とりあえず学マスやって落ち着きますわ〜
…すいません。真面目にやります。
それではどうぞ
突然だが問題だ。今日は何の日でしょう?
正解は…………
一ヶ月ぶりの休みだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
この一ヶ月、色々あった。主人公の優希君にあったり、紫黒と戦ったり、缶詰にされたり、もうとにかくいろんなことがあった。楽しいこともあったが、辛いことの方が多い。寮に温泉があるとはいえ、体から疲れは完全に消えない。
よーし今日は遊ぶぞーということでやってきました大型ショッピングモール。三番組の
ということでハメを外してレッツラ観光!『東家たるもの、常住坐臥気高くあれ』?知るかそんなもん!!さぁてどこから回ろうか!!
「こら待て落ち着け綺利香!」
私は首根っこを掴まれる。おっとそういえば私一人ではないのを忘れていた。実は今日は八千穂と来ている。たまたま休日が被った八千穂に誘われたのだ。
「ごめんなさい八千穂。久々の休日で、少々はしゃいでいたみたい」
「はぁ……気持ちは分からんでもないが、少しは東の者としての自覚を持て。全く…」
八千穂は大きくため息をつく。こうしてみるとやっぱしお姉ちゃんだなぁ。こういう面倒見がいいとこは好感が持てる。
「所で八千穂。なぜ私を誘ったの?六番組の方を誘えばy…はっ!まさか八千穂、友達がいn」
「お主は本当に失礼なやつじゃな!大体、私様にも友達の一人や二人…ってそういう話ではない!」
おおぉすごいノリツッコミ。やっぱ面白いなぁこのお姉ちゃん。
「……先日私も人型醜鬼に襲われてのう。正直完敗であった。天花や羽前組長がいなければ、私様も日万凛も危なかったじゃろう」
「…………………」
これに関しては仕方ないだろう。そもそも八雷神は一体一体が組長格二人分くらいの強さだ。特に耐久力カチカチの雷煉なら、しょうがないとしか言いようがない。原作でも、桃源郷編レベルまで成長した京香さんがめっちゃ溜めた隷刃の太刀でやっと大ダメージになったくらいだ。空間ねじ切りができる天花さんがいたからなんとかなったものの、ぶっちゃけあんな序盤で接敵していいやつじゃない。
八千穂の能力は時止めと巻き戻しとかいう中々にイカれた代物だ。同じような能力を持つ他作品キャラに、DIO様がいる時点でかなり強い能力だ。だがDIO様の攻撃方法はスタンドによる格闘やナイフ投げ、ロードローラーなどであり、時止めは少なくとも攻撃する際はサブウェポン扱いだ。*1
結局何が言いたいかというと、時止めは直接攻撃には使えないのだ。だから八千穂のメインウェポンは、魔防隊員に支給される強化銃である。八千穂は体格に恵まれているわけではなく、力もそれほど強くない。多分能力なしの条件なら、七番組でしごかれてる日万凛のほうが強い。
まとめると、相手が現時点ではメタ張らないとなんとかならない敵なんだから、まあしょうがないよねってのが私の考え。むしろ五体満足で生き残った八千穂はすごいと思う。
「その後、私様は考えたのだ。綺利香はあんな化け物と、たった一人で立ち向かったのだと」
「!」
「綺利香。お主はよく頑張った。故に、今日は姉として、お主を労ってやろうと、偉大なる私様は考えたわけじゃ!はっはっはっは!!」
「八千穂…………………その優しさをもう少しストレートにできたら、日万凛に嫌われうこともないと思うけれど」
「せっかく姉が労ってやろうというのに此奴は…」
呆れ顔の八千穂を前に、ふふっと私は微笑する。……あんたは本当に、根っからの姉だよ八千穂。
「それじゃあついてきて。欲しいものがあるの」
「あ。待つのじゃ綺利香」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「急に走ったと思えば、クレーンゲームか」
「ええ。あのぬいぐるみがとても可愛くてね♡」
私が指差す台の景品は、いくら軍艦の巨大なぬいぐるみだ。八千穂は若干引き気味でこちらを見るが、私は可愛いと思います!
私は100円を入れ、レバーを動かす。
「ふむぅ…綺利香。そこもう少し奥じゃ」
ふと、八千穂の方をみると、顔から汗が数滴滲み出ている。さては能力を使ったな?全くぅ…負担が大きいんだから、こんなことに使わなくていいのに。このシスコンめ。そんな指示をもらって、私が嬉しいと思っているのか!?
\\ゴトッ//
めっちゃ嬉しいです!!
「ありがとう、八千穂」
「ふっ気にするな」
はぁ〜おいしそうだなこのぬいぐるみ。また自室が豪華になるぜ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「何とか席を取れましたね」
「休日のフードコートはやはり混むのぉ」
お腹が空いた私たちは、フードコートに来ていた。日曜日のお昼時のフードコートは、例によって混雑していたが、二人で何とか確保できた。
「さて。私は、蕎麦を注文してきます。八千穂はラーメンですか?」
「うむ。何でもここのラーメンは絶品らしくての。いつか日万凛と共に来たいと思っていたところじゃ」
「………ここフードコートですよ?」
「だがここにしかないらしいのじゃ」
あーたまにそういうのあるよね。フードコート限定のラーメンか…。
「やっぱり私もラーメンにする。ここでしか食べれないなら、食べてみたい」
「おぉそうか」
二人で並んでラーメン屋のコーナーまで歩く。上のメニュー表を見ると、味噌ラーメンメインの店らしい。色々とトッピングも豊富だ。
「決めたか?」
「もちろん」
「お二人さん。注文何にします?」
「「味噌ラーメン大盛り味玉とネギのトッピングで」」
店員の御用聞きに、二人の声が重なる。やはり八千穂もそれを選んだか。流石、よくわかってる。
「頼むもんが同じとは、仲良い姉妹だねぇ」
はにかむ店員の言葉を聞いた八千穂は、どこか誇らしげに口元を上げる。…店員の八千穂を見る目が妹のそれだったことは、黙っておこう。
*
数分後、トレーを席に置いて席につく。
その味噌ラーメンは、黄金色のスープに、トッピングとして追加した味玉とネギ、元からついてるメンマやチャーシュー、具材の一つ一つが光を放っているようだ。近づくと、芳醇で甘辛い味噌の香りが漂ってくる。
「「いただきます」」
まだかまだかと言わんばかりに手が震えながら、食の始まりを唱える。
まずはスープ。異論は認める。れんげでスープを掬い、口に運ぶ。味噌のピリ辛な味が舌に絡むが、口の中に少し違和感がある。噛んでみると、コリコリと音がする。そして少しの酸味、メンマだ。どうやら掬った時に混じっちゃったらしい。あるあるだな。
次は箸で麺を掴み、啜ってみる。モチモチの太麺は、味噌とよく絡んでうまい。今度はネギと一緒に食べてみよう。!!んー♡ネギの『ほぼ手をつけてないから辛みそのまま』の感じ好きぃ…。
そして待ちに待ったあ♡じ♡た♡ま♡スープ沈めて、ネギをのっけてガブリ。そしてそこに麺、チャーシュー、スープを一気に流し込む!!!
すぅ…………
幸せ!!!!!
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〜八千穂視点〜
昼食を終えた後、私様たちはショッピングへと移行した。服を見たり、本を買ったり、綺利香が趣味で使うフェルトを買ったり。
私様は本にそこまで興味を示さないが、妹と見て回るのは存外悪くない。
そして今は、ショッピングモールから出て、三番組の門に向かうために、電車に揺られている。私様は天花の能力ですぐに帰れるが、綺利香はそうはいかん。それが罷り通れば、天花は過労で倒れることじゃろう。
ちなみに当の本人は私様の肩に身を預けておる。寝顔を覗き込むと、本当に日万凛にそっくりだと感じる。
無論同一視しているつもりはない。日万凛は真面目で可愛い妹、綺利香はクソ生意気な妹じゃ。
『やっちはもうちょっと素直になったらいいんじゃないかな?』
同僚のサハラの言葉がよぎる。
私様はよく周りからプライドが高いと言われる。天花からも、慢心が多いと言われた。なんとなく感じてはいたのじゃ、自分の慢心に。そのせいか、麻衣亜からは下に見られ、母様もそこまでいい目で見ていない。認めたくはないが、私様は弱い。先日の人型との戦闘で、妹一人満足に守りきれぬ。天花や羽前組長に頼り切りで、活躍できていない。
だが綺利香は強い。あれと同じような化け物と戦い、隊員三名を守った。…私様には到底できないことじゃ。
私様は、妹にどんどん追い抜かれている。成長は喜ばしいが、それと同様に悲しくもある。
「私様は、このままで良いのか?」
「そこまで思い悩む必要もないんじゃない?」ムクリ
「…ん?起こしてしまったか」
どうやら聞かれてしまったようだ。全く情けない。妹の前で弱音を吐くなどと。
「別に弱音くらいいいよ。でないと、あなたが弱音吐ける場所ないじゃない」
「………ナチュラルに心を読むでない」
私様が弱々しく呟くと綺利香は私様の手を握った。突然のことでびっくりしていると、
「八千穂は確かに高飛車だしナルシストだし口下手だしツンデレだし口調も変だよ。だけど、そーいうのひっくるめて八千穂だと思うから、別に変わる必要はないんじゃない?ただ強くなる必要はあるけど」
「…褒めとるのか貶しとるのか分からんな」
妹に慰められ、必死に捻り出した言葉がそれである。全く出来た妹じゃ。
……………………。
「のう綺利香」
「ん?」
「なぜ私様にそこまでする?」
ずっと疑問だったことをぶちまけた。東家は実力主義であるが、同時に放任主義である。海桐花様は強くあれ強くあれと言うが、具体的にどこをどうするなどは口出ししない。そのようなことは、専ら母様の仕事である。東が他の姉妹を蹴落とし合う一族である以上、仕方ないことではある。にもかかわらず、綺利香は私様や日万凛を気にかけている。母様には強者であるが故の余裕があるから分かるものの、綺利香はまだまだ母様には及ばない。言ってしまえばまだ弱いのに、なぜ他人を気にかけるのか。私様のように慢心があるわけでもないのに。
そんな私様の問いに、綺利香は少し俯いて、真面目な目をして言い放った。
「それは、私が八千穂の妹だから。姉妹で助け合っていきたいから。それだけ」
綺利香の答えはあまりに常識的で、それでいて東家の者にしては異質であった。同時に、綺利香の強さはこういうところにあるのだと実感できた。
「っは!あまりに平凡な答えじゃのう!姉妹仲良くとは!!」
あゝ笑いが止まらぬ。何ともまぁ強い妹じゃ!これは、私様も落ち込んでいる場合ではないというもの!
「よく聞け綺利香。雅なる私様は、必ず強くなる。そのために、お主も力を借りるやもしれんが良いな?」
綺利香はふっと笑い、
「もちろん。どうぞ私を使って。私もあなたを使うから」
相変わらずの減らず口だ。だがそれでいい。
「ところで八千穂。その……もう少し周りを見た方がいいんじゃない?//」
視線を逸らす綺利香の言葉通りに周りを見渡すと、乗客がこちらを見ている。ここが車内であったことを失念していた。
「綺利香!早くそれを言わんか!!」
「ちょっ!?そんなにうるさくしないでくださいよ!これ以上うるさくしたら、追い出されますよ」
「ぐっ…」
その後、私様を迎えに来た天花に大目玉を食らったのは、言うまでもないじゃろう。
書いた感想:八千穂がイケメンになってびっくりした。
小話①:八千穂はクレーンゲームのくだりで、3回ほど能力を使っています。
小話②:
Q.何で八千穂が電車内で騒いだことが天花さんにバレてるの?
A.乗客から駅員へ、駅員から魔防隊の本部へ、本部から天花さんへと、情報の伝達があったから。つまり、このことは十番組の一部にも伝わっている。
小話③:これはネタバレになりますが、八千穂の戦闘力が原作に比べて数段跳ね上がります。
次回『この説明3回目なんすけど…」お楽しみに。