シャンフロ6クラン同盟懇親会~超次元野球、それは魂を懸けた戦い(適当)~ 作:たかね
ごめん、野球会には行けません。私は今、新大陸の奥地に居ます。
この世界の秘密を解き明かすユニークを私はやっています。ふはははは、羨ましいか総受け魚類、貴様には一生見れない景色だぞ、あっおい止めろ、殴るんじゃねぇ、HPがもうミリだからお願い止めて。お前だってPK判定喰らってペナ喰らうのヤだろ、え?上等?…こっちも願い下げだゴラァ!!そのネカマアバターの内臓ごと掻っ捌いてくれるわァ!!
「ハイハイ、君たちちょっと落ち着いたら?店主さんだって見てるよ?」
猛獣をたしなめるかのように、それとも呆れて果てているような、そんな表情と声色でケーキを頬張りながらペンシルゴンは言ったのだった。
「んで何で俺は縛られてんの?完全に被害者じゃね?」
「「ノリ」」
「ノリかあ、それならしょうがないかぁ…ってなるかボケェ!!」
「意義半分ノリ半分って感じかな?サンラク君、気を離したらすぐ何処かに消えるんだから」
「そうかぁ?俺は純粋な心を持って試合に臨もうとしてたというのに、お前らときたら人を信じることを知らずに縛りやがって、よよよ…」
「ペンシルゴン、コイツ焼こう」
「カッツォ君奇遇だね、口に棒突っ込んで丸焼きにしよう、豚みたいに」
何だコイツら、俺の渾身の涙(噓泣き)が全く聞かないなんて…なんて人間不信な奴らなんだ。悲しい生き方しか知らなかったんだな…
「何その衆生を憐れむような目」
「そもそも口に棒を突っ込むのは総受け魚類の担当だろ」
「俺にキラーパス投げないでよ」
「はぁ、薄情な奴らだなまったく。それよりも聞きたいんだが…さっきから視界に映り込んでるあの個性豊かな欠陥武器は何?」
「え、あれ?バットだよ?サンラク君初めて見た?さすがに原始人過ぎない?新大陸に入り込みすぎて退行しちゃった?」
「いやバットなのは分かるわ、問題は何であんなに謎の種類があるってことなんだよ」
「シャンフロに存在する数多の武器種に対応したバットをイムロンに作ってもらったの、その数なんと20種類!」
「多くない?いや、シャンフロの武器種考えたら少ない方なのかな…?」
「連絡にあったバット選びってそういうことかよ…」
そう、俺の視界に映り込んでいるバット達は刀、大剣、杖の形を模した物を始め、本やグローブの形を模した明らかにバットとは呼べない形状を持ったものなどが並んでいた
「サンラク君、頼んでたものは?個人チャットで頼んでたよね?」
「ああ、あれか、ちゃんと作ってきたぜ」
アイテムをペンシルゴンへと譲渡すると、ペンシルゴンはそのアイテムを装備する。それは、ぱっと見は野球のユニフォームに見える装備シリーズであった。
はい、回想
【個人チャット】
鉛筆騎士王:サンラク君今空いてる?ちょっとやってもらいたいコトがあるんだけど
鉛筆騎士王:…
鉛筆騎士王:未読スルーは女の子に嫌われるぞー
サンラク:お前を"女の子"として換算してないからセーフ
鉛筆騎士王:既読付いたね、じゃあコレ象牙の方で作ってきてくれない?〈File〉
鉛筆騎士王:12着くらいお願い
サンラク:通り魔じゃねぇか…
サンラク:んで、何だコレ?ウィルス?
鉛筆騎士王:人聞きが悪いなぁ
鉛筆騎士王:私がそういうことやる人間って思われてる?
鉛筆騎士王:今度使うユニフォームだよ
サンラク:ユニフォーム?
サンラク:何に使うんだよ、特攻隊でも編成するつもりか?
鉛筆騎士王:それはもうやったし、しばらくはいいかな
鉛筆騎士王:近々大会を開くからそれに使うユニフォームだよ
サンラク:なるほど?
サンラク:何か企んでるのはわかった
鉛筆騎士王:心外だよ…お姉さんはただみんなに喜んでほしくて頑張ってるのに…
サンラク:嘘泣きは止めろ
サンラク:そういや何で象牙?
鉛筆騎士王:一番の理由は性能が安定してることかな
鉛筆騎士王:バハムート系列の製品は性能がブレないのが最大の特徴だよね
鉛筆騎士王:プレイヤーメイドはもちろん、NPC製のアイテムも少しだけど性能にブレが出てきちゃうし
鉛筆騎士王:大量生産って観点だと右に出るものは無いよね
鉛筆騎士王:それはともかく、制作よろしくね
サンラク:暇があればやっとくわ
回想終了、まぁそんな感じでユニフォーム制作をぶん投げられていたのだった
「あ、みんな用に作ったやつだから二人にも渡すね」
「俺が作ったやつだろ」
「私がデザイン監修したんですー」
「持ってきたのは俺だろ」
「あ、これ男女兼用なんだ」
「黙々と性能見てないでどっちかに加勢しろよ」
「えー?どうでもいいし、さっさと会場に向かった方がいいでしょ」
「「一理ある」」
「他のメンバーは?」
「レイちゃん以外は先行ってるよ」
「すみません遅れました!」
「噂をすればレイ氏」
「時間ぴったりだし全然大丈夫だよレイちゃん」
「ゼロです」
「え~?私との関係値じゃ不満だったかなぁ?」
「オッサンみてぇだな」
「あ、わかる。オジサンって感じする、ジがサ行じゃなくてタ行のヂのオヂサン」
「絵文字とか多用してそう」
「ちょっと!世界三大美女にも勝る見目麗しいこの私に対してとは到底思えないような言われ無き言葉が聞こえてきたんだけど!」
「自己肯定感たっか」
「当たり前でしょ?」
「あ、あの…」
「ハイ何かなレイちゃん」
「ゼロです、あの奇妙な武器は一体…?」
「あ、そのくだりやったわレイ氏」
「レイちゃんも来たしそろそろ会場に行こっか、カッツォ君バット回収しといてー」
「あー、レイ氏、移動中に軽い説明くらいはするわ」