オオタチですか   作:メガオオタチ

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第13話 オタチくんのがくえんせいかつ④

 キタカミの里、キタカミセンター『鬼退治フェス』にて

 俺は新技のきあいパンチを試していた。

 

 

 …これ頑張ったらきあいパンチで釘〇ンチ出来ねぇかな?

 

 Wow wo!! 釘〇ンチ!!♪

 Wow wo!! 連発で!!♪

 

「ウォタチャァ!!!!」

 

 ならんかったか、ほな普通にきあいパンチでええわ

 ドゴォッ!!!

 

「むちゃちゃッ!??」

 

 うぉーし!!オラァホシガリスども!!どっか行けェ!!あ、どうもオタチです。

 ん?学園生活なのに何でキタカミの里にいるのかって?簡単さ…!

 

 料理の為さ!!!!!

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――

――――――――――――――

―――――――

 

 

 遡ること3日前。

 

 休み時間に教室でシール入りのウエハースチョコを食べていた俺はある挑戦を受けていた…!!

 

「君がスグリのオタチだよね…!オレと勝負だ!!」

 

 なにィ…!?

 

「君がポケモンなのに料理を嗜むってことは聞いてるよ…ここじゃ料理に興味ある人が全然いなくて、料理の腕を競えなかったんだ!!でも、そんな時に君の噂を聞いて―」

 

 うぉい!!まぁたズバットかよ!!これで5枚目だぞ!?ビック〇マンチョコでもこんな封入率ありえねぇわ!!!

 おい、皆聞いてくれよ…この世界にもビック〇マンチョコ的な感じでウエハースにポケモンのシールがおまけで付いてるお菓子があるんだけどよ…ぜーんぜんレアなものが当たらねぇんだ…確率おかしいって…ズバットとコイキングとコイルしか出て来ねぇ…

 

「お、おーい…聞いてる?」

 

 どーすっかなぁ…スグリからもらってる今月の俺の小遣い…もう9割も溶かしちまったよ…これで月末までどーやって過ごせばいいんだよ…

 

「えっと、おーい???」

 

 クソッ…こうなりゃチンチロに代わる賭博を作って荒稼ぎするか…?チンチロがダメとなると…テラリウムドームにケンタロスいるし、競馬みてぇなの出来ねぇかな?あいや、広い土地が必要になるから先生にバレやすいか…

 

「おーーい!!!!」

 

 うおわっと!?びっくりしたぁ…!耳元で叫ぶなや、手ェ出るよ!!

 ほんで?何やこのコック姿にフライパン持った赤い髪の少年は……あいや待てよ?確かコイツの名前は…アカマツ?だっけ???スグリと同じ1年生でもう四天王になってるって奴。こないだ朝の集会朝礼で見た。

 

「やっとこっち見た…それで、さっきの話だけど…君に料理対決を申し込む!!受けてくれるよね!!」

 

 …ほう、料理ですか…

 確かにこの前食堂に革命をもたらして、タニ〇食堂もびっくりなヘルシーかつ、栄養価の高い定食を考案したり、マメのパティを使ってバーガーキ〇グ顔負けのハンバーガーを作って食堂のおばちゃんたちには感謝されたけどよぉ…今そんな気分じゃネんだわ…はぁ、BPどーすっかなぁ…

 

「君が勝ったら…そうだなぁ…うん!好きな物をあげるよ!」

 

 ………好きな物…!?つまり、BPでも可!?

 

 いいでしょう、この勝負受けてたとう…!

 

「タチィ…!」

 

「お…!?やる気になってくれた!?よーし!じゃあルールだけど…」

 

 

 そこから説明されたルールはいたってシンプル。

 『あるポケモンに料理を食べてもらい、どちらの料理がいいか判定してもらう』とのこと……ふぅむ…!なるほど?ホントにシンプルでいいな。

 食材は食堂にあるものプラス自分で調達?まぁ食堂にある食材は大体記憶してるからいいけどさ。

 で?その判定員が?教師の手持ちのガブリアス?…ふぅむ……?

 

 ま、出来る刑事は現場検証と参考人聴取をかかさんものだからね…どれ、行きますか…!

 

 

 

 

 サバンナエリアにて

 

 ここはサバンナ〇ほーだよ!君はどんなフレ〇ズなの?

 

「わや…なんでおれも連れて来られて…?」

 

 へぇぇ!君はスグリってフレ〇ズなんだね!私はサー〇ルキャットのサー〇ル……だと思ったか?俺だよ、オタチだよ。Welcome to ようこそオタチパーク!

 

 とりあえずスグリを捕まえて持ってきた。アカマツボーイはガブリアスのトレーナーである先生と話していますねぇ…ふーん…じゃあ俺は【当事者】から話を聞くか…

 さてスグリ…今から俺たちはバディだ。昭和の刑事ドラマよろしく俺のことはタチさんと呼べ、タチさんと…舘〇ろしみてぇでかっこいいだろ?な?

 ま、でも今回は古畑任……じゃなく、タチ畑任三郎で行くからタチ畑さんでもいいよ。

 

 

 

 

 デッデン、デデッ、デッデン、デデ、デーデーデ、デーデーデ、デーデーデーデー

 あ、皆アレね?頭の中で古〇任三郎のBGMセルフで流しておいてね?

 

 さてぇ?えーこちらが今回の審査員のガブリアスさん?…えぇ、アナタ、バトル学の先生の相棒でいらっしゃるそうですね?

 

「ガブゥ」

 

 んん~、なるほど「最近バトルで思うように揮わない」…と…原因はお分かりですか?

 

「ガァブ…ガブ…」

 

 …なるほど…「弱点を突かれている」、と、「このままでは教師の相棒としてふがいない」と、なるほどなるほど……ん?

 

 話しながらあることに気づいた俺はガブリアスをぐるりと360°から見廻す。

 …背びれからして…女の子ですか…よく見ればツメが綺麗になってますねぇ…こちらはトレーナーさんのお手入れですか?

 

「ガブ?ガブガブ」

 

 そうですか…ある程度はトレーナーさんが…そして磨き上げはアナタご自身がされてるんですね?

 

「ガブ………ガブ…」

 

 はいぃ?あっやべ、思わず相棒の〇京さんみたいな声出た。ダメだって今はタチ畑任三郎なんだから

 いや、それよりも…ガブリアス、今の話…本当か?

 

「ガブ…」

 

 ―――――。

 分かった。じゃあ俺がその両方を叶えられるような料理を作ってやる。

 

「ガブ!?」

 

 あ?「そんなのあるの!?」って…ポケモンの世界にはあっちゃうんだなァ!!これがァ!!!

 しかしぃ…そうなるとですね…確か食堂では材料が2つ揃わない……よし…

 

 ガブリアスからくるりとスグリに向き直ると、スグリがドキッとした顔をする…何なんだよその顔

 

「オ、オタチ…お、おれ、なんか嫌な予感…が…」

 

 は?嫌な予感とは失礼な!!むしろ喜べ…

 

 

 キタカミの里に一時帰国するぞ!!!!!!!!

 

 

「え、ちょ、オタチ?なんで笑って、え、ひ、引っ張らないで…って力つよ!?待って授業があぁぁぁぁ…………!」

 

 

 そして現在。

 キタカミの里のキタカミセンターの『鬼退治フェス』で暴れまわってるオタチ・スカイモードでぇーす!!

 ホシガリスの皆さん、ヨクバリスの皆さん。残念ですが、さようなら。

 

「むちゃあぁぁあぁ!!?」

「むしゃあぁぁあ!??」

 

 はかいこうせん……狙い撃つぜぇ!!!

 

 放ったはかいこうせんは一筋の流れ星となり…木の実荒らしどもを吹き飛ばす…!

 

 よぉ…お前ら…満足か…?こんなハイスコアごときで…俺は…嫌だね…!!

 

 だってよ…俺が欲しいのは…

 

 

「す、すごい…!?歴代ハイスコアです!!!!これは文句なしです!!お好きな景品をお持ちください!!!」

 

 ゲームが終わって『鬼退治フェス』の係員のねーちゃんが興奮気味に話しかけてくる…さて、景品に【ある食材たち】を貰おうか…!

 これが狙いよ。前にキタカミで暴走族よろしくパラリラパラリラしてる時にフェスにこの食材…木の実があるって知ってなぁ、それを手に入れに来たんだ。ハイスコア?いらんわそんなもん

 

 と、俺がるんるん気分である木の実たちを受け取っていると……?

 

「ニョ…!ニョロッ!!」

 

「タチッ!?」

 

 あーっ!!この野郎!!横から野生のニョロモが俺の木の実をかっぱらっていきやがった!!ふてぇ野郎だ!!!スグリ!追うぞ!!!!!ホシの検挙だ!!令状もってこい!今から俺は大阪○警だ!!

 

「え、えぇぇ…!?オ、オタチ、ゆっくり走って…!」

 

 俺たちはそのまま川原まで駆けていくことになるのだった……

 

 

 

 

 

 

 

 

「わや…おれ、今回出番いる…???」

 

 

 

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