禪院家に生まれしハンター   作:とっとこDIO

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アンケート結果
一位 庵歌姫
二位 家入硝子
三位 ナルガ装備お姉さん
と言うことでヒロインは歌姫に決定!
まあ、ヒロインが誰でも考えてあるストーリーに変化は無いから問題は無し!


第十話 交流会までの休息での思わぬ再会で

『あ〜、そうですね…』

 

龍甚が少し考える様に天井を見て、数秒して視線を元に戻した。

 

『俺は年上で…いつも自分を偽らない負けん気のある人ですかね…性格で言えば歌姫先輩とか真土居先輩みたいな人ですね』

「へ〜一年は年上好きか…」

「あんた良く本人目の前にして言えるわね」

『なんすか?嫌ですか?』

「いやそう言うのじゃ無いけど…」

 

 

「……」

「あ〜吾妻、そのまだ諦めちゃだめだよ…」

 

龍甚への質問は吾妻の他意が有ったのだが、龍甚は知らずうちに玉砕させた。

落ち込む吾妻に源が小さい声で励ましの言葉を送る。

この質問で最後であった為にその後長引くこともなく解散となった。

 

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寮に戻った龍甚はベットに横になり目を閉じると久々に黒龍ミラボレアスとの対面になった。

 

『こうして顔合わせは久々だな。なんで呼んだ?』

【お主に我が貸した力…眼の事だ】

『あれか?あ〜確かに余り使えてないな』

【今回の事でお主にいい事を教えてやろうと思ってな】

『いい事?』

【あの眼はな、並行世界を重ねて見ることが出来ると言ったな】

『ああ、全くこれがどうすれば良いことに使えるのかはさっぱりだがな』

【まずお主に伝えていなかったが、その眼の名前は"黒龍の邪眼"実はそれには我の魂が宿っておる】

『それで?』

【今回、お主が戦った五感にエラーを起こすあの術式はこの眼があれば看破が出来たのだ。全ての並行なる世界を見通し、偽りすらも通用しない。あの眼で見られている間、相手は術式による分身も潜伏もまやかしすら通用せん】

『それを今伝えるか?』

【お主はこれから大きな事に巻き込まれる。そう我は予感しておる。故に今伝えておこうと思ってな。その眼を使え、その眼は呪術界に置いて六眼にも匹敵する】

 

黒龍ミラボレアスの眼が龍甚を捉えると意識を瞳に吸い込まれる様に視界が暗転し…気が付くと朝になっていた。

黒龍ミラボレアスとの会話内容はハッキリと覚えているが最後の言葉の意味を余り飲み込めずにいた。だがそのままぼけっとしてられず、洗面台で顔を洗い、干していた洗濯物を畳む。

一通りの家事を終えて外出する事にする。

今日は任務も無ければ、交流会の訓練も正道先生に参加するなと言われて暇な為だ。

 

『正道先生、交流会で俺にどんな立ち回りさせる気だよ。全く…』

 

愚痴を溢しながら歩みを進め高専の敷地を超え、都市に向かう。

木々で生い茂っていた景色から、背の高い建物が見えてくる様になり人の通りも増えてきた。今日の朝食は何処かのパン屋で適当に買おうなどと考えていると思わぬ人物と再開する。

 

『甚爾兄…』

「!?お前、龍甚か?」

 

思わぬ再会を果たし、近くの公園のベンチに座り話をする事にケチくさい甚爾兄が自販機でジュースを買って手渡してくれる。

ジュースを一口飲んでから甚爾兄が口を開く

 

「お前…こんな所で何してる?家はどうした?」

『ん?なんだ甚爾兄しらねぇのか?俺もあの家出たんだよ』

「は?お前、次期当主じゃ無かったのかよ!?」

『いや何、あの家で少しあってな現当主の弟、扇を殺害した事で家を出たんだ。あの家は下手に弾圧して俺が呪詛師になるのを危惧して家を追放し禪院家の名を捨てるだけで許してくれたがな』

「扇の叔父、お前に殺されたのかw」

『何だ?そんなに笑ってスッキリでもした?」

「当然だろw、自分と相手の力量差もわからず吠えて殺されてるんだ、笑うだろ」

 

余程面白かったのか、買ったジュースをベンチに置き腹を抱えて笑い出す。それから数十秒して笑いが収まったのか、目尻の涙を払いベンチに座り直す。

 

『てか!甚爾兄こそ家を出た後のことなんで俺や甚壱兄にすら教えねぇんだよ!手紙ぐらい送れよ!』

「ああ、悪かったな…面倒だったし、嫁に見つかると面倒だったからな」

『あ、そっか。婿に入ったのか。今はなんて姓なんだ?』

「姓?ああ、今は伏黒だ」

 

それから、たわいもない話を続けていると

買い出しに来たんだと思い出した甚爾兄がベンチを立つ。

 

「ジュース買ってやったんだから、お前も買い出し手伝えよ」

 

それだけ言い残し、先に行ってしまった

 

『はぁ〜、まあ甚爾兄が何も無しで奢ってくれるわけ無いか。おーい待って、甚爾兄』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

買い出しが終わり、スーパーを出ると甚爾兄から家に上がるかと言われた。断る理由もない為お邪魔する事に

 

ガチャ 

「帰ったぞー」

『お邪魔します』

「おかえり!甚爾くん!あれ?お客さん?どうも初めまして、甚爾くんの妻です」

『どうも。初めまして、甚爾の弟の龍甚と言います。あ、良かったらこれお土産です』

「こんなの良かったのに。もう甚爾くん弟さんいるなら教えてよ!」

「別に良かっただろ。元々会わせる気無かったし」

 

買ってきた食品を冷蔵庫にしまいながら怠そうに答える甚爾兄の更に奥に二人を足して割った様な赤ん坊が見えた

 

『え!?甚爾兄、赤ちゃんもいたの!?』

「デカい声出すなよ。起きるだろ」

「ふふん!可愛いでしょう?名前は"恵"だよ」

『可愛いですね。今年で何歳ですか?』

「今年産まれたばっかだよ。そうだ明日用が無いならせっかくだし泊まって行ったら?」

『え?いや良いですよそんn「良いんじゃねぇか、泊まっていけよ」…おう』

 

恵ママからの提案から甚爾兄の圧で泊まざるを得なくなってしまい。申し訳ない事に晩飯もご馳走になった。

目が覚めた恵くんと顔合わせもして、抱っこもしてみたが号泣されてしまった。

甚爾兄とは顔は似ても似つかないから完全に知らない人に抱っこされたらそら泣く。

夜になり二人が寝ついてから、甚爾兄とテーブルを挟んで話していた

 

「今お前、高専に居るんだな…」

『ああ、禪院家の名を捨て、今は夜蛾正道先生の所で世話になってんだよ』

「夜蛾って言ったら高専の一級術師か」

『そうそう』

「あ!昼間の話を思い出した!」

『ん?』

「お前、当主辞めたんだよな?じゃあ次の当主って誰だよ」

『多分直哉だな』

「なおや?」

 

憧れの甚爾に顔も名前も覚えて貰えてない直哉。

哀れなり。泣いてもええで直哉。お前は甚爾兄の記憶に残る人では無かった様だ!《ざぁけんなや!甚爾君に思い出してもらえる様にしろ!》

なんか聞こえた

 

『直哉は…ほら、俺が小さい時に良く俺に突っかかってきた直毘人の末っ子だよ』

「あ〜、あのクソガキか。あいつが次の当主かよ」

『何か不満?』

「いや、あの家はまだまだ面倒そうだなって」

『大丈夫じゃない。直哉も変わったし家も変わるって。まあ、俺はもう二度とあの家の敷地跨がないけど』

「そうかよ。じゃあ何かしらで禪院家に連絡入れる時はお前からじゃ意味ねぇのか」

『ん?禪院家に何かあるのかよ』

 

意味深な事を言う甚爾に龍甚は聞き返した。すると少し待てと言い部屋を出て何かを持って来た。

甚爾の拳程の大きさの一切の汚れが無い純白の鱗か甲殻の様な物。

 

『これは?』

「わかんね。家を出る時にある程度目星は付けていたが幾つから無作為に武器庫から取って行ったんだよ。そしたらこれが呪具の中に混ざっててよ。武器庫にあったって事は呪具かと思ったんだが、俺が飼ってる格納呪霊がこいつだけは拒絶して飲みこまねぇ。不気味でそこらに捨てるのも少し怖くてなしれっと禪院家に戻そうとしてたんだよ」

『ほ〜、なあ、それ俺にもっと見せてくれ』

「ああ、良いぜ」

 

甚爾から手渡しされたそれを受け取り、まじまじと見つめる。龍甚にはある確信があった。これは【百竜夜行】に関係する、物質またはモンスターの素材。だから龍甚は右眼を黒龍の邪眼に切り替えて見た。

 

『!!これは!』

「何か、解ったのか?」

『これは、俺の術式の謎に挑戦出来なかったモンスターの素材だ』

「あ?どう言う事だ?」

 

龍甚は自身の術式の事、この素材が何なのか、術式にどんな影響をもたらしたのかを話した。

龍甚は今までで、受注可能なモンスターは全て狩猟済みであった。だが、存在は確認出来ても受注出来ないクエストが幾つかあった。今までは何故解放できなかったのかなどであったが今回のこの素材を見た事でそれに関連するモンスターのクエストが受注可能になったのだ。

つまり、残りのクエスト解放には色んな場所を探して、素材を見つけて来ないと行けないのだ。

 

【ほう、ようやく一つ見つけたか…】

「!!誰だ」

『ああ!落ち着いてくれ甚爾兄、今のは俺の術式の核となる奴の声だよ』

「術式の核?」

『面倒いから説明はしたく無い。それでこれを全部見つけてクエストクリアするとどうなるの?』

【聞くか?まあ、良いかな。全てのクエストをクリアすると我に挑戦できる様になるぞ】

『な!?』

【因みに今、解放された。モンスターはある村に起きた厄災の元凶。つまりその場所の"ラスボス"みたいなモンスターだ。全てのラスボスを倒すの頑張ってくれよ龍甚】

 

必要最低限のことだけ言って声が聞こえなくなった。

気まぐれお爺ちゃん過ぎる。

突然の事でお互い疲れてしまい、甚爾の「寝るか」の一言で就寝する事に客間に布団を敷いて貰い、一夜を明かした。

 

『では、すみません。お世話になりました!』

「じゃあね!また来てね!」

「じゃあな。また来いよ」

「あぁぶう」

 

伏黒一家に見送られ、家を出る。そのまま十件程の一級案件の任務を夕方までにこなし、寮に帰ると正道先生と先輩達がグランドで何やら話している様であった。その様子を眺めているとこちらの存在に気づいた歌姫先輩に手招きされ、皆んなの元へ行くと正道先生が口を開いた。

 

「今回の交流会、団体戦の後は個人戦と決まっていたのだが…今回は特例で騎馬戦をしてもらう!」

『は?』

「因みに、お前一人対他全員だ」

『え?』

「言っただろ、お前には面倒な立ち回りをしてもらうと」

『えええええええええ!』




書いたにょ!モンハン要素を強めたくて各作品のラスボス達が条件での解放と言う形にしたのだ!
因みに今回のモンスター何か解る?
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