シャンフロ6クラン同盟懇親会~超次元野球、それは魂を懸けた戦い(適当)~ 作:たかね
「って感じだな」
俺たちはコロシアム…コロシアム?に向かう道中でレイ氏に対して先ほどまで話していた内容を一通り共有していた。やはりレイ氏というべきなのか、そのハイスペックさを大いに発揮し、即、ルールの抜け道に気が付いた
「なるほど…ということはスキルの使用も可能なのでしょうか?」
「さすがレイちゃん、話が早いね」
「? どういうことだよ」
「サンラク君は私が何の意味もなくあんな馬鹿げたバットを作ったと思って「やりそう」るの?」
間髪入れずに叩き込んだその一言に対して思うところがあったのか、ペンシルゴンはばつが悪そうに咳ばらいをして言葉を続けた
「ともかく、"シャンフロ"でやる野球だからね、ただやるだけだとつまらないってことで
「だからあの数ってことか」
「正しくは
「…つまり悪用し放題ってことか」
「そういうこと、ぶっ壊れアクセとかいろいろあるし、ねじ込めるならねじ込んどこうかなってね」
「うーわ、2人揃って悪い顔してるわ、口裂けそうじゃん、もはやもう裂けてるよ」
「だ、ダメージ…!?」
「口角が上がりすぎて自傷判定でも貰ってるんじゃない?」
溜息を吐く。盛り上がっているところに水を差すような行為であることは百も承知だが、これは確認してお掛ければいけない
「ペンシルゴンはいい案だしたみたいなかおしてるけどさ、それって相手もぶっ壊れアクセ使ってこない?俺は大したもの持ってないからさほどメリットにならないし」
「そ、それは私も同じです。どうしても装備の制限が足を引っ張ってしまうというか…」
「レイ氏はユニーク武器がウリだしな、それ使えないってなると厳しい部分もあるか」
「そこまで問題ないとお姉さんは思うね」
「その心は?」
「だって今からやるのは野球だよ?それこそレイちゃんの装備とかは過剰火力でしょ、明らかに」
ボール打つどころじゃないでしょ、との弁。よく考えてみれば至極当然のことだ。「アポカリプス」や「カタストロフィ」ですらボールが消し炭になる威力だ、もしも「ゼンド・アヴェスター」なんて大技を撃ってしまったと仮定したとして、その被害範囲は投手どころか会場ごと吹き飛ばされてもおかしくない
「というわけで万事問題なし!」
「フラグ立ったな」
「レアアイテム欲しかったんだけどなぁ」
「既に負けたものとして話すのやめてくれない?」
「フラグ立てたそっちが悪いだろ」
「それはそうだけどさ…ほら、もう着くからこの話はおしまい!」
「というわけで到着!ここが私たちが試合をする会場だよ!」
「大きい、ですね…」
「前来た時はこんなもん影も形もなかったよな?」
「劇場版だと爆破される規模だよね」
「某探偵マンガ的なやつ?」
「そうそう、今年の映画はいけてないから隙見て観に行きたいんだよね」
そんなことをだべりながら、会場へと吸い込まれていく
え、まだ始まらないの?