戦姫絶唱シンフォギア オリ主は暁に死す   作:のうち

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第三話 響 The SS ロックマン

 立花響とFM星人の先兵ウォーロックと出会ってから1年が経過していた

 

2人が出会った当時、響を見る周囲の目は学校でも、街でも冷たかった。

 

 ――お前達だけ生き残った。

 ――なんで〇〇ちゃんは助けられなかった。

 ――呪われてる。

 

 そんな言葉が響の胸を何度も抉っていく。

 

 けれど、ウォーロックだけは違った。

 

 「くだらねぇな」

 

 夕暮れの河川敷。

 響の隣に座った彼は鼻を鳴らす。

 

 「人間ってのはよ、結果だけ見て勝手に吠える生き物か?」

 

 「……でも、実際いっぱい人が死んじゃったから」

 

 「お前が殺したのか?」

 

 「違う!」

 

 「だったら胸張れ。お前は生き残った側だ。なら、生き残った意味を探せ」

 

 その言葉は、今まで誰にも言われたことのないものだった。

 

 響は思わず涙を流す。

 

 「……っ、うぅ……」

 

 「お、おい泣くなよ。調子狂うぜ、ったく。」

 

 ウォーロックは面倒臭そうに顔を逸らす。

 

 だがその時だった。

 

 響の視界のオレンジ色の道”に何かが落ちてくる。

 

 空中を走る光のライン。

 

 「今、何か・・・・」

 

 「ん?」

 

 ウォーロックの目が細くなる。

 

 「おいおい、相変わらずお前の体質には驚かされるぜ。人間がウェーブロードを視認してやがるんだからな。」

 

 「ウェーブ……ロード?」

 

 「電波の通り道のことだ。普通の人間には見えねぇはずなんだがな。」

 

 街中に非常警報が鳴り響いた。

 

 「ノイズ⁉︎」

 

 響が顔を上げる。

 

 空間が砕け、紫色の粒子と共にノイズが出現した。

 

 悲鳴。

 

 逃げ惑う人々。

 

 そして響は見てしまう。

 

 「……なんだ、ありゃ」

 

「ノイズだよ。私が今こうなってる元凶・・・・普通の人間は触られたらあんな感じで死んじゃう。」

 

 「死なないうちに逃げようぜ。」

 

だが響は動かない、いや、動けなかった。

 

 「おい、響!」

 

「あ、ごめん」

 

 「たくしかたねえ。響、少し体を借りるぞ。電波変換」

 

 ウォーロックは響を包み込み、響の体を電波体へと変える。

 

 「これは・・・」

 

「電波変換、電波体であるFM星人がこう言った地球みたいな環境で本来の力を発揮する為の形態でな。お前みたいに相性のいい人間としか出来ないがその分、ウルトラマンみたいに3分しか戦えないとかはないから安心しろ。」

 

「ウォーロック、結構詳しいんだね。」

 

「ああ、おまえが学校に行ってる間暇だったからな。色々と暇つぶしにな。」

 

 「さて、ロックマン、逃げ出すにしろ。こいつらを片付けるにしろ。お前さんにしなれちゃ寝覚めも悪い。」

 

 「ロックマンって私のこと?」

 

「・・・ああ、俺、ウォーロックとお前さんが合体してロックマンなあ、いいだろう。」

 

「はは、とりあえずノイズには自衛隊が出動するの。なんとか出来るのなら、自衛隊が来るまでなんとか。他の人が逃げるまでは持たせよう。」

 

 「へへ、お人よしだな。さあ、いくぜ。」

 

 ロックマンへと変身した響はウォーロックの手解きを受けてノイズを撃退し、自衛隊が到着する寸前に撤退していった。

 

 そしてそんな2人を見る謎の影

 

 「見つけたよ。ウォーロック。」

 

こうして、当初こそ、居候と家主といった関係であったが、ウォーロックと同様にFM星人やFM星の生物兵器である電波ウィルスとの戦いが2人を相棒へと変えていったのだった。

 

 そんなウォーロックと響がロックマンとなる出会いをしていた頃、時を同じくしてFM星人と1人の地球人が運命的な話をしていた。

 

 「ソネット、貴女の体、存分に使わせて貰うわ。ハープノートとしてね。」

 




 

立花響のパワーアップについて

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