超次元ゲイムネプテューヌ~希望の仮面(ペルソナ)~   作:tetu1006

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12話 足止め

「逃げられたみたいね。…けど、あのおばさん何者?ネプ子を狙ってたみたいだし…。」

「わからないわ…。こんな時こそ、いーすんと話せたら…。」

「ネプ子…。」

 

自身のこと、あの謎の女のこと。何もわからず表情を暗くするネプテューヌ。

 

「…まあ、あのモンスターの出たディスクも悠が出たモンスターごと壊したし、あのおばさんも追い払ったし、一先ず悠達を連れてここを出て休まない?悠も傷を負っているし。」

「…そうね、行きましょう。」

 

アイエフとネプテューヌは悠とコンパに合流して洞窟を後にした。

洞窟を出た後、四人はコンパの家でこれまでのことを整理することにした。

 

「悠、傷は大丈夫かしら?」

「ああ、コンパの治療とシルフの回復魔法も使ったからな。」

「はあー。本当に便利な物ね、ペルソナって。」

「ああ。…さて、これまでのことをまとめよう。まず、モンスター発生の原因が分かったな。」

「ええ、まさかディスクから生まれていたなんてね。さしずめエネミーディスクと言った所かしら。」

「けれどそのエネミーディスクも壊したですからモンスターさんが増えることは無いですね。」

「いや。世界中でモンスターが発生した以上、各地にディスクがばら蒔かれたと考えるのが妥当だろう。」

「そんなぁ…。」

 

コンパが残念そうに言う。

 

「落ち込まないで、コンパ。」

「ああ。原因が分かったことで、対策も立てやすくなるからな。」

 

アイエフと悠がコンパを励ます。しかし、

 

「いやぁ、働いた後のプリンは格別だね!こんぱ、おかわりある?」

「「「………。」」」

「…ん?三人共難しい顔してどうしたの?」

「あんたねぇ…。」

 

真面目な雰囲気をぶち壊すシリアスブレイカーがここに居た。

 

「まあまあ、変身すると凄くつかれるみたいですから、大目に見てあげて欲しいです。」

「いくら何でも空気位読めるだろ…。」

 

悠が呆れたように言う。

 

「…話しを戻すぞ。あのエネミーディスクは明らかに人が作った物だ。つまり、モンスターの発生は自然に起こったんじゃない。誰かが意図的に起こしたんだ。そして、おそらくその張本人であろう人物が…。」

「あのおばさんと言うわけね。何者なのかしら?」

「わからない。だけどあいつの言ったことを考えるにネプテューヌに因縁があるのは確かだ。」

「ええ~。わたし、あんなおばさんと因縁が有るなんて嫌だよ。」

 

ネプテューヌが抗議の声をあげるが皆無視する。

 

「厄介なのはあの能力だな。」

「他の人の能力をコピーする力、だったわね。そう言えば、何で悠のペルソナ能力はコピーされなかったのかしら。」

 

思い出したようにアイエフが問いかける。

 

「仮説だが、ペルソナは自分の中のもう一人の自分…、心を具現化する物って説明したよな?」

 

皆が頷く。

 

「心は人によって違う。誰しも個性が有るように、ペルソナの姿や能力はそれぞれ違うんだ。つまり、あいつが俺のペルソナを使うなら俺の心その物もコピーしなければいけない。特にペルソナの出てくる人の無意識の領域を。そんなこと出来る筈がないだろ。」

 

心をコピーすればその人の人格、自我に大きく影響をあたえるだろうし、無意識の領域は人が認識出来ないから無意識なのだ。それをコピーなどけしてできないのだ。

 

「「「なるほど…。」」」

 

皆、悠の説明に納得したようだった。

 

「また話を戻すぞ、あいつは鍵の欠片を知っていた。その上、あの大きなモンスターに守らせて人の手が届かないようにしていた。あいつにとって鍵の欠片が誰かに回収されるのは都合が悪いんだろう。おそらくあいつが鍵の欠片を隠したんだろう多分イストワールの封印も…。」

「何もかもあのおばさんの仕業ってわけね。」

「その可能性が高いだろう。もう俺達が一つ回収したから、あいつも鍵の欠片を回収して再び隠し直すなり持っとくなりするだろうな。」

「だったら、先をこされる前に早く出発したほうがいいね。」

「それは無理よ。」

 

ネプテューヌの言葉をアイエフが否定する。

 

「無理って、何でだ?」

「今はまだ他の大陸が近くに来て無いのよ。だから、今はどこにも渡れないわ。」

「「大陸が来てない?」」

 

アイエフの説明の意味がわからない悠とネプテューヌ。

 

「ああ、異世界人の悠に記憶喪失のネプ子にはわからないわね。…そうね、まずは見てもらったほうが早いわ。ついて来て。」

 

アイエフのについて行き移動を始める三人。ついた先は大陸の端。そこからは一面の海、ではなく空が広がっていた。

 

「おおーっ!?なんか大地が割れているよっ!?まさかこれが、古の戦いの傷痕!?きっと遥か昔に、ここで女神と邪神が互いを無数の剣で封印し合ったと言われている戦いがあったに違いないよ!」

 

ネプテューヌがわけのわからないことを言っている。

 

「…何言ってんのあの子?」

「そっとしておこう。」

「すみませんです、ねぷねぷは少し記憶が抜け落ちちゃってるですから根気強く、付き合ってあげてほしいです。」

「記憶喪失とかの問題じゃ無いと思うが…。」

「あ、あははははぁ…」

 

苦笑いするしかないコンパだった。

 

「三人共はやく来てよー!大地の端っこいい眺めだよー?もしかして怖いー?怖いんだー!!」

 

ネプテューヌの呼ぶので近くに行く三人。

 

「ねぷねぷ。このあたりは接岸場といって、大陸と大陸の陸地が時々くっつく場所なんです。別に一つの大陸が割れてるわけじゃないですよ?」

 

コンパがネプテューヌにそう説明する。

 

「そうなんだ。でもコレってどうやって渡るの?やっぱりジャンプ?イヤッフー!って?」

「どこの配管工だ?」

「まあネプ子ならできそうね。けど、他の大陸に渡るには教会での手続きが必要なの。手続きさえすめば、今後は自由に通れるようになるのだけど…。」

 

アイエフがそこで言葉を切る。

 

「今は他の大陸が近くにないから無理と?」

「そう。だから少しの間はわたしたちはここで足止め状態と言うわけ。」

 

のアイエフの言っていたことについて納得がいった悠。

 

「あれ?"わたしたち"って、もしかしてあいちゃん!いっしょに来てくれるの!?」

「あたりまえでしょ?コンパとネプ子は危なっかしいし、事情を知っている以上黙っていられないわ。」

「わーい、やたー!」

「あいちゃん、ありがとうです。」

 

こうしてアイエフが正式に仲間になった。

悠達は旅の準備をしながら、次の大陸に渡れる日を待つこととした。




一章もあとわずか。幕間の話を少し書いて次にいこうと思っています。
そして、おそらくほとんどの人が忘れているヒロイン決めのアンケートの途中結果はこちら。

                  投票数
1ネプテューヌ             6
2ノワール               5
3ブラン                5
4ベール                3
5コンパ                0
6アイエフ               1
7誰でもない              0

一応まだ受け付けています。
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