オオタチですか 作:メガオオタチ
ブルブルブルブルアイアイ♪ブルーベリーア〇♪わ〇さ生活の ブルーベリー〇イ♪
おっと、失礼。オタチです。アレね、CMじゃないからね?OK?OK!(以下略)
前回熊ヤロウにぶっ飛ばされてから約2か月が経ちました。すまんね、いろいろすっ飛ばして…ただ特段なーんにもなかったんだもんよ。
でもあれからキタカミの里のいろんな場所で修行して、てらす池に息継ぎなしで5分潜れるようになったぜ?てか、なんであそこはあんなキラキラしてんだ?
あとは日々の生活での世界情勢の把握ね、スグリのじーちゃんと新聞を回し読みして世界への見識を深めていた。例えば今日来た朝刊のこの部分なんだが…ミアレシティで―
ドンドンドン!!
あん?ンだよ…せっかく人が朝からトイレで気持ちよく新聞読んでるってのに!
ガチャガチャガチャ…とドアノブがひねられる音と共に、トイレの外から話し声が聞こえてくる。
「ねぇ、スグ!!早く出なさいよ!!あんたいつまでトイレに籠ってんのよ!!」
「え…?ねーちゃん、おれじゃ…ないんだけど…」
「はぁ!?じゃ、じゃあおじいちゃん!?おばあちゃん!?」
「「ワシらでもないよ」」
「!?え…てことはまさか…!?」
ったくゼイユはせっかちだなぁ…しょーがねーなぁ…ちょっと待ってろ、今ケツ拭いて水流して出るからさ…よい、しょっと…うーんウォシュレットとか欲しくなるなぁ…
ジャーッ!!カチッ!ガチャッ
「………。タチ」
「あ、あんただったの…!?新聞まで持ち込んで!!?」
そうだよ。(肯定)んなもんポケモンだって生きてるんだからトイレくらい行くだろうが。ったく…今日からスグリがブルーベリー学園へ入学試験に行くからって2か月ぶりに帰ってきやがった身分がよォ…俺のケツと新聞事情に配慮してほしいね。
そう、今日からスグリと俺たちは入学試験のためにイッシュ地方の海に浮かぶブルーベリー学園へと行くことになる。
…すげぇだろ?海の上に学校があるんだってよ!しかも海の中にエレベーターで降りていくらしくてさぁ…技術力どーなってんだよ
「ま、今回は入学試験だけだから荷物は最低限でいいけど、入学したら寮生活だからね?分かってる?スグ」
「わ、分かってる…で、でも入学ってなっても…おれ、そんなに荷物無いし…」
一時的とはいえ旅立つときにじーちゃんとばーちゃんに見送られてバスに揺られ、電車をいくつか乗り継ぎ飛行機に……長いわ!!!これだけで2日以上かかってるぞ!!
その間俺とヤンヤンマはずっとモンスターボールの中だぞ!?退屈でしょうがねぇよ…え?今度は船???もうじき着く?ほぉんとかなぁ?(疑心暗鬼)
それから2時間後……
やっと着いたよブルーベリー学園。海の上だけあって磯の香りがすげぇなぁ…ヤンヤンマ!あとで海釣りしようぜ!
ってか、周りを見渡したら入学試験の手伝いに来てる生徒の制服がブルーベリー色なんだが?やっぱりわ〇さ生活の回しもんか???
入り口で受験票を提示して試験で使うポケモン2匹…つまり俺とヤンヤンマを試験官に見せたスグリはゼイユと別れ、待機列へと並ばされる。
「き、緊張してきた…オタチ、ヤンヤンマ…けっぱるぞ…!」
「タチ!」
「ヤンマァ!」
任せとけって!確か在校生とバトルすればいいんだよな!誰がどんなポケモンで来るかは分からないがさらに磨きがかかったオタチ・スカイモードがあれば余裕だぜ!!
「…次!受験番号162番スグリさん、バトル実技試験です。中央のコートまでお越しください」
ボールから出た状態でのっしのっしと歩いて行けばコートの対面にネジのような髪型が特徴的な、眼鏡を掛けた褐色肌の女子生徒がいた…うっわこいつも絶対ゲームじゃネームドのNPCじゃん…!
「よ、よろしく…お願いします…!」
「…時間通り。はい。こちらこそよろしくお願いします。貴方のバトル実技の試験監督生のネリネです…スグリですね?ゼイユから聞いています」
「ね、ねーちゃんから…!?」
ほう、ってぇ事はゼイユと同級生か…銀色の懐中時計を気にしているが時間に結構厳しい風紀委員タイプの子かな?その分バトルも堅実にやりそうだなぁ…ま、何が来ても俺たちに任せとけよ、スグリ!
「試験はダブルバトル。使用ポケモンは2体…試験を開始します。エアームド、ディグダ、スタンバイ。時間通り終えましょう」
そう言ってバトルコートにエアームドとディグダ…あ?あれアローラのディグダじゃね!?ってことははがね使いかよ…!有効打がすくねぇ…!
「よし…!オタチ!ヤンヤンマ!けっぱるぞ!!」
「タチィ!」
「ヤンマ!!」
こちらもバトルコートの中に足を踏み入れ、臨戦態勢を見せる…!
…とは言ったものの…効果抜群が俺はほのおのパンチだけ、ヤンヤンマに至っては相性がいまひとつな技しかまだ持っていない…まいったね…
「先攻はどうぞ。ネリネたちは受けて立ちます」
「…っ…!よし…!オタチ!ヤンヤンマ!いつものでいくべ!」
ほいきた!!いくぜドッキング!!オタチ・スカイモードッ!!
飛び上がって空中ドッキングした俺たちはそのまま滞空しながらまずは同じく空を飛べるエアームドに狙いを定めた。
「ヤンヤンマ!でんこうせっか!!オタチ!ほのおのパンチ!!」
「ヤンマ!」
「タチッ!!」
最初はヤンヤンマのでんこうせっかで素早く相手に接近し、強襲の一撃を俺が放つ!それが俺たちの戦いのセオリーとなっていた。
今回もいつも通り、いやいつも以上にいい感じに決められそうだったのだが…
「素早い。ですが…エアームド、てっぺき。受け止めなさい」
「エアーッ!!」
「タチッ!?」
渾身の一撃はガチンと固められたエアームドの身体で真正面から受け止められた…おいおい…マジかよ…
俺はすぐさまヤンヤンマに指示を送ってエアームドから離脱しようとしたのだが、
「ディグダ。ヤンヤンマにがんせきふうじ」
「ディディ!」
固められるように襲い掛かる岩石にヤンヤンマは何とか回避しようとする。くっ…あっぶねぇ…!これ多分俺を抱えてるから本来よりヤンヤンマのスピード遅いのか…!!くそっ…!解除するか?
「タチ…タチタチ!!」
「ヤン!?」
「空中のままでいい。俺を離せ」って言ってみた。機動力が失われるのはつらいが、むしタイプに効果抜群のがんせきふうじが当たるより遥かにいい!!当たったら素早さが下がるしな!!
すると、ヤンヤンマは苦渋の決断の末、俺を空から投下した。
イィヤァァァァァァァァァッ!!フゥゥゥゥゥゥゥゥッッ!!
おうおう!地面からはがんせきふうじの対空砲火ァ!降りられるのかよォ!?
………なぁんてなァ!!いくぜ!!
「オタチ!スピードスター!!」
はいよォ!!タイミングドンピシャだぜスグリ!!そのままグルグル回転しながらスピードスターをばら撒く。俺たちの中では着地狩りと相手の弾幕をこちらの弾幕で打ち消すための技となっている。
「エアームド、オタチにはがねのつばさ」
っとぉ!?突っ込んでくるか!!だが回避できそうだからカウンターにほのおのパンチをお見舞いして…!?
「ディグダ、オタチにすなかけ。視界を奪うのです」
「タチッ………!?」
「オタチ!!」
ああぁぁぁあ!!目が、目があぁぁあ…!!やはりわ〇さ生活学園…!ダブルバトルの連携はすげぇよ…!!てかマジで見えん!!誰か!ブルーベリー〇イ持ってきて!!
「エアァァッ!!」
「ッ!!」
そこにエアームドのはがねのつばさが俺に炸裂する。いっっってぇ…!!てか見えねぇ…!!すなかけ舐めてたわ…!
「オタチ!大丈夫か!?」
おーう…ごめんなぁスグリィ…へへっ、心配すんなよ…!あと一撃おんなじの喰らったらまずいけどよォ…まだ戦えるぜ…!
「っ…ヤンヤンマ!もう一度オタチを抱えるんだ!けっぱれ!!」
「ヤンマ!!」
お?おいおい!?そんなことしたら…!!
「無駄。ディグダ、がんせきふうじを」
「ディグダッ」
言わんこっちゃない!オラッ!ヤンヤンマ!せめてお前だけでも…!!
「けっぱれヤンヤンマ!!常にでんこうせっかのスピードだ!!」
「ヤンッ…マァ!!!」
風を切る音が聞こえる…!マジでヤンヤンマは俺を抱えながら常にでんこうせっかで飛んでるんだ…!!ええい!それに引き換えこのすなかけの砂がまどろっこしい!!命中率下がるってこういう事なんだな!!
「オタチ…!!ディグダにほのおのパンチ!!ヤンヤンマはオタチの目の代わりになって!!」
…!無茶言いなさるぜご主人はよォ!!ヤンヤンマ、お前もそう思うよなぁ!!
「ヤン、ヤンヤンマ!!」
なに?「拳を振りぬくベストなタイミングを指示するから信じて打て」って?
ンだよお前はやる気かよ!…ハン、わーったよ!!任せたぜ!相棒ォ!!
「…エアームド、ドリルくちばし」
そのままヤンヤンマは驚異的なスピードを維持しつつ、がんせきふうじをきりもみ回転しながら次々と、途中でガクンとなるがどんどん回避する。目が見えていなくても、音で多くの岩が飛んできていることが分かるほどだった。
「ッ…!ヤン…ッ!!」
!今か!!あい分かったァッ!!!
「タチィッ!!!」
そうして信じて思い切り振りぬいたほのおのパンチはディグダにクリーンヒット。「ディ…!!?」という断末魔を上げさせた。
『ディグダ、戦闘不能!』
そのアナウンスがとても嬉しかった。ダブルバトルだからこそ補い合って信じあって戦う。それが―――ッ!?
その瞬間、体がふわりと宙に浮いて、すぐに地面に転がるようになんとか着地した。
そして、後ろではドシャリと『何か』が落ちる音。
『ヤンヤンマ、戦闘不能!』
は…?
その言葉に頭が真っ白になった。