中学生の由紀奈は、親友の千夏と洋介と共に幽霊が出ると噂の廃病院へ肝試しに向かう。
道中で「呪われた少年」の名前を口にした事で、天井を這う怪物に襲われる。
絶体絶命の窮地を救ったのは、異次元の戦士アノロンウェンと、噂の少年本人だった。
アノロンウェンの猛攻と少年の不思議なペンの力により、怪物は真名を暴かれ消滅する。
少年は「自分に関わるな」と悲しげに告げ、アノロンウェンと共に去っていった。
一命を取り留めた由紀奈達は、都市伝説が現実である事を思い知らされるのだった。
「しかし、災悪と言っても、アタシの剣と魔法なら倒せるだろう?
怖がる人間どもが理解できないな」
アノロンウェンは少年にそう言った。
彼女は人間ではなくアクリャという種族であり、伴侶を求め、伴侶と共に寄り添う者である。
その身を武器に変える事ができたり、精霊の力を使えたりと、その能力は人間を上回っている。
逆さ男を倒した時も、由紀奈達はアノロンウェンの動きに驚いていた。
「戦えないなら、理解できないかもね」
少年がイヤホンで何かを察知すると、そちらに向かっていった。
アノロンウェンも、少年の後を追っていった。
「なんだよ、その言っちゃいけない名前って?」
「だから、その少年の名前を口に出して言っちゃうと呪われちゃうんだよ。面白いでしょ?」
ある小学校の放課後。
4年生の鈴木虎太郎と、同じクラスの熊谷隼士は、校舎の三階にある音楽室の掃除当番だった。
箒で床を掃いていた虎太郎は、塾で耳にした『呪われた少年』の話を隼士にしていた。
虎太郎も隼士も、その手の怖い話が好きなのだ。
「でも、口に出して言っちゃいけないのにどうやって人に伝えるんだよ?」
机を雑巾で拭きながら隼士は首を傾げる。
「紙に書いて見せればいいんだよ」
そう言った虎太郎は紙と筆記具を捜して周囲を見回す。
目が悪い隼士は黒縁メガネをかけ直して捜したが、生憎なかった。
しかし、虎太郎はニコリとして黒板に歩み寄りチョークを手にした。
「あ、今、綺麗にしたばかりなのに……」
「いいじゃん、また綺麗にすれば」
虎太郎はチョークをコツコツと黒板に走らせる。
『■■■■■』
「よし、書けた。こんな名前だよ」
虎太郎は隼士に振り向く。
「え? これ、なんて読むの?」
「僕も最初は読めなかったよ。だから、これは――」
虎太郎はチョークで読みがなを振りつつ呟く。
「えーと、『■■■■■』」
「へぇ、その字でそう読むんだ」
「そうだよ」
虎太郎は自慢気な表情を見せたが、隼士は黒縁メガネをかけ直しながら首を傾げる。
「でも、今、虎太郎は名前を口に出して言ってたけど、それは大丈夫なの?」
「え?」
虎太郎は見る見る青ざめる。
「えっ!? 嘘っ!?」
その時、初めて気づいたのだ。
自分が『呪われた少年』の名前を口にしてしまった事を――。
虎太郎は酷く動揺して、隼士を睨んだ。
「隼士が尋ねるから、つい口にしちゃったじゃないか!」
「え? 僕のせいなの? この話を始めたのは虎太郎だよ!」
確かにそうだと思った虎太郎は頭を抱えた。
「どうしよう? 僕、呪われちゃうのかな?」
「大丈夫だよ。だって、単なる噂でしょ」
小学校入学以来の友達にそう言われても不安は拭えない。
虎太郎が黒板に書いた文字が、不気味だ。
黒板消しを掴むと慌てて消し始めた。
―シュッ、シュッ、シュッ!
『■■■■■』
その文字が消えていく。
―タ、タ、タ、ターン
黒板消しが立てる音の中に混ざって何かが聞こえた。
「え?」
チョークの文字を消していた虎太郎の腕が止まった。
「何?」
隼士が虎太郎の顔を覗き込む。
「今、音が聞こえた」
―タ、タ、タ、ターン
再び聞こえた。
それは楽器の音色のようだ。
「ピアノ……?」
虎太郎は信じられないと思いつつ部屋の隅に置かれたピアノを見た。
しかし、鍵盤の蓋は閉まっており音が鳴るはずはなかった。
―タ、タ、タ、ターン!
今度はハッキリと聞こえた。
蓋の閉まったピアノから明確なメロディが響く。
「今の聞こえたでしょ!?」
虎太郎は隼士を見た。
だが、隼士は周囲を見回して首を横に振る。
「僕には何も聞こえないよ」
「そんなはずないよ。タ、タ、タ、ターンってピアノが鳴ったんだよ」
「ピアノが鳴った?」
ピアノを凝視する虎太郎の視線を追って隼士もピアノを見る。
―タ、タ、タ、ターン!
またもハッキリと鳴った。
それは、どこかで聞いた事のあるメロディ。
「ほら、ピアノが勝手に鳴ってるんだよ。これ、有名なメロディだよ」
虎太郎はピアノから退くようにしつつ隼士に言った。
だが、隼士は首を振る。
「ピアノは鳴ってないよ」
「鳴ってるって! ほら、なんだっけ? 有名な曲だよ!」
虎太郎は黒板の上に貼ってある作曲家達の絵を見た。
ショパン、リスト、ラベル、ベートーヴェン、バッハなどの肖像画。
「この中の人の有名な曲だよ!」
「そんなの鳴ってないって!」
「鳴ってるよ! 隼士だって知ってる有名な曲だよ!」
「虎太郎はピアノを習ってるから、空耳で聞こえるんじゃないの?」
「空耳なんかじゃないよ!」
確かに虎太郎は週に一回、ピアノ教室に通っていたが、空耳には思えない。
―タ、タ、タ、ターン!
確実にハッキリと聞こえた。
「隼士、音楽室から出ようよ」
虎太郎はドアに向かって走り出した。
ふと振り返ると、隼士はピアノをじっと見つめて佇んでいる。
「何してるんだよ!」
虎太郎は隼士に駆け寄ると腕を掴んだ。
隼士はそれを振り払った。
「隼士……! どうしたんだよ?」
「有名な曲って……、もしかして……」
隼士はひたすらピアノを見つめる。
「ど、どうしたんだよ? 行こうよ」
虎太郎は、もう一度、友達の腕を強く引く。
すると隼士は虎太郎を振り払ってピアノに走っていった。
「隼士!」
隼士はピアノの前の椅子に腰掛けて、鍵盤の蓋を開いた。
そして、黒縁メガネをかけ直す。
隼士の指が鍵盤を力任せに叩き始める。
―ダ、ダ、ダ、ダーン!
さっき聞こえたメロディと同じだ。
「隼士! な、なんで? 隼士がピアノを!?」
虎太郎は唖然とした。
隼士は普段、「僕は音楽に興味が無い」と言っていた。
(ピアノなんて弾けるはずが無いのに?? それに、さっきまで聞こえないと言ってたのに??)
虎太郎の頭の中は混乱した。
―ダ、ダ、ダ、ダーン!
隼士が力任せに鍵盤を叩く耳障りなメロディが響く。
「隼士、止めてよ! どうしたんだよ! 帰ろうよ!」
怖くなった虎太郎は、無言でピアノの鍵盤を叩く隼士に近づけない。
―ダ、ダ、ダ、ダーン! ダ、ダ、ダ、ダーン! ダ、ダ、ダ、ダーン!
虎太郎は「帰ろうよ!」と懇願するしかない。
その時、ピアノの音以外の何かが聞こえた。
「フフフフッ!」
不気味な男の笑い声。
虎太郎が黒板の上の肖像画を見ると、その中の一枚の絵から声が聞こえる。
「フフフフッ!」
毛先がカールした長い銀色の髪の男――『ベートーヴェン』だ。
いかつい顔から声が聞こえた気がした。
―ジロリ!
その目が動いて虎太郎を睨みつけた。
「わぁ!!」
虎太郎は友達の事なんて構っていられなかった。
音楽室を飛び出して、誰もいない三階の廊下を走った。
虎太郎は、動揺を隠せなかった。
自分の教室に立ち寄りランドセルを乱暴に掴んだ。
しかし、それを背負う余裕も無い。
胸の前にランドセルを抱いて、校門を飛び出し、只管家に向かって走る。
(隼士がなんであんな事に!?)
頭の中でその言葉がこだまする。
(もしかして、僕が『呪われた少年』の名前を言ったから?)
虎太郎は走る。
(『呪われた少年』の名前を口にしたのは僕なのに、なんで、隼士が?)
理解できない事は他にもあった。
(隼士にはピアノの音が聞こえないってどういう事?)
様々な不安と恐怖がぐるぐると渦巻く。
虎太郎が走る道に、人の姿が少ないのでますます不安と恐怖が募る。
児童たちのほとんどはもう家に帰ってしまったのだ。
(早く家に帰りたい!)
虎太郎は全速力で走り出し、やがて人通りの多い商店街に入った。
人がいっぱい居るので気持ちが和らいだ。
ここを抜ければ虎太郎の家だ。
(もうすぐ家に帰れる)
虎太郎の両親は共働きなので、この時間に家に帰ると一人なのは分かっていた。
それでも家に帰れば安心できる。
「フフフッ!」
突然、不気味な男の笑い声が耳に入ってきた。
「え!? 何?」
足が竦んで立ち止まった虎太郎は辺りを見回す。
「フフフッ!」
その笑い声は足元から聞こえた。
「え!?」
見下ろすと、そこにはこちらを睨みつける男の顔――ベートーヴェンの肖像画があった。
「な、なんで、こんなところに!?」
思わず叫んだ虎太郎を通行人達が一斉に見た。
虎太郎はその視線に気づいて周囲を見る。
ビックリして自分を見つめる商店街の人々の視線に、虎太郎はむしろ少し冷静になった。
再び足元を見ると、そこには銀行をPRするチラシが落ちていた。
人気の男性タレントが明るく微笑んでおり、ベートーヴェンではなかった。
(目の錯覚だったんだ)
さっき起きた事を気にしすぎたと虎太郎は思った。
そして、再び足早に家に向かった。
―ガチャ!
虎太郎は家の鍵で玄関扉を開けた。
(ただの勘違いだったのかな……)
玄関に入って扉を閉めた虎太郎は、ホッとする。
家の中は薄暗い。
やはり母親はまだパートから帰ってきていない。
虎太郎は玄関の明かりを点けると、二階の自分の部屋に向かった。
自分の部屋のベッドの上にランドセルを投げ出す。
ベッドに腰掛け、今、体験してきた事を頭の中で整理しようと思った。
自分が『呪いの少年』の名前を声にして言ってしまったのに、隼士の様子がおかしくなった。
それが納得できなかったからだ。
でも、商店街でチラシがベートーヴェンの肖像画に見えたのである。
(え? つまり、やっぱり僕が呪われてるから、周りがベートーヴェンに見えちゃうの?)
しかし幻覚を見たにしてはあまりにリアルすぎる。
虎太郎は両手の手の平で頭をギュッと握りしめる。
「フフフッ!」
不気味な男の笑い声が聞こえた。
虎太郎はハッとして部屋を見回した。
アニメやマンガのポスターのキャラクターと目が合い、それらから声が聞こえている。
「フフフッ! フ、フフッ、フフッフフッ! フフ、フフ、フッ!」
笑い声が虎太郎を取り囲んだ。
「なんなの! 止めて!」
ポスターのキャラクターは皆、いつの間にか毛先のカールした銀色の髪の男に変わっていた。
全部がベートーヴェンになっていた。
同じいくつものベートーヴェンの顔、顔、顔――、それらの目が眼光鋭く睨みつけてくる。
「ジロリ! ジロ、ジロリ! ジロ、ジロ、ジロ、ジロ、ジロリッ!」
「わぁぁぁぁ!」
虎太郎は部屋の扉を開けて逃げ出そうとした。
その時、扉の中から一本の槍が飛び出してきて、ベートーヴェン達を勢いよく薙ぎ払った。
「な、何!?」
『話は後だよ。アタシを使って、あいつらを倒しな!』
槍の中から声が聞こえてくる。
困惑する虎太郎は、何とか槍を握り締めて、槍に言われるがままにベートーヴェンと戦った。
毛先のカールした銀髪、笑うベートーヴェンの影が虎太郎に襲い掛かるが、
槍はベートーヴェンを叩きつける。
『災悪っていうのは、どいつもこいつも、戦闘経験のない奴ばっかり狙うね!
まあ、それが戦いというものだけど!』
「何を言ってるの!?」
『お前は黙って、槍を構えたままでいな! アタシが凍り付かせてやるよ!』
「えぇぇえぇぇぇ!?」
槍に翻弄されながらも、虎太郎は笑うベートーヴェンと戦っている。
だが、持った事がない武器だったため、虎太郎の身体に疲労が現れていた。
さらに、部屋という狭い場所だったので、槍を振り回すのにも向いていなかった。
『狭い場所は、槍には向かないからね……』
槍が焦りを見せると、白い服を着た、両目の色がそれぞれ違う少年が虎太郎の手を引いた。
「来て!」
「お兄ちゃんは、誰なの? それに、この槍って一体何なの?」
「アノロンウェンはもう来てるね。
……それに、君が『呪われた少年』の名前を口にしたんだよね?」
「どうして知ってるの!?」
少年はそれには答えない。
「君が『呪われた少年』の名前を言って、そのせいで災悪に襲われてしまったんだ」
『だから戦ってるんだけどね』
「サイアクって何?」
その時、背後から不気味な笑い声が響いた。
「フフフッ!」
災悪――ベートーヴェンの影が、槍目掛けて襲いかかってくる。
すると、槍から氷が放たれ、ベートーヴェンの影を一瞬だけだが凍らせる。
「君が『呪われた少年』の名前を口にしたのは何処なの?」
「学校の音楽室だよ」
少年はハッとした。
「そこにベートーヴェンの肖像画があったの?」
「うん」
「じゃあ、それだよ。案内して!」
「わかった」
今まで少年に手を引かれていた虎太郎が、前に出た。
やがて、二人と一本は商店街に来て走り抜けようとした。
その時、前から歩いてきたセーラー服の女子と目が合った。
その途端、女子の髪は銀色に変わり毛先がカールした。
「フフフフッ!」
ベートーヴェンになった女子が笑う。
「な、なんなの!」
虎太郎は驚いて立ち止まり、周りを見回した。
周囲の通行人が次々とベートーヴェンに変わっていく。
「なんで! なんで!?」
「何してるんだよ! 急がないと!」
少年は槍を持った虎太郎の片手を引いて強引に走る。
「フフフフッ フフフッ フフフフフッ」
ベートーヴェンになった人達が二人と一本を追ってくる。
「どうして、みんな、ベートーヴェンになっちゃうの!?」
虎太郎は走りながら追ってくるベートーヴェン達を振り返る。
「君と目が合うとベートーヴェンになっちゃうんだよ!」
「嘘! 僕のせいで!」
虎太郎は泣きそうな顔になった。
『馬鹿じゃないか? お前がまともにやり合えないから困るんだよ』
「ほら、急いで音楽室に行かないと!」
槍は呆れ、少年は虎太郎を急かせて走る。
やがて二人は学校に着いた。
幸い、校門は開いている。
放課後の遅い時間だったので、校内に人はほとんどいなかった。
すんなりと校舎に辿り着き、二人は三階に駆け上がる。
「こっちだよ!」
虎太郎は、少年を案内して三階の廊下を走る。
そして、音楽室の入口に辿り着いた。
「ここだよ」
音楽室に入った少年は黒板の上を見た。
ベートーヴェンの肖像画の目が、少年を見返す。
―ジロリ!
少年は槍を構えると、ベートーヴェンの肖像画目掛けて、勢いよく叩きつける。
そして、ベートーヴェンの肖像画が倒れた隙にポケットの中に手を入れ、
そこから、銀色のペンを取り出し、ベートーヴェンの肖像画に向ける。
刹那、ペンの表面に見た事もない奇妙な模様が浮かび上がる。
少年がペンを走らせると、宙に青白い炎が現れ、円が描かれた。
「フフフッ! フフフフフッ!!」
ベートーヴェンの肖像画はなおも笑っている。
だが、少年は円の中に見える男を睨む。
少年の赤い目が光り、その目に何かが視える。
それは、災悪の『名前』だ。
「全ての災悪を、この光によって打ち消さん! お前の名は――」
少年は、ペンを走らせ、空中に文字を書いた。
ワ ラ ウ ベ ー ト ー ヴ ェ ン
瞬間、肖像画のベートーヴェンが驚愕の表情に変わった。
笑い声が間の抜けた声に変化する。
「フ、フ、フゥゥゥゥウウウウ」
肖像画に罅が入り、光が漏れ出す。
次の瞬間、ベートーヴェンの肖像画はありふれた肖像画に変わっていた。
「任務完了だね」
そう言うと、槍が青い髪をした女性の姿に変わる。
この槍の正体は女性が姿を変えたものだったのだ。
「あ、あなた、は……」
「アタシはアノロンウェン、“黎明の乙女”さ。どういたしまして、と言っておくよ」
そう言ってアノロンウェンは少年のところにさっと走り出していく。
「僕が名前を口にしなければ……」
扉の外に出ようとしていた少年が立ち止まり、虎太郎に背を向けたままで言う。
「君は呪いの少年の名前を口に出してしまった。だけど、君は悪くない」
「お兄ちゃん……?」
虎太郎は何かを言おうとしたが、少年の背中は扉の外に消えていった。
誰も居ない学校の廊下を歩いて来る少年と、槍から元に戻ったアノロンウェン。
少年は手にしていたペンをポケットにしまおうとする。
「!」
「何だい?」
少年は何かを感じると、怯えたような表情で、ペンを手の平に乗せる。
その上でペンは少し浮いた。
そして、方位磁石のようにゆっくりと回り、ある方向を示した。
少年の表情は怯えから悲しいものに変わり、呟く。
「また災悪が……行かなきゃ」
「はいはい、時間だよね」
少年はその場から去って行った。
~災悪紹介コーナー~
アノロンウェン「なーにかな?」
ウワサ「なーにかな?」
二人「今週は、これ!」
笑うベートーヴェン
出現場所:学校の音楽室及び犠牲者の視界
攻撃手段:精神汚染(目を合わせた者を同個体に変化させる)
アノロンウェン「それにしても、あの『ピアノの音が聞こえない』っていう現象は何だい?
随分と卑怯な嫌がらせをするじゃないか」
ウワサ「災悪の性質だよ。ターゲットだけに音を聞かせて孤立させ、恐怖心を煽るんだ。
隼士君が勝手にピアノを弾きだしたのは、恐怖が伝染したからだろうね」
アノロンウェン「ふん、回りくどいねぇ。
戦いなら正々堂々と正面からかかってくればいいものを!
ま、アタシが凍らせてやったから最後は大人しくなったけどさ」
ウワサ「君の氷、僕の部屋まで凍りついてた気がするんだけど」
アノロンウェン「細かい事は気にするな! 勝利こそが全てさ。
さあ、ペンがまた回ってるよ、ウワサ。
次はどんな奴を叩き斬らせてくれるんだい?」
ウワサ「休む暇もないね。行くよ、アノロンウェン」