オオタチですか 作:メガオオタチ
どうもオオタチです。
……まだ慣れねぇな…オタチだったもんなぁ…
尻尾もまぁるいモフモフからしゅるんとしたモフモフになったもんなぁ…
水や鏡に映った俺を見てみれば……おん、さっすがオオタチ。カワイイ!
それはさておき。
さて皆さん。俺たちはあれからともっこプラザの看板を読んだわけですが…これぶっちゃけていい???前にも言ったけどさ?桃太郎みたいじゃね?置いてあったお地蔵さんみたいな石像はご丁寧にイヌ、サル、キジみてぇだしさ。
てかなんだぁ?イイネイヌ?マシマシラ?キチキギスゥ?…ガイア、オルテガ、マッシュの方が覚えやすいわ
あとなーんかヤな感じなんだよな…あ、『ヤなかんじぃ~』で吹き飛んだとかじゃないぜ?なんてーの?鬼が…たぶん鬼さまの事だと思うんだが、鬼さまのことが悪く描かれてるのがなんかやっぱ違和感というか…
一戦交えた俺だからこそ言わせてほしい。アイツはむかつくファッキン畜生ボケナスポケモンだが、この看板に書かれてるようなこと、してないと思うんだ。つーかそんな知能なさそう。(悪口)
てかなー…たぶんだけど桃太郎ってえことになったらガイア・マッシュ・オルテガ…じゃねぇや、イイネイヌ、マシマシラ、キチキギスの上に『何か』いると思う―ん?なんだスグリ。写真撮影?アオイと?マ???
なんか、課題の義務らしい写真撮影を終えて次はキタカミセンターの看板へと向かう俺達…だが、その道中。
「林間学校とか…こういうの本当はやりたくなかったけどちょっと、楽しい……かも。よ、よかったらピクニックしてサンドウィッチとか……」
と、スグリが言った瞬間にアオイのカバンからボワンと赤いトカゲみたいなやつが出てきやがった!?な、何だと…!?幻の6人目…!?黒子の〇スケか…!?
「あ…!ご、ゴメン!この子はコライドン。ライドポケモンなんだ…バトルは…ちょっと苦手みたいで…」
「コ、コライドン?ライドポケモン?こんなポケモンっこ…今まで見たことね…」
ライドォ…!ポケモン?なんやアレか?サン・ムーンで走るときケンタロスに乗ってたやん?アレみたいなもんか?
「アギャッス!!」
なんて声、出してやがる…ライドォ(ポケモン)…!
あ、まぁ今のは普通に「サンドウィッチ!」って食欲の声ですね。
なんだぁお前食いしん坊か。今度機会があったらとびきりのサンドウィッチをこのオオタチ様が作ってやるよ
「ギャッス!!」
そんなコライドンを目にして、スグリは―
「こんなわやなポケモンっこさ会えるなんてすごい」
と、感動の言葉と
「アオイは特別なんだ。だから……強いんだ」
と。アオイには聞こえないほどの声で【何か】が混ざった言葉を漏らしていた。
………。
まずいな。俺があのなぞのばしょで聴いた言葉そのまんまじゃねぇか。
そのまま一度スイリョクタウンへ戻り、舞出山道を歩いていく俺達。
…やっぱりスグリは言葉数が減ってる。んまぁ普段からあんまり人と話すのが得意じゃないから喋らないが…その時と比べても減ってるな…
どうしたもんか…とうんうん唸って歩いていると、俺の様子に気づいたスグリが一緒に歩いているアオイから離れて俺の元へとくる。
「どうしたんだべ…?オオタチ、さっきの事なら…まぁ、まだちょっとは気にしてるけど…もう怒ったりは…」
んあ?あぁ、その点はだいじょーぶよ。いちいち怒られたことを気にしてたら金儲けは出来んからな。
それでもスグリはどこか気まずそうに俺をチラチラ伺ってくる。ンだよ…俺も気にしてねぇって…ハァ…しゃあねぇなぁ…ホレ、モモンの実。さっき桃沢商店から盗っ……拾ってきたから食えよ。
「あ、ありがと…に、にへへ…やっぱりオオタチは、やさしいな…」
おうよ。いつもニコニコあなたの隣に這いよる混沌、オオタチホテプちゃんやぞ。ご主人に優しくするのはとーぜんよ
その時、山道に風が吹き、竹林をザァッと揺らす…風情があるのぉ…
「なんか…静かだべ…ブルーベリー学園なんかとはえらい違いだ…」
ん?あぁあそこは生徒同士がいつもワチャワチャやってっからな…
「…アオイもすごいし他の四天王の皆も強い……でも、オオタチは進化してくれて頑張ってくれてるし…おれも頑張らないと…」
ああ。そうだ。俺が今まで積み上げてきたもんは全部無駄じゃなかった。これからも俺たちが立ち止まらないかぎり道は―――って
ン?あれ?なんか引っかかるな。もしかしてだけど画面の上に『来週は夕方5時30分からお送りします』って出てたりしない???
「―スグリ!危ない!!」
「へ!?」
「タチッ!?」
アオイの声にびっくりして見上げると1匹のコノハナがイタズラな笑みを浮かべて器用に竹を掴んでこちらに狙いを定めていた…!まずいッ!クソッ…!!
「タチッ!!」
庇うようにスグリの前に立つと、コノハナがタネマシンガンを撃ってくる…!
いってぇ!!?ってかやっぱりなんか見たことあるんだけどこれェ!!!!
「オオタチ!何やってるんだべ!オオタチッ!!」
やめてね???親の顔よりも見た鉄血のオル〇ェンズになっていってるからね?もっと親の顔見ろ(定期)
クソッ…!こっちはタネマシンガンは覚えねぇし…!こうなったら…!
【オオタチ の タネばくだん!!】
ぐっ!うおぉ――!(パンッ!パンパンッ!!)
「コノッ!?ハッ!!?」
苦し紛れにはなったタネばくだんはコノハナに命中し、バランスを崩して地面へと落ちてくる。
なんだよ、結構当たんじゃねぇか………
「オオタチ…おれなんかのために…」
なんて声、出してやがる…スグリィ…!
っとぉ、このままじゃあ『キボウノハナー』しちゃう雰囲気だから断っておくが、ダメージは受けたがこんなもんツバつけときゃあ治るレベルだ。気にすんな
ってか俺あの時オル〇ェンズリアタイしてたけどさァ!!?フツーに泣いたからね!?なーんであんなにネタになってんだ…教えはどうなってんだ教えは…
さて…あとは…オイタしてきたクズを血祭りにあげてやる…!
「コノォ…!?」
なぁんなんだァ?さっきのはァ…?
オイ、うちのスグリに当たって怪我したらどないしてくれんねん?おぉん?
「コノ…ハッ!!」
おぉっと…ふいうちですかぁ?じゃ、ライフで受けるぜ!!
バチィンッ!!といい音だけなったふいうちを頭で受け、してやったり顔のコノハナにニィッと笑いかけると、コノハナはぎょっとして逃げようとする。
「タチィッ…!!」
逃がさんぞ…!
「コ、コノォォォ!?」
俺はほのおのパンチを纏いながら、逃げるコノハナに周囲の竹のしなりを利用して飛び掛かり、そのまま山道の岩盤に……
キーン! ……ドゴーン!!
あ、もちろんあの伝説のスーパー〇イヤ人みたいなクレーターは出来ませんよ?まぁ、岩盤叩きつけは一緒だが。
さて……
もう終わりかァ…?
コノハナの顔面を鷲掴みにし、何度も岩盤に押し付け、戦意を完全に削ぐ。うちのご主人をオル〇ェンズしかけたんだ。責任取ってもらうぜ…!
「グ……コ……ノ…」
次第にコノハナから力が抜け落ちる…
終わったな。所詮くさ(タイプ)はくさ(タイプ)なのだ……
手を放してやると、べしゃりとコノハナが地面に落ちる。戦闘不能ってぇとこかね?
「っ…い、いけっモンスターボールっ!」
ダニィ!?
なんと何を思ったか我らが御主人スグリがモンスターボールでコノハナを捕獲したじゃありませんか!?ん、まぁいいけどな。このあたりで俺に歯向かってくるような奴だからキモは据わってっか
モンスターボールが揺れ動き、やがて止まる…とりあえずゲットおめでとさん、スグリ。
ま、このコノハナは俺がコキ使ってやる…!覚えとけよ…!
「にへへ…コノハナ、ゲット…!」
「おめでとうスグリ!」
へっ、よーろこんじゃってまァ…
さ、キタカミセンターはもう少しだ…はよいくぞスグリ!