禪院家に生まれしハンター   作:とっとこDIO

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ごめんなさい!
京都校2年生の名前を変更しました!
隼(ハヤブサ)→颯(ハヤテ〕にしました。
正直、モブであった為名前を適当に考えていました。ただそれだと書いていて変に感じた為変更しました。


第十一話 騎馬戦

何も無い広い敷地に全員でやって来た。今からやる事は姉妹交流会の個人戦の代わり…

 

「では、これより龍甚対その他全員の騎馬戦を執り行う。騎馬を組むのは龍甚のみ、それ以外は己の脚で自由に行動可能。では『ちょっと待った!』……なんだ?」

『騎馬組むの俺だけですか?てか俺一人なのにどう組めと?』

「お前の騎馬は式神だ。同時に三体までなら許す」

『…了解す…』

「あと、お前のハチマキ代わりにこれを被ってもらう」

『一体何?てっ、これ!』

 

正道先生から渡されたそれはリモセトスの頭を真似た。頭巾であった。

〔モンハンのリモセトスの頭装備まんまです〕

 

『何で!こんなものを!?』

「いや、何この前お前に見せてもらったあの式神が可愛くてな」

『その見た目で可愛いを作るのはマジで無理があるって…まあ、良いかこれ被ります。よいしょ』

「先生!私達は全員それぞれ協力して、取るんですか?それとも取った一人が勝者ですか?」

「全員で協力して取ってもらいたい。正直仲間同士でやり合ってたら龍甚から取れんからな、それと勝利条件がこれを取る事だから龍甚が式神から降りて地に足つけても負けにはならん。説明は以上だ!ではそろそろ始まるから準備しろ」

 

先生の説明を聞き、いよいよ騎馬戦が始まろうとしていた。

龍甚達がおよそ200メートル程距離を取り、先生の開始の声を待つ

 

「えーではこれより、龍甚対呪術高専生徒の騎馬戦を始める!では…………………始め!」

 

先生のスタートの合図を聞き、全員が、一斉に動き出す。それに対し龍甚は式神を三体呼び出す

 

「ガムート!タマミツネ!ディノバルド!」

【パオォォォォォン!】

【フォアァァァァァ!】

【ガァァァァァァァ!】シャキィィィン!

 

同時に呼び出した三体のモンスター

《巨獣 ガムート》

《泡狐竜 タマミツネ》

《斬竜 ディノバルド》

三者三様のモンスターであるモンスターが身の前に現れ、皆が萎縮する。龍甚はガムートの背に乗りモンスターに指示を出す。

 

【パオォォォォォン!】

【フォアァァァァァ!】

【ガァァァァァァァ!】シャキィィィィン!

 

------------------------

 

術師9名、モンスター三体の乱闘が起きていた。目的は龍甚の頭装備の獲得と術師側を殲滅させる事

 

「一年!そいつらは関係なしにお前を真っ先に狙うぜ!」

「あ、おい!村上!」

 

意気揚々と飛び出した村上。

サイドにいる2体は特に反応せず村上を無視して他8名を狙う。

飛び出した村上はガムートが真正面から迎え撃つ。

 

「オラ!」

【ブゥゥン!】

「うぉぉ!?」

 

村上の右ストレートを受ける前に鼻から雪玉を吐き出し、村上の接近を許さない。

雪玉が直撃した村上は弾き飛ばされ、氷属性やられになる。

 

「はぁ、はぁ、なんだ?息が苦しい。それに呪力が練り辛い」

『氷属性やられですね。その状態異常にかかると体が冷え身体機能に影響が出て、呪力の総量上限も少しずつ減っていきます』

「な!?」

 

ガムートの上から聞こえた龍甚の説明を聞き、己の状況を知る。そこに助け舟とは言い難い存在が手助けにやって来る。

 

「呪い針」

【!ブォーン!】

「てめぇ!凡打秦!」

「今はお互いに協力するべきですよ。」

「わぁてるよ!」

 

凡打秦が打ち込んだ呪い針は6本、人間であれば一級術師であっても全身から流血を起こせる本数だが、ガムートの巨大ではこれといった変化は見られない。

異物を打ち込まれた事で怒ったガムートが前脚を上げ、凡打秦達に向かい踏み下ろす。

 

ドッッガッッン!!ガシャン、ガシャン!

【パオォォォォォン!】

「クソッ!まるで動く山だな!」

「そうですね。これは攻略しずらい……!!来てますよ!」

「あ?うぉ!」

 

凡打秦と村上の間に真っ赤な壁が降りて来る。

壁では無い、熱を持つ尻尾だ。

ギリギリで躱した二人に真土居が声をかける

 

「おい!ぼけっとしてる余裕は!ねぇぞ!」

「お前もだぞ!」

【バァウ!】

「くっ!」

 

ディノバルドの噛みつきを加茂の注意で咄嗟に躱し、カウンターで顔面に片太刀バサミを振り下ろすが対して効いている様子もなく首を振って弾かれてしまう。

 

「寿人君!そこから離れて!」

【グァァァァ!】

 

源が龍甚の式神を手本に竜を描き出す。

俗に言うワイバーン型の式神、鉤爪や尻尾から繰り出されるサマーソルトでディノバルドを攻め立てる。

 

【グァァァァ!】

【ガァァァァァァァ!】シャキィィィィン!

 

2体が対峙する様な形になるが、ここにはこの二体しかいないわけでは無い。

 

【クゥゥゥン!】

 

タマミツネの泡が源の式神を直撃。

泡を受けた式神は泡の効果で形がドロドロと崩れて、弾ける事なく役目を終えた。

 

「攻撃するなら今しか無い!百斂!穿血!」

【!!】

 

泡を出し、消えゆく式神を眺めていたタマミツネに不意打ちと言う形で穿血で頭の上のヒラヒラの右側に傷を付ける。

目を狙った一撃であったが、体を回転させる事で直撃を避けられたのだ。

躱された事に顔を顰めるが、加茂の頭上に影が差す。

振って来る物の正体は巨大な雪玉。

 

「ぐっ!何だ!?体に雪がくっ付いて固まった!?マズっ!」

「明星へ登る」

「いっ!…まあ、ありがとう」

「どういたしまして。こう言う時は助け合いですから。それより貴方は少し下がって龍甚から取れる様に様子を伺って下さい」

「加茂先輩!こっちです」

 

凡打秦の明星へ登るにより、雪だるま状態を解除された、加茂文句の一つでも言いたかったが言い争う余裕も無いため感謝を伝える。

そんな二人の元に黒田がやって来る。

彼の術式により、加茂の気配と呪力が消える。

 

凡打秦は龍甚の式神を落ち着いて観察する。

ガムートはその巨体故に余り動かず、全員の事を見える様な少し離れた所で待ち構えている。

ディノバルドは真土居と村上、吾妻を戦っており吾妻の術式により時々感覚を狂わされており、真土居と村上の攻撃がいくつか直撃している。村上の術式により脚に金属が集まり動きが制限され始めている。

対してタマミツネは泡を使った高速移動と予測しずらい動きで歌姫、源、颯を追い詰めていた。

 

「加勢するべきは、歌姫さん達の方なのでしょうが…すみません。私は龍甚さんを叩きに行きます」

 

凡打秦は己の力を全開にする。武装を突き破る様に獣の様な手足が現れ、右腕には前回とは違う竜の頭部が現れる。だがブレスを放つ事なく凡打秦は龍甚に向かって飛び出す。

 

「龍甚、貴方と本気で戦うのは初めてです。とてもワクワクしています」

『ええ、私も先輩とは一度は手合わせしたいと思っていたんですよ……ただ、先輩は何をして来るかわからないのでまだ、近づけたくはありませんね』

【パオォォォォォン!】

 

ガムートが凡打秦に向かって雪玉を吐き出す。それを尻尾で砕き地面に着地する。明星へ登るを放ち、龍甚を狙いながらガムートの意識を逸らす。いくつかは当たりはするが、大したダメージにもならずただ、怒らせただけども思える。

 

【パォォン!】ガリガリ!

 

ガムートが凡打秦目掛け、頭部で地面を抉りながらブルドーザーの様に突進して来る。直撃は何が何でも回避する為に月に触れるをガムートの左の大牙にくっ付けて、右側に跳んで回避する。そのままの勢いでガムートの背中に乗り、龍甚目掛けて駆け出す。

 

『一級だからやはり過敏ですね!』

「私の一番評価されているのはやはり、術式とそれを扱う私の倫理観にあると思うのですよ。ですけど私は他の人に負けない位ゴリラですからね!」

 

ガムートの背の上で二人が構えを取ってそのまま止まる。龍甚の式神が暴れ回り騒がしいはずの周りから少しずつ音が消えていく様に感じられる

…………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【パオォォォォォン!】

『ッ!』「ッ!」

 

二人の静寂を破る咆哮が辺りを揺らし、その咆哮で二人は動く。

龍甚の手にはプライドorシャドウが凡打秦の右手は竜の頭部、左手は鎌の様に変形している

龍甚の振り下ろしと凡打秦の振り上げで鍔迫り合いがおき、火花がお互いの間で散る。

 

『ふっ!』

「!!」

『シュッ!』

「グッ!」

 

龍甚が凡打秦の左手を外側に弾く様に横に滑らせ、ガラ空きになった胴体に蹴りを捩じ込む。離れた凡打秦を逃すまいと更に距離を詰め様とする龍甚を阻止しようと明星に登るを発動するが全て大剣の腹で防がれたり緩急をつけた動きで躱され遂にゼロ距離にまで龍甚が迫る。

龍甚は上から下へ下から上へと大剣を振り凡打秦の左手、右脹脛を斬りつける。

 

「こうも差が…」

『それが特級ですよ凡打秦先輩。では退場願おう!』

 

互いの実力の差を実感した凡打秦が言葉を溢した。その言葉に返事を返した龍甚が凡打秦の顔面にハイキックをお見舞いし凡打秦をガムートの背中から追い出す。

 

『………』

「おい!まだ!終わりじゃねぇぞ!」

『!村上先輩!?』

 

背後から聞こえる村上の声に振り返る。

 

『!?誰も居ない…しまっ』

ダガッン!【パオォォォォォン!】

『今のは吾妻先輩の…狙いはガムートだったか!』

「漸く、殴り合えるな!一年!」

 

吾妻の術式により、村上の声を聞かされ隙を生み出されガムートに村上の攻撃がクリーンヒットする。これにより起こる現象がある。

 

【ガァァァ……】

【パォォン……】

 

ディノバルドがガムートに引き寄せられ、ディノバルドがガムートにもつれる。衝突した両者はお互いに体を動かせなくなり体を横に倒す。

これにより動けるのは龍甚とタマミツネのみとなった。

龍甚はモンスターの上に乗るのをやめ、地に足をつけ現在の人数を確認する。

先程派手に吹き飛ばした凡打秦を除き、源、加茂、黒田の姿が無かった。

 

『残りはそれだけですか?数人はどうしました?やられましたか?』

「さぁな、少なくともこっちの方以外じゃ気が回らなくてな、いちいち確認できねぇんだよ」

『そうですか……!』

 

頭上からの突然の墨の矢の雨、気づいてからそれを視界に収め全てを避ける龍甚

 

「そこだ!」

 

その隙を見逃さず距離を詰める村上、真土居

その二人を支援する為に一歩引いた所にいる歌姫、吾妻、颯

一対五になるのを防ぐ為に龍甚の元に急ぐタマミツネ

 

「穿血!」

【!…グァァァ!】

『!? タマミツネ!!』

 

正確な狙いでタマミツネの左眼を貫く、加茂の穿血突然の攻撃

今まで気配も匂いも無かった存在が突如として現れ、不意打ちを決めた!この事実にタマミツネは不覚を取り己の大事な左眼を失うと言う痛手を負った。そしてタマミツネは理解する。

加茂は突如として、日陰になっているその空間から現れ、加茂に触れたまま後ろに下がるとまた姿が消えた。

 

【フゥゥゥウウウウウ………】

 

黒田の術式は日が差す場所であれば姿を消せるものそれは己も他者も関係がないと言う事。

奴の戦闘に直接的な効果は薄いがチームでの効果は計り知れない。

すぐに戦闘不能にするべきだ。

 

【フォアァァァァァ!】

(此奴は全力で潰す)と




この交流会が登場させるのに丁度良かった。
ライゼクスごめん!
四天王の中でも好きな方だが、騎馬戦で飛べるやつを出すと書くのが難しいのだ!
だから、四天王で一体だけはぶった!
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