想のレポートが寄せられるので、教職員も困っているのだ。

 

 そんな散々な言われような試合はというと…

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 いくぜ!ヤンヤンマ!!いつも通りドッキングだ!!

 

「ヤンヤン!!」

 

 あ、どうも、オタチ・スカイモードです。ちょっと今立て込んでてさ、サインやファンサービスなら後にしてくれよな!

 

「ヤンヤンマ!でんこうせっか!オタチ!れいとうパンチ!!」

 

 あいよぉ!!れいとうパンチ一丁ぉ!

 と、そんなわけで新しい技を色々覚えたんだぜ!!三色パンチはもちろんの事、れいとうビームやふぶき、はかいこうせんにまもる、はたきおとすにどろぼうに…えーと、とにかく色々だ!!

 当然できることが増えれば戦略の幅が広がリングなわけでしてなぁ!!例えば今れいとうパンチをドカンと喰らわせたラフレシアに…!

 

「よし…!追撃のかえんほうしゃ!!」

 

 ヒャッハァー!!汚物は消毒ダァー!!!!

 このように技のタイプ範囲のデパートってワケ。ま、ドラゴンタイプの技が全く覚えられねぇみたいだがそれは仕方ねぇよな

 

 あ、ちなみにヤンヤンマは俺を抱えながらのでんこうせっか以外にスカイモード中にエアカッターやエアスラッシュ、シャドーボールなんかが出来るようになったぜ!!!!これでさらに対空性能や牽制能力が上がったぜ!!

 

 ドサリと倒れたラフレシアを見た教師が「ラフレシア戦闘不能!!スグリ君の勝利です!!」と判定を下す。ヒュゥ!!やったぜスグリィ!これでまたクラス内トーナメント連覇記録が1増えたぜ!!!

 

 さらに言えばクラストーナメントに勝てばレポート課題の免除になるらしいしBPもくれる!おっしゃ!空いた時間と今手に入れた宵越しの銭でおやつ買おうぜ!!!

 

「わわっ…!オタチ、ひ、ひっぱらないで…!!」

 

 さて、スグリを引っ張ってやってきた購買部も中々に品ぞろえがいい。

 俺の人生のフルコースのデザート、ふしぎなアメも置いてるしな、あとはドーピングアイテムとか持ち物とかわざマシンもわんさと置いてある。ちなみにドーピングアイテムだが、かなり飲んでるけど「これいじょうつかってもこうかがないよ」状態になってるのかいまひとつ分からねぇんだよなぁ…タウリンなんてもう50本飲んでるしな

 

 さてさて…今日のご褒美はゼリービーンズにしてもらおうか…ヤンヤンマは?あん?また饅頭にするの?好きだねぇ…キタカミにいた時にじーちゃんに貰ってからドハマリしてたもんな。

 

 それぞれスグリにおねだりしてお会計してもらおうとしてると…

 

「おーう、アンタがスグリかい?」

 

 と、誰かが声を掛けてくる…誰だお前?てかなんか髪型が歯ブラシにつけた歯磨き粉みたいになってんぞ、寝ぐせか?

 

「だ、だれ…?」

 

「ははは、そうビビんねーでくれよぃ。俺はカキツバタ…今のブルベリーグのチャンピオンだ」

 

 ほう…!チャンピオンが来やがったか!!スグリ!けっぱれ!!怯むんじゃねーぞ!まずはジャブだ!そこから顔面に右ストレート!!…え?違う?

 あーこほん…ここブルーベリー学園には独自の学生リーグ、ブルベリーグってぇのがあってな?学生主体で運営されてて…なんだっけ?リーグ部?だっけかがやってるやつみたいでなぁ…実は俺としてはそれに参加してほしいんだわ…なんたってブルーベリー学園で1番を目指すならそれが手っ取り早いからなんだよ

 

「スグリ、アンタもリーグ部に入らねーかってお誘いだ…どうだい?」

 

「リ、リーグ部…わや、で、でも、おれなんかが…」

 

 入ろうぜ!!んでこの歯磨き粉頭をぶっ倒して頂点に立つ!!!!そうすりゃ俺も鼻高々ってぇもんよォ!!

 

「アンタの実力は聞いてる…よくもまぁしんかのきせきも持たせないで進化前の奴らでここまでやってきたな…だからこそ、リーグ部ではアンタの話題で持ちきりだ」

 

「お、おれの…?で、でも、それはオタチやヤンヤンマが強いから…で…」

 

「そうとも限らねぇぜぃ?それを使いこなしているアンタも中々に手練れってことだ…リーグ部としてもぜひその強さの秘訣を知りたいのさ」

 

 …ふーむなるほどね?よーするに俺たちのデータがより身近に欲しいってことだな?でもそんなに有用なデータかね?俺達って…ヤンヤンマはどう思う?

 

「ヤンヤン」

 

 だよなぁ、皆もスカイモードとかムゲン・〇・ハンドとかエターナルブ〇ザードやればいいのに…

 スグリは俺達2匹の顔を見た後、勇気を振り絞って、答えを出した。

 

「あ、あの、おれ、おれも、強くなりたい…!だから!リーグ部、入る…!!そして、ブルベリーグに出るべ…!!!」

 

 おーし、それでこそよスグリ!!一緒に頂点目指そうぜ!!

 

「ほいよ、それじゃあこれ入部届…タロってやつに渡してくれぃ…それじゃ、ちょいと野暮用があるんで失礼するぜぃ」

 

 渡された入部届にはトレーナーの名前のほかに、使用するポケモンを記入する欄があった……早速そこにスグリは名前を書いた後、使用ポケモンに俺とヤンヤンマを書いてくれたが……うーん…やっぱりさ?2匹だけってぇのは少なくねぇか???ここいらで新しい舎弟をいれてだな…

 

「よし…!じゃあこれをすぐに届けに行くべ…!」

 

 えぇ~!?ほ、本気かいィ!?思わず〇スオさんみたいな声出たわよ…いや、うん多分リーグ部入ってからもポケモンは追加できると思うけどさぁ?こーゆーのってゲームだと入部届出しに行ったら………

 

 

 

 

 リーグ部部室にて

 

「…はい!確かに受け取りました!では…わたしと勝負してもらいます!」

 

「わ、わやじゃ…!?」

 

 ほーらね、こーゆーことになるんだよ。

 あ、ちなみにゼリービーンズと饅頭、お会計してないけど大丈夫かね?もう食っちまったけど。

 

 

 

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