シャーレのレオン・S・ケネディ先生 作:マルチ投稿?できらああ!!
アビドスの住宅街をしばらく歩き、とある店の前で止まる
「…ここでいいのか?」
「はい!レオン先生、ここが検索して唯一ヒットしたお店です!」
店のドアを開け、中へと入る
「いらっしゃい…ほお、見ない顔だなぁ…!まさか新しい客がくるとはねえ」
中には少し胡散臭いオートマタの店員が一人いた。格好はまさしく映画にでもでてきそうな武器商人みたいだ。全身真っ黒なのは昔世話になったやつを思い出す
「銃が必要だ。特にショットガンがあればいいんだが…」
「ショットガンが、確かいくつか残ってたな…少し待っとれ」
そういって店の奥へ銃を取りに行っていた
至るところにガンラックがあるが、ほとんど空だ。この量をみるに随分銃を揃えていた様子だが…
店内を眺めているとこ数分、店員が帰ってきて二丁のショットガンを見せてきた
「こいつはレミントンM870、ポンプアクションだから撃つたびに操作が必要だが、その分信頼性も抜群だ。少なくともある程度粗雑な整備でもしっかり動くだろうよ。アビドスは砂が酷いからな。おすすめだぜ」
M870を手に取り、軽く構える
ガチャ、ガチャと動作を確認、チャンバー、チューブ、その他諸々を見てると、また店員が口を開く
「そいつは大方6発ははいるが、あんたさえ良ければ8発まで増やせる。要望がありゃあソードオフにもできるぞ」
「…もう片方も見せてもらおう」
「ほらよ、こいつだ」
店員から銃を受け取る。こいつは…
「そいつはベネリM3。装弾数は7発。ショートリコイル方式で連射が効くが、その分弾薬を変えるとジャムる可能性があるのが難点だな。そこはポンプアクションに変えて補ってくれ。アビドス以外だとまだ良いが、ここだと砂が銃に混じって大変なことになる可能性がある。信頼性はさっきのと比べりゃちと低いが、アビドス以外じゃほぼ誤差だ」
「そいつは良い」
先ほどと同じく軽く動作を確認する。ポンプアクションへの変更も問題なさそうだ
「
「毎度!値段はな…」
「……まじか」
「…さて、後はアビドスに向かうか」
店を出て、新品のショットガンに弾を込め、セーフティを掛ける
随分いい買い物だった。最初は値段を聞いて唖然としたが…
『久方ぶりに来た客がまさかの初めての客だからな、サービスしてやる』
そういってかなり安くサービスしてくれた
ありがたい話だ
……まぁ、欲しいもんじゃなかったけどな
「……ユウカに怒られないといいが」
M870の領収書を見て、ため息を吐いた
……まさか、ベネリM3を買えるほどの金がなかったとは思いもしなかったが
「……酒を買いすぎたな」
野暮用を終えてアビドスへと向かっていた時
「……うげっ」
「ああ、おはよう。君は……たしか…セリカ、だったか?」
昨日見知ったばかりの顔と出会った
出会って最初に出てくる言葉がうげっ、か。嫌われたもんだ
「何がおはようよ、馴れ馴れしくしないでくれる?」
「おいおい、挨拶ぐらいは誰であれするもんだろう?」
「…朝からうろついてる相手に馴れ馴れしくしていられるほど私たちは暇じゃないの」
「まったく…しかし、これから学校に行くんだろう?こっち側は学校とはほぼ逆方向じゃないのか?」
「今日は自由登校の日だから別にいかなくても‥ってなんであんたなんかに教えてあげなきゃいけないのよ」
…どこにいくのか聞いてもこいつは無駄そうだな
「ああ、教えてくれてありがとう。俺はアビドスへ行くよ」
「ふん…勝手にしてなさい…ていうか、忙しいからもう行くわ。バイバイ」
そう言ってほとんど会話らしい会話もせずにセリカは行ってしまう
…まったく、こればっかしは仕方ない
…ふと、追いかけてみようと思ったが流石にまずいか
「……やめておくか」
ひとまずアビドスへと向かおうとした時
「…おい、一体何を…」
「ん、先生静かに」
「お昼時まで少し散歩しましょう★」
「先生、理由は後ほどご説明しますね」
時間はお昼時。飲食店にすごく忙しくなるほどの腹をすかせた客が来る時間
それは、辺境とも言えるアビドスですら変わらない
「いらっしゃいませ~!」
黒見セリカはとあるお店で働いていた
「セリカちゃん、注文の品ができたから持ってってくれ」
「はい!」
その店の名は柴関ラーメン
荒廃しているアビドスで未だ根強い人気を持つ店である
ガララッ
「いらっしゃいませ!柴関ラーメンで…へっ!?」
いつも通り接客しようとしたセリカだったが、素っ頓狂な声をだしてしまう
それもそのはず、入ってきたのは
「…その、5人だ」
今朝出会ったばかりの
「あ、あんたどうしてここに…っ!!」
「うへ~セリカちゃん落ち着いて~…しかし綺麗に当たったね。ここだと思った」
「ホシノ先輩っ!な、なんで…」
「おお、あんたが噂の先生か?アビドスの生徒さんも一緒か!セリカちゃん、おしゃべりもそれくらいにして席に案内してあげてくれ」
「うぅ…はい、大将。それでは広い席にご案内します。こちらへどうぞ…」
そうして席へと案内…おっと、俺が座るには狭いな…
「はい!先生はこちらへ!私の隣、空いてますよ?」
「……ん、私の隣も空いてる」
「いや、大丈夫だ。他の席から椅子を…」
「先生、私の隣、空いてますよ~?」
「…………ん!」
まったく、これは困ったな…
「…たしか、たちぐい?って言う文化があると聞いた。せっかくだから俺は立って」
「ああもう!さっさと注文しなさい!ほら椅子!」
セリカが別の座席から椅子を持って来てくる
「助かったよ。ありがとう」
「…ふん、仕事だから。とにかくさっさと注文して」
手厳しいな…
「私はねー、炙りチャーシュートッピングの特製味噌ラーメン!」
「私はチャーシュー麺をお願いします!」
「私は塩」
「えっと、私は味噌で……」
…困った。思い返せばらーめんとやらは食べたことがない
「…この店で初めて食うのにおすすめの物はあるか?」
「先生、それなら柴関ラーメンがおすすめですよ!食べやすいと思います!」
「ああ、ならそれで頼む」
そうしてしばらくしたのち、ラーメンが運ばれて来た
「…おまたせしました、柴関ラーメンです」
見た目は…初めてみるが、パスタの麺をスープ…これはなんだ?初めて
ふとアビドスの生徒達を見ると…あれはチョップスティックか???
そしてそのまま麺を掴んで…
「ズルっ、ズルるるッ」
「…す、啜って食べるのか…??」
「…?先生、もしかしてラーメン食べるの初めて?」
なんてこった。啜って食うなんて夢にも思わなかった
…そもそも学生が当たり前に銃を持ってるからマナーぐらい変わっててもおかしくはないが
「先生、これ使ってください」
「これはフォークか!ありがたい」
フォークで麺をすくって食べる
…これは
「…美味い」
「でしょ~!ここのラーメンは絶品なんだよ~!!」
そうして皆で他愛もない会話をした後
「お会計は…」
「先生、お願いね~」
「…huh??」
ただでさえ高い買い物したあとなのに奢ることになった
ノノミがこっそりと自分のカードで払うよう言ってきたが、流石にそんなカッコ悪いこともできない
…ここまで出費が重なるとはな。説教は確定か
「…
「はあ…やっと終わった、目まぐるしい一日だったわ…」
夜。バイトを終えたセリカが愚痴りながら帰り道を歩む
「みんなでくるなんて…騒がしいったらありゃしない。人が頑張って働いてるのにみんな揃ってからかいにきて、ほんと迷惑、なんなのあれ」
「ホシノ先輩、昨日の事があったからわざと先生を連れてきたのしら」
そう思うと、どこか腹が立ってきた
「……ふざけないで、私がそう簡単に折れると思ったら大間違いなんだから」
一人だれもいない路地で愚痴り続ける
「とりあえずバイト代は利息に当てて…」
セリカは気づかなかった
自分が密かに狙われていることに
スパ、とどこかから空気の抜けるような音が響く
「そういえば次のバイトは──」
ズドンッ、とあたまに 衝撃が
「……何?」
夜、アビドスからまた電話が来た
問題はその
「セリカが?すぐ行く」
誘拐か…全く、子ども同士のじゃれ合いにしてはやりすぎだ
読了感謝いたします
申し訳ありません、リアルで押しつぶされていました
アンケートの結果とりまショットガンにしました
その他の武器はストーリーの進行度で決めようと思います(そこまで行くかわかりませんが)
なんとか更新がんばります
最後に、誤字報告してくださった皆様、評価いてくださった皆様、ありがとうございます
もしよろしければまた感想お願いします
ではまた会いましょう