禪院家に生まれしハンター   作:とっとこDIO

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書きたい事あり過ぎて本編開始出来ない!
まあ、今回の話が終われば一気に行くけど
今回は黒龍ミラボレアスの強さがわかる回です


第十六話 牛鬼

【フッ!…グッア"!グッア"!グッア"!】

【ギィアァァァァ!】

『黒炎王リオレウスのブレスを受けても目立った外傷は無しか…うっかり殺してしまえば体を乗っ取られる可能性すらあるから厄介…』

 

龍甚はシャガルマガラの背中に乗り、リオレウスと牛鬼の戦いの様子を見ていた

リオレウスは持ち前の機動力で牛鬼の攻撃を一切受けず、ブレスを当て続けている。爆炎が牛鬼を包むが牛鬼には大した効果は見られない

有効打を探る為に龍甚も弓での援護射撃を行うと牛鬼のターゲットが龍甚へと移る

 

【ググガァァ!】

『!シャガルマガラ!大きく旋回!毒を全部避けろ』

 

牛鬼の口から放たれた毒を全て躱し、龍甚は頭を抱えた

 

『ジリ貧過ぎる。有効打の封印を行える物など今は持ってなどいないし、だからといってこのまま放置すれば本土に上陸した牛鬼による被害が出る…仕方がない。シャガルマガラ!お前は突っ込め!奴をお前のフィジカルで抑え込め』

【ガァウウン!】

 

シャガルマガラの背中から離脱した龍甚は呼び出したガブラスに捕まりシャガルマガラを牛鬼に突撃させる

 

【ガッアァァァ!】

【ギィギャァァァァァ!】

 

海面を漂う牛鬼にシャガルマガラが突っ込め、共に水中へと消えていく

 

バッシャン!

【ガッアァァァ!】

【…ガァ…ァア…ア】

 

シャガルマガラに叩きのめされ、瀕死の牛鬼を掴み

近くの無人島へと運ぶ

 

『ここなら良いだろう、シャガルマガラ落とせ』

 

シャガルマガラに牛鬼を落とす様に指示し、地面に叩きつける

龍甚も地面に着手してなんとシャガルとリオレウスをしまう

 

『もう考えたって仕方ねぇ!真剣勝負だ!テメェを降し、テメェを克服する!かかってこい!』

【ギィギャァァァァァ!】ドタドタドタドタ!

 

龍甚は考えるのが面倒になり遂に牛鬼をここで祓う決意を固める

構える武器は"破龍剣【邪絶一門】"

牛鬼の不死身と言える特性が術式である物と考えて、術式を扱うのに必要な呪力を乱す

龍属性での勝負に出た

 

蜘蛛の足をバタつかせ、こちらに向かってくる牛鬼を右手の盾で殴り飛ばし、吹き飛んだ牛鬼を先回りしその背中に五つの斬撃を一瞬にして叩き込む

 

【ギィギャァァァァァ!】

『うっせ!』

 

地に足つけた牛鬼が体を左回転させ、龍甚を突き飛ばそうとするがそれを右脚の蹴りで相殺

脚を入れ替える様にして左脚で牛鬼の左眼を潰す

 

『武器以外も普通に使えるからな!』

【ガガガガガ!】

 

左脚を抜いた龍甚が右手で牛鬼の顔面が中央に引き絞られほどの握力で無理矢理掴み引き摺る

拘束から解放されるのを望み、毒を口から吐く牛鬼だが

受けた龍甚はそれを意に返さずそのまま跳び上がり地面に牛鬼を投げつける

 

龍甚の手は止まらず、地面に叩きつけられた牛鬼の腹部を貫くほどの着地斬りで蜘蛛で言う脚が生える胴体から腹部を真っ二つに切り裂いた

 

『きったねぇな!顔に血つけやがって。テメェの毒は残念だが簡単に解毒出来る』

 

解毒薬を飲む事で牛鬼の毒は龍甚にとって脅威になり得ない

牛鬼のスペックで龍甚を倒す事は不可能な状況

だが、それは龍甚も同じ牛鬼を完全に殺す事は自分が次の牛鬼になる可能性を孕んでいた

 

だが、もはや恐れている時間など要らなかった

覚悟は決まっている

故に…

 

『ここで殺す。…ふん!』ズッバッ!

 

パシャァァァァ!

【ギィギャァァァァァ…ァァァァ…】

 

龍甚は牛鬼の頭部も真っ二つに幹竹割りに完全に牛鬼を殺した

すると牛鬼の肉体が徐々に萎み、最終的に成人男性の者と思われるミイラの様な死体が現れた

大昔に牛鬼に体を乗っ取られた人なのだろう

 

『今から俺はこれに打ち勝たなくては…………

 

 

 グッ!ガァ"ぁぁ!】

【うっ!負けてたまるか!負けて…】

 

龍甚の意識はここで消えた

 

------------------------

 

龍甚の心の中へと侵入した牛鬼は困惑していた

 

今までの人間であれば既に魂を見つけ、破壊して肉体を乗っ取れていた筈だったのにいまだに魂すら見つからぬ

【彼奴の魂が見つからず、不思議か?】

!?お前は何者だ!

【我か?我は黒龍ミラボレアス。あの人間の中に巣食う化け物よ】

ミラボレアス?

【状況を掴めぬか?因みにお主が探しておる人間の魂はこれじゃ】

 

突如として現れた正体不明の存在に警戒心を剥き出しにする牛鬼の前に先程の人間の魂を見せてきた

 

何のつもりだ?貴様はこの人間の魂を破壊してほしいのか?ふん!自分でこんな魂すら壊せぬとは腑抜けた存在とはな

【フフフ…フハハハハ!】

…何がおかしい!

【いやいや、なんとも見当違いも良いところな発言であったのでな。お主にこの魂を壊させる訳無かろう】

ぶっ!

 

突如として牛鬼を襲う衝撃、何も無かった空間をひたすら吹き飛ばされる筈であったのに牛鬼の肉体は何かに叩きつけられる

瓦礫を退かし顔を上げた牛鬼が見たのは紅蓮が空を染め、人の子一人すら見当たらぬ破壊され尽くした場所であった

その中央に黒龍が佇んでいる

人間の魂を大事そうに抱えている

 

何故?!突然こんな変化が?

【ここはあの人間の心の中であるが、同時に我が支配する空間でもある。ここの絶対の支配者は我であり貴様は侵略者…貴様の魂が我によって輪廻からも消し去られようが文句は言えまい…さあ、我が劫火にて永遠の眠りをくれてやろう】

く、調子付くなよ!貴様なんぞ【勝てると思ったか?】

 

牛鬼の言葉が終えるよりも速く、黒龍は既に目の前まで来ていた

 

【少し遊んでやるとするか】カァァァ!ジッ!

 

飛行速度を上乗せしたブレスが牛鬼の顔面に直撃する。先程の飛竜も同じく火を使った。だがその威力は先程とは比にならず牛鬼の右半分を容易に溶かし消し飛ばしてしまった

 

グッアアアア!我の顔が!

【騒ぐでない、お主は呪霊。普通の生物と違い傷は自己補完で簡単に癒えるし大した痛みも有りはせんだろ】

これでも…受けよ!

【…毒か】

 

ジュゥゥゥゥ!

 

鉄をも溶かす強力な毒が黒龍へと降り掛かる。焼ける様な音が立ち込める煙から聞こえる

そしてそんな毒など意に返さず、黒龍が腕で牛鬼を捕える

 

【間抜けが!】

ゴガッ!毒すら効かぬと言うか!

【我に毒など小癪な真似しよって、効くと思ったか?】

 

捨てる様に投げた牛鬼に向かって黒龍は口に溜めた火炎を渦を巻く様な攻撃、螺旋火炎で焼いていく

 

ぐうううう!こうなれば!

【…】

 

黒龍へと振り向いた牛鬼が自らの舌に呪印を描き呪術の最高峰の術

 

領域展開!悪鬼骸ノ食(あくぎむくろのしょく)

【そうか】

 

牛鬼を中心に黒龍を捉える様に領域が展開される

先程の景色から一変

荒廃した江戸の街へと変化する

 

我の領域は必中の効果を無くすことを縛りに我が喰らったものの魂は確実に崩壊する!そして領域内では我の身体能力が向上する。我の術式は毒ではなく"魂の崩壊"。崩壊させた後に肉体を乗っ取っておるのだ

【術式の開示とは随分と本気ではないか…】

ここは最早我の胃袋、貴様はここで消え失せろ!

 

牛鬼が飛びつく、後1秒もせずに黒龍に噛み付く

それよりも速く黒龍は飛び上がる

 

【やれやれ、何とも品が無い…ここで確実に消え去れ!】スウゥゥゥゴゴゴゴゴゴゴ………………スッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【劫火!】ゴシュゥゥゥゥ!

なん!?

 

ゴゴゴゴゴゴゴ!ジュゥゥゥゥ!

 

世界を終わらせる火炎が牛鬼を展開した領域ごと呑み込む

領域の外殻すら溶けるほどの威力

牛鬼はその身を焼かれ続けた

 

ゴゴゴゴゴゴゴ!ドッジュゥゥゥゥ!

 

だが、更に勢いは増す。領域を溶かし元の景色に戻ってなを止まらぬ火炎が全てを焼き尽くす

最早牛鬼は余りの威力に光を失い、音すら拾えなくなり、感覚すらも失った

残ったのは牛鬼の魂のみ

 

【フン!魂だけは何とか残りおったか…もう良いじゃろうさっさと殺して…いや待てよ。…気が変わった。貴様を縛り上げて呪物に作り変えてやろう】

------!

【もう魂の力すら無くなって何を言っているかわからんな。もう良いであろう年貢の納めどきと言うやつじゃ。では始めるか】

 

 

------------------------------

 

【りゅ…う…よ!…とう…!龍甚よ!】

『う、俺は乗っ取られずに済んだのか?』

【ああ、我のお陰じゃ!感謝せえよ】

『そうなのか、ありがとう。ミラじい』

【ふふん!】

『?何だこれ?』

 

ミラじいの声で目を覚ました龍甚の手には先程まで持っていなかった鞘のない刀が握られていた

これは何だと問えば答えが返ってくる

 

【それは、魂を切り裂く刀"釈魂刀"じゃ】

『しゃっこんとう…』

【強力だが、魂を知覚出来なければ意味がないからお主には扱えんぞ】

『そうか…あ、丁度扱える人いるじゃん!』

 

------------------------------

 

ピンポーン!

『すみません!甚爾兄居ますか?』

 

ガチャ!ギギギ

「あ?龍甚か…何で急に来た…」

 

ラフな格好で玄関を開けてくれた伏黒甚爾その甚爾に押し付ける様に釈魂刀を渡す

 

『甚爾兄に渡したいものがあって、はいこれ』

「は?おい!何だよこれ?」

『生物の魂を切り裂く刀、甚爾兄の肉体じゃないと扱えないから渡しに来た』

「ほ〜、う〜ん。悪くねぇな、貰っといてやるよ」ニチャア

「甚爾くん!お客様?あ!龍甚くん!久しぶり!」

『お久しぶりです』

「せっかくだから上がって、色々お話したいし」

 

龍甚は甚爾の奥さんの勢いに負け、そのままお家に上がることにそして恵を可愛がり勿論その日は泊まった

 

------------------------------

呪術 上層部

 

「未確認の特級呪霊2体が現れだと?!」

「ええ、ですが。直ぐに夜蛾龍甚特級術師に祓われたそうです」

「今回は龍甚のお陰で被害が全くもってなかったから良かったものの」

「ここ最近の呪霊はレベルの高いものが多いです。どうにか対策を…」

 

呪術界を支配する上層部の会議を額に縫い目のある女性が覗いていた

 




というわけで初の領域展開は牛鬼さんでした!
効果を考えてて、あれ?これ、釈魂刀の設定に落とし込めるな!と考え書きました。
釈魂刀は甚爾が何処で手に入れた物なのか判明していないので丁度良いかなと思いました!

モンハン関連のキャラクターっている?

  • いる(受付嬢や我らの団)
  • いらねえ!(モンスター増やせ)
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