禪院家に生まれしハンター   作:とっとこDIO

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この作品のタイトルでミスがありました。申し訳有りませんでした!
系→家に直しました。この様なミスはこれから極力減らせますよう努力いたします。
今回の事も有りましたので指摘、質問コメントどしどし書き込んで欲しいです。全て目を通して返事させて頂きます。


第九話 京都姉妹交流会 3

アンジャナフの咆哮がエリア内に鳴り響くよりも前、遠くまで移動していた凡打秦、村上の両者はお互いに攻撃を入れて入れられての繰り返しでどちらも息が上がり始めていた。

 

「ふーふー、どうですか?そろそろその口を閉じて真剣勝負しませんか?」

「テメェが黙れよ!はーはー、だがそろそろ真剣にやり合うのは賛成してやるよ」

 

息を整えてお互いに全力を出し合う状況を整える。先に動くのは凡打秦

 

「明星へ登る」

「それはもう慣れている」

 

仮面の中心から放たれる光線を横に走り出し事で全てを避ける。攻撃が止んだのを確認してから凡打秦に向かって村上が飛び出した。接近した村上が術式を使う。

 

「それは危険ですので、防がせてもらいます。月に触れる」

「クソ!やっぱその武装厄介だな」

「貴方には言われたく有りません」

 

先程身を守る為に射出した月に触れるを村上が殴ったのだが、殴られた月に触れるに金属が集まっているのだ。

村上の術式は《磁力》右手で触れた物体はS極、左手で触れるとN極になり対象を引き寄せたり、弾いたり出来る。触れる度に磁力は増し周りの金属を集める範囲が拡大する

 

「私の呪具ではもう貴方に何かしらの成果を残る事は難しいですね」

「何だ?降参か?」

「いえいえ、もっと別の方法で貴方と闘おうと思いまして」

「?」

「実はですね私交流会が始まるまでに一年生の龍甚の術式について本人から聞いたり実験したりしていました。それにより私は龍甚の式神から呪具作成のインスピレーションを受けました。今から見せるのはその一つです」

 

凡打秦が村上と距離をとった位置で両腕を上に持ち上げる様な姿勢になると体の至る所が隆起し暁に至る天蓋を突き破り白い毛で覆われた、獣の爪や尻尾鉤爪が出現。

そして仮面の左目の位置がひび割れ崩れる。凡打秦の左目が見えた。どがその目も変化を起こしていた。本来目を真ん中の辺りから引き裂いて小さい幾つかの複眼が出現。

 

「どうですか?この姿、私は近距離でも戦える様に仕上げておりました」

「お前!心だけでなく体までも人間を辞めたか!」

「人外ですね。肉体は無事ですよ。いえ肉体ではなく"魂"ですがね」

「魂?」

「貴方も知っているでしょう?呪術界において魂とは肉体とは切っても切り離せない物だと…魂に関する術式を扱う術師もいる事ですし」

「解ってわいる。だが、その変化した肉体とはどうつながりが?」

「私が観測した中で魂は肉体の先にあるのです。つまりどれだけ肉体に変化が起きようと魂の形さえ変化させずしっかり保管出来ればこの様な事も可能なのです」

「そんな事「そんな事ありえないとでも言うのですか?術式で魂を扱うものもあれば魂を切り裂く呪具の存在も確認されている。それを模倣して私も使ってしまえば良いだけのこと」

 

一歩、また一歩と歩みを進め村上に近づく構えや呪具の使用動作も無い。凡打秦と村上の距離が腕を伸ばせば接触出来るまで縮まる。

 

「さあ、では始めましょうか」

「!!」

 

凡打秦のゼロ距離"明星へ登る"が炸裂する。指でなぞらなくても発動が可能になった光線を腕で防ぎ、カウンターの膝蹴りを放つ。

尻尾が伸び、止められた。

凡打秦が右手の爪で攻撃を仕掛ける。

村上の腕を切り裂き、更に追撃。至近距離で月に触れるを展開村上を捕え、月に触れるごと投げ飛ばす。

 

「明星へ登る」

「お前!止まらねぇな!」

 

村上もすぐさま術式を発動させ右腕に金属板や金属片をくっつけ、光線を防ぎそのまま凡打秦に繰り出す。

 

「言ったでしょう。この姿は近接に特化した姿なのです」

「な、受け止めた!ガッ!……尻尾か?!」

 

金属でコーティングした右腕の攻撃を受け止められ、右腹部に尻尾が突き刺さる。だが、完全には刺さらない

 

「なるほど、既に服の下に金属を隠していましたか」

「正解!オラ!」

「っ!遂に貰ってしまいましたね」

 

凡打秦の攻撃を予想していた村上によりカウンターの左の一撃を腹部に一発貰い。村上が距離を取る、いや取ったのではなく弾かれた。

凡打秦は現在N極になった。そして弾かれた所から村上が同じくN極という事。

これではお互いに距離を詰めれない。

だがこの状況は凡打秦の不利であった。近接戦に特化した姿となり遠距離の攻撃が限られてしまう。

対して村上は凡打秦に集まる金属を利用すれば自身の攻撃手段を獲得出来る。

 

「こっからはこっちの番だぜ!凡打秦!」

「ええ、本当に貴方は素晴らしい」

「あ?何だよ急に気持ち悪い。拍手までしよって」

「私は団体戦で全てを見せる気はなかったのですか。仕方ありませんね」

「!まだ何かあると?!」

「ええ、そうです。今から見せるのは龍甚の式神の一体、ナルガクルガと呼ばれるモンスターから取り入れさせて貰いました」

「何だ!?尻尾が更に変化を…」

 

白い毛が生えていた尻尾が突如として、黒く変色。ふわふわだった毛はまるで針の様に鋭利で頑丈に

村上はこの尻尾に危機感を覚えた。

 

(何だ?何をする?ハッキリとは想像出来ないがやばい!)

 

黒い尻尾が高速で振られると黒い何かが飛んでくる。

ズッガガガン!

 

「!鉄板を貫通している。飛んできた物の正体は奴の鳥の羽の様な鱗か!」

「どんどん行きますよ」

 

凡打秦に更に変化、右腕を真ん中から裂くように竜の頭が出現。口に光を溜めて放ってきた。

 

「今度は火球か!あいつ!本当に人間辞めてるだろ!ぶっ飛びすぎだ!」

 

攻撃が激しくなり、躱すだけで精一杯。攻撃に転ずるにはやはり近距離しか無い。村上と凡打秦の体がお互いに引き合う

 

「勝負を決めに来ましたか。良いでしょう終わらせましょう」

「お前!流石にタガが外れすぎだぞ!」

 

お互いの間合いが潰れ、攻撃を仕掛ける。村上の下段蹴りを尻尾で弾き、ゼロ距離で火球ブレスを放とうとする。それを磁力で鉄板を持ってきて竜の顔を覆う。鉄板の中でブレスが炸裂し、凡打秦の腕ごと鉄板が弾き飛ぶ。辺りに火花と凡打秦の血が舞う。

お互いの関節戦は激化し、最早ガードなどこの二人には無い。

 

「明星へ登る」

「ぐっ!」

 

明星へ登るが直撃しようが村上の手は止まらない。

 

「ッ!オラ!」

「ッ!」

 

村上のストレートが顔を捉えても凡打秦も止まらない。

この勝負は結末は…

 

【ガァァァ!】

「「!!」」

 

遠くから鳴り響く咆哮。アンジャナフのものだ。二人が咆哮から意識を戻し、再戦しようとした所で突如として現れた存在に止められた。

 

『もう団体戦は終わりです。先輩方…』

「龍甚…」

「お前!邪魔するか!」

『ですから、もう団体戦は終わったんです』

「ああ?」

[勝負あり!団体戦勝者は東京校!]

「………そうか」

 

正道先生のアナウンスが鳴り響き、団体戦が終了した事が告げられる。アナウンスを聞き、村上が背を向け、歩いて行った。

 

『我々も戻りましょう』

「ええ、そうですね。所で真土居はどうしました?」

『ああ、真土居先輩は二年生二人を再起不能にして動けなくなった京都校の人達を安全な所に移動させてました。てか、先輩なんすか!その姿!?大丈夫なんですか?』

「ええ、心配いりませんよ。大切なものはしっかり保管していますので」

『保管?』

「お気になさらずとも宜しいです。では戻りましょう」

 

皆んなのいる場所に戻ると、京都校の人達と歌姫先輩が落ち込んでいた。龍甚と凡打秦先輩の存在に気が付いた真土居先輩がこっちに来るよう声を掛けてくれた。

 

『どうして歌姫先輩が落ち込んでいるんでいるんですか?』

「自分じゃ二級呪霊を祓えなかった事に落ち込んでいるんだとよ。後一人で無作為に突っ込んだ事で先生に叱られたのもあるな」

『あら〜、ご愁傷様としか』

「本当にな」

 

真土居先輩が凡打秦先輩の姿に驚き、問いただしていると正道先生がこちらにやってきた。

 

「三人とも、良くやった。だが凡打秦、お前のそれについては詳しく話してもらうぞ」

「…はい。ワカリマシタ」

「それと次の試合は3日後になった。京都校のメンバーはしばらくこちらの寮を使うから把握しておいてくれ」

『了解です』

「それと龍甚、今回の個人戦お前には少し特殊な立ち回りをしてもらう」

『へ?』

「では、解散!」

『ちょっ!てっ、いねぇし!』

 

不吉な言葉だけを残して、正道先生は消えた

あの人いつもあんな速くねぇだろ!

 

「終わった。終わった。この後皆んなでご飯食べに行かない?コロッケじゃなくて良いから」

『自分はいいですけど…他の人は?』

「「「「行く〜」」」」

「全員ね。よし行くぞ!」

「「「「おー」」」」

「凡打秦、お前はその姿じゃ行けないから元に戻すか今回は諦めて。正道の所行ってこい」

「…………はい」

 

こうして凡打秦先輩を除いた全員でお出かけをした。九人全員黒い制服に身を包んでいたら怪しいので、シャワーを浴びて私服での参加だ。

学生なので居酒屋ではなくファミレスに到着。

それから少し経ち東京校、京都校ともに食事を終え質問会が始まった。

最初は三年生から始まり、術師になった訳や趣味、好きな事などを聞いていた。村上先輩が必ず好みのタイプを全員に聞くということもあったが特に問題になることも無く一人一人の質問が終わり…

 

「じゃあ!最後に今回の目玉!一年生の龍甚くんについての質問です!」

「村上お前随分元気な」

「逆に気にならないのかよ、元禪院家の当主候補だぜ?」

「まあ、気になるには気になるが」

「だろ!?じゃあ早速俺から」

『良いですよ』

「龍甚って禪院家の出身って事は許嫁でもいたのか?」

「確かに気になるな、居たのか?」

『いえ、その様な人は居ませんでした。自分の親は俺が産まれてすぐに亡くなって、新しく当主になった人は俺との交際はどうも乗り気ではありませんでした』

「へぇ〜、その当主とは仲良かったってことか?何の話題でもりあかっていたんだ?」

『アニメですね』

「アニメ!?当主がか?マジか」

「はいはい!」

『黒田先輩どうぞ』

「何のアニメが好きなの?」

『そうですね…戦闘系のアニメが好きですかねドラ◯ンボールとかはじ◯の一歩とかですね』

「あれか!俺も見てるぜ」

 

そして質問は続いていき、ここで吾妻先輩が手を挙げる。

「龍甚君のタイプの女性ってどんな人?」

『あ〜〜〜』




今回はここまで、自分の性癖を反映させているところはあるがこの後の龍甚の解答はアンケートで変わってくるぞ!

アンケート改・ヒロインになって欲しいキャラ 《一人足しました》

  • 家入硝子
  • 庵歌姫
  • 吾妻凛
  • ネタ)真土居
  • キリン装備少女
  • ナルガ装備お姉さん
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