小さい頃のことねに美味しいご飯をお腹いっぱい食べさせてあげたいだけの人生だった。
子供にとって、幸せとは何だろう。
ベッドで微睡みながら、ぼんやりとそんなことを考える。
大人なら、難しい何かを成し遂げる―――夢を叶える事だろう。
だが、子供に出来る事は少ない。河原で綺麗な石を探したり、四葉のクローバーを見つけるのがせいぜいだ。
それにしたって付き添ってくれる大人が必要だ。それなら、本当に何も自力で出来る事が無ければ、小さい子供にとってよ幸せとは何だろうか。
自分が幸せを感じた時を思い出そうとして、幸せな記憶に意識が沈んでゆく。
どんな時に幸せを感じたか。
美味しいご飯をお腹いっぱい食べた時。
誰かの愛情を受け取った時。
安心して、明日の自分も幸せだと信じて眠れる時。
子供にとっての幸せとは、与えられる幸せである。
だとすれば、ことねは幸せな子供に違いない。
誕生日だから好きな物を買ってくれると言ったママとデパートでお買い物して、帰ってきたら祖父母が豪華な料理を用意して待っていてくれた。
それぞれ仕事があるのに、家族揃って誕生日パーティーを開いてくれた。
お腹いっぱいバースデーケーキを頬張り、暖かいベッドでモフモフの大きな犬に抱きついて眠る。
今日は、そんな幸せに溢れた一日だった。
こうして家族からいっぱいの愛情を注がれ、ことねはすくすくと育つ……はずだった。
不意に脳裏を過る確信、そして貧乏暇無し苦学生の『藤田ことね』の記憶。
―――あれ?わたしこの家の子じゃなくね?
急にことねの意識が浮上する。
前世の記憶が蘇るとともに、鮮明になるのは最期の記憶。
苦しくも報われない苦学生生活、そんな中で4年間もレッスンを重ねた藤田ことねは、身体を壊して学費を払えなくなり初星学園を退学。
これ以上家族に負担はかけられないと、不調の身体を押して働いたが、日ごろの疲れからか夜の河川敷で階段を転げ落ちて頭を打ってしまう。
そして雨に打たれ身体が冷たくなっていく、染み込むような死の感覚……。
「っ!」
小さな身体を、心臓が凍りつくような強烈な寒気が襲う。
反射的に近くにあった温かいものを抱き寄せた。
ゴールデンレトリバーだった。ことねが、いや、琴音が3歳の誕生日に家族に迎えた。
震える琴音の顔を舐めて安心させようとしている。その温かさが、今の琴音が冷たい死体ではないと教えてくれる。
生きている。
正確には、
藤田ことねは大河琴音に転生した。
※ ※ ※
状況を整理しよう。
どちらかと言えば現状把握だ。
名前は藤村ことねではなく、大河琴音(たいが ことね)。8歳。
父はいないが資産家の祖父、イングランド人の祖母、厳しくも優しい母に育てられる。
一人っ子だが、琴音の4歳の誕生日に迎えたゴールデンレトリバーのタマ(琴音命名)が兄弟であり大親友。
見た目は藤村ことねと瓜二つだが、金髪が黄色っぽくない。淡い色合いの金髪。
生年月日を確認すると、藤村ことねと同い年。
鏡を見ても琴音はことねなのに、家はぜんぜん違った。
藤田家と比べれば豪邸と言っていい、広くて綺麗な一戸建て。当然のように庭付きでバルコニーまである。
着る服は新しいし、食べる物は美味しい。祖母の祖国の料理もそうだし、祖父は妙に中華料理に凝っているし、琴音のママはハーフなのに田舎のお婆ちゃんみたいな和食が得意だ。
だから毎日、お腹が空いた頃には美味しいご飯が琴音を待っている。
チビたちにも食べさせてやりたいくらいに。
「…………」
「琴音?どうしたの。もしかしてしょっぱかった?」
何でもないと誤魔化して、止まっていた箸を進める。
わたしはこの家の子じゃないから、前世の家族を探しに行きたい!
そう言ったらママは泣くだろうか。
言えるわけがないし、8歳児の琴音では一人で遠くを探す事もできない。
そもそもこの世界に、藤田家は存在するだろうか。
やっぱり実際に探しに行けたら良いのに。
「……そうだ!ママ、パソコン使っていい?」
「いいけど、ちゃんと手を洗ってからね」
「ありがとうママ愛してるー!」
藤田ことねにはあまり馴染みのないデスクトップPCが、大河家にはあった。
以前に検索した際は初星学園や十王家、それに倉本家の存在は確認出来たが、一般庶民である藤田家はネットで検索しても出てこない。
「ぐーぐるあーす、っと」
だからPCで探しに行く事にした。
ピンポイントで住所を打ち込むと家族に怪しまれるので、近くの運動公園を探す。
そして藤田家の方角へ道をなぞると……
「あっ」
あった、いや、いた。
ルーフ上にデカいカメラを載せた車に気づいて、大きく手を振る金髪おさげの小学生が。
その時、琴音の背後でガシャン、と音が立つ。
祖母のマグカップが床に落ち、コーヒーがカーペットにシミを作っていた。
「お、お婆ちゃん?どうしたの?」
「ド……」
「ど?」
顔を青ざめさせた祖母が震える指で画面を指差し、
「ドッペルゲンガー!」
やたらと良い発音でそう叫び、泡を吹いて倒れた。
ドッペルゲンガーに会いに行こう、という事になった。
ドッペルゲンガーのテレビ特集をやっていたせいか、怪奇現象に怯える祖母を安心させるため、実際に確かめに行こうとママにお願いしたのだ。
ママの運転で車に揺られながら、流れる車窓の風景を眺める。目的地に近づくにつれて見覚えのある風景が増え、馴染みのある空気が感じられた。
道中の話題は、もちろんドッペルゲンガーを信じて倒れた祖母。
「ドッペルゲンガーだなんて、琴音と同じ見た目の子なんて居る訳ないのにね」
居るんだよナー。
でもそっくりさんであってドッペルゲンガーじゃないよね。
ドッペルゲンガーに会うと死ぬって話しだけど、どちらかと言うとタイムトラベラーの方が近いわたしの場合、出くわした途端スポンジ状の物質になって千切れ飛ぶんじゃないかと思えてくる。
なお、祖母は最後まで反対して祖父がなだめすかしていた。イングランドってそんなに迷信深いんだっけ?リーリヤに聞いたらわかるかな。
「危ない!」
そんな事を考えていると、路地から飛び出してきた子供にママが急ブレーキを踏む。シートベルトで喉がぐえったが、一瞬こちらを見たママに「大丈夫だよ」と返す。
すぐに車を飛び出すと、車の数メートル先に尻もちをついた子供が―――
そこで、見つけた。見覚えのある姿のチビと、それを助け起こそうとしている、金髪でおさげの女の子を。
藤田ことねが、こちらに気づいて目を見開く。
「ドッペルゲンガー!」
そして泡を吹いて倒れた。
お前もか!
「お姉が死んだ!轢かれてないのに!」
もう死んでるんだよナー。
※ ※ ※
「チビども!琴音ちゃんがクリスマスのチキンを持ってきたぞー!」
チビたちに美味しい物を食べさせてあげたい。
そのために、わたしはあの一件以来すっかり仲良しになった藤田家に度々遊びに行った。
ある時は手作りのお菓子を持って、ある時は貰い過ぎた御歳暮を持って、またある時は……という具合で。
そうした餌付けの甲斐あって、わたしの姿を見るや「琴音ちゃんだー!」と駆け寄ってきたチビたちに囲まれる。その歓声を聞きたかったんだ。
でも、照り焼きチキンを見た時の方が盛り上がるのは許せねえ。
もっとわたしを歓迎しろ。
まあ、今日のわたしはすこぶる機嫌が良いのでご馳走に飢えたチビたちを許してやろう。なにせこの後、藤田家で夕食代わりにクリパして、大河家では遅めの時間にクリパ禁断の二度撃ちだ。
「ぐぬぬ〜。家のお金でチビたちを懐柔するなんて、ズルいぞ琴音!」
そう文句を言うのは藤田家の長女であることねだ。
改めて見ても鏡合わせのように瓜二つの顔で、柳眉を逆立てている。
わたしの記憶が正しければ前世のわたしそのもので、出会ってすぐに打ち解けた。
しかし悲しいかな、チビたちの奪い合いになれば経験財力驚きの全てに勝るわたしに敵う道理はない。
「え〜?べつにズルくないし、家のお手伝いして買ってもらったんだからいいだろ?」
「そういう問題じゃない!このままじゃお姉ちゃんの威厳がい無くなっちまうんだよ〜!」
チキンを冷蔵庫に仕舞った大きいチビが「お姉に威厳なんて無いよ」と言って冷めた視線を向けていた。
「ほら見ろ、血の繋がった姉に対するこの態度!どっちが本当のお姉ちゃんか思い知らせてやる必要がある!」
「そうは言っても、ことねはどうやって思い知らせるつもりなんだよ」
「決まってるだろ!表に出ろ、ダンスバトルだ!」
このあとチビたちと近所の公園で滅茶苦茶遊んだ。
「あーん、勝てなーい!ちったぁ手加減しろー!」
そろそろ夕飯時になり、帰る前に思い出したダンスバトルで負けたことねが運動公園の芝生で駄々をこねていた。
服の背中を汚す姉の姿に、大きいチビの視線が突き刺さる。
「お姉、ダサ……。ごめんね琴音ちゃん、これからクリパなのに汗かかせちゃって」
「いいっていいって、いつもの事だし」
それに、ダンスバトルを繰り返すのもわたしなりに狙いがある。
ことねに近づくと、その顔を間近に覗き込んだ。
「ぐふふー。手加減って、何だぁー?」
「ぬぁー!」
一通り煽ると、わたしはことねを立たせてステップを修整する。今日は時間が無いので練習法だけ教えてあとは自主練に任せた。
出会ってから共通の話題、すなわち星奈ちゃんの話で盛り上がったわたしと琴音は、星奈ちゃんのダンスを真似るようになった。
そしてすぐにどっちが上手いかで勝負になったが、そこは仮にもアイドル候補4年間の記憶があるわたしの独壇場。ことねに負けるはずがない。
その経験を伝えることで、わたしが持つ4年のアドバンテージを、ことねに持たせる事が出来るのだ。
これが、わたしなりに考えた、チビたちにもっといい暮らしをさせる方法。藤田ことねを育て、早く稼げるアイドルに育て上げる。そのために遊んで煽って勝負して、レッスンをつけているのだ。
ことねが果たして売れるのかって疑念はある。むしろ別の道に進ませたいと思った事もだ。
まあそこは秘策があるし、駄目なら我が半身ならぬ前世のために一緒に苦学生をしよう。
あとは前世と同じく、アイドルになろうと決意するかどうかだが……。
「ねえ、琴音。うしろ」
「ん?」
ことねが指差す背後を見ると、そこには怪しい人影がいた。
全身に星奈ちゃんグッズを身に着けた正真正銘の不審者である。
目が合ったらポケモンバトル、とばかりに近づいてきた。
「お前さんたち、アイドルが好きなのか?」
「はい!星奈ちゃんが大好きです!」
「はっはっはっ!そうかそうか、それなら先日のライブで初めて発売したこのグッズをやろう!」
「いいんですかぁ〜?」
まずい、ことねが知らない人から物を貰おうとしている。下のチビたちを連れて離れた大きいチビを見習ってほしい。
気の良さそうなおっちゃんだけど、ここはわたしが注意しないと……
「んー?」
このおっちゃん、見覚えがあると思ってまじまじと見てみれば、まさか学園長か?
イヤ……(記憶にある学園長より若いし)学園長じゃない……!
……イヤ……(記憶より八年若いし)学園長か……?
また(は若作りした)学園長なのか!?
イヤ……何だアレ(服装)は!?
また学園長(の悪ノリ)なのか!?
そう悩んでいると、パチン、と妙に似合うウィンクが飛んできたので反射的に避けた。おい、しょんぼりするな。かわいいかよ。
そういえば業界人だから顔を知っていてもおかしくないんだっけ?正体がバレたと思ったのか、手早く星奈ちゃんグッズを手渡すと、学園長はそそくさと退散していった。
でもどうしてなんの変哲もない公園に一人で居たんだろう。
「あたし……アイドルになる!」
決意する時期はやくね?
アイドルを目指そうとするきっかけがこんなのでいいのか。
※ ※ ※
桜が舞う四月、期待に胸を膨らませ、私達はこの初星学園の門をくぐりました―――
そう挨拶した人は誰だったか、懐かしい道を歩きながら前世を思い出そうとしていたら、いつの間にか門をくぐっていた。
咲季の挨拶はなんとなく覚えてるんだけどなー、中等部は誰だったか。高等部でつるむ面子でもなければ中等部No.1ユニットの誰かでもない。
わたしもすぐに忘れられるようなアイドルにならないようにしないとな。
「おーい、琴音ー!」
わたしを呼ぶ声に振り返ると、よく見慣れた姿が駆け寄ってくる。
勢いよく飛び込んできたことねとハグしてグルグル回ってハイタッチを交わす。
慌てて駆け寄ってきたお母さんがママと会釈して、一瞬どちらがことねか迷う顔をしたのをわたしは見逃さなかった。
わたしとことねは相変わらず、互いの親が取り違えるくらいにはそっくりで、仲良しで、息ぴったりだ。
「いよいよあたし達アイドルになるんだな、琴音!」
「そうだぞことね!これからたくさん歌って踊って遊ぼうな!」
「よーし、たくさん稼ぐぞー!」
「いっぱい売れるぞー!」
「「おー!」」
そのまま手をつないで進むと、すぐに受付で行き別れになる事を知り、顔を見合わせた。
苦笑とともに手を放す。
代わりに保護者と手をつないで一緒に講堂へ向かう。
「じゃ、行こうお母さん」
「ちょっと待てぃ!そっちはあたしのお母さんだよ!」
「おっと失礼」
つい癖で。
期待に胸を膨らませた学園生活。
寮で同室になったことねと初星学園の授業について夜まで話して、話足りないから同じベッドに入り、とにかく明日からの生活にワクワクが止まらないね!と電池切れみたいに寝落ちするまで話し込んだ。
その寝顔を見ながら、前世の苦労を思い出す。実力をつけつつあることねなら、おちこぼれることなく売れるだろう。
ことねと琴音、世界一可愛い二人の双子ユニット(矛盾塊)ならインパクトも話題性もバッチリ、あとは実力と機会さえ掴めば問題ない。
そうしてお金を稼いだら、借金を返して学費を貯めて、それからチビたちに美味しいものを食べさせてあげて……
……ん?何か引っかかるな。
そんな疑問は微睡みの中に消えていった。
日々のレッスンでメキメキと実力を伸ばし、頭角を現していったわたし達。
このまま順調に階段を駆け上がると疑いもしなかったわたしに、思いがけず蹉跌が差し込まれる。
「どうしてこんなコトに……」
「なんでこんな所にいるんだろ、あたしたち……」
ことねと並んで、生徒会室で出された紅茶をすする。
「あら、紅茶は口に合わなかったかしら?」
「いえいえ!大変美味しいです!」
「そうそう、淹れ慣れてるのが味でわかりますもん」
「そう言ってくれると嬉しいわ」
にこりと微笑む生徒会長。
金髪で、美人の卵といった雰囲気の美少女で、中等部で一番知名度のあるアイドルで、何より学園長の孫。
十王星奈その人だ。
あの星奈ちゃんが、何故か放課後わたし達の教室に乗り込んで来た時は飛び上がるほど驚いた。
しかも何用かといえば「ことねに会いに来たわ!」としか言わないし。もう目をつけられるだなんて前世の記憶と違うんですけど。
教室では目立つから場所を変えようと提案したところ、案内されたのが生徒会室だ。
「それで、新入生を突然連れて来て、貴様は何のつもりだ?」
星奈ちゃん会長の奇行に苦言を呈すのは生徒会役員の雨夜燕先輩。
正直いきなり星奈ちゃんと話すのは心の準備が足りないので雨夜先輩がいてくれて助かった。
「まさか人手が足りないからと言って、右も左もわからん一年生を役員にしようとは言わないだろうな」
「違うわ。……それも考えたけど」
「おい」
「ちょっと、待って燕!これには理由があるの!」
「そうか、なら納得できるだけの理由を聞かせて貰おうじゃないか。私が怒らない内にな」
もう怒ってる雨夜先輩だが、しかし星奈ちゃん会長の口から語られたのは衝撃の事実だった。
簡単にまとめると、
・星奈には腹違いの妹がいて、一枚だけある幼少期の写真に書かれた「kotone」という名前が手がかりだったこと
・学園長室に行くと、主が不在の机の上に写真があり、公園で踊る子供たちの隠し撮り写真らしいこと
・開かれていた生徒名簿の顔写真と一致しており、戻ってきた学園長を問い詰めると星奈の妹だと認めたこと
それを聞いてわたしが思ったことがふたつ。
「あ、あの時の不審者って学園長だったんだ」
思ったけど口にしなかった事をことねが言ってしまい、不審者というワードに星奈ちゃんがショックを受けていた。
あのあとご近所に不審者注意事項と写真が出回ってたけど、後で問題になったりしないよね?
それと、星奈ちゃん会長が『藤田ことね』に目をつけた理由もわかったが……
(前世の大河琴音、影も形も無かったけどどこに消えたんだよ!こわっ)
十王家の婚外子で、藤田ことねのドッペルゲンガー。そんな人物がどこで何をしていたんだろう。無いとは思うけど、人知れずどこかに消えたり消されたりしてないよな。
前世で星奈ちゃん会長から逃げ回っていたわたしにはぜんぜんわからない。
奨学金の件でお世話になった雨夜先輩ならともかく、星奈ちゃん会長とは話さなかったからな。もし雨夜先輩が知っていたら教えてくれていただろうか。
「とにかく、こうして妹に会えて嬉しいわ!同じ学園に通っているって、教えてくれないだなんて、お祖父様も意地悪するのだから。つい気持ちが抑え切れなかったの」
「わぷ」
まとめて胸に抱かれ、包み込むようなお姉ちゃん力によって抵抗する気持ちが奪われていく。
前世は逃げ回っていた藤田ことねで、今は大河琴音のようなナニカである私が妹でいいのだろうか。
いいのかな、お姉ちゃんに甘えても。
そんな心を溶かすような微笑みで、星奈ちゃんが問いかける。
「それで、どっちが私の妹かしら?」
「「「おい」」」
・大河琴音
見分け易いように、一人称は「わたし」で統一
髪の色は星奈と同じ淡い金髪
星奈に教わって実力を伸ばし、ことねと双子系ユニットを組んで売り出す。中等部ではNo.2ユニットとして活躍する。
例の三人とは方向性が違うので潰されるという事は無かった。
高等部に進学後、ことねのお金の心配も無くなってから「じゃあ自分はなんの為にアイドルをやるんだろう」とアイデンティティを見失う。
大河琴音として生きる道を見失うとそのままバッドエンド。
高等部の頃にはことねと身長や顔つきの差が大きくなってきて、メイクや衣装の工夫、逆シークレットブーツなどで互いの個性を潰し合ってユニットを続けている。
・藤田ことね
一人称は「あたし」で統一
色の濃い金髪
実は琴音や星奈の世話になり続けた影響でやや図太くなった。
星奈に教わっている事で周囲のやっかみを買い、コネがどうとか言う奴全員ぶっ潰そうぜ!と言い出す。琴音に(手毬みたいになってる!)と頭を抱えさせた。
・十王星奈
ことねスキーの理由は、ことねという名前の生き別れの妹がいると聞いて育ったから。という捏造。
中等部の生徒会長にして単独ライブするくらい人気。
中等部時代は下積みだった気がするけど、中等部に生徒会があれば生徒会長になるだろうし単独ライブくらいできるだろう、という事で。
ちなみに『大河琴音』の由来は
十王→ライオン→タイガー→大河
の連想。
・学園長
孫が増えたのに懐いてくれない。