生まれは血霧の里のかぐや一族 ! 作:かろんたバンズ
エタらせないように頑張ります
「そこまでだ!」
攻撃を加えている僕の骨が横合いから掴まれ僕は投げ飛ばされてしまいました。
また青です。
僕の不満顔に気が付いたのでしょう。青が言います。
「私の部下がいきなり班員を殺すのはNGだ。認められない」
仲間殺しを僕たちがする必要はないと青は口を酸っぱくして言います。仲間を殺した忍は録な最期を迎えないそうです。よく分かりません。
「このゴミ女とゴミ虫の2人が僕の仲間になるのですか?」
青は手で頭を抑えました。どうしたんでしょうか頭が痛いのですか? なら休んだ方がきっと良いでしょう。
「照麿、お前は下がれ。次は灯里と阿良丸の番だ」
どうやら次はゴミ2匹が闘うそうですがはっきり言って全く興味がありませんし2人の実力なんて弱すぎて見る価値もありません。
つまり非常に暇で暇で仕方がないのです。
そういえばそろそろお昼ご飯の時間ですね。今からクリームシチューの美味しい店に行くのもいいかも知れません。
最近そんなチラシが牛乳店ミルク屋もーもーに貼られていました。
それがいいです。早速行きましょう。
僕が出発しようとしましたが手を引っ張られてしまいました。
「どこへ行くつもりだ」
またこいつですか。
「お前のこれからの班員だ。しっかりと見ておきなさい」
手を振り払い無視して行こうとしましたが振り払うことが出来ません。ガッチリと掴まれています。
しかしこの程度の障害が僕を阻むことはないでしょう。
「お前の担当上忍である私がお前に言っているのだ照麿。グダグダ言わずにここに直立不動で立っていれば良いのだ」
「この僕に命令を? 下等種族である貴様が今ここで。禁止すると言っているのか」
「細かい要求などなに1つしていない。忍者である以上野山自由に駆ける自由はないと知らしめる必要がある。今がそのタイミングだ分かったか」
もう我慢がなりません。何者にも僕を縛り付ける力など存在しないことを今すぐに思い知らしめてやらなければなりません。
「青、今すぐにその手を離しなさいもしかしたら許してあげますよ」
今更手を離そうとしても遅いんですけどね。チャクラを腕に集中して血継限界を発動して青の腕を穴だらけにしてやります。この攻撃を事前に感知することなど不可能。人の体内にあるチャクラの動きなど他人が分かるはずありませんからね。
さよならです。
「ふんっ!」
しかし僕の腕から突き出た骨が青の腕を穴だらけにすることは叶いませんでした。攻撃を加えようとした僕の腕が地面に叩きつけられ結果骨は宙を切り裂くだけに終わってしまったのです。
運が良い奴です。
青の拳が頭に迫ります。このままでは頭に攻撃を食らってしまうでしょう。ただしそれは凡百な人間ならです。かぐや一族であるこの僕に打撃攻撃などいっさい効きませんよ。忍術を使わなかったことを悔いるがいいです。
僕は頭頂部へとチャクラを集め頭蓋骨の細胞を動かします。
これでいつでも好きなタイミングで角を生やす事ができ今度こそ青の腕を貫通して串刺しにするでしょう。
「なっ」
背中に感じた衝撃と同時に僕は地面にのされてしまいました。
「私の命令には絶対に従ってもらう。これが部下である忍の掟だ」
僕は立ちあがろうとしましたが今度は水で出来た紐のようなもので地面に仰向けの状態にさせられ縛りつけられてしまいました。
動けません。
こ、こんなことがありえるのでしょうか。
忍界最強の一族であるかぐや一族であるこの僕が。
他のかぐや一族よりも最も才に満ち溢れ、神に愛された神童であるこの僕が。
こんな糞野郎に手も足も出せずに無力化させられる。これが上忍の立っているステージだとでも云うのか。
青の方に視線を向けますが青の視線は闘っているゴミ二匹に注がれています。今は体術で闘っているようですが明らかに僕と比べて劣った動きをしていてはなしになりません。本当にこんなやつらとチームを組むことになるのですか。今すぐに解散させてほしいです。
そんなことを思っていると青に睨まれてしまいました。
顔に出てしまっていましたか。
ため息が出てしまいます。もしかするとこれからの僕には自由が今までよりも少なくなってしまうのかもしれません。
空を見上げます。相変わらず霧が掛かりどんよりとした雲が漂い太陽なんて見えはしません。こんな糞みたいな里は早く捨てて、爽やかで心休まる豪邸に暮らしたいものですね。
「そこまで」
やっとですか。どうやら忍組手がようやく終わったようです。
集合の合図も青から掛かりました。しかし僕の拘束が解かれる気配はありません。
「お前はそのままの姿勢で聞くように、照麿」
青は話し始めました。
なにやら難しいことを色々と言っていますがとにかくこれからはこの4人で合同で任務に当たると言うことと明日は朝の10時に集合しろとのことです。
そしてこれにて今日は解散。
僕の水による拘束は無事に解かれました
さて、それでは今からご飯を食べに行きましょう。
「照麿、お前にはこれから2人だけでの話があるので残ってもらう・・・・・・・・」
遥か後ろの方で青が何か言ってるように聴こえますが知りませんね。怒声のようなものが響き渡っていますがなんなんでしょうか。そんなことよりも今はクリームシチューが重要なのです。
街まで行くのに木々を抜けて行きます。確かこんな感じの場所を通って来たような気がします。
1度しか使っていない道なんで少しだけ不安なんですけど気にすることはないでしょう。
それにしてもどこまで行っても陰気な同じ光景ですね。この霧隠れの里はどこに行っても霧がかっていて茶色が続く寂しい場所です。
漸く着きましたね。水影邸の下町です。足手まといが居ないおかげか行きよりも速く着きました。では早速美味しいクリームシチューのお店に行くことにしましょう。
「なんですかこれは」
僕がクリームシチューのお店の前に着くとなにやら騒がしいのです。店の入口の前にはそれはもう沢山の人で溢れかえっています。そんなにこのクリームシチューの店は絶品メニューを出してくれるのでしょうか。
僕の目には砂漠地獄にあるたった一片の砂糖に群がるアリの群生がうじゃうじゃと集う気持ち悪さを感じますね。今すぐに退いて貰わなければ踏み潰してしまいそうです。このアリ達を。
僕は今とてもお腹が空いているのです。それはもう鬼のように暴君の気持ちで怒ってしまいそうですね。邪魔ですから。
しかし僕は我慢します。
店内から漂ってくる極上のミルクの香り。それをグツグツ鍋で煮込み野菜やお肉と溶け合った素晴らしい香りが鼻先から入ってきてとても幸せな心地にさせてくれるからです。
多少の混雑は仕方ありませんね。
美味しい牛乳料理の為には。
今までの話よりも文章に違和感が更に大きいかもしれません。
許してください