オオタチですか 作:メガオオタチ
スマンタチ。なにぶん頭をかっぴらいて脳の手術してくたばってたところに被災が重なってそりゃあもう体も心もぐでんぐでんで大変だったタチねぇ!!!!
これから筆は遅いながらも更新していくタチ。
てれてててーてれてててー PON☆PON☆てれてててれーてーててーてれーてーててーてれーてーててててれれれー(~劇場版名探偵コ○ン 迷宮の○字路~OP風)
俺の名前はブルーベリー学園探偵、工藤オオタチ!
ご主人でトレーナーのスグリと夏祭りに来ていた俺は何かモヤモヤしたからゲル〇ン流忍術で逃走し、射的屋で狙い撃つぜしていた。
射的屋で手に入れた戦利品に夢中になっていた俺はなんか近づいてきた鬼さまに気づいてたけどなんか今の敗北感情じゃいきなり顔面ぶん殴るだけの気持ちの余裕がなかったからとりあえず駄菓子を食った!
……それだけ。
で…何でおるん?鬼さま。あいにく今の俺は超絶ブルーでおセンチな気分なんよ。特になんにもやる気せんから言ってみ?
「ぽぉに!」
…ふーん…あっそ。ま、どーせそうかなぁって思ったけど、やっぱりアオイの…主人公の気配を察知して来た…と。
あやっべぇやっぱ今からでもコイツ殴ろうかな。
ちょうどパンチグローブ?とかいうの手に入れたし。ロッ〇ーならぬタッチーになれるかもしれん。あいや、タ〇チの方じゃねぇよ?あれ野球漫画じゃん。ボクシングの方ね?映画の。シルベスター・スタ〇ーンの方。OK?OK!じまんの(以下略)
ふー、落ち着け落ち着け。こんな精神状態でやってもコイツにゃぁ勝てねぇ…せめて…せめて俺もテラスタル?だっけ?をして、かつ、こいつの戦っている様を第三者目線で観察してからだ…やりたくねぇ戦い方だがメタ張ってボコす…!パオジアンは一回忘れて鬼さまをぶん殴ることにシフトだ俺…!
「ぽに、ぽにおーん!」
あ?おん、祭りの会場はその石段の下だが…え?お前そのまんまの姿で行くの!?マジ!?いやいやいや!せめてお前アオイ以外には見えないようにとかぁさァ!!???
「ぽに」
そういうと鬼さまはニコニコ笑いながら懐から緑のお面を取り出した。
あ、お面があるんか…ほー……緑色で…目の部分がキラキラしてる…?待てよ…このキラキラどこかで見たことがあるような…
ま、とりあえずお面があるなら…まぁ…騒ぎには…ならん、か?????
「ぽーに♪」
あー。はいはい。さっさと行ってこい。これから俺はサイコソーダをキンキンに冷やしてからキメなきゃなんでな。じゃあな
そうして鬼さまを見送った俺はベンチを贅沢に占用しながら、近くの地面にちょっとだけれいとうビームを放って凍らせた後、サイコソーダを置いて冷やす。
ふぅ…ったく、まーさか鬼さまとエンカウントなんてなぁ…ツイてねぇぜ…うじうじした今の気分じゃなきゃあバトル挑んでたわ…ま、でもまだ勝てなさそうだがな……カーッ!!やめやめ!!サイコソーダが冷えたら一気にキメてやらァ!!!
それから10分後。冷えたサイコソーダをゴキュッと一口キメていたら…
「ぽにーっ!」
と、なんか慌てた様子で鬼さまが帰ってきやがった
なーんだテメェ…また来やがったのか。おうおう、サイコソーダはやらんぞ!さ、帰った帰った!
「ぽに…」
は?お面?あ、そーいやねぇな。え?落とした?びっくりして?ほーん…さよか。
んで、アオイには会ったんだろ?え?なに?そん時に落として?なんやお前ドジっ子か?
はーっ…ったく、どうにかなるんじゃねぇの?メタ読みだけどそのお前の落としたお面とやらが『だいじなもの』的な感じでキーアイテムとして手に入って…それを返しに行くみたいなイベントあるってどうせ…俺ァRPGにゃ詳しいんだ
「ぽ?」
あー気にすんな。こっちの話だから
と・も・か・く!!さっさと帰りやがれ!これ以上鼻先でウロチョロされたらたまったもんじゃねェんだよ!俺は今からヤケ酒ならぬヤケサイコソーダをキメるからよ!
「ぽに……」
そのまますごすごと山へと帰っていく鬼さまを視界の端に入れつつサイコソーダを飲む俺だった……
◆◆◆
が。この時、ある勘違いが起こっていたのである。
遡ること数刻前。
スグリはアオイとゼイユとはぐれ、2人を探し回っていた…のだが…
「―なんで…ッ」
スグリの目に映ったのは、アオイとゼイユが鬼さま…オーガポンと話す姿。
それを見て、愕然とするスグリ。自らが特に姉に対しては「鬼さまが好き」だと、「友達になりたい」と何度も言ってきた。が、その姉の口から出た言葉は、
スグリに対してこのことを秘密にしておこう。
というものだった。
その時のスグリの心情はただ、「何故」と問うばかりで次第に周囲の祭囃子が遠くに感じられ、代わりにバクバクと心臓の鼓動だけが響いてくる。
その後二人がオーガポンと話すさまを隠れながらも立ち尽くして聞いた後、オーガポンは山の方へと帰っていく。
そして、その時、スグリが出した行動の答えは―
「……おれ、なに、して…!で、でも…!」
なんと、オーガポンの後をこっそりとついていくことであった。
何故そんなことをしているのか、何故ついていく足が止まらないのか、スグリ自身も分かっていない。が、どうにも『今の自分』にはこの先に嫌な予感がするという感覚があった…それでも、止まらなかった。
「………ぇ…?」
そして、見たもの…いや、見てしまったものは
何故か茶色の腹巻を巻いて、目にはいかついサングラスをかけ、口につまようじを咥えながらサイコソーダをぐびりと飲むオオタチがオーガポンと話す姿であった。
「オオタチ……?なんで、なんで…ッ!!!」
さて、スグリには彼らの声は「タチタチ」や「ぽにぽに」としか聞こえておらず、オオタチがイラつきながらも相手をしている内容までは聞き取れないのであった。ゆえに…
「オオタチまで、おれに黙って…みんな、みんななんで…ッ!」
ふつふつと嫉妬と裏切られた悲しみに似た感情がスグリの心に湧き上がり、握り締める拳はギリギリと音を立てる。
その後スグリはトボトボと、アオイやゼイユ、オオタチとは合流せずに家に戻った。
「おや…スグリや、ゼイユたちはどうしたんだい?」
「……じーちゃん。ちょっとおれ…楽しみすぎて疲れちゃって…先に休もうかなって」
「おぉ、そうかい!はっはっは!楽しかったかい?」
「………。」
その祖父からの問いにスグリはニイッと口角を無理やり上げて
「うん」
とだけ答えて、自分の部屋へと戻っていった。
そして、自分のベッドで寝たふりをすること2時間後、ガチャリと部屋の扉が開き、「ウィックッ!……タァチャァ…!」と酔っ払った(?)ような声を上げるオオタチが帰ってきて、スグリの部屋のド真ん中で「んぐごぉーっ」と大いびきをかいて眠ったのを確認すると、布団から出て立ち上がり、オオタチを見下ろす。
「………」
床に転がるオオタチはサングラスをかけ、腹巻を巻いて、手には「お徳用!ミックスオレ!!(※本品はアルコールを含む酒類ではありません。)」と書かれた一升瓶を掴んで呑気にいびきを響かせる。
「…オオタチ…」
スグリはオオタチにモンスターボールを向けると
「…ごめん。しばらく…さよなら」
ボールにオオタチを戻した。