μ’sとポケライブ!   作:あいライス

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2話Aパート「オトノキポケモン学院、廃校の危機!? 前編」

OP ♪僕らは今のなかで♪

 

 

 

 

 

◇オトノキポケモン学院 廊下

 

ことり「はぁ、はぁ、はぁ…」

 

 

ことりは慌てて教室へ入った。

 

 

ことり「穂乃果ちゃん! 海未ちゃん! 大変!」

 

穂乃果、海未、ピカチュウ、ミジュマル「…?」

 

ことり「大変大変! 大変なのぉ!!」

 

海未「ことり? 落ち着いてください。どうしたんですか?そんなに慌てて」

 

穂乃果「ことりちゃん?」

 

ことり「はぁはぁ…、この学院、3年後になくなるかもしれないんだって!!」

 

穂乃果、海未「えっ…?」ピカチュウ、ミジュマル「…?」

 

 

(BGM:(絶望))

 

 

穂乃果「えぇぇ~~~~~っ!!!」

 

一同「…!?」ビクッ

 

 

穂乃果の叫び声が学校中に響き渡る。

 

 

◇オトノキポケモン学院:講堂

 

緊急全校集会が開かれた。

壇上にことりの母親兼理事長の南飛鳥がいる。

 

 

飛鳥「オトノキポケモン学院は、来年度の入学希望者が定員を下回った場合、廃校とします」

 

 

◇廊下

 

掲示板に『廃校』と書かれた掲示物が貼られてる。

 

 

穂乃果「う、嘘…!? 廃校って…?」

 

ピカチュウ「ピカチュウ…!?」

 

海未「つまり…学校がなくなるということですね…?」

 

ミジュマル「ミ、ミジュ…!?」

 

 

モクローは、ことりに抱きかかえられているが、

 

 

モクロー「クル…?」

 

 

黙っていることりを心配してか見上げる。

 

 

ことり「……」←暗い表情

 

穂乃果「ことりちゃん!どういうこと!?」ガシッ

 

ことり「……」シュン

 

穂乃果、海未「…?」

 

ことり「…確かに以前から生徒数の減少でオトノキが廃校になるかもしれないって噂はあったんだ…。 だけどこんな急に決まるなんて誰も思わなかったと思う…。 多分本当に急に決まったんじゃないかな…?」

 

海未「先週の入学式で1年生が入ったばかりだというのに、まさか今日になってこんな発表があるなんて…!」

 

穂乃果「……」←再び掲示物の『廃校』の文字を見る。

 

ことり「やっぱりUTX学院ができた影響かな? ここ三年ずっと入学希望者が減っていたもん…」

 

海未「今年の新入生は特に少なかったみたいですね…。 ほとんどの子たちはUTXに行ったんでしょうか…?」

 

ことり「それぞれの科に3年生はギリギリ三クラスあるけど、2年生が二クラス、今年の1年生が一クラス。 そうなると…もう来年は……」

 

穂乃果「そ、そんな~…」フラッ

 

 

穂乃果は倒れ込みそうになる。

 

 

海未、ことり「あぁっ!」

 

海未「穂乃果!?」

 

ことり「穂乃果ちゃん!?」

 

 

海未とことりが慌てて穂乃果を支える。

 

 

ピカチュウ「ピカカ!?」

 

ミジュマル、モクロー「…!?」

 

穂乃果「わ…、私の…」

 

海未「穂乃果~!」

 

ミジュマル「ミジュジュ~!」

 

ことり「穂乃果ちゃ~ん!」

 

モクロー「クルル!」

 

 

海未たちの声が遠のいていく。

 

 

ピカチュウ「ピカカ~!」

 

 

穂乃果「私の輝かしい高校生活が…!」

 

 

ピカチュウの声を最後に、穂乃果は目の前が真っ暗になった。

 

 

 

 

(BGM: subtitle(2006~2010(DP)))

 

 

タイトル

穂乃果「オトノキポケモン学院、廃校の危機!?」

 

 

 

 

チャイム「キーンコーンカーンコーン」

 

穂乃果「ん…?」パチッ

 

 

穂乃果はチャイムの音で目が覚めた。

 

 

穂乃果「ここは…?」ウツラウツラ

 

 

◇保健室

 

穂乃果は保健室のベッドで寝ていた。

 

 

穂乃果「ハッ! 夢!?」ガバッ

 

 

穂乃果は起き上がる。

 

 

穂乃果「な~んだぁ~!夢か~!」ニコッ

 

 

(BGM: ルンルン↑どんより↓)

 

 

◇廊下

 

穂乃果はスキップして教室に帰ろうとしてる。

 

 

穂乃果「♪~ランラランララ~ン~♪ おっはよ~!」

 

生徒たち「…?」

 

 

周りの生徒たちは穂乃果のご機嫌っぷりを唖然と見ている。

 

穂乃果たちと同じクラスの中岡秀子なかおかひでこ、遠山富美子とおやまふみこ、村上美加むらかみみかは3人で話している。

 

 

秀子「だからこれは…」←ミミロルを抱っこしてる。

 

富美子「うん、だよね…」←パチリスが肩の上に。

 

美加「マズイよね…」←エルフーンが頭の上に。

 

 

穂乃果が通りかかる。

 

 

穂乃果「秀子、富美子、美加、おっはよ~!」

 

秀子、富美子、美加「…?」

 

穂乃果「♪ ル~ルル ルルッル~ 今日もいい天気~!♪」

 

 

穂乃果、スキップして去っていく。

 

 

秀子「あ~…ついにおかしくなっちゃったのかな?」

 

富美子「穂乃果ちゃん、元気いっぱいなのはいいんだけど…」

 

美加「何か勘違いしてるよね…?」

 

 

穂乃果「そりゃそうだよね! いきなり廃校だなんて。 いくらなんでもそんな急に決まるわけが・・」チラッ

 

 

だが掲示板には、廃校の知らせの掲示物がいっぱい貼られている。

 

 

穂乃果「あぁ~~っ!!夢じゃなかったぁ~~!!」ガーン

 

 

◇2-A組

 

穂乃果、教室に戻れたが、机に伏せて落ち込んでいる。

 

 

穂乃果「……」

 

ピカチュウ「ピカカ…」

 

ことり「よしよし…」ナデナデ

 

穂乃果「……」←無反応

 

ことり「う~ん…、ピカチュウ、穂乃果ちゃんを元気づけてあげて!」

 

ピカチュウ「ピカッ!  ピ~カ~・・」

 

ことり「えっ!? いやいや、そうじゃなくて・・!」

 

ピカチュウ「ヂュウウウウウウウ!!」

 

 

ピカチュウの10まんボルト。

 

 

穂乃果「ぴぎゃあああああ!!」ビリビリビリビリ

 

ことり「いやいやいやいや・・!!」ブンブンッ!

 

モクロー「クル~!」ズコーッ

 

 

海未が教室に戻って来た。

 

 

海未「ことり、穂乃果の様子は?」

 

ことり「ご…ご覧の通り…」チラッ

 

穂乃果「……」プシューッ

 

海未「なにしてるんですか…?」

 

ことり「大丈夫っ!」

 

海未「どこがですか?」

 

ことり「穂乃果ちゃん!起きて~!海未ちゃんも待ってるよ~!」アセアセ

 

ピカチュウ「ピカチュウ?」キョトン

 

海未「(あぁ~…、なにがあったか大体察しが付きました…)」

 

穂乃果「……」ムクッ

 

ことり「ほ、穂乃果ちゃん、大丈夫?」

 

穂乃果「……」←再び顔を伏せる。

 

穂乃果「学校が無くなる…。学校が無くなる…。うぅ…」ボソボソ

 

ことり「穂乃果ちゃん、すごい落ち込んでる…。 そんなに学校が好きだったなんて」

 

海未「穂乃果がこの学校大好きなのは合っているでしょうけど、この落ち込んでる理由は別にあると思います」

 

ことり「え?」

 

海未「多分勘違いしてるんです」

 

ことり「勘違い?」

 

穂乃果「ことりちゃん!海未ちゃん!どうしよう~!?」ウルッ

 

ことり、ピカチュウ、ミジュマル、モクロー「…!?」

 

穂乃果「全然勉強してないよぉ~!」ジワッ

 

ことり「えっ?」

 

穂乃果「だって学校がなくなったら、別の学校に入らなくちゃいけないんでしょ? 受験勉強とか、編入試験とか…!」ウルウル

 

海未「やはり…」

 

ことり「あぁ~なるほどね。そういうこと? 穂乃果ちゃん、落ち着い・・」

 

穂乃果「ことりちゃんと海未ちゃんはいいよぉ! そこそこ成績はいいし! でも私はぁ~~…!!  はっ!もしかして編入試験にはバトルとかも必須だったりして!?」ウルウル

 

ことり「もしそうだったら、ことり、バトルできないから落ちちゃうよ…」

 

海未「ことりがバトルできないのは、ひとまず置いといて」

 

ことり「置いとかないでよ~…」

 

海未「穂乃果、あなた勘違いしてます」

 

穂乃果「勘違い?」

 

海未「私たちが卒業するまで、学校はなくなりません!」

 

穂乃果「えっ?」

 

 

◇昼休み 中庭

 

三人はお昼ご飯を食べている。

※穂乃果とピカチュウはパン、ことりと海未はお弁当、モクローとミジュマルはポケモンフーズを食べている。

 

 

穂乃果「あ~むっ」

 

ピカチュウ「ピカピカ」モグモグ

 

ことり「学校がなくなるにしても、今いる生徒が卒業してからだから、早くても3年後だよ」

 

海未「最初にことりが『3年後』って言ったじゃないですか…」

 

穂乃果「ごめんごめん。 “学校がなくなる”だけが頭に残って~…。 良かったぁ~! いや~今日もパンが美味い! あむっ」

 

ピカチュウ「ピカッ!」モグモグ

 

 

穂乃果とピカチュウはパクパクとパンを食べる。

 

 

海未「太りますよ…」ボソッ

 

ことり「でも…正式に決まったら、次から1年生は入って来なくなって、来年は2年と3年だけ…」

 

海未「今の1年生は、後輩がずっといないことになるのですね…」

 

穂乃果「あ…。 そっかぁ…」

 

 

◇生徒会室

 

絵里「……」←頬杖

 

 

絵里の足元にワンパチが来る。

 

 

ワンパチ「ワンパ!」

 

絵里「……」←聞こえてない。

 

ワンパチ「…? ワンパッ!」

 

絵里「…? あ…、なによ? ワンパチ」

 

ワンパチ「ワン…」

 

希「えりち。 ワンパチくん、えりちが眉間に皺寄せてるのを見て心配してるんやない?」

 

 

イーブイを肩に乗せた希は、絵里にお茶を出す。

 

 

絵里「…? あ…、ありがとう」ズズッ

 

希「大丈夫?」

 

絵里「えっ?」

 

希「いや、さっきの発表で、心ここにあらずと言うか…」

 

イーブイ「ブイブイ」コクコクッ

 

絵里「そりゃそうでしょ…」

 

 

希、今年の入学者名簿を見る。

 

 

希「結局今年の新入生は普通科30人、バトル科12人…。また減ったなぁ…」

 

絵里「こんな急に決まるなんて…」

 

希「……。 まぁ…廃校の噂があったこの学校にまだ新入生が来てくれたことだけでも感謝せんとね…」

 

絵里「…! そうだ! ことりなら・・!!」

 

希「えっ? えりち?」

 

 

絵里、生徒会室を飛び出す。

 

 

希、ワンパチ、イーブイ「…?」←絵里を追う。

 

 

◇中庭

 

絵里「いた! ことり~!」

 

穂乃果、ことり、海未「…?」

 

穂乃果、ことり「絵里ちゃん…?」、海未「絵里…?」

 

絵里「ちょっといい?」

 

ことり「どうしたの?」

 

 

後ろから、希はワンパチとイーブイを抱えてくる。

 

 

希「はぁ…はぁ…えりち、待ってよ~」

 

穂乃果、ことり、海未「希先輩も」

 

絵里「あ、希ごめん」

 

 

絵里、ワンパチを受け取る。

 

 

ワンパチ「ワンパ」

 

希「ええよええよ」

 

イーブイ「ブイ」

 

 

イーブイ、希の肩に移動。

 

 

絵里「それでことり。 今朝の発表のことなんだけど、あなた理事長の娘よね?」

 

ことり「あ…うん…」

 

絵里「理事長からなにか聞いてない?」

 

ことり「……。 ううん…、ことりも今日知ったから……」

 

絵里「…そう…。  わかったわ…、ありがとう…」

 

 

絵里は去ろうとする。

 

 

穂乃果「絵里ちゃん!」

 

絵里「…?」

 

穂乃果「本当に学校、なくなっちゃうの?」

 

絵里「……。  あなたたちが気にすることじゃないわ…」スタスタスタ

 

ワンパチ「…? ワンパッ!」←絵里を追いかける。

 

希「えりち?    あ、ごめんな3人とも。 ありがとう。 えりち待って~」スタスタスタ

 

 

絵里、希は生徒会室へ帰っていった。

 

 

穂乃果「絵里ちゃん、なんか変じゃない?」

 

海未「無理もありませんよ。 急にこんな発表を聞かされたら、絵里だって落ち着いていられませんよ」

 

ことり「絵里ちゃんのところも、おばあちゃんからこの学校に通っていたもんね」

 

穂乃果「あ…、そうだよね…」←腕組み

 

 

◇2-A組

 

午後の授業

 

授業中はポケモンをモンスターボールに入れるというルールがあるため、ポケモンたちはモンスターボールの中で休憩してる。

ちなみにモンスターボールは、机の上にあるモンスターボール入れに置いておく決まり。

 

 

教師「ですから、ここを・・」

 

穂乃果「う~ん…」

 

穂乃果「…、…、…、…!」ポク、ポク、ポク、チーン

 

穂乃果「そうだ!!」ガタッ←席を立つ

 

周りの生徒たち「…!?」ビクッ

 

教師「えっ?高坂さん!?」

 

穂乃果「あ、すみません…」←席に着く

 

教師「はぁ…授業に集中にしてください…」

 

 

午後の授業・帰りのHRを終えて、放課後になった。

 

 

山田「気を付けて帰れよ~。部活やってる奴も頑張れよ~」

 

 

担任の山田先生は、教室から出ていく。

 

 

ことり「えい、えい、えい」ポチッ、ポチッ、ポチッ

 

 

ことり、ピカチュウたちをモンスターボールから出す。

 

 

ミジュマル「ミジュ~……」←欠伸

 

ピカチュウ「ピカッ?」ネブソク?

 

ミジュマル「ミジュ……。ミジュミジュ…」チョットネ…。イママデネテタ…

 

モクロー「クルッ…」ドウセヨフカシダロ…

 

 

海未、ミジュマルを抱える。

 

 

ミジュマル「…?」

 

海未「穂乃果、ちゃんと授業聞いてたんですか?」

 

ことり「なにが『そうだ!』なの?」

 

穂乃果「海未ちゃん!ことりちゃん! 私ね、いいこと思いついちゃった!」

 

ことうみ「え?」

 

穂乃果「着いて来て!」

 

ピカチュウ「ピカッ?」

 

 

穂乃果、ピカチュウを肩に乗せて、教室を出た。

 

 

ことり、海未「ん…?」

 

ミジュマル「ミジュ?」、モクロー「クルッ?」

 

 

ことりたち、穂乃果を追いかける。

 

 

(BGM: ゆったりお昼休み)

 

 

◇図書室

 

穂乃果「『入学希望者が定員を下回った場合、廃校になる』って発表にはあったよね?」

 

ことり「うん」

 

穂乃果「ってことは、"入学希望者が集まれば"、廃校にはならないってことでしょ?」

 

海未「まあ、そうなりますかね?」

 

ミジュマル「ミジュ」コクッ

 

 

穂乃果、図書室にあるオトノキポケモン学院の歴史が書かれてる本を手に取る。

 

 

穂乃果「それなら、この学校のいいところをアピールして、生徒を集めればいいんだよ!」

 

ことり「あぁ~!なるほど~!」

 

海未「いいところって、例えばどこですか?」

 

穂乃果「えっ? えっと…、歴史がある!」

 

海未「あぁ~、他には?」

 

穂乃果「他に!? えっと…、伝統がある!」

 

海未「それは同じです」

 

穂乃果「えっ? じゃあじゃあ…。 え~ん!ことりちゃん!」

 

ことり「う~ん…、強いて言えば、古くからあるってことかな~?」

 

穂乃果、海未、ピカチュウ、ミジュマル、モクロー「…」ジトッ

 

海未「ことり、話聞いてましたか?」

 

ことり「ん?」

 

 

本を借りてから、校内を見てまわり、いいところを探しに行く3人。

 

 

◇中庭

 

穂乃果「ここの中庭結構広いよね?」

 

海未「ですね」

 

ことり「それにここには、あの子たちもいるしね」

 

穂乃果「うんうん!」

 

海未「あの子たち?」

 

 

◇??小屋

 

ことり「じゃ~ん!」

 

 

そこの小屋には、バイウールーが2匹【通常色と色違い】がいる。

 

 

バイウールー【2匹】「メェェェェ!!」

 

海未「まあ確かに、学校の小屋にこの子たち、ましてや色違いがいますから『これは珍しい』って、いいアピールポイントになるかもですね」

 

穂乃果「だよね!」

 

ピカチュウ「ピカピカ」

 

ことり「お父さんが昔ガラルに研修行った時見つけてゲットしたみたい。そのあとすぐお母さんがここの理事長になって、せっかくならってここで飼うことに決めたんだって」

 

穂乃果「へぇ~!」

 

海未「色違いゲットするなんてすごいですね!」

 

バイウールー【2匹】「メェェェェ!!」

 

ミジュマル「ミジュ」←バイウールーにご飯を渡す。

 

バイウールー【通常色】「メェェ」ムシャムシャ

 

モクロー「クル…」←バイウールー【色違い】の上に乗ってる。

 

バイウールー【色違い】「メェェ」

 

ことり「あっ!モクローとバイウールーのツーショットいいかも♡ ちょっとそのまま~!写真撮らせて~!♡」

 

モクロー「クルッ?」

 

パシャッ

 

ことり「ありがとう~♡」ナデナデ

 

バイウールー【色違い】「メェェ♪」

 

ことり「…!! この子、見た目以上に…!」ピカンッ

 

穂乃果「ことりちゃん?」

 

海未「どうしました?」

 

ことり「あ、ううん!なんでもないよ! ささっ次に行こう~!」

 

穂乃果、海未「…?」

 

 

◇弓道場

 

ことり「海未ちゃんが行ってる弓道部の部室だね」

 

海未「はい。今日はお休みですが」

 

穂乃果「ここも結構古いよね」

 

海未「まあそうですね」

 

 

◇プール

 

ミジュマル「ミジュ~」←プールに浮いてる。

 

ことり「ミジュマル、気持ちよそう~」

 

穂乃果「穂乃果も入りたいな~」

 

ピカチュウ「ピカピカッ!」

 

海未「まだ入るには早いですね」

 

 

◇運動場

 

穂乃果「ふっ…!」←クラウチングスタート

 

ピカチュウ「ピカッ…!」←位置について

 

穂乃果「よ~い、ドーンッ!」

 

ピカチュウ「ピカ~!」

 

 

穂乃果、ピカチュウは走り出す。

 

 

ことり「穂乃果ちゃん、ピカチュウ、頑張れ~!」

 

ミジュマル「ミジュ~!」

 

海未「あの…、のんきに走ってる場合じゃないですよ…」

 

 

◇学院創設者の像の前

 

穂乃果、ことり「ふんっ」、ピカチュウ、ミジュマル「…!」ビシッ

 

 

穂乃果、ことり、ピカチュウ、ミジュマルが、創設者と同じポーズをする。

 

 

海未、モクロー「…」ジトッ

 

 

穂乃果、ことり「ぷっ!あははははっ!!」

 

海未「だから2人とも! ふざけてる場合じゃないですって!!」

 

ピカチュウ、ミジュマル「…」ビシッ

 

モクロー「クルクル…?」イツマデヤッテル…?

 

 

(BGM: M10(1997~1998))

 

 

◇2-A組

 

教室に帰ってきて、まわったところのまとめをする。

 

※ピカチュウ、モクロー、ミジュマルは、それぞれのパートナーの膝の上にいる。

 

 

穂乃果「う~ん…、見てまわったはいいものの…」

 

海未「なかなか難しいですね…。 ことり、そっちはどうですか?」

 

ことり「部活動では少しだけいいところ見つけたよ」

 

穂乃果「ホント!?」

 

ことり「と言っても、あんまり目立つような部はなかったよ。 うちの学校の部活で最近一番目立った活動というと…」ペラッ

 

 

ことり、一枚の紙を穂乃果と海未に見せる。

 

 

穂乃果、海未「…?」チラッ

 

ことり「ポフレ部:オトノキ大会6位!」

 

穂乃果「うぅ…、微妙過ぎ…」

 

ことり「パフォーマー部:地区予選奨励賞!」

 

海未「もう一声欲しいですね…」

 

ことり「最後は、コンテスト部:一次審査で失格」

 

穂乃果「ダメだぁ~…!」

 

海未「いや、一次審査で失格って…。 そのコンテスト部大丈夫ですか?」

 

ことり「ポケモンだいすきクラブの会長さんが珍しく『好きじゃないですね~』って評価したみたい…」

 

穂乃果「えっ!? なんでもかんでも『好きですね~』って、ただ適当に言ってるだけのあの人が!?」

 

海未「めちゃくちゃ失礼ですね~…」ボソッ

 

ことり「一体どんなアピールしたのかな…?」

 

海未「でもまあ…考えてみれば、目立つところがあるなら、生徒はもう少し集まっているはずですよね…」

 

ことり「そうだね…」

 

穂乃果「……」シュン

 

ことり、海未「あ……」

 

ピカチュウ「ピカカ……」←穂乃果を見上げる。

 

 

◇帰り道 校門前

 

ことり「家に戻ったら、お母さんに聞いて、もう少し調べてみるよ」

 

穂乃果「……」

 

 

穂乃果、立ち止まり後ろを振り返って、校舎を見上げる。

 

 

穂乃果「私…、この学校好きなんだけどなぁ…」

 

ピカチュウ「ピ~カ」

 

ことり「私も好きだよ」

 

海未「私も」

 

ミジュマル「ミジュ」、モクロー「クルッ」

 

穂乃果「(楽しい学校、楽しい仲間たち、いつまでも続くと思っていた憧れの高校生活。 ひいおばあちゃんの代からあるこの高校がなくなるかもしれないなんて、そんなこと思ってもみなかった…)」

 

 

◇分かれ道

 

ことり「またあとで電話するね」

 

モクロー「クルッ!」

 

穂乃果「わかった」

 

海未「ではまた明日」

 

ミジュマル「ミジュ~」フリフリ

 

穂乃果「じゃあね~」

 

ピカチュウ「ピカピカ」フリフリ

 

 

穂乃果、ピカチュウ、帰路を歩く。

 

 

(BGM: M05(1997~1998))

 

 

穂乃果「ねぇピカチュウ、どうしたら学校がなくならないようにできるかな…?」

 

ピカチュウ「ピカ?」

 

穂乃果「オトノキがなくなっちゃうなんて、そんなの絶対やだ…!」

 

ピカチュウ「ピカカ…」

 

穂乃果「(でも…穂乃果はまだ高校生で、特に何の取り柄もない女の子で、大人が決めるいろんなことに逆らう力なんて全然あるはずない)」

 

 

~回想 穂乃果、海未、ことりが小学3年生のころ~

 

3人は、オトノキポケモン学院の制服を着たお姉さんたちが学院の門に入っていくところを憧れの眼差しで見ている。

 

 

穂乃果「(私はただ、この街に生まれて、この街で育って、ずっとずっとあのオトノキの制服を着た綺麗なお姉さんたちに憧れて、大好きなことりちゃん、海未ちゃん、そして雪穂と一緒に制服を着て通える日をずっと楽しみにしてきただけの高校生…)」

 

~回想終了~

 

 

穂乃果「私はこんなにあの学校が好きなのに、何でなくなっちゃうの…?」

 

ピカチュウ「…」

 

 

◇和菓子屋 穂むら

 

黄美穂はお客さんをお見送り。

 

 

黄美穂「ありがとうございました」

 

 

バリヤードはお客さんにお茶を出している。

 

 

バリヤード「バリバリ~!」

 

 

黄美穂はレジに戻り、次のお客さんの会計へ。

 

 

黄美穂「すみません、遅くなって」

 

客「いえいえ」

 

 

◇厨房

 

稲穂、京介、リングマは調理中。

 

 

京介「リングマ、きな粉の追加頼む」

 

リングマ「グガ」コクッ←しっかりと作務衣を着ている。

 

稲穂「リングマ、それが終わったら裏口にあるもち米を持ってきておくれ」

 

 

穂むらの奥に続いている部屋が高坂家。

 

居間に雪穂とパートナーポケモン:フォッコがいる。

 

雪穂はフォッコと一緒にファッション雑誌を読んでいた。

 

 

雪穂「あ、このフォッコモチーフの服いいかも! これを私が着て一緒にお出かけとかしたらすごく楽しいよね!」

 

フォッコ「フォコ♪」

 

 

そこへ穂乃果とピカチュウが帰ってきて、居間に入る。

 

 

雪穂、フォッコ「…?」

 

 

(BGM: ん???)

 

 

雪穂「あっ。 お姉ちゃん、ピカチュウ、おかえり~」

 

フォッコ「フォコッ!」オカエリ

 

ピカチュウ「ピカッ!」タダイマ

 

穂乃果「ただいま~…。 はぁ…」

 

雪穂「…? どうしたの? 帰って来るなり溜息ついて」

 

穂乃果「ちょっとね…」

 

雪穂「あ、お姉ちゃんチョコいる?」スッ

 

穂乃果「いる…」

 

雪穂「餡子入りだけど」

 

穂乃果「ありがとう…」ヒョイ

 

雪穂「えぇ…? まぁいいや。  はい、ピカチュウの分」スッ

 

ピカチュウ「ピカチュウ!」ヒョイ

 

 

穂乃果、チョコを食べる。

 

 

穂乃果「ん…!?」

 

雪穂「…!?」

 

穂乃果「これ餡子入ってんじゃん!!」

 

雪穂「言ったよ!」

 

穂乃果「あ~ん! 餡子もう飽きた~!」ジタバタ

 

雪穂「白餡もあるよ…」

 

穂乃果「もっと飽きたぁ~!!」ジタバタ

 

ピカチュウ「カ〜ッ♪」

 

雪穂「ピカチュウは餡子が大好きだもんね」ナデナデ

 

ピカチュウ「ピカピカッ♪」

 

穂乃果「穂乃果は飽きたのぉ~~!!」ジタバタ

 

 

黄美穂が来た。

 

 

黄美穂「穂乃果! 和菓子屋の娘が『餡子飽きた!』とか言わないの! お店に聞こえるじゃない!」

 

穂乃果「ごめんなさ~い…」

 

雪穂「クスクス…」

 

フォッコ「フォコ」ニヤニヤ

 

ピカチュウ「ピカピカ」モグモグ

 

 

黄美穂は店に戻った。

 

 

穂乃果「はぁ…。 ん…?」

 

 

雪穂の側にUTXと書かれたパンフレットが落ちていて、穂乃果はそれを拾う。

 

 

穂乃果「雪穂、これなに?」

 

雪穂「あぁ~UTX? 私、来年受けるんだ~」

 

穂乃果「ふ~ん…」ペラッ

 

 

穂乃果はパンフレットの中を見る。

 

パンフレットには3人の女子生徒が、キルリア、ロゼリア、モルペコと一緒にアイドルをやっている写真が載っていた。

 

グループ名のところには『A-RISE』と書かれている。

 

 

穂乃果「ふ~ん、こんなことやってるんだ」

 

雪穂「知らないの? UTX学院は今一番人気があるポケモンスクールで、どんどん生徒を集めてるんだよ」

 

穂乃果「へぇ~、すごいなぁ~。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

って! 雪穂ぉ!!」

 

 

穂乃果、雪穂に詰め寄る。

 

 

雪穂「ヒィ…!?」ビクッ

 

穂乃果「あんたオトノキ受けないの!?」

 

雪穂「時間差過ぎだよっ!」

 

穂乃果「お母さん!お母さん!」

 

黄美穂「なに~?」

 

穂乃果「雪穂、『オトノキ受けない』って言ってるよ!」

 

黄美穂「聞いてる」

 

穂乃果「そんな!? うちはお婆ちゃんもお母さんもオトノキでしょ!?」

 

雪穂「…っていうかさ」

 

穂乃果「…?」

 

雪穂「オトノキ、なくなっちゃうんでしょ?」

 

穂乃果「えっ? もう噂が…!?」

 

雪穂「みんな言ってるよ! 『そんな学校、受けてもしょうがない』って」

 

穂乃果「『しょうがない』って・・!」

 

雪穂「だってそうでしょ!? お姉ちゃんの学年なんて二クラスしかないんだよ!」

 

穂乃果「でも3年生は、三クラスあるし!」

 

雪穂「1年生は?」

 

穂乃果「う…。 一クラス…」

 

雪穂「ほらっ! それってもう"来年はゼロ"ってことじゃん!」

 

穂乃果「そんなことない! ことりちゃんと海未ちゃんとでなくならないように考えてるの! だからなくならない!」

 

雪穂「はぁ…頑固なんだから…。  でも、どう考えても、お姉ちゃんがどうにかできる問題じゃないよ!」

 

穂乃果「……」ムスッ

 

ピカチュウ、フォッコ「……」

 

 

2匹は2人の言い合いを見て、心配そうに見ている。

 

 

◇穂乃果の部屋

 

夜、穂乃果は二階にある自室でピカチュウを撫でながら、ことりと携帯で通話している。

 

 

ピカチュウ「カ~♪」←撫でてもらえて上機嫌。

 

穂乃果「ことりちゃんも?」ナデナデ

 

ことり《うん…》

 

 

◇ことりの家 ことりの部屋

 

モクロー「Zzz」←部屋にある小屋で寝てる。

 

ことり「お母さんもかなり落ち込んでるかと思ったけど、むしろ明るいぐらいで『どこに旅行行こうかな?』とか言ってて…」

 

 

◇穂乃果の部屋

 

穂乃果「そんなもんなのかなぁ…?」

 

ことり《でも、やっぱり寂しいよね…》

 

穂乃果「うん……」

 

 

数分後、通話を終えた穂乃果は、ピカチュウと一緒に一階へ降りる。

 

 

穂乃果、ピカチュウ「…?」

 

 

(BGM: 過ぎ去りし日々)

 

 

居間で黄美穂がなにかを読んでいる。

 

 

黄美穂「……」

 

 

穂乃果とピカチュウは居間に入る。

 

 

穂乃果「お母さん?」

 

黄美穂「……」

 

穂乃果「…? お母さ~ん」

 

黄美穂「えっ? あっ、なによ急に?」

 

穂乃果「さっきからいたよ。 お風呂先いい?」

 

黄美穂「いいわよ。 先入っちゃいなさい」

 

京介「お~い」←厨房から黄美穂を呼ぶ。

 

黄美穂「…? は~い」

 

 

黄美穂は読んでいた物を閉じて、厨房へ行った。

 

 

穂乃果、ピカチュウ「…?」チラッ

 

 

黄美穂が読んでいたのは、オトノキポケモン学院の卒業アルバムだった。

 

 

穂乃果「卒業アルバム?」

 

ピカチュウ「ピ~カ?」

 

 

穂乃果は、卒業アルバムを開いてみると…

 

 

穂乃果「あ…」

 

 

そのページには、マネネを抱っこして写っている黄美穂の学生時代の写真があった。

 

 

穂乃果「……」

 

稲穂「穂乃果、なに見てるんだい?」

 

穂乃果、ピカチュウ「…?」

 

穂乃果「あ、おばあちゃん」

 

稲穂「おや? 黄美穂の卒業アルバムかい」

 

穂乃果「うん」ペラッ

 

 

次のページを開く。

 

次のページも生徒やポケモンたちがみんな笑顔で写っている。

 

 

穂乃果「……」ペラッ

 

 

穂乃果「あ…」

 

 

黄美穂が生徒会長をしていた時の写真もあった。

 

 

稲穂「そうそう。黄美穂は生徒会長もやってたんだよ。 懐かしいねぇ~」

 

穂乃果「……」

 

稲穂「聞いたよ。オトノキ、廃校になるかもしれないんだって?」

 

穂乃果「うん…」

 

稲穂「そうかい……」

 

穂乃果「ねぇ、おばあちゃん、おばあちゃんだってオトノキなくなるの嫌だよね?」

 

稲穂「そうだね、母校がなくなるなんて考えもしなかったよ…。 でもどうしたって時代の流れには逆らえないね……」

 

穂乃果「……」

 

ピカチュウ「ピカカ…」

 

稲穂「オトノキに人が来たくなるような宣伝とかができれば、もしかしたら希望が見えてくるかもね」

 

穂乃果「穂乃果もそれ、ことりちゃん、海未ちゃんと一緒に考えたよ…。 でもアピールに繋がるようなところはなかったし…、目立つところがあるなら今こんなことになってないよね?」

 

稲穂「う~ん。  あっ。だったら新しいことをはじめて、それをアピールしたらいいんじゃないかね?」

 

穂乃果「…!!  “新しいこと”…?」

 

 

稲穂は、懐からどら焼きを出す。

 

 

稲穂「例えば今新商品で販売した、こんなに美味しいモモンどら焼きも、誰かがひとくち食べてみなかったらその美味しさは伝わらないでしょ?」

 

 

稲穂、どら焼きを開けて、ピカチュウにあげる。

 

 

ピカチュウ「ピカッ♪ ピカ~♪」パクッ、モグモグ

 

稲穂「それを新しい誰かに食べてもらおうってなったら、まずはお店のことを知ってもらうところから始めなくちゃいけないね?」

 

穂乃果「うん」

 

稲穂「同じように新しいことを始めたら、まずそれを始めたことを知ってもらって、それを見せてアピールする。 それが面白いものなら、自然と人は集まってくるんじゃないかい?」

 

穂乃果「…!!  うん!  ありがとう!おばあちゃん!」

 

稲穂「ふふっ。やっぱり穂乃果は、落ち込んだ顔より元気な顔が一番だよ。 ねぇ、ピカチュウ」

 

ピカチュウ「ピカッ!」

 

穂乃果「えへへっ!」

 

稲穂「さてと、明日の仕込みをしてから私は寝るとしようかね。 それじゃおやすみ」

 

穂乃果「おやすみ~」

 

ピカチュウ「ピカチュウ」

 

 

稲穂は居間を出て、厨房へ。

 

 

穂乃果「ねぇ、ピカチュウ」

 

ピカチュウ「ピカ?」

 

穂乃果「穂乃果には何にもできることなんかないってわかってるけど、やっぱりなにも言えず、なにもできないまま終わっちゃうなんてやだよ」

 

ピカチュウ「ピカチュウ」

 

穂乃果「私って諦め悪いんだよね…。  ……。  うん! きっとできないことなんてない!」

 

ピカチュウ「…! ピカカ!」ニコッ

 

穂乃果「よ~し!」

 

 

穂乃果、立ち上がる。

 

 

ピカチュウ「…?」

 

穂乃果「そうと決まったら、まずは明日、敵情視察だよっ!」

 

ピカチュウ「ピカッ!?」

 

 

-翌朝-

 

穂むらの前で黄美穂は花壇に水やりしてる。

 

 

穂乃果「いってきま~す!」

 

ピカチュウ「ピカチュウ!」

 

黄美穂「…!?」

 

 

雪穂は自分の部屋の窓を開けた。

 

 

雪穂「ふわぁ~…」

 

穂乃果「雪穂~!」

 

雪穂「んっ?」

 

穂乃果「これ【←UTX学院のパンフレット】、借りてくね~! 行くよ!ピカチュウ!」

 

ピカチュウ「ピカッ!」←穂乃果の肩に乗る。

 

雪穂「えっ!?」

 

 

穂乃果とピカチュウは走っていった。

 

 

雪穂「お姉ちゃんがあんな早起きするなんて…!」

 

黄美穂「遠足のとき以来ね…!」

 

 

◇通学路

 

穂乃果とピカチュウは、オトノキポケモン学院とは反対方向へ行く。

 

 

◇穂乃果、ことり、海未の待ち合わせ場所

 

海未とミジュマルは、穂乃果とことりを待っている。

 

 

ミジュマル「ミ~ジュ~…」←欠伸

 

海未「昨夜夜更かしするからですよ…」

 

 

すると…

 

 

モクロー「クル!」オハヨウ

 

海未「…? おや、モクロー」

 

ミジュマル「ミジュ」オハヨウ

 

 

ことりとモクローが来た。

 

 

ことり「海未ちゃ~ん、おはよ~!」

 

海未「ことり、おはようございます。 あれ、穂乃果は?」

 

ことり「穂乃果ちゃんは、『先に行ってて』って」←スマホ見せる。

 

海未「また寝坊ですか…? もう…」

 

 

その頃、穂乃果とピカチュウは…。

 

 

穂乃果「わぁ~~…」キラキラ

 

ピカチュウ「ピカ~~…」キラキラ

 

 

(BGM: 朝練)

 

 

UTX学院の前に来ていた。

 

UTXは、学校とは思えないほどの立派なビルだった。

 

 

穂乃果「うわぁ~…!高いっ! これがポケモンスクールなの…!?」

 

ピカチュウ「ピカチュウ…!?」

 

 

入口には改札機みたいなものが置いてあり、生徒たちは学生証を機械にタッチして学校に入る。

 

 

穂乃果「おぉ~…! す、すごい…!」

 

ピカチュウ「ピカ…!」

 

穂乃果「制服もオシャレ~…! しかも共学…!」

 

 

すると、後ろから歓声が聞こえる。

 

 

穂乃果、ピカチュウ「…?」

 

 

穂乃果とピカチュウは歓声が聞こえたところに行ってみると、UTX学院のオーロラビジョンの前にたくさんの人がいた。

 

オーロラビジョンにはパンフレットに載っていたA-RISEが映っている。

 

 

A-RISE『UTX学院にようこそ!』

 

キルリア『キル!』、ロゼリア『ロゼ!』、モルペコ『モルペ!』

 

A-RISE『皆さん!お元気ですか~?』

 

 

穂乃果「あっ!」ペラッ

 

 

穂乃果はパンフレットを開いて確認する。

 

 

穂乃果「この人たちだ!」

 

ピカチュウ「ピカッ!」

 

 

穂乃果の横に、厚着のコートを着てサングラスとマスクをしたいかにも怪しい恰好をしている矢澤にこが立った。

 

 

穂乃果「…?」チラッ

 

にこ、チラーミィ「……」←オーロラビジョンを見ている。

 

 

にこの肩にはパートナーポケモンのチラーミィが乗っている。

 

 

穂乃果「ヒッ…!」ピカチュウ「…!?」ビクッ

 

 

当然、チラーミィもサングラスとマスクをしている。

 

 

穂乃果「あ、あのぉ~…」

 

にこ「なに!?」ギロッ

 

穂乃果「ヒィッ…!」ピカチュウ「…!?」

 

にこ「今忙しいんだけど!」

 

チラーミィ「ラミィ!」

 

穂乃果「あ、あのぉ…、質問なんですけど、あの人たちって芸能人とかなんですか?」

 

にこ「はぁ~~!?」

 

穂乃果「ヒィッ…!」ピカチュウ「…!?」

 

にこ「あんた!そんなことも知らないの!? そのパンフレットに書いてあるでしょ! どこ見てんのよ!?」

 

チラーミィ「ラミィ!! ラーミィ!!」←自分のパンフレットでA-RISEのページを見せる。

 

穂乃果「す、すみません!」

 

にこ「『A-RISE』よ、『A-RISE』」

 

穂乃果「『A-RISE』?」

 

ピカチュウ「ピカチュ?」

 

 

にこ「“スクールポケモンアイドル”よ」

 

 

穂乃果「スクールポケモンアイドル?」

 

 

にこ「そっ。 ポケモンと一緒に歌って踊ったりするスクールアイドルのこと。 聞いたことない?」

 

穂乃果「いや~そもそも、スクールアイドルってのも初めて聞きましたよ」

 

にこ「はぁ? あんた変わってるわね~。よく知らずにここまで過ごせたもんよ」

 

穂乃果「そうですか?」

 

にこ「…学校で結成されたアイドル。 それがスクールアイドルよ」

 

穂乃果「へぇ~」

 

ピカチュウ「ピカ~」

 

A-RISE『それでは聞いてください! 「Private Wars」』

 

 

(挿入歌:Private Wars)

 

 

オーロラビジョンから音楽が鳴り出し、A-RISEが歌って踊りはじめた。

 

 

A-RISE『♪ Can I do? I take it,baby! Can I do? I make it,baby!』

 

穂乃果、ピカチュウ「…?」チラッ

 

 

穂乃果とピカチュウもオーロラビジョンを見てみる。

 

向こうからオトノキポケモン学院の制服を着た小泉花陽と星空凛が走ってくる。

 

 

A-RISE『♪ Can I do? I take it,baby! Can I do? I make it,baby!』

 

凛「ねぇ、かよちん、遅刻しちゃうよ!」

 

コリンク「リンリン!」

 

フシギダネ「ダネ!」

 

花陽「ちょっとだけ待って!」

 

あんじゅ『♪ そう、行っちゃうの?」

 

モルペコ『♪ モルペッ!』←あんじゅの前でジャンプ

 

あんじゅ「♪ 追いかけないけど』

 

英玲奈『♪ 基本だね 群れるのキライよ』

 

ロゼリア『♪ ロゼッ!』←花びらの舞を出して、A-RISEを美しく囲む。

 

ツバサ『♪ 孤独の切なさ わかる人だけど 時々言葉を交わし合って』

 

あんじゅ『♪ お互いの場所で』

 

英玲奈『♪ お互いの想い』

 

ツバサ『♪ 高める each other's day』

 

キルリア『♪ キルッ!』←回る

 

A-RISE『♪ What'cha do What'cha do? I do “Private Wars”』

 

観客「【歓声】」

 

A-RISE『♪ ほら正義と狡さ手にして』

 

凛、コリンク、フシギダネ「…?」キョトン

 

A-RISE『♪ What'cha do What'cha do? I do “Private Wars”』

 

花陽「わぁ~~…!!」キラキラ

 

チラーミィ「ラミィ~…!」キラキラ

 

にこ「ぐぬぬ…!」

 

A-RISE『♪ ほら人生ちょっとの勇気と情熱でしょう?』

 

穂乃果「おぉ~…!」

 

ピカチュウ「ピカ~…!」

 

 

穂乃果は、手に持ってたパンフレットを落としてしまった。

 

 

ピカチュウ「…?」

 

 

A-RISE『♪ Can I do? I take it,baby! Can I do? I make it,baby!』

 

モルペコ『♪ モルペッ!』

 

A-RISE『♪ Can I do? I take it,baby! Can I do? I make it,baby!』

 

穂乃果「(この時! 私のなかで最高のアイデアが閃いた!)」

 

穂乃果「これだ…!」

 

ピカチュウ「ピカカ?」

 

穂乃果「見つけた!!」

 

ピカチュウ「ピカッ!?」ビクッ

 

 

(BGM:Eyecatch A(2006~2010(DP)))

 

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