禪院家に生まれしハンター   作:とっとこDIO

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早く原作突入したい


第十七話  "皇海龍”

 

 

いつもの場所でクエストを受注しようとする龍甚

だが、今回は一人ではない

 

『じゃあ、よろしくお願いします。凡打秦先輩』

「ええ、私も今日が楽しみでしたのでこちらこそよろしくお願いします。それにしても今日の装備は…一体?」

『これですか?これは"ロワーガ装備"です。性能はそこそこで見た目重視です』

「つまり、ロマンと言う事ですか?」

『はい!凡打秦先輩も男なら分かりますか?』

「ええ、勿論理解は有ります。ロマンとは時に自身を犠牲にしても追求するものです」

『うおぉぉぉ!』

 

凡打秦と熱い握手を交わし、クエスト受注を開始する

 

『では、始めますが今回の舞台は水中です。それとエリア内では呪力は使えませんので気をつけて下さい。使えるのは私が事前に生み出した武器と支給されるアイテムだけです』

「はい、理解してます。ですので私はこちらを用意して貰いましたから」

 

龍甚の確認に返事を返した凡打秦は龍甚から受け取っていた要望の武器を見える様に持ち上げる

凡打秦の武器はシャガルマガラの弓"THEキャプター"

ナバルデウス亜種は龍属性が弱点なのだ

ちな、龍甚の武器は無属性大剣の"断骨大剣"高い物理攻撃力を誇る武器だ

 

今回は二人である為に凡打秦先輩の準備が出来ているかを確認してクエストを受注する

景色が変わり見えている地平線まで何もない海上へと放り出される

 

ボチャン!ボシャン!

 

着水してから合図を送り、ナバルデウス亜種がいる深海へと潜っていく

太陽の光が届かなくなる程の深さにある海底遺跡まで潜ると奴がいた

ぽっかりと出来た空間の中央に黄金に輝く鱗を持った龍が体を巻きその場に留まっていた

その様子を見た凡打秦が声を漏らす

 

「おお、なんとも美しい!あれが目標ですか?」

『ええ、あれが"皇海龍ナバルデウス亜種"。今回の討伐目標です』

【………!ブアォォォォ!】

『こちらに気がつきました!巻き添えを喰らわない様に二手に別れましょう』

 

龍甚の言葉に頷きを返した凡打秦が泳いで龍甚と真反対方向に泳いでいく泳ぎながらナバルデウス亜種の方を確認すると先程までいた所を水流ブレスが通過してその進路上にあった岩盤を切り裂いた

 

龍甚は焦らず、接近して弱点となる髭に攻撃を仕掛ける

重い一撃がナバルデウス亜種の髭に直撃し、髭と共に硬い鱗が剥げる

 

【!】

 

龍甚を離そうと暴れるナバルデウス亜種

意識が龍甚に向いたその瞬間を見逃さず、凡打秦の強撃ビンを装填した矢が水の中でありながら速度を落とさずナバルデウス亜種の角の根本に突き刺さる

 

怯む隙に再び接近した龍甚が溜め三の振り下ろしを頭部に直撃させる

余りの威力にナバルデウス亜種の頭は弾かれる様に体を置いて直下する

 

【グォォォォォ!】

 

地震を思わせる振動を起こす低周波の咆哮

怒り状態になり、動きが苛烈になる

 

(突然の咆哮で行動が遅れた凡打秦先輩に狙いを定めた!マズイ!)

 

【グォォン!】

「ゴガァ!」

 

凡打秦へその巨体を活かした突進を直撃させ、泳ぎ去っていく

攻撃を受けた凡打秦が意識を失ったのか大きく力が加わった方向に吹っ飛びながらぐったりととしている

龍甚はすぐさま生命の大粉塵を使い凡打秦の体力を回復させる

だが、意識が戻らずまだぐったりとしている

 

『(息が口から漏れてる。酸素がないのか!?)』

 

凡打秦の元へと寄ってアイテムポーチから酸素玉を取り出し凡打秦に使用する

酸素を得た事でようやく意識を取り戻した凡打秦を背にナバルデウス亜種を警戒する

 

『いた!攻撃が来る!先輩失礼します』

 

咄嗟の判断でモドリ玉を凡打秦に使用し、凡打秦だけを一時的に海面辺りまで戻す

いなくなった事を確認して、ナバルデウス亜種の方に向き直る

 

『来い!…フン!』

【ガァァァァ!!】

 

ドゴッン!

『ぐっ!』

 

ナバルデウス亜種の突進に対し龍甚はタイミングをドンピシャで合わせ角に大剣を振り下ろす

体勢は崩さぬ様に力を入れるがが海中では踏ん張りが効かず、角と大剣がカチあったまま海底神殿の岩盤に叩きつけられる

 

『こんなんでギブアップするかよ!』

【グォォォォォ!!?】

 

角と岩盤の板挟みの状態から左手で剥ぎ取り用のナイフを取り出しナバルデウス亜種の右眼に突き刺す

板挟みな状態が解かれ、抜け出した龍甚は回復薬グレートを飲み

ナバルデウス亜種の髭に溜め三の攻撃をぶち当てる

 

髭が抜け落ち、弱った様子のナバルデウス亜種へ追撃を開始

回転切りから真溜め斬りへと派生、角にドデカイ一撃を与え左角を根本からボッキリとへし折る

折れた角が沈んでいくのを横目に一度離れる

角が折られた事に激昂したナバルデウス亜種が暴れ回り、海流を変えるほどの唸りを生む

 

この海底遺跡に唯一残る設備発動の為にある場所へと向かう

位置に着いた龍甚はナバルデウス亜種の動きをよく観察して発動の機会を伺う

落ち着いて来たナバルデウス亜種が龍甚を完全に狙いを定める

 

【グォォォォォ!!】

『(今だけ!)』カンッ!

『あ?!何で?動かねえ!?やば!』

 

思いますよらぬアクシデントで目的の設備が稼動せず、ナバルデウス亜種が激突するほどの至近距離まで迫っていた

ここを直ぐにでも離れ、攻撃を躱さなくてと考えながらも既に離れる程の時間はない事を知る

 

『チッ!』

【ガァァァァァァァァァァァァァァァァ!】

 

突撃する事を覚悟した龍甚はガードする為に大剣を前へと突き出す

突撃するその瞬間…

真上から高速で降ってきた何かがナバルデウス亜種の身体の至る所を穿った

 

【ガァァァ……】

『今のは…矢?まさか!?間に合ったんですね!先輩!』

「ええ、ベストだったと思いますよ。それは私が見ておきますので足止めをお願いできますか?」

『ええ、勿論!任せてください!』

 

凡打秦と入れ替わった龍甚は大剣を真正面に構え、ナバルデウス亜種に振るう

無理に当てなくても良い

時間を稼いでナバルデウス亜種が躱せる状態にしなければ良い

 

龍甚に対し噛みつきを行うナバルデウス亜種。それを横に回避する事で避け隙だらけになった横顔に溜めもしない振り下ろし、顔に傷をつけ鱗が剥がれる

 

【ゴゴゴゴゴゴゴ…】

『水流ブレスか!?』

【ゴォォォォォ!】

 

水を吸い込んだナバルデウス亜種が出鱈目にブレスを放つ

最早龍甚をピンポイントで狙い撃つなど考えてない様だ

出鱈目に放たれたブレスが壁となっている岩盤や天井の穴を広げる様に崩す

崩れた天井の瓦礫がいくつも降ってくるその中でナバルデウス亜種は龍甚目掛けて突進を繰り出す

 

『ふー…おら!』

 

その突進を大剣を立てて受ける。先程は押し負けたが今度は受け流す様にしてナバルデウス亜種を下に打ち下ろす

ナバルデウス亜種が龍甚と触れ合うギリギリ下を泳ぐ、それに対して龍甚は身体を捻り渾身の力を込めて大剣を振り切る

 

【ガァァァ…】

「龍甚!準備が出来ました!いつでも行けます!」

『ありがとうございます!合図をしたら起動してください!』

「ええ、わかりました」

【ガァァァァァァァァァァァァ!】

 

龍甚は設備が効果を発揮する場所へと泳いで逃げる

ナバルデウス亜種は龍甚を追い掛ける

ナバルデウス亜種の目と鼻の先まで距離が縮まり、ナバルデウス亜種は大口を開け龍甚に噛みつこうとする

だが、ここに誘い込んだのは龍甚の作戦

 

【ガァァァ!…!!ゴアァァァ!】

 

先程まで降っていた瓦礫がナバルデウス亜種を直撃した。誘い込んだのは場所は設備の効果範囲内、タイミングは龍甚の感で起きた奇跡

ナバルデウス亜種の巨体が瓦礫で沈む

沈むその先はぽっかりと空いた穴があった、そこは目的の設備が稼動する場所

 

『今です!先輩!』

「ええ!」カンッ!

 

凡打秦のピッケルが設備発動のボタンを叩く

叩く音が海底遺跡内を反響する

そしてそれとは別の音がガゴガゴと音を立てている

解き放たれるそれは

 

シャキィン!!

 

"撃龍槍"

古くから使われ現在でも多くの砦に設置されている人類の最強の武器の一つだ

回転しながら高速で解き放たれる鋼鉄の槍はナバルデウス亜種の身体をガリガリと削り…

 

【アァァァァァァァァ………】

 

貫通した

身体に大穴が空き、絶命したナバルデウス亜種の肉体は降っていた瓦礫に巻き込まれてそのまま一緒に沈んで行った

 

『終わった……先輩!アイテムポーチに入っている酸素玉を使って下さい!それを使って戻りましょう!海面に出れば終わります!』

「成程、先程はそういう事でしたか」

 

気絶の時の事に納得しながら酸素玉を使用して海面へと泳いで行く

龍甚もそれに続き海面へと泳ぐ

顔を出せば空に気球が浮かんでいた

どうやら今回のクエストは気球で拾われれば終了の様だ

 

『は〜つかれた〜』

 

龍甚は慣れない水中の戦いに疲労ご溜まり海面に身体を静かに浮かべた

 

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ナバルデウス亜種のクエストを終えてから一週間後、ヘリオス装備に身を包んだ龍甚が特級、一級案件の任務を達成して回っている話が上がった

それと凡打秦一級術師も見た事のない黄金の龍の頭から呪霊を祓いまくっている話も上がった

 

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何故私は待ち続ける?

(こわせ…)

何故私は縛られている?

(こわせ…)

私を作った者は私に何を望んだ?

(全てを壊せ…)

誰か私を解放してくれ

(全てを壊せ!)

 

【アアアアア…ハルルルルル…グウォオオオオッガガガガ!】

 

龍甚の中、その最奥で白く輝く繭に包まれた存在が己の相反する思考に苦しめられていた。

黒龍はその存在を見つめ、一刻も早い解放を望んだ

 

【ああ、そうかこの子は蝕まれつつある。自分すらも見失っている。龍甚よこの苦しみに悶える子供を解放してやってくれ】

 

龍甚の術式は未だに謎が多い

調伏できていないモンスターも居る

そして今苦しむこのモンスターも調伏されていない存在で人類のエゴと言える存在だ




今回はクエストに凡打秦先輩に同行してもらいました。
モンハンってみんなで行くものだから描きたくなった!
最後のモンスターは何だと思う?
因みにダブルクロスご中心ではあるけどライズもワイルズもバンバン出していくからね!

モンハン関連のキャラクターっている?

  • いる(受付嬢や我らの団)
  • いらねえ!(モンスター増やせ)
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