いつからここが尸魂界だと錯覚していた?   作:yvrararara

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九十三話

 七月二十日。十三時。

 私たちのタブレットが鳴り、二回目の指定エリアが発表された。

 

「二回目の指定エリアは……【B9】ですか。無人島の一番端ですね」

 

 タブレットのマップを確認したひよりが、少しだけ難しそうな顔をする。

 

「ああ。遠い場所への移動を強いられると、周辺に出現する課題に参加しにくくなるから厳しいな。だが、テーブルごとに課題の参加機会が極端に偏るような不公平な仕様にはなっていないはずだから、そこは問題ないだろう。それに、【B9】より南と西は海になるから、次のエリアを予測しやすいという利点もある」

 

(葛城の言う通りだな。テーブルの巡り合わせで参加できる課題が偏るような不公平なことはないだろうから、その点は大丈夫だろう。とりあえず、【B9】の北東の端をエリアギリギリで踏むことを目指そうか)

 

 私はゆっくりと立ち上がり、遠く海の方角へと涼やかな視線を向けた。

 

「――果てを目指す道程は長い。だが、その距離すらも我らの脚の前には無意味だ。風を追い越し、誰よりも早くあの領域に旗を立てよう」

 

「『距離はそれなりにありますが、急げば着順報酬の1位を狙えるので、取りに行きましょう』とのことです」

 

 ひよりが翻訳すると、葛城は少し意外そうな顔をした。

 

「ここは急ぐのか?先ほどの課題で、得点は順調に稼いだが」

 

「――天に座すためには、一切の妥協は許されない。それに、彼方で牙を研ぐ龍や虎も、同じように盤上を駆けているはずだからね。太陽が天を巡る間に一度は、最速の証を刻んでおきたいところだ」

 

「『綾小路くんや南雲先輩たちも当然課題で稼いでいるでしょうから、一日に最低一回は着順報酬も取っておきたいですね』とのことです」

 

「……なるほど。確かにな。では、急ぐとしようか」

 

 葛城が真面目に頷き、背中のリュックを背負い直す。

 

 私は再びひよりを軽々とお姫様抱っこで抱き上げると、葛城がついて来れる限界のスピードに調整し、起伏の激しい森の中を風のように駆け抜けた。

 

 しばらく走り続け、目的の【B9】エリアに到達する。

 

 タブレットを確認すると、思惑通り着順報酬一位(10点)と到着ボーナス(3点)を獲得できていた。これで早くも合計32点だ。

 

「はぁ……はぁ……っ」

 

 葛城はすでにかなりの疲労を見せ、膝に手をついて荒い息を吐いていた。

 

「葛城くん、大丈夫ですか……?」

 

「問題、ない……。少し息を整えれば、すぐに回復する」

 

 ひよりの心配に、葛城は汗を拭いながら強がる。

 

 私はタブレットを操作し、付近に出現している課題を確認した。すると、【B6】に『競泳(参加人数一人)』の課題が出現しているのを見つけた。

 

「――私は少し、潮騒と戯れてくるよ。君たちはここで、身体の熱を静かな波に預けていたまえ」

 

(訳:一位の報酬で10点貰えるし、俺は【B6】の競泳に行ってくるから、ひよりと葛城はここで休んでて!)

 

「惣右介くんは疲れていませんか?ずっと私を抱っこして走ってくれていましたし……」

 

「――心配には及ばない。私の裡にある泉は、未だ枯れることを知らないからね」

 

(訳:体力は全然問題ないよ!)

 

 私はオサレに答えながら、ペットボトルの水を優雅に飲み干した。

 

 大きなリュックなどの重い荷物はすべて二人に預け、私はトランシーバーとタブレットだけを手に、単独で【B6】の砂浜へと向かった。

 

 無事に競泳の課題へエントリーを済ませる。

 目の前に広がるのは、抜けるように青い夏の海だ。

 

(試験とはいえ、この綺麗な海で泳ぐのは普通に楽しみだな。なんかテンション上がってきた!)

 

 そんなことを思いながら砂浜で準備運動をしていると、やたらと眩しい金髪をなびかせた男が、堂々たる足取りでこちらへ近づいてきた。

 

「フハハ!初日からオサレボーイと競えるとはねぇ!実にエキサイティングだ!」

 

(――――なんでこいつ、一人だけド派手なブーメランパンツ穿いてんだよ!?変態なのか!?いや、変態だけども!!)

 

 水着に着替えた高円寺六助のあまりに仕上がりすぎた肉体美と、そのギリギリすぎる布面積に、私は内心で激しくツッコミを入れた。

 

 周りを見渡しても、十人の参加者の中に高円寺以外にライバルとなりそうな実力者の姿はない。どうやら一騎打ちになりそうだ。

 

「だが残念だねぇ!この美しい海を制し、頂点に君臨するのは完璧なるこの私だ!君は後ろから私のパーフェクトな泳ぎに見惚れているといい!」

 

 高円寺が自信に満ち溢れた態度で、己の勝利を全く疑わない堂々たる宣言を放つ。

 

 その言葉に対し、私はゆっくりと姿勢を正し、底知れぬ威圧感を放ちながら静かに言い放った。

 

「――傲りが過ぎるぞ、高円寺」

 

「ほう?」

 

「最初から誰も天に立ってなどいない。君も、僕も、神すらも。だが、その耐え難い天の座の空白も終わる。これからは――私が天に立つ」

 

(『天』に対する執着エグいって!? ただ目の前の海を泳ぐだけの勝負だよ!? なんでブーメランパンツの男を前にして神とか天の座の空白とか語り出しちゃってんの俺!? 状況とセリフのスケールが完全にバグってるじゃん!!)

 

 己のオサレを優先するあまり飛び出した壮大すぎる言葉選びに、私は内心で盛大にツッコミを入れた。

 

 しかし、そんな私の宣言を受けた高円寺は、ドン引きするどころか目をギラリと輝かせる。 

 

「フハハハハ!面白いねぇ、オサレボーイ!ならばその『天』とやら、この私が美しく越えてみせようじゃないか!」

 

 そう言って高円寺は不敵な笑みを深め、臨戦態勢とも言えるしなやかなポーズをとった。

 

(どんなオサレポエムも真っ向から受け止めて楽しむ、こいつのメンタル強すぎるって……)

 

 恐るべき自己肯定感のバケモノを前に、私は内心で戦慄した。

 

 だが、相手が身体能力の底が知れない高円寺となれば、油断は一切できない。初っ端から本気で泳がなければ負ける。私はスッと目を細め、なんとか気を取り直して気を引き締めた。

 

 ルールは至ってシンプル。砂浜からスタートして海に飛び込み、約50メートル先に浮いているブイにタッチして、再び砂浜に戻ってくるまでの順位を競うというものだ。

 

『それでは――位置について。スタート!』

 

 教師の合図とともに、一斉に海へと飛び込む。

 

 開始直後から、十人の参加者の中で私と高円寺だけが文字通り水面を滑るような尋常ではないスピードでぶっちぎり、他の生徒を置き去りにした。

 

 私は藍染スペックの筋力と肺活量を限界まで引き出し、水を叩くようにして加速する。高円寺もまた、野生のイルカのような美しく力強いフォームで私と完全に並走していた。

 

 ブイをターンし、復路での死闘。最後の砂浜へのダッシュ。

 

「――っ!」

 

 結果は、ほんのわずかなタッチの差で、私が一位をもぎ取った。

 

「フハハハ!見事だよオサレボーイ!今のレースは君の美しさがほんの少しだけ私を上回ったようだ。君の宣言通り、まずは君が天に――いや、海原の頂に立ったというわけだね。敗北を認めよう!」

 

 負けたというのに微塵も悔しがる様子を見せず、高円寺は高笑いと共に一切の未練を残さない美しい足取りで砂浜を去っていった。

 

(あっぶな……!『私が天に立つ』なんて大口叩いておいて、負けたら恥ずかしすぎて一生海から上がれないところだった……!)

 

 私はポーカーフェイスを保ちつつも、内心では安堵の冷や汗を拭っていた。

 

(はぁ……精神的にも肉体的にも疲れた。だが、ここで高円寺との直接対決に勝てたのはデカいな。清隆や南雲のグループに差をつけるには、こういう強敵とのポイントの奪い合いで着実に勝ちを重ねるのが重要になってくる)

 

 私は簡易シャワーで海水を洗い流し、体操服に着替えると、ひよりと葛城が待つ【B9】の森へと戻った。

 

「お疲れ様です、惣右介くん! タブレットを見ました、一位を獲得できたみたいですね!」

 

 戻るなり、ひよりが嬉しそうに駆け寄ってきてくれた。葛城も立ち上がり、表情を和らげる。

 

「流石だな、藍染。おかげで俺も十分に体力を回復できた。助かった」

 

(いやいや、俺のペースに合わせて無理して走ってもらったんだから、しっかり休んでね!)

 

 私は内心で労いつつ、あくまで涼しい顔で微笑んだ。

 

「――造作もないことだ。我々の得点に、また一つ確固たる礎が積まれただけだよ」

 

「それと、惣右介くん。先ほど坂柳さんからトランシーバーで連絡が来まして。これまでの他グループの移動や目撃情報からして、私たちと、綾小路くんのグループ、そして南雲生徒会長のグループは、それぞれ違うテーブルのようです」

 

「……四日目以降に大グループを結成した際、同じテーブルに合流する可能性は十分にあるが、当面は直接対決の機会が減るということになるな。となると、他と差をつけるための『課題』の重要性がさらに増したな」

 

(なるほどな。ライバルたちとテーブルが違うとなると、課題のポイントに加えて、着順報酬もある程度は稼ぎ続けないと点差が開かないか。ひよりは俺が抱えて移動できるからいいとして、葛城の体力次第だな。……まあ、清隆たちや南雲たちも移動の体力問題はあるんだ。四日目になって全体の順位が開示されるまでは相手の正確な得点は分からないが、彼らもすべての着順報酬や課題を取り切れるわけじゃない。焦る必要はないな)

 

 私は手元のタブレットで、順調に積み上がっていく自分たちの得点を見つめながら、静かに、そして確実な勝利に向けての次なる一手を思考し始めた。

 

 

 

 時刻は十四時。

 私たちは、本日最後となる十五時の指定エリア発表までこの場で待機するか、それとも別の課題を狙うかの相談を始めていた。

 

(ここからなら、【D6】に出ている二人参加の『数学テスト』に間に合いそうだな。一位なら5点稼げるし、ひよりと二人で向かおう。課題が終わる頃には次の指定エリアが発表される時間になるはずだから、葛城とはその次のエリアで現地集合という形にすれば無駄がない)

 

 私はタブレットから視線を上げ、二人に方針を提案した。

 

「――時は待ってはくれない。D6に顕現した理の試練へ、私とひよりで赴こう。葛城、君とは刻限が満ちた後に、新たな領域で相まみえるとしよう」

 

「『ここからD6の数学テストに向かいますので、葛城くんとは次の指定エリアで現地集合にしましょう』とのことです」

 

 ひよりが翻訳すると、葛城は顎に手を当てて頷きつつも、険しい顔で私を見上げた。

 

「俺はそれで構わないが、藍染、お前の体力は本当に問題ないのか?初日から随分と走り回っているが」

 

「そうです……いくら惣右介くんといえど、二週間もこのペースで走り続けると、どこかで体調を崩しかねません。ここは無理をせず休んだ方が良いのでは?」

 

 葛城に続き、ひよりも不安げに私の袖をきゅっと掴んできた。

 

(二人とも、俺の体力を心配してくれてありがとう……!確かに俺一人だけなら、もう疲れてたかもしれないけど……ひよりが隣で楽しそうにしてくれてるなら、それだけで気力も体力も全回復するから全く問題ないよ!!)

 

 内心で感涙しつつ、私はフッと優しげな、それでいて絶対的な自信に満ちた笑みを浮かべた。

 

「――愚問だね。もし孤独な空を往くのであれば、とうに倦んでいたかもしれない。だが……私の隣には常に、美しき月が微笑んでいる。その柔らかな光が寄り添う限り、私の裡なる泉が枯れることなどあり得ないさ」

 

「あ、えっと……『全然疲れていませんから、全く問題ありませんよ!』とのことです……」

 

 私の甘いポエムに、ひよりはぽっと林檎のように頬を染めながら翻訳した。

 

「そ、そうか。お前が問題ないと言うなら、得点を稼ぐチャンスだからありがたく頼ませてもらう」

 

 葛城は真面目な顔で頷き、こう付け加えた。

 

「次の十五時の指定エリアが、本日は最後だからな。その後は課題に向かって無理をするのではなく、一度本部付近に戻るか?」

 

「そうですね。今の私たちの位置から考えても、次の指定エリアはおそらく本部に戻れる距離になるでしょうから、一度戻るのが合理的ですね」

 

 ひよりが同意するのを聞き、私も内心で大きく頷いた。

 

(うん!それがいいね!坂柳とも初日の動きや、他のグループの動向の擦り合わせをしたいところだったからちょうどいい!)

 

「――ああ、それが最善だ。君たちの『女王』の元へ帰還し、この島に蠢く影の動きを照らし合わせようじゃないか」

 

「『一度坂柳さんのところへ戻って、情報共有しましょう』ですね!」

 

 方針が決まると、私は再びひよりの小さなリュックを葛城に預け、彼女の細い身体を軽々と抱き上げた。

 

 そして、葛城と一旦別れ、【D6】の数学テストの会場を目指して森の中を飛ぶように走り出した。

 

 

 圧倒的な脚力で駆け抜け、私たちはギリギリで数学テストのエントリーに間に合った。

 

 呼吸を整え、指定されたテストの開始を待っていると――。

 

「おおっ……!藍染先輩……ッ!!」

 

 不意に、感極まったような震える声が聞こえた。

 

 振り返ると、そこにいたのは、一年生の藤泉要だった。彼は私を見るなり、まるで神にでも出会ったかのように瞳を輝かせ、拝むような姿勢で近づいてきた。

 

(おっ、要じゃん!要もこの課題に参加してるんだな)

 

「――こんなところで君に会うとはね、要。君の忠義が運命を引き寄せたのかな」

 

「はいッ!藍染先輩と同じ空気を吸えるだけで、至上の喜びでございますッ!!」

 

 私のオサレな声かけに、要は涙ぐみながら深々と頭を下げた。

 

 その後、定刻通りに開始された数学テスト。

 

 結果は言うまでもなく、私が100点満点、ひよりが95点を叩き出し、合計点でぶっちぎりの一位を獲得。5得点を追加し、この時点で私たちのグループは初日にして【47得点】という驚異的なペースでポイントを稼ぎ出していた。

 

 試験終了後、私は立ち去ろうとする要を呼び止め、彼がトランシーバーを持っているかを確認した。

 

「持っています! グループの連絡用として、常にこの身から離さず携帯しております!」

 

「――ならば、その君の『耳』を、一時的に私へと預けてくれないか。いずれ訪れる不確定な嵐……その暗雲を切り裂くために、君の力が必要になる時が来るかもしれない」

 

「藍染先輩の頼みとあらば、なんなりと! 我が身を賭して、必ずや先輩の御心のままに動いてみせます!」

 

 要は感極まった様子で力強く頷いた。

 

「――本来の遊戯からは外れた、私個人の理不尽な盤面に君という剣を介入させることになってしまうが……許してほしい」

 

「も、もったいないお言葉ですッ! 藍染先輩の刃として振るわれることなど、私の生涯の誇りですッ!!」

 

「それと……もう一つ、君に託したいことがある」

 

「はっ! 何なりとお申し付けください!」

 

「もしこの広大な島で、寛治……池寛治たちの軌跡と交わることがあれば、彼らにも私と繋がる『不可視の糸』を張り巡らせるよう、伝えてもらえるだろうか」

 

「承知いたしましたッ! 必ずや、その意を伝達いたします!」

 

 力強く頷く要を見つめ、私は少しだけ声のトーンを落とし、静かに、しかし絶対の真理として告げた。

 

「だが、忘れないことだ。これはあくまで私個人のわがままに過ぎない。もし君たちが歩む道が玉座へと続いているのなら、あるいは生存の危機に瀕しているのなら……その時は迷わず、私との糸を断ち切り、君たち自身を優先したまえ。私の影を追うために、光を捨てることなど、私は決して望まないからね」

 

「……ッ!! 藍染先輩……! どこまでも我々のことを……ッ! この藤泉要、その御心に必ずや応え、そして我々の勝利をもぎ取ってみせますッ!!」

 

(本当にありがとう要……! 俺の個人的な都合で巻き込んで申し訳ないけど、君のその熱すぎる忠誠心、絶対に無駄にはしないからな! もちろん、寛治や時任たちの試験の邪魔だけはしたくないから、本当に無理のない範囲で頼むよ!)

 

 完全に舞い上がっている彼に内心で深々と感謝しつつ、私は優しく微笑みかけて別れを告げ、ひよりと共に会場を後にした。

 

 

 

 そして、十五時。

 タブレットの通知音が鳴り響き、本日最後となる指定エリアが発表された。

 

「次の指定エリアは……【D9】ですね」

 

(お、ちょうど本部のある港じゃん!都合がいいね!) 

 

「本部のあるエリアなので、坂柳さんのところに戻るにはちょうどいいですね!」

 

 ひよりが嬉しそうに微笑む。

 

「惣右介くん、今回は歩いて向かいましょうか。今日はもうかなり得点も稼いでいますし、急がなくても大丈夫ですから」

 

「――ああ、そうだね。今日は十分に星を狩った。今は、君との静かな歩みを楽しませてもらおうか」

 

(訳:そうだね!ゆっくり歩いて行こう!)

 

 歩き出しながら、ひよりはトランシーバーを取り出し、葛城へと通信を繋いだ。 

 

『――こちら葛城だ。どうした?』

 

「数学テストで無事に一位となり、5得点を獲得しました。次の指定エリアは【D9】でしたので、私たちは急がずに歩いて向かおうと思います」

 

『ああ、タブレットで獲得ポイントは確認させてもらった。さすがは藍染と椎名だ。初日にしてこの成果は素晴らしい。俺の方はすでに指定エリアの近くにいるから、このまま坂柳のいる拠点に向かっておく』 

 

「坂柳さんのところですね。了解しました。それでは、後ほど」

 

 ひよりが通信を切り、トランシーバーをしまう。

 

 夏の強い日差しも、生い茂る木々に遮られて柔らかな木漏れ日へと変わっていた。

 

 私たちは手を繋ぎ、過酷なサバイバル試験の最中であることを忘れそうになるほど穏やかな空気の中で、坂柳たちが待つ拠点へとゆっくりと歩みを進めた。

 

 

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