オオタチですか 作:メガオオタチ
どうもオタチです!今、レアな木の実を奪って逃走したニョロモを追いかけてます!!待てやゴラァ!!待たんかい!!大阪や!!(バァン!!)止まれオラァ!!!
チッ…落合川原から川の中へ逃げるつもりか…!意外に逃げ足の速いニョロモだなぁ…!!こうなりゃ…!
「タチッ!」
スピードスターをばら撒いて足を狙う…!オラッ!ゲームじゃ必中技やぞ!!当たれ!
「ニョッ…!?」
放ったスピードスターはニョロモの足を掠め、バランスを崩させる…!っとぉ!コケるのはいいが木の実をぐしゃっとするのはカンベンな!!?
そのまま倒れたニョロモを息を切らして死にそうな顔をしているスグリと取り囲む…おうおうニョロモの兄ちゃんよォ…人様のモンに手ぇだしちゃダメだろ…?
「ニョ、ニョロ…!」
あぁん?見逃してくれだァ???なに甘ェことぬかしてやがる!!きっちり落とし前はつけてもらうからなぁ…???
「オ、オタチ、顔が怖いべ…」
あん?まじ?それはいけないね…よぉーし…
キャハァッ!!こンの腐れ泥棒風情が!ぶっとばしちゃうゾ♡(お目目バチコーン!!☆ニチャァ…!!)
おん、これでどうや?可愛いだろ?な????皆もそう思うよな?????
「ひっ…!?」
「ニョロ…!?」
え?ダメ?まじで?は?泣くぞ???精一杯の可愛い可愛いお顔のつもりだったんだが?
んで、そのまま萎え落ちしたからとりあえず洗いざらいニョロモから吐いてもらうと、どうにもこのニョロモ、群れの中で一番弱くいじめられていたらしい。
それで何をどう間違ったのかあの日鬼さまと戦った俺が帰ってきてるのを見つけて「アイツ(俺)から物を盗んでこれたらいじめるのをやめてやる」と言われたらしい…
………。
いや、そーゆ―奴ってだいたいやめへんで?
「ニョロ!?ニョ…ニョロ…」
おいおい凹むなよ…はー…ったく…もー…しゃあねぇなぁ…助けてやるかぁ…俺のひろーい心に感謝してよね!!
さてじゃあカチコむか……なぁ…?そこで見ているニョロモどもよォ…!
「「「ニョッ!!?」」」
ギロリと川の方を睨んでやると川からニョロモたちが10匹くらい顔を出していた…ほーん、お前らがいじめの主犯か?ほーん…
「!?いぃ!?ニョ、ニョロモがいっぱい!?何であんなところに!?」
さっきまで詰めていたニョロモが怖がってスグリの足元に隠れる…ま、そこで見てなよ。
スグリの腰からヤンヤンマのボールを掴み取り、場に出す。
そして、俺達お揃いのくろいメガネをスチャッとかける。
「タァチィ……!」
「ヤァン……!」
「オタチ!?ヤ、ヤンヤンマも…いつの間にそんなメガネを…???」
ん?ああこれ?これさー実はMen 〇n Blackごっこやりたくて手に入れたんだよね。あ、ちなみにエージェントネームは俺が「T」でヤンヤンマが「Y」ね。
でもほら、今このくろいメガネかけたらヤクザに見えるじゃん?今から抗争だし
「タチタチ言っててよくわかんねけど…た、戦うってこと…?」
そうだよ(肯定)。いずれはこのキタカミの里全土を俺達【スグリ組】の直轄地にしたいと思ってたからなぁ…!ちょうどいいぜ…!まずはこいつ等からだ…!
【スグリ組】
・スイリョクタウンを本拠地に少年であるスグリが組長を張る組織。構成員はまだ少ないがいずれキタカミの里の野生ポケモンたちを傘下に収める…!
なぁんてどうよ…!!いずれはカントー、ジョウト、シンオウなんかに進出して我々の帝国を築きあげるのです!!腐☆腐☆
「ぜ、絶対にまたオタチが変なこと考えてる…で、でも、今はこのニョロモをあの群れから守るっていうことで…いいん、だべ?」
その通りだ。さて…組長…!鉄砲玉のワシから行かせてもらいやす…!
ヤンヤンマに目配せした後、俺は川に走る!頭を出していたニョロモたちが水の中に隠れるが…想定済みだ!!なぜなら…!
れいとうビームがあるからなぁ!!
「タチィィィ!!」
「ニョロ!?」
「ニョ!!」
「ニョ――――」
俺が放ったれいとうビームはあっという間に川をニョロモ達ごとカチンコチンに凍らせた!む?それでも2、3匹は取り逃したな…そんな時は…
「タチッ!」
「ヤンマッ!」
空からヤンヤンマのエアスラッシュで倒していきます。簡単ですね。えぇ。はい。
ってかこの程度で終わり?なんかあっさりしてんなぁ…カチコミはね…もっと騒々しく、全面戦争じゃなきゃあ楽しくねぇだろうがよ…!
ま、とりあえずあとはいじめの主犯格を教育委員会もお顔真っ青で黙っちゃあいない鉄拳パンチ(かみなりパンチ)でバチコリやっていきますか……ねっと!?あぶね!?
凍っているニョロモにギュピッギュピッと足音立てて近づけば川の中から水を纏った一撃が飛んで来る。あぶねぇな!道路(?)は前見て歩けってかーちゃんに習わなかったのか!?
「ニョゾ…!!」
飛び出してきたのは頬に傷のあるニョロゾ…フゥン!貴様がこの群れのリーダーか…!あれ?思ったより2倍くらいでかくね???
「落合川原の大きいニョロゾ…!?き、聞いたことあるべ…!」
知っているのかスグリ!!?
「じーちゃんが言ってた…!最近大きなニョロゾが落合川原を仕切っていて…はるか昔にあったオヤブンみたいだって…!」
オヤブン?ほう。ではこいつに勝てば俺がこの落合川原でNo.1という事だな?うっし…!
「タチィッ!!」
「ニョゾ…!?」
俺はサングラスを投げ捨てて可愛い人差し指をニョロゾに向ける…!
ニョロゾッ!!お前にポケモンバトルを申し込むッ!!
「ニョゾ…!」
フン、意気込みは良し…!スグリィッ!!今回は俺と奴のタイマンだ!!指示を頼むぜ!!
「え…もしかして…次はあのニョロゾと…?う、うん…分かった…!いくべ…オタチ!!」
よォし…!!ポケモンバトル……レディ……ゴォーッ!!!
「ニョゾッ!!」
最初に仕掛けたのはニョロゾ、先ほど同様に水を纏った攻撃で迫ってくる…コイツデカいわりに速い…!?アクアジェットは覚えないはずだから…!アクアブレイクか!!?それにしちゃあ速すぎる!!
「オタチ!あなをほる!!」
穴を掘って地中に潜る…!ふぃー危なかったぁ…防御ダウンは喰らいたくないからな…!さぁて…オタチイヤーによるとニョロゾの位置は…ここか!!
「今だべ!オタチ!!」
おいさぁ!!これぞあなをほ――
「ニョロ…ゾォッ!!!」
は?今思い切り足を地面に叩きつけ―――
がッ―!?地面が…揺れて…!?
「これは…!じしん!?」
なん、だと!?コイツじしんを覚えているだと!?くっそ…!やるなぁ…!とりあえず生き埋めになる前に穴から出るか!
「タチッ…!」
「オ、オタチ…ごめん!じしんが来るなんて…!」
おう!気にすんな!奴の方が一枚上手だっただけだ!!いてぇことはいてぇが今までの四天王戦に比べりゃあ平気なもんだ!!
「ニョゾ…!ニョッ?」
あん?「人間の下手な指示のせいでダメージ受けたのに何で怒らないんだ?」だと?ハン!バッカでぇ…いいか?確かにじしんでダメージは受けた。けどな?お前の手の内が1つ分かったってぇ成果があんのよ!!
てめぇは1人で…あいや1匹戦ってるから分からねぇと思うが動きを考えてくれるトレーナーがいるってすっっっげぇありがたいんだぜ?だって戦略を一緒に考えてくれる…俺が見落とすような穴を埋めてくれるんだよ
「…よし!オタチ!もう一度あなをほる!!」
「ニョゾ!!?」
「タチッ!!」
へへっ…今「訳が分からない!!?」って顔したな…!俺も作戦は分からねぇがきっといい案があるはずさ…!だったら俺はご主人を信じるだけさ!!
「よし…!オタチ!ニョロゾに当てず穴から脱出!!続いて今の穴とは別にあなをほる!!」
…ふむ…?あ!あー!なるほど!はいよ了解ッ!!
それから俺は困惑するニョロゾを尻目に次々に周辺に穴をボコボコに掘っていく!何がしたいかって?ま、見てなよ、俺のご主人の作戦を…!
「オタチ!あなをほる!次は…当てていいべ!!」
「タチッ!!」
「ニョロ……!ニョロッ――」
ほーう?じしんをしてくるか…!いいぜ!やってみなァッ!!!
「ゾォ―――ッ!!?」
ニョロゾが足で地面を踏み締めたその瞬間、じしんの効果が俺に発揮されるよりも先にあなをほるで弱らせていた地面…つまりニョロゾの足元が崩れた!!これよォッ!!!これを待っていたァッ!!!!
「ニョゾ…?!」
地面を踏みぬく形になったニョロゾは地面に足がはまって動けない…!これで速さは潰したぜ…!!さぁ!スグリ!!終いだぜ!!
「オタチ!飛び出してかみなりパンチ!!」
「タチャァッ!!!タァァッ…チィィィィッ!!!!」
ちなみにだけどさぁ?イナズ〇イレブンの「せい〇のてっけん」ってあったじゃん?あれアニメだとバチバチ電気みたいなの纏ってた感じだからアレもかみなりパンチってことにならん?なるんなら俺は今「せい〇のてっけん」出せてることになるんだ。
「ニョ…ゾァァッ!?」
そうしてその日、ニョロゾを破った俺達【スグリ組】はキタカミの里の勢力図の1つ…落合川原を制したのだった…!!
あ、その後ちゃんといじめはやめさせて、木の実は回収したよ。次は料理だな…!!食材の声を聞いて調理してやるぜ!!