禪院家に生まれしハンター   作:とっとこDIO

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遅くなった。ゴメス!
最近モンハンダブルクロスの特殊許可をソロで全部攻略しようとしてて、そっちに熱中しちゃってた。
超特殊許可よりG5の方が大変


第二十二話 問題児三名

「龍甚!」

『な!五条!?』

 

扉を乱暴に開け放ったのは五条悟であった。最後にあってから実に三年。五条からしたら龍甚は急に禪院家を飛び出し会えなくなった。

五条と龍甚、どちらも少し昔の事を思い出していると廊下をドタドタと走ってくる音が

 

『ん?』

「ちょっと五条!急に三年生のクラスに行ったら失礼だって」

「そうだよ悟。第一私達は先生が来るまで教室で待機のはずだろ」

 

男女が五条を引き戻そうと教室に顔を出した。前髪が特徴的な男子と茶髪のショートの女子

二人はこちらに気が付き、挨拶をしてくれた

 

「あ、どうも初めまして。私は夏油傑と言います。よろしくお願いします。先輩」

「家入硝子です。よろしくお願いします。」

『ああ、夜蛾龍甚だ。よろしく。一応五条の幼馴染になるのかな』

「龍甚!龍甚!」

『何だ?五条』

「何で家出て行ったんだよ!なあ!」

『はあ〜お前はあんまり踏み込まなくて良いから』

「はあ!?ふざけんなよ!」

「ふざけてるのはお前だ!」

 

ゴチン!

 

騒ぐ五条の後ろにいつの間にか現れた正道が拳骨を喰らわした。

 

「痛ってえ!んあ!?何にすんだよ!おっさん!」

「何だと…」

『五条。その人はお前達の担任だぞ』

「「逃げろ〜」」

 

五条の失言により二つ目のたんこぶを作る事になった。そして頭から煙を出して気絶した五条は正道に引き摺られてフェイドアウトして行った

 

『ん〜今年は大変な年になりそうだな』

 

龍甚は補助監督が教室にやって来てから任務へと向かった。

 

-------------------------

 

《ジュ〜ディ…》

『良し、この建物内の呪霊の気配は全て祓えたな。報告して帰ろう』

 

一級相当の任務を終えた龍甚は外で待っていた補助監督の車に乗り高専へと戻る。窓から外を眺めていた龍甚の携帯に電話が掛かって来た

 

『すみません。電話に出ます』

「はい。了解です」

『はい。もしもし』

「俺だ」

 

電話から聞こえた声は正道先生であった。何やら疲れてそうな声であった。

 

『正道先生。どうしました?』

「任務は終わったようだな。高専に戻って来たらグランドに行ってやってくれ。本当は俺が行きたいんだが…もう時期子供が産まれそうだな」

『おお!そうでしたか。それはおめでたいです。ええ、任せてください』

「すまない。いつも頼って」

『いえ、正道先生には返しきれない恩がありますから』

「それならもう十分返せているだろ」

 

正道先生の言うように呪術界で生きている以上、もう俺は恩返し出来ているかもしれない。だが、今の居場所があるのは正道先生のお陰。正道先生は龍甚を一目置いているが龍甚も数度会っただけの龍甚を受け入れてくれてくれる懐の深さに感嘆していた。

 

"この人は呪術界に向かないとすら思える程に"

 

『いえ、まだまだですよ』

 

-------------------------

 

高専に戻って来た龍甚は補助監督が報告を引き受けてくれたので任せ、グランドへと足を運んだ。グランドに近付くと悲鳴が聞こえて来た

 

「ぎゃ〜!呪霊を近づけないでくれ!」

「うぅ〜、一年理不尽過ぎる」

「ちっ!」

『ん?一体どうしたんだ?…あ?』

 

階段からグランドを眺めると、呪霊にキスされそうになっている山本と地面に倒れ伏す陽鉢、五条に弄ばれている浅野。二年生全員がもれなくコテンパンにされていた。

 

「先輩。もっと頑張って下さいよ」

「…私やっぱ御三家嫌い」

《ね!ちゅ〜しようよ!》

「嫌だ!」

「悟〜。弱い者いじめちゃダメだよ。(笑)」

 

実力がある五条と夏油が天狗になっている様だ。

は〜、頭痛い

階段を降りるとベンチに座って飴を舐めていた家入がこちらに気が付いた

 

「あ!お〜い。クズども〜、龍甚先輩来たよ〜」

「あ!龍甚!」

「龍甚先輩、任務お疲れ様です」

『ああ、ありがとう』

「先輩!助けて下さい!」

『夏油、呪霊を引っ込めてやれ』

「はい」

 

呪霊が引っ込んだ事で地面に倒れ伏した山本が涙を流していた。

龍甚は今の五条の実力に目測をつけ、夏油の術式についても辺りをつけていた。

 

『呪霊操術か?呪霊の呪力が夏油のとは別だった』

「正解です。流石に長い間術師しているだけは有りますね」

『(何だかトゲのある言いようだな)まあ、良いか。後輩が…二年生が二人に世話になったからな、折角だ俺が相手してやろうか?勿論二人同時でいいぞ』

「え?大丈夫なんですか」

「傑。俺の全力に合わせてくれ」

「ちょ!悟!?」

 

龍甚へ向かう五条、龍甚は手に何も持たずに対応する。五条はこの三年で高い運動能力を得たが龍甚の動きはそれ以上であった。五条が龍甚へ一度攻撃を繰り出す瞬間で急所を三度当たりはしないが突いていた。

夏油が五条を援護しようと、イカ型の呪霊を弾丸の様に撃ち出す。

 

向かってくる呪霊を余裕を持って掴み取り、夏油へ投げ返す。五条はそんな隙を見逃さず三年で身に付けた極小の蒼を龍甚へ発動させようとする。だが、それよりも速く

 

ジャラァァ…

 

「ぐっ!(何だ!これ?)」

『あ!ダメじゃ無いか出て来ちゃ。"アルベド"』

【グァァン!】

 

龍甚の背後の空間から現れた鎖が五条を捕えた。その鎖の持ち主は半年前に龍甚と激闘を繰り広げた。アルシュベルド

の"子供"だ。

祓ったあの日、アルシュベルドの素材は現れず。クエストを受注出来ないとしょんぼりしていた龍甚の元にミラ爺が見せたいものがあると睡眠中の龍甚の意識を引っ張った。そこにあったのはアルシュベルドのまだ孵化していない卵だったのだ。

 

それからその卵を孵化するまで見守り、産まれてからは龍甚を親として認知して守るべき対象にもなっていた。そして産まれたアルシュベルドの名前を「白さ」を表す、"アルベド"と名付けたのだ。術式による調伏でないイレギュラーの存在故に行動をコントロール出来ない事があり、今回の様に龍甚に危険が迫ると勝手に出て来てしまうのだ。

 

「悟!」

「呪力が乱される…こいつも龍属性を持っているのか」

『ああ、ご明察通り。こいつもお前の天敵だぞ。さて、夏油よ。人の心配をしている暇か?呪霊を出せよ』

「!!」

 

アルベドに地面に引き摺られる五条から夏油にターゲットを変更した龍甚は左手に猫の手?を模した獲物を持ち接近してくる。夏油は格闘技に自信が有るが龍甚の先程の動きを見て、武が悪いと判断して呪霊を繰り出す。

 

数十を超える呪霊の群れが龍甚を襲うが龍甚は手に持つそれでやって来る全てをハエ叩きの様にはたき落として行く

 

『低級呪霊小出ししても意味ねえ!』

「!(速い!距離を詰められる。こうなれば)虹龍!」

《グァァァ!》

 

夏油は切り札である呪霊、虹龍で勝負に出る。現れた虹龍を目の当たりにして龍甚は少しの高揚があった。だが、高揚があろうと冷静に虹龍の特性を見抜いた

 

《グァァァ!》

「当たったか?(虹龍のあの速度の突進ともなれば回避は困難だ!)」

 

虹龍が龍甚が居た場所を通り過ぎると何と直撃したと思われた龍甚が何食わぬ顔で立っていた。

 

「な!?どうやって…」

『確かにとてつもない速度だ。だが、それは直線の動き限定。コースとタイミングさえわかれば"フレーム回避"くらい出来る』

「ふ、ふれー、は?」

『別に理解しなくても良い…ぞ!』

 

切り札の虹龍は訳の分からない回避のされ方をされ、困惑している夏油へ接近して格闘戦へと移る。夏油も格闘技には自信があり、この流れになるのは致し方ないと思うどころか心の何処かで求めていた程だ。

少しは着いていけると考えていた夏油の自信を龍甚はボッキリとへし折った。

夏油の攻撃は全て避けられ、防がれ、受け流され一切当たらない。そして懐に入った龍甚に胸倉と肩から背中の衣服を掴まれ、投げ飛ばされてしまった。そしてすかさず、関節技を決めて、夏油はリタイアとなった

 

『ふ〜、術式は強力だし、己自身の肉体強化も怠ってないのが分かる。だが、己の肉体に自信があり過ぎる所為でどちらかに力を集中するともう片方が疎かになってしまう。己が前に出て戦う事は良いがもう少し絡め手も考えろ』

「う…はい」

『…さて……あぶね!』

 

五条の方へ振り返ると瓦礫が飛んで来る。夏油に当たらない様に全てを砕く。五条とアルベドの戦いは最初こそアルベドが自身のリズムに持って行っていたが、時間が経つごとに形勢が逆転し、今は一方的にボコされアルベドが地面とキスしていた。

龍甚は五条の元へと跳び、ハイキックをする。

 

「!」

『アルベド、もう戻っとけ』

【グァァ!】

『アルベド!良いから戻れ』

 

アルベドが龍甚へと戻る。これで五条の目の前には龍甚のみが立っている。五条にとって龍甚は兄の様な存在であり、唯一自身の上を行く存在と捉えている。

自然と五条の口角が上がる。

 

『何だよ…そんなにやけた顔して』

「…また、やり合えるのが嬉しいだけさ」

『そうかい』

 

五条は構えをとる

龍甚もそれに応じるが手には武器は無い。だが、右眼が変化している。龍甚も本気である

 

「『っ』」

 

龍甚と五条の拳が互いの頬を殴る。互いに体が弾ける様に反る

 

『ぐっ!オラ!』

「っ…」

 

復帰が早かった龍甚の右ストレートが五条の腹を穿つ。通常龍属性の武器を持たぬ龍甚では五条に攻撃を当てられないが右眼で攻撃する瞬間だけ空間を歪ませ無限を無力化しているのだ。

 

腹を貫かれた五条は吹き飛ぶが、龍甚が左手で五条の脚を掴み地面に引き倒す。そして龍甚はあるモンスターを呼び出す

 

【グォォォォォ!】

『"ジョー"上空に向かって龍ブレスだ!』

 

地面に引き倒した五条を上空に投げ飛ばし、呼び出したイビルジョーに龍ブレスで狙わせる

 

【グォォォォォっ!】

「やばっ!」

 

五条をイビルジョーの赤黒いブレスが呑み込む。ブレスが終えると体がグッタリとした五条が落ちて来た。

 

『…よっと。…さて、四年ぶりの勝負も俺の勝ちだな。ジョーありがとな。後で生肉をあげるからな、戻れ』

【…】

 

五条をお姫様抱っこでキャッチした龍甚はジョーに戻る様に言う。ジョーは涎を垂らしながら戻って行った。五条を抱え、家入達がいるグランドの端に行くと家入がダウンした夏油に反転術式を施していた。

 

『家入、わざわざありがとうな。五条はこちらの方で直せるから夏油の方に集中してくれ』

「了解で〜す」

 

五条に生命の大粉塵を振り掛ける。五条の外傷が無くなった事を確認してベンチに寝かせる。

 

『家入、反転術式を終えたら夏油と五条に先輩との関わり方を考えろと言っといてくれ』

「は〜い」

 

家入に話をして、しょんぼりする二年生を連れ校舎へと戻った龍甚であった。




次回投稿する時にアンケートを終えようと思います。

モンハン関連のキャラクターっている?

  • いる(受付嬢や我らの団)
  • いらねえ!(モンスター増やせ)
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