禪院家に生まれしハンター   作:とっとこDIO

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ごめんなさい。超絶遅れた。忙しかった。ごめん。

一応補足 吹き出しについて
「」←人のセリフ。パンダとメカ丸もこれで書きます
『』←主人公
【】←モンスターの唸り声咆哮、ミラボレアスの語り
《》←呪霊
()←心の声


第十九話 階級詐欺

新入生が入ってから早4ヶ月

真夏の太陽光が全てを熱しとても活動出来やしない季節。一般人なら夏休みやエアコンが効いた場所で働いているだろう

だが、呪術師は違うこんな季節であろうと任務に駆り出されていた

 

「ここが今回、三級相当の呪霊が出たとされる場所ね」

 

駆り出されたのは三年生になってから二級に昇級した。庵歌姫

呪術師は二級になったのであれば単独で任務を受けることが出来る。そして今回の呪霊は窓の報告では三級程とされ簡単な任務であった

 

「では今回の任務について報告しておきます。まず……………

以上で何か聞きたいことなどありますか?」

「大丈夫です」

「ではご武運を… 闇より出でて闇より黒く、その穢れを禊ぎ祓え」

 

先程まで地面を焼いていた太陽光を隠す様に空が夜へと変わる。一般人から中の様子を悟られない様にする為の結界。それを降ろしたのを確認して建物へと入っていく

 

扉から建物内に入るとゴミ袋やガラス片が散乱していた。服を汚したく無いので触れないように移動して一つ一つ部屋の扉を開け建物内を探索していく

 

「今のところそれらしい呪いは見えないわね。後は二階ね」

 

軋む階段を一段ずつ上がり、正面に見えた扉。扉の先は大人数が入れる広い空間になっているはず。そう考えながら慎重に扉を開ける

 

ギィィィィ……

 

《…ギャ!………》

(いた!あれが今回の三級呪霊。まだこっちに気が付いてない。奇襲を仕掛けられる)

《!》

 

扉から飛び出さず、落ちていた建物の瓦礫に呪力を纏わせて投げつける。投げたら直ぐに飛び出し、接近する

突然の攻撃に一瞬動揺を見せた呪霊は瓦礫を防ぐ事は出来たが歌姫の接近を許し、呪力が込められたパンチをモロに受け紫の血を出す

 

《グ…ギャギャ…》

 

パンチをモロに受けた場所は見事に体を貫通している。先程よりも動きが悪くなった事で呪霊の限界が近い事を感じ畳み掛ける

 

《………》

 

猛攻を受け、呪霊は消えていった。今回の原因となる呪霊を祓えたと思い建物から出ようとしたその時

 

「!?きゃ!」

 

ピッタリ部屋のサイズで床を切られたのか、周りの全てを巻き込み下は落ちていく。

ぽっかりと空いた暗闇に歌姫の姿は消えていった

 

------------------------------

 

床が抜け落ちていく歌姫は違和感を覚えていた。

 

「(どうして?明らかに落ちていく時間が長い!ただ一階に落ちるならもう着いているはずなんで…!?そうか!)これは生得領域!」

 

空間の秘密に気が付いた瞬間、暗闇だった視界に光が差す。目に飛び込んで来た景色は白い繭が幾つも並ぶ場所であった

 

「…ここは?…これは繭?……!!だれ?!」

《………》

「(呪力がある。呪霊!ここの領域の支配者)」

《お主は何故ここに来た?》

「!!(意思疎通が取れるほどの知性がある?!領域を展開できる事から"特級"!)」

《何故答えぬ?お主が使う言葉の筈だが?》

 

気づいた時には人型の呪霊が腕から刃のついた鎖の様な物を引き摺りながら歌姫の視界に入っていた。呪霊の体から感じる呪力の圧で今回の相手が特級であると悟る。そして極め付けは人語を話せる高い知性がある事。ただ、人を殺そうとする他の呪霊と違い逃れられるかもしれないと考える

そして、彼方の問いに答えなくてはどう行動するか分からない為、口を開く

 

「私は先程の建物にいた呪霊を祓いに来ました」

《ふむ。俺の呪力に引き寄せられた雑魚の事か…まあ、それは別にどうでも良いがな。お前達"呪術師"は雑魚の気配しか感知出来なかったようだな》

「(呪術師について知っている!)」

《所で》

「!!」

 

腕を組んで話をしたいた呪霊が突然歌姫へと顔を向け、近付いてきた。何かを感じ取った呪霊は顔を満面の笑みで歪める

 

《お主の持つ!俺と同じ気配!お主!お主から感じる竜の気配!何を持っている!》

「!!」

 

伸びてきた腕から逃げる様に歌姫が後ろに跳んで離れる。ここで歌姫がこの呪霊が何を感じ取っているのかを知る

懐に手を伸ばし取それを取り出す

龍甚から御守りとして譲り受けていた、黒く硬い正体不明の物質

それを見た呪霊の目があからさまに変わる

 

《おお!それだ!それから!莫大な竜のエネルギーを感じる!》

「これが!?もしかして何かモンスターの素材!」

 

呪霊の手が歌姫が持つモンスターの素材へと伸びる。素材に触れるギリギリで呪霊が突如として吹き飛ばされる

 

《何者だ!》

「え?」

【グァァァァァァァググググゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!】

 

歌姫が持っていた素材が大きくなり形を成し巨大な竜へと変わる。

黒く鎧の様な鈍重な甲殻を身に纏った

"グラビモス亜種"

 

歌姫を背中に庇う様に前に出て、呪霊と対峙する

龍甚が持たせてくれた御守りはもしもの時の対抗策だったのだ

グラビモス亜種が先に動き出し、口に溜めた熱線を放出する

 

【グガァァ…キュィィィィィン!】ゴゴゴゴガガガ!ジュゥゥゥゥ!

《!!》

 

動きを捉える事が出来ないほどの速度で熱線が呪霊を襲う。歌姫から見て呪霊が熱線に呑み込まれた。そのまま後ろの壁を溶かす程の熱量を見て空いた口が塞がらない歌姫

この攻撃でやれたかもと考えがよぎる

 

【ググググ…!!グアァァオ!】

「え?!」

《凄まじい威力だ。死んでいたな…当たればな》

 

高速で避けた呪霊が物陰に隠れ、意識が逸れたタイミングでグラビモス亜種の横顔をぶん殴った。これにはグラビモス亜種も堪らず体を逸らし怯んでしまう。

 

グラビモス亜種も呪霊換算で特級並の実力を持っていると言っても良い。だが、それでも危うい状況。

歌姫の脳裏には死の文字が浮かんでいた

 

【ググググ…ウオォン!】

《!!ぐ!》

 

だが、グラビモス亜種もただ一方的にやられる事はない。逸れた体を無理矢理元に戻し、その勢いのまま相手を押し潰さんと体を回す。

呪霊は咄嗟に受け止める様に手を出すが、その巨体と鎧の様に硬い甲殻の重さでそのまま弾き飛ばされる

 

グラビモス亜種は腹が下になるタイミングで転がりを止め、腹ばいでガンナーがしゃがみ撃ちする様な体勢を取る。そして弾き飛ばされた呪霊を今度こそ視界に収めたまま、熱線を幾つにも分けて小出ししていく。

 

いち早く体勢を整えようと呪霊は鎖、鎖刃を広げ天井や繭に引っ掛けて体を起こす。

 

《やるな!では反撃と……》ジュゥゥ…

《くっ!》

【キュェェ!キュェェ!】

《そんな凶悪なブレスを何度も放ってくるでないわ!》

【ググググ…】

《今度はこちらが攻めてやるわ!》

 

細かく飛来してくる熱線を走り回って回避する。そして鎖刃を使いグラビモス亜種に接近する。そして背中に乗り振り落とされない様に鎖刃をグラビモス亜種の首に巻き付ける。振り落とそうと暴れるグラビモス亜種の首に鎖刃が徐々に甲殻を貫通して食い込んでいく。

 

【グォォォォ……】

《貴様の甲殻は確かに硬いが、俺の鎖刃であれば傷を負わせられる。お互い恐ろしい物を持っているな!》

【……グッォォ!】

《っ!?》

 

ブシュゥン!ジュゥゥゥ…

 

《高熱のガス!?》

【グォ!】

 

背中にいた呪霊を高温ガスを噴出する事で焼き、体の至る所を溶解させる。それにより拘束が緩みその機を逃さず、振り落とす。

 

【ググググ…】

《やるな。お前!(遠中近隙がない。鈍重ではあるがどこ攻撃も致命傷になりかねない》

「す、すごい…(どちらも規格外すぎる。流れ弾が当たっただけでも私なんて消し炭になっちゃう)

 

歌姫はこの光景を固唾を飲んで見守るしか無かった。ここは呪霊の結界内、術式を付与されていないが、頑丈な結界壁に阻まれ脱出は困難。どうなるのかひたすらに祈るのみ

そんな歌姫を他所にグラビモス亜種が動き出し、呪霊に向かって突進を仕掛ける

勿論動きが鈍いグラビモス亜種の突進など喰らうことなどない。余裕を持って横に回避する。

 

ガッン!ガラガラ…

 

【グォォォ…】

《何のつもりだ。急に突進の一つ覚えになりやがって》

 

頭に来た呪霊が突進してくるグラビモス亜種の翼に鎖刃を巻き付けようと伸ばしたその瞬間にグラビモス亜種が体を捻り、転がる

まさかの変化球にモロに受け、グラビモス亜種の下敷きになる

 

《ぐうううう!くそ!こんな事だとは》

【グアァァオ】

 

呪霊を下敷きにしたまま、ガス噴射の姿勢に変わる。

それを確認した呪霊はすぐさま、離脱しようともがく。噴出前に抜け出すがそれも間に合わず

ガスが噴出される

 

プシュゥゥ!

 

《!!これは…高温…ガ…ス、では…ない!?まさか睡眠!》

 

先程の攻撃を警戒した呪霊は身を引こうとしたが睡眠ガスの効果範囲は高温ガスよりも広くなっており、そのおかげで直撃させられたのだ。

通常、睡眠などを取らない呪霊にとって睡眠ガスなど効果はないが、呪力を纏っている龍甚のモンスター達は呪霊に対しても効果を発揮できるのだ。そして睡眠ガスを受けた呪霊は少しずつ動きが悪くなる、それでもグラビモス亜種を仕留めようと鎖刃を振り下ろすが先程とは違い甲殻を破れなかった。

 

睡眠ガスの効果を耐えられる限界が来たのだ。動きが止まった呪霊に尻尾による重い一撃を叩き込み、結界壁に穴を開ける勢いで吹き飛ばす。そして吹き飛ばされた結界壁にいる事を確認して

 

【グガァァ…キュィィィィィィィン!】

「やった!直撃した!あの威力!間違いなく焼け焼けたわ!」

《いいや!違うな!》

「!!」【グァァ!】

「熱戦が呪霊の目の前で弾けている?いや!吸収している?!」

《ふ…お返ししてやるよ!》

「!!」【グァァァァ!】

 

熱線を鎖刃で吸収してしまった。すると呪霊の体の中心あたりから赤黒い電気が迸り、そのまま鎖刃へと溜まりグラビモス亜種を狙い振り落ろす。

地面に触れた鎖刃から地面にエネルギーが送られ

 

ボンッ!ボンッ!ドガッン!

 

【グォォォォ…】

 

大爆を生む。余りの威力に己の結界内でも地面に大穴を作り出し、グラビモス亜種を一撃で戦闘不能にまで追い込んでしまった。

 

《まさか、ここまで使う羽目になるとは…だが、俺の勝ちだ!この者から力を吸い取ったら貴様からも吸い取ってやる》

「あ、ああ(うそ!まさか、あの状態から逆転されるなんて。嫌だ!死にたく無い!)た…けて、助けて………龍甚!」

《りゅうとう?…!!》

 

パキ!バリン!

 

『助けに来ました!歌姫先輩!』

 




本当に遅くなりました!
すみませんでした!
失踪はしてないのでこれからもよろしくお願いします!

モンハン関連のキャラクターっている?

  • いる(受付嬢や我らの団)
  • いらねえ!(モンスター増やせ)
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