【完結】争いは他所でやってくれ!最後は平穏無事に過ごしたい   作:大気圏突破

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まさかカルストンライトオの記録が破られるとは


前日にナニをやっているんだ君は

 魔王・皇帝・テロリスト・夢双龍の4人がカメラの前に並び発表した『冥界統一トーナメント』に民衆は食い入るように画面を見つめた。そもそもシャルバがアジュカたちと並んでいる時点で違和感しかなかった

 

「ただの喧嘩をしよう!負けた奴は100年間そいつに従う」

 

 このまま争いを続けていれば緩やかに滅びを迎える。結んだ和平も無意味で三大勢力の足並みも揃わない、大王派のトップだったバアル家もサーゼクスの暴走によって没落してしまったが火はまだ燻ぶったままで小競り合いが続いている

 

「参加者に制限は無い、教会の戦士や堕天使も参戦することは可能だ!妖怪や冥府の死神にも資格は存在する。最後まで勝ち残った者が冥界を支配することが出来る」

 

 

 やろうとしているのは幽遊白書で雷禅が亡くなった後に行われたトーナメントそのもので会談の場で提案したら3人は承諾してくれた

 

 アジュカとしては自分が負けたとしても争いを祭りにして停滞している空気の脱却を図り、シャルバも大手を振って己の主張を通すことが出来る。そしてディハウザーは優勝したら『王の駒』について発表する算段であった

 

 

「開催場所や日時など詳細については追って発表しよう」

 

 生放送が終わり4人はそれぞれの魔法陣を展開して消えていった。前代未聞のトーナメント開催に冥界に住む悪魔たちは不安よりも興味が勝っている。小学校ではクラスのお調子者が参戦を表明し『魔王になる』と豪語していたが翌日には撤回した

 

 当然のことだが今回のことに関して有識者は否定的な意見を述べるが、ディハウザーとシャルバがメディアに出演し『文句があるのなら俺たちと戦え!』と言い放ったことで黙らせることが出来た

 

 

 

 

「ちゃんと説明してくださいね」

 

 額に怒りマークを作るソーナは膝の上に乗って問い詰めてくる。なにせ今後のことについて眷属たちを自宅に招いて相談していたら彼がアジュカたちと映っていたのだから紅茶を吹き出してしまった

 

「姉さんのこともあるのに何で相談してくれなかったんですか?」

「冥界を纏めるにはこれが最善なんだよ」

 

 先日行った会談の内容を伝えると彼女は腕を組んで考え込んでしまった。できればそろそろ膝から降りて欲しいが今日はカイロを貼り付けていないのでこのままソーナの体温で暖まりたいと思ってる

 

「チャンスは均等に振り分けられる。下級悪魔が冥界のトップになる可能性も存在するんだ」

 

 今回のトーナメントは個人戦で行われシトリー眷属から匙と翼紗が既に手を上げて自己鍛錬に励んでいる。他のメンバーたちも彼等を応援すべくトレーニングに付き合い匙は禁手化に至った

 

 

「ソーナ様、お戯れは下校後にお願いします」

「分かりました。あとでじっくり聞かせてもらいますので」

 

 朝から肌がツヤツヤなグレイフィアが2人のことを窘める。移動教室があるのでソーナは伸元に対して軽く口づけをすると生徒会室から出て行った

 

 

「石動様、朝から熱いのをありがとうございます」

「流石にやりすぎです」

「あら…まだ元気そうですが」

 

 彼女はお腹を慈しむように撫ででいた。寝起きでシャワーを浴びていたら介助と称してメイド服ままで入ってきた。いくら転生者といえど経験豊富な年上の人妻に敵うことなく壁際に追いやられ複数回搾り取られてしまった。近い将来のうちにミリキャスが『お兄ちゃん』と呼ばれる日が近いのかもしれない

 

 

「それにしてもセラが魔王を辞めるなんて」

「"普通の女の子に戻ります"って昔のアイドルですね」

「それでは私も女の子になりますね」

 

 シトリー家の姉妹と結ばれた日にセラフォルーから伝えられたのは魔王の職を辞することだった。これからは自身が主役を務めていた『魔法少女マジカル☆レヴィアたん』のプロデュース業に従事するつもりで2ndシーズンの主役を選ぶオーディションを開催することになった

 

 

「冥界が昔のように活気づいているような気がします」

 

 各方面からも実力者が参戦を表明しゼノヴィアの師匠でヴァスコ・ストラーダがデュランダルを返してほしいと懇願してきたが退けることにした。また天界からは神滅具を持つデュリオ・ジェズアルドも参加する予定である

 

 

「石動様も出場なさるのですよね?」

「言いだしっぺなので今回は出ます。次の100年後はどうなっているか分かりませんが」

「ミリキャスからパパって呼ばれているかもしれませんね」

 

 自分の未来予想図が混迷を極めそうだ、しばらく働かなくても全員を苦労させない生活を営むことが出来るので問題は無い、なおシトリー家の当主はしばらく彼女たちの父親が務めセラフォルーが出産したら男女関係無く継がせるつもりで場合によってはソーナが間に挟まる可能性もある

 

 伸元の近しい面々だが木場と朱乃は参加するがヴァ―リチームは見送った。木場は自身の力がどこまで通用するのかという意味合いで挑み、朱乃は局部をガムテープだけで隠したバラキエルを引き連れて現れた

 

「これから末永くミリキャス共々よろしくお願いします」

「こちらも色々と頼らせてもらいます」

 

 

 

 トーナメント開催に向けて準備が進められていた。膨大な数の参加者がいるので各ブロックでバトルロイヤル形式の予選を勝ち抜いて本戦トーナメントが行われる。前日の優勝者予想番組ではディハウザーを支持する層が多く次点はシャルバとカテレアだった

 

 今回のことを主導した伸元にも一定数のファンがいるみたいだが夢双龍の実力を知らない面々が多数いて水をあけられている状態だ

 

 

 

「ノ~ブ~ちゃん!」

 

 シトリー家の邸宅で彼女は愛しい人に抱きついていた。ついさっきまで一緒に体を寄せ合って入浴していたが魔王を辞めると言ってから更に甘えるようになった。今回のトーナメントが終れば正式に魔王の席から降りる

 

 

「優勝したらどうするの☆」

「その場で第2回を開催しようかな、偉くなっちゃうとプライベートな時間が減りそうだし」

「じゃあ終わったら冬休みに旅に出ようよ☆ソーナちゃんも一緒にキリバスで初日の出を見て、京都に行ってお参りするの」

 

 修学旅行の埋め合わせは未だに行っていないので婚前旅行と称して楽しむつもりだ、宿泊施設が満室でもオーディンからもらったテントがあれば世界中が我が家となる

 

 セラフォルーは彼をベッドに押し倒し自分の匂いを擦りつけるようにマーキングをする。どうやら風呂場での続きを所望するみたいだが、イジワルして立ち上がり赤ちゃんを『たかいたかい』するよう抱き上げる

 

「もう…このまま受け入れてよ☆」

「ダ~メ!」

 

 砂糖を吐き出したくなるような空間だが2人とってはこれが当たり前である。夜が段々と深くなり悪魔の力が増してくると彼女は再び伸元を押し倒し胎内に受け入れた。明日は大切な試合が始まるのにベッドの上で疲れてしまって敗退したら何て言われるのだろうか?しかし彼も男の子なので欲望に抗うことは出来なかった

 




グレイフィアにも搾り取られています。なおメイド服・下着姿・全裸の3回戦が行われました。もちろん帰宅後はソーナからも…

そろそろ終わりが近いと思います。お付き合いください


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