ありふれない妖術使いは世界の例外    作:フカフカ座布団

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光輝、檜山やらかしたなぁ、お前ぇ

あれから二週間が経った。

ハジメは自身が戦闘に役立たないと理解したその瞬間にサポートの為の訓練、知識の詰め込みを行っている。

何故俺が知っているかですか?

一緒にいるからだよ。

 

俺は勉強をしているハジメに近付く。

 

「ハジメ。そろそろ休憩しないか。煮詰めすぎるのも効率が悪いしどうだ?」

 

「そうだね・・・偶には休憩を入れないと効率良く学習なんて無理だよね。」

 

「俺も訓練してくるよ。しばらくしたらまた来るからな。」

 

「うん分かった。」

 

そして訓練をしステータスプレートを確認する。

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

北日 終 17歳 男 レベル:1

 

天職:狩人

 

筋力:75

 

体力:60

 

耐性:250

 

敏捷:80

 

魔力:65

 

魔耐:65

 

技能: 剣技 成長補正 夜目 気配察知 魔法耐性 未来攻撃予測 物理耐性 魔力感知 直感 言語理解

 

裏▼

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

北日 終 17歳 男 レベル:1

 

天職:妖術士

 

筋力:60

 

体力:70

 

耐性:90

 

敏捷:90

 

妖力:6000

 

魔耐:80

 

技能:妖力操作 物質創造 妖力変化 妖術 成長補正 夜目 気配察知 未来攻撃予測 物理耐性 魔力感知 魔法耐性 直感 言語理解

 

 

表▼

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

なぜか妖力が二倍になっていた。

 

そして後ほどメルドから発表された実戦訓練の一環として【オルクス大迷宮】へと遠征が決まった。

 

メルド団長からオルクス大迷宮への実戦訓練を兼ねての遠征が言い渡された俺達は迷宮に近い冒険者達の宿場町の【ホルアド】に到着、何でも王国直営の新兵訓練用の宿屋があるらしく其処に泊まる予定だ。

 

宿屋に到着し室内を見ると王宮と比べると質素な作りのベッドだけど俺にとってはごくごく普通の作りに落ち着く。

本来は性別が同じ二人部屋なのだがハジメがいる。

ん?『ハジメは同性だろ?』何いってんだハジメはだぞ

 

それはそうとして今回の訓練では二十階層までの予定だそう、その辺りまでなら俺達でも安全に闘える範囲内との事だ。メルド団長本当に申し訳無い・・・

 

心の中でメルドに謝罪し、ハジメの頭を撫で、俺が寝ようとした時に扉がノックされ、深夜の唐突なる訪問にびっくりした

 

「北日くん起きてる?白崎です。ちょっと良いかな?」

 

一瞬硬直した北日だが、女性を待たせるのもいけないので慌てて扉を開けると―――――純白のネグリジェにカーディガンを羽織った白崎が立っていた

 

 

 

「「・・・なんでやねん」」

 

「え?」

 

余りにも想定外で、驚愕な光景につい関西弁で突っ込みをを入れる俺とハジメにキョトンと白崎。

俺は気を取り直してなるべく白崎を見ない様用件を聞く

 

「どうしたのかな?何か要件でも?」

 

「ううん。その、少し北日くんと話したくて・・・やっぱり迷惑だったかな?」

 

「・・・どうぞ」

 

俺は断る事が出来ず扉を開いて部屋の中へと招き入れる。

何の警戒も無しに部屋へと入って来る白崎に俺は「警戒心無さすぎだろ!」と密かに思いつつ部屋に置かれているテーブルセットに座らせた

 

こちらを睨んでるハジメは無視する。

 

「終?」

 

ピシリと空気が死んだのを確信した。修羅場になると思っていた俺、当然白崎の目は無機質な物へと変わったてハジメの方も無機質な物へと変わる。

怖い怖い

 

「白崎さん?なんでこの部屋に来たのかな?しかもその格好恥ずかしくないの?」

 

その言葉で自身の格好を再び見直した白崎は沈黙した後、顔が一気に茹で蛸状態となりモジモジとしている。

 

気まずい空気を絶ち切る為、俺は白崎に尋ねる

 

「・・・白崎さんは俺と何を話したくて此処に?もしかしなくても明日の事についてか?」

 

俺の質問に頷き険しい表情で告げる

 

「明日の迷宮だけど・・・南雲ちゃんと北日くんには町で待っていて欲しいの。教官達やクラスの皆は私が必ず説得するから。だから!お願い!」

 

「えっと・・・なぜ?」

 

「せっかくここまで来たのなら行きたいけど。」 

 

いきなりの事でハジメと俺は誤解をしたが、白崎は慌てて弁明して深呼吸して自分を落ち着かせてから切り出す

 

「あのね、なんだか凄く嫌な予感がするの。夢を見てて南雲ちゃんと俺が声を掛けても全然気がついてくれなくて・・・走っても全然追いつけず、最後は消えてしまうの・・・・・」

 

「・・・そっか」

 

「そうか。」 

 

とても現実味を帯びている夢、しかし夢だからと言って待機が許可される程この世界は甘くない。例え許されたとしても批難の嵐があり、俺とハジメが居場所を失うのは目に見えているだろう。それ故に俺とハジメの選択肢は行く意外の選択はあり得ない

 

「夢は夢だな白崎さん。今回はメルド団長率いるベテランの騎士団員も居るし大丈夫だろ。」

 

「で、でも・・・」

 

中々引こうとしない白崎に俺は言う

 

「ま、いざといときにはさっさと逃げるよ。とそろそろ寝たほうがいいぞ、寝坊すんぞ。」

 

「う、うん・・・それじゃあ南雲ちゃん北日くんおやすみなさい」

 

「おやすみなさい白崎さん」

 

「おやすみ白崎さん。」

 

そして俺は少しハジメと話したあとに寝た。

 

翌日

 

迷宮の入り口前まで来た俺だが想像していた雰囲気とは違った。

立派な入場口があり職員の方がチェックをする中々に厳重だな

・・・周囲には露店等もある事から迷宮都市と言っても過言では無い

 

メルド団長様が立ち止まったか。

 

メルド団長のあつーいお言葉が言い渡されている最中俺は周りを観察してた。

 

迷宮へと入って行く一同、中は真っ暗では無く、緑光石という特殊な鉱物が光る事で松明等の明かりが無くともある程度視認する事が出来ている

 

「よし、光輝達が前に出て他は下がれ!交代で前に出てもらうから準備しておけ!あれはラットマンという魔物だ。すばしっこいがたいした敵じゃない。冷静に行け!」

 

しばらく歩いていると隊列が止まりメルドの声が響いた。異世界に来て初めて魔物との戦闘だが、危なげなく纏めて葬り去った

 

「よくやった!次はお前等にもやってもらうから気を緩めるなよ!」

 

着々と進む中ハジメは殆ど魔物を倒す事が出来ていない。

倒そうにもこちらに到達する前に倒されている為仕方が無いのである。

まぁその分錬成によるサポートで魔物の動きを阻害したり止めたりとしている

 

(これじゃあ完全に寄生型プレイヤーだよね・・・はぁ~)

 

まるでハジメの心が手に取るように分かる。

そして俺は朝から不気味な視線をずっと感じており、今も尚感じる・・・周りを見ると霧散しまた見られ、霧散、見られ、霧散と言った感じなのだ。

見てるのは十中八九檜山だろうな。

そうこうしている内に二十階層へとたどり着いた

 

「擬態しているから周りをよ~く注意しておけ!」

 

すると前方の壁が突如変化したそれは擬態能力を持ったゴリラの魔物であった

 

「あれはロックマウントだ!あの腕は豪腕だから注意しろ!」

 

注意と同時にロックマウントは巨大な咆哮を上げ全体を硬直させる

 

「ぐっ!?」

 

「うわっ!?」

 

「きゃあ!?」

 

その隙を見て傍らにあった岩を砲丸投げの様に後衛組へと投げつけた。迎撃をしようと魔法を発動しようとすると岩が変化、それもロックマウントだったのだ。ロックマウントがロックマウントを投げつけてきたと言う事、しかもその姿が某大泥棒ダイブと笑顔というのも合わさり「ヒィ!」とと思わず悲鳴を上げて魔法の発動を中断する後衛組

 

「か・お・り・ちゃ〜ん」と聞こえそうな勢いで飛んでくるロックマウントと後衛組の間に割り込む

 

そのキモい顔に跳び蹴り食らわせ心臓部分に刃を突き立て消し飛ばす。

 

そして後衛組の綺麗所たちが襲われそうになった様子を見てキレる若者、ご都合思想大好き勇者天之河である

 

「貴様・・・よくも香織達を・・・許さない!」

 

怒りを露わにした天之河に呼応する様に聖剣も輝き

 

「万翔羽ばたき、天へと至れ――――"天翔閃"!」

 

「あっ、こら!馬鹿者!!」

 

メルドの声を無視して大上段に振りかぶった聖剣を一気に振り下ろした瞬間、強烈な光を纏っていた聖剣から斬撃が放たれた。

それはロックマウントを両断し奥の壁を破壊し尽くしてようやく止まった。

破壊し尽くした後「ふぅ~」と息を吐きイケメンスマイルで白崎達へ振り返った天之河にメルドは笑顔で拳骨を入れる

 

「へぶぅ!?」

 

「この馬鹿者が!気持ちは分かるがこんな狭い所でそんな大技使ってここが崩落でもしたらどうするつもりだ!」

 

「うっ」とバツが悪そうに謝罪する天之河、それをフォローするように慰めを入れるお馴染み組

 

 いつも通りだ。

 

そんなことを思っていると檜山が鉱石のある所へ行ってるのが見える。

 

ってあれトラップじゃねぇか?

 

あのバカ

 

「団長!トラップです!」

 

「「ッ!?」」

 

光が収まると私達は全員十メートル程の幅がありそうな橋の上に居た。だけど緑石や手すりもないこの場所は不味い。下は真っ暗闇の奈落、端の両奧に見えるは階段。奧は下層へ後ろは上層へと繋がっている事が直ぐに理解出来た

 

「お前達、直ぐに立ち上がってあの階段の場所まで行け!」

 

しかし後ろには大量の魔物が出現し行く手を阻んでおり撤退は叶わず、そして通路側からは大きな魔物が出現しメルドは呻く様に呟いた

 

「まさか・・・ベヒモスなのか・・・・・」

 

その声が俺達の耳には絶望の声に聞こえた。

ミレディはハーレム入りか

  • ハーレム入りしてわからせる
  • 知らんいつも通りシバけ
  • 無視する
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