超次元ゲイムネプテューヌ~希望の仮面(ペルソナ)~   作:tetu1006

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今回は今までで一番文字数が少なめだと思います。



5話 我は汝、汝は我

ネプテューヌは巨大なモンスター、門番蟲に向かい剣を振るう。

門番蟲はそれに対し持っている巨大な剣を振り上げるが動きが遅い。ネプテューヌの剣は門番蟲の体を斬りつける。さらに、一撃、二撃と連撃を一方的にあたえていくと、

門番蟲はたまらずうつ伏せてしまう。

 

「これで、トドメ!」

 

ネプテューヌはさらに大きく剣を振り上げた。勝利を確信したネプテューヌはこのとき隙を見せてしまった。突然門番蟲は立ち上がりネプテューヌに体当たりをした。

 

「キャア!?」

 

ネプテューヌの体は洞窟の壁に叩き付けられ、そのときに剣を落としてしまう。

すぐに剣を拾おうとしたが、そうはさせまいと門番蟲は足でネプテューヌの体を押さえつける。

 

「ガッ!グッ……。」

 

ネプテューヌの口からそんな声がこぼれる。門番蟲は再び剣を振り上げる。

 

「ねぷねぷぅー!?」

 

コンパからの悲痛な叫び。

 

(そんな…、私…ここで死ぬの?こんぱも助けれずに勝てた筈の相手に負けてしまうの?)

 

ネプテューヌは後悔した。自分が変身した時に感じた沸き上がる力を過信して油断しなければ、と。油断しなければこんな相手簡単に倒せたのに、と。

しかし、今さら後悔しても後の祭り、門番蟲は振り上げた剣を一気に降り下ろす。

ネプテューヌは目を強く閉じた。後少ししたらあの巨大な刃が彼女の体を斬り裂くだろう。

ネプテューヌにはそれまでの間が凄く長く感じられた。

そして、

 

 

キイィィィンッ

 

 

予想外な金属同士のぶつかり合う音にすぐさまネプテューヌは目を開けた。

そこには、学ランの様な格好をして仮面を着けた巨大な人型の何かが、コンバットナイフを長剣にしたような剣で門番蟲の剣を受け止めていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時間を少し遡る。

悠はネプテューヌを追おうとしたが、突然の頭痛に頭をおさえてしまった。

 

「この頭痛は、確か…。」

 

悠にはこの頭痛と同じものにあったことがある。あれは…

 

我は汝、汝は我

 

そう、初めてマヨナカテレビを見てイザナギの声を聞いたときだ。

 

汝、己が双眸(そうぼう)を見開きて

 

頭に直接響く声と共に悠の持つペルソナ全書が浮かび上がり、悠の目の前でイザナギのページを開いた。そのページに描かれていたイザナギの姿は、段々濃くはっきりとしてきた。

 

今こそ発せよ…!

 

イザナギの姿が完全なものになると、そのページから一枚のタロットカードが出てきた。

番号は0、愚者のカードが。

悠がそのカードに手を伸ばすと、カードは悠の手のひらの上で青白い光を放ちながら浮かび上がった。

 

「ぺ」

 

どうするのかはもう知っている。

 

「ル」

 

今まで何度もやってきたことだ。

 

「ソ」

 

故に言う。この力の名は…。

 

「ナ!」

 

悠は言い切るのと同時にカードを握り潰した。

 

パリィーン

 

カードはまるでガラスの様に砕け散った。すると、悠の背後から強烈な青白い光と共に学ランの様な格好をして仮面を着け、コンバットナイフを長剣にしたような剣を持った悠のペルソナ、[イザナギ]が姿を現した。

悠はネプテューヌの方を見ると、足で体を押さえつけられたネプテューヌに門番蟲が剣を振り落とそうとしたところだった。

すぐさまイザナギを向かわせる。

 

キイィィィンッ

 

なんとか間に合いイザナギは門番蟲の剣を受け止めた。

 

「ネプテューヌ!」

 

悠はネプテューヌのもとに駆け寄る。

 

「大丈夫か?」

「なんとか…。ねえ悠くん、これはいったい?」

 

ネプテューヌは突然何処からともなく現れたイザナギについて悠に尋ねた。

 

「これは、ペルソナ。困難に立ち向かう心の鎧であり仮面、もう一人の俺自身だ。イザナギ!」

 

悠がイザナギの名を呼ぶと、イザナギは受け止めていた剣を押し返した。

門番蟲は押されたことにより後ろに後退り、そのときにネプテューヌを押さえつけてた足をどかしてしまった。

 

「ネプテューヌ…まだ戦えるよな?」

 

悠がネプテューヌに問いかける。

 

「当然よ!」

 

ネプテューヌは立ち上がりながら答えるとすぐに剣を拾い構えた。

 

「よし、だったら…イザナギ![タルカジャ]!」

 

悠は頷きながらイザナギに指示を出す。イザナギはすぐにネプテューヌに攻撃力を上昇させる補助魔法、[タルカジャ]をかけた。

 

「これで少しの間、ネプテューヌの攻撃力は上がる筈だ。」

「ありがとう。これで…」

「ああ、反撃開始だ。」

 

ネプテューヌと悠はすぐに駆け出した。門番蟲は足で彼らを踏みつけ様とするがネプテューヌは当然だが今までのモンスターの戦いの時よりも遥かに動きが良くなった悠はいとも簡単にかわしながら門番蟲との距離を詰めていく。

ペルソナ能力者はその身に宿しているペルソナのステータスが能力者本人にも反映される。それが悠の動きが良くなった理由である。

 

「[スラッシュ]!」

 

悠は走りながらイザナギに指示、イザナギは門番蟲のコンパを掴まえてる方の腕をその剣で切り落とした。空中に放り出されたコンパをすぐさまネプテューヌが救出した。

 

「大丈夫、こんぱ?」

「はいです!」

 

ネプテューヌはそのままコンパを安全なところまで連れていく。

 

「コンパを助ければもうこちらのものだ。[ジオ]!」

 

悠はコンパの安否を確認してすぐに技の名前を言う。すると門番蟲の上から雷が落ちた。

これは、イザナギの雷の攻撃魔法[ジオ]である。

ジオにより感電した門番蟲の蜘蛛の部分の体の目の前まで文字通り来た悠はその目に目掛けて模造刀を突き刺した。

いくら模造刀でもその切っ先は尖っており、それで突き刺せば当然貫通力はある。

悠は模造刀を刺した後にすぐに抜いた。

さすがに目を潰されれば堪ったものじゃない。門番蟲は悠を思いきり蹴飛ばす。

 

「ぐわっ!?」

 

なんとか模造刀で受けたがそのままさきほどのネプテューヌの様に壁に叩きつけられた。

しかし、あまりの痛みにか門番蟲は同じ場所で滅茶苦茶に暴れて追撃はしてこなかった。そこをイザナギで掴まえてさっきの仕返しとばかりに投げ飛ばして壁に叩きつける。

 

「ネプテューヌ、今だ!」

 

悠はネプテューヌに声をかけるとコンパを安全なところまで連れていったネプテューヌが門番蟲に向かって猛スピードで飛んで行く。

 

「分かっているわ!これで今度こそトドメ![クロスコンビネーション]!」

 

ネプテューヌは門番蟲に向かって渾身の七連撃攻撃を叩き込む。タルカジャによって高まった攻撃力もありその威力は計り知れない。

 

グオォォォ…

 

門番蟲はそのまま倒れこみ動かなくなってしまった。




ということで悠の頭痛の原因はペルソナ能力の仕様可能の予兆でした。
色々と期待してくださった皆様、本当に申し訳ありません。
ですが、ペルソナ4で主人公がマヨナカテレビを初めて見てイザナギの声を聞いているときに頭を押さえて苦しむ場面があったので、私はこの時に頭に直接声が響くと同時に頭痛がしてたのではと解釈してこの様な形にしました。
また、感想でマガツイザナギがどうとかとも言われていましたが、この小説はペルソナ4は4でもザ·ゴールデンとのクロスなので、イザナギがマガツ風になるのではなくマガツイザナギその物を出す予定でいるのでこれからもこの小説を応援してください。
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