生まれは血霧の里のかぐや一族 ! 作:かろんたバンズ
相変わらず推敲はなしです。
皆さんこんにちは、照麿です。忍者やってます。
今はあのゴミ虫2人を待っているところです。約束の時間まで1時間もあるのですが困りました。ひじょーに暇です。
「なにか面白いことでもないですかねー」
ここは霧隠れで最も栄えているはずの水影邸のお膝下だというのに閑散としすぎています。そこらに落ちた枯葉が風に吹かれて舞っています。
今からどこかに買い物に行くというのも戻ってくる時には時間が過ぎているかもしれませんから出来ませんしどうしましょうか。
何もすることもなくボケーっと突っ立って待ちぼうけます。
冷たい風が肌身をさしますね。僕は寒いのは嫌いです。何故ならそれは豊かさとは正反対の位置にあるものですから。そこに転がっている子供なんてその典型ですね。
ボロ布を身に纏い寒さに身を丸めています。
ふと遠くを見ると男が1人滑車を引いています。彼は笠を頭に被っていて細身で長身な男ですね。
なんとなしに彼を観察します。
観察をするということは忍者にとって重要なことですからね。まあ観察なんて以前の任務ではしませんでしたが、必要ありませんでしたし。
彼も相も変わらずボロ布で身を包んでいます。頬もコケていて顔には殴られたのでしょうか? 大きな痣があります。
見るからに弱者ですね。裕福さが欠片も感じられない汚いゴミ虫です。
しかし妙ですね。彼は如何にも重そうな滑車をボロボロになりながら引いているのに背筋はピンとしていて胸を張っているように見えます。それに全く俯いている様子はありません。
まあだからなんだと言う話なんですがね。
彼は寒そうにしている子供の前に歩み寄って行きました。
なにかするのでしょうか?
彼がしゃがみこんで浮浪者の子供に話しかけようとしたその時です。
「お待たせー照麿君」
僕は女に話しかけられました。
もちろんメガネのもう一人も一緒です。
「それじゃあもう行くよ?」
これから忍び組手をするために第3演習場に向かわなければならないのです。戦いは好きです。なので楽しみです。
それでは移動しましょう。
「ちょっと時間が押してる、軽く走るけど平気だよね」
男は言うと駆けました。女は僕の方をちらと確認すると追いかけます。僕も追いかけます。
しばらく進みます。
「大丈夫? 速くない?」
女は僕を見下しているのでしょうか?
この程度のゴミ虫のスピードなんて全く苦にはなりませんし遅すぎて欠伸が出るくらいです。
僕は女を追い抜かして男と並走します。
「ほら、すぐそこに青先生がいるだろ?」
男が奥のほうを指差しました。たしかにいますね。とても小さくですが。
ここは格の違いを見せ付けるために僕が一番乗りをさせてもらいましょう。
後ろの方で僕を静止するような声が聞こえますが無視です。
青の下に辿りついたので深呼吸を1つ。少し息が乱れてしまいました。
数十秒した後に2人が到着しました。2人は自分のペースで来たので息を乱してません。
負けてなどいませんよ、僕の勝ちです。
「よし来たな。少し待ち合わせの時間より早いが早速始めよう」
「先生待ってください! 照麿君のことなんですが」
「しつこいぞ! 何度も言わせるな! 照麿が足手まといになるかどうかは私が決める」
ん? 今この男は僕が足手まといだと言ったのですか?
まあそんな筈はないでしょう、聞き間違いです。
「それに今からやる忍び組手は試験も兼ねている。あんまりに酷い有様だったらアカデミーに戻されることになっているのだ」
「え、そんなこと聞いてないよ。それに先生、この子はアカデミーすら卒業していないんですよ」
「そうです先生、そんな子と闘うなんて僕にはやっぱり・・・・」
どうやらこの2人は僕と戦いたくないらしいです。まあそれも仕方ないですよね。かぐや一族の中でも最も才能がある僕と戦うなんて普通のゴミ虫達ならやりたくないでしょう。
そんな風に考えていると青が怒鳴りました。
「馬鹿物! 忍ならばやりたくない戦いもやらねばならん時があるのだ! それにどうしても一緒に班を組むのが不安ならお前達が一瞬で方を付ければいいだろう。それ程の実力差があるのなら照麿はアカデミー送りにしてやるからな」
そして青は言いました。
「さて、まずは阿良丸と照麿からだ。2人とも前へ」
やっとです。ここまでが非常に長かったです。とっとと終わらせてこの2人に世界の違いを見せ付けたいですね。
「忍具を使ってもいいからな?」
「忍具? そんな物僕は持ってないですよ」
「僕もそんなものを使う気はありませんし必要ありません
照麿君、少し痛い思いをさせることになるけどごめんね、でも直ぐに終わらせるから」
「よろしい、では・・・・」
合図が掛かったと同時にこのゴミは突っ込んできます。握り拳を作りそして右腕を振り上げて。
右ストレートですね。それも胸の辺りを狙って来ています。僕と彼の身長差を考えるのなら顔面を狙うのが最短距離なので基本だと思うのですが。
それに動きが直線的です。なので防ぐことは容易でしょう。
僕はセオリー通りに中段受けの構えをします。
左腕を右腕の肘の下に持って行き防ぐ手である左腕に力を加えるための助走距離を与えます。
そして相手の右腕からの攻撃にタイミングを合わせ相手の手首を僕の左腕の手首で引き込むようにして力を吸収し外側に左腕を流すことで攻撃を空かします。
そうすることにより相手の体は僕に初めは斜め方向に向いていて反撃するための的が非常に小さくなっていたのですが、今では僕に対して正面に体が向いています。
彼とはっきりと顔を合わせることで分かります。彼は僕に対して非常に驚いたような顔をしています。
「はあ!」
「なっ!」
中段への右腕から繰り出した正拳突きがヒットし彼を吹き飛ばしました。
「つ、強い!」
まあこんなものでしょう。それにようやくあのゴミ虫は気付いたのでしょうか、僕が強いということに。
僕は青を見ます。もう終わったのでとっとと次に行きましょうって。早く終了して下さいよ。
しかし彼はそんな合図をしませんでした。
「うう、おかしいと思ったんだ」
メガネのゴミ虫はフラフラと立ち上がるとズレたメガネを直しながら言いました。
「こんな小さな子供がアカデミーにすら在籍せずにいきなり下忍になるなんて」
ふふふ、それは僕が強く才能に満ち溢れているからですね。そんな学校なんて特別免除は当たり前ですよ。
「今の一撃は服の下に防具を着けてなければたったそれだけでノビていたよ。を
どうやら僕よりも君の方が体術のスキルは上みたいだ」
彼は右の足に着けているポーチに手を伸ばします。
はて? ポーチの中に手を突っ込みましたがなにかするのでしょうか?
「ちょっと阿良丸! 忍具使うのは流石に危ないじゃない!」
「大丈夫だよ灯里。先生だって忍具使ってもいいって言ったじゃないか。それに本当に危なくなったらですよね先生」
青は頷きます。
「それに年下に負けるなんてやっぱり恥ずかしいよね!」
何をやるかと思えばただ忍具を使うだけですか。別に大した事じゃないですね。
次は防具もない顔面に殴りかかってそれで終わりです。
まあ結局僕と彼では住んでいるステージが違うという事を知らしめるだけでしょうり
彼はポーチから取り出したクナイ一本を僕に向かって投げつけて来ました。
戦闘シーンはしっかりと伝わっているのかすら自分では分かりませんね。
戦闘と言っても1つの動作しかしていませんが。
戦闘シーンは昔習っていた空手を思い出しながら書いていきます。
いつか型丸々1つパクるでしょうねきっと。
最後に評価を入れてくれたあなたと、これから入れようとするあなた。貴方が感じた評価の数字を初め思った数字よりも、1つ上を選択するだけで皆が幸せな笑顔を見せることになるかもしれません。