なので二話投稿したら少なくとも一週間近くは更新がないと思って下さい。
俺がアルバに敗れ一週間と三日、気絶していたらしい。
俺が行動不能になったことで空いた穴を五条が代わりに請け負ってくれていたらしい。
五条はどうやら甚爾兄と戦った………そして…………五条が勝って、甚爾兄が死んだ。
甚爾兄は死んでも仕方なかった人ではあった。金の為に人を躊躇なく殺すし、子供を置いて姿を眩ませ、そして恵の名前を忘れる。
甚爾兄と対峙したのが俺でも恐らく……殺した
龍甚が校舎を歩き、夏油の元へと移動する中でそんな事を考えていた。そして目的の夏油の元へ着き、声を掛けた。
『夏油…』
「!……龍甚先輩」
「龍甚先輩!?こんちゃす!!自分新入生の灰原雄と言います!!先輩とお会い出来て光栄です!!」
『おお、新入生だったのか!よろしく、灰原。四年の特級術師夜蛾龍甚だ。……それで貴方は?』
龍甚は初めて会う後輩への挨拶を軽く済ませもう一人の人物へ振り向き、問う。
「へ〜君がもう一人の特級術師か…私は九十九由基。龍甚くん。君はどんな女がタイプかな?」
『九十九…そうか、貴方が』
「お!君は夏油くんと違ってしっかり私の事知ってる感じ?」
『俺と同じ特級術師でありながら世界を放浪して、ろくに術師としての仕事をしない、碌でもない人』
「…………………私、やっぱ高専嫌い………で?女のタイプは?」
龍甚の答えにショゲタ九十九であったが直ぐに立ち直り、改めて龍甚に女性のタイプを聞く。
『……俺のタイプは直向きに努力して気の強い女性が好きですよ』
「おお!良いね!」
「九十九さん、龍甚先輩は自身の彼女の特徴を言ってるんですよ」
「ん?それでも良いじゃん!」
『はぁ〜………』
九十九は夏油と龍甚に話したいことがあると言い、灰原を先に帰らせた。
後に夏油から聞いたが灰原は次の任務で遠出するらしい。それで少し先輩として彼が心配になり、キーホルダーのような肉焼きセットを御守りとして渡しておいた。
九十九からの話と言うのは呪霊の発生を無くす為の行動との事だった。
「私の研究では、呪いって言うのは術師からは出ないらしい。だから、一般人を全員術師にしてしまえば呪霊は発生しなくなる」
『そう言う話ですか…ハッキリ言ってしまえばそんなの不可能です。その手を打って呪霊が発生しなくなる事が不可能なのでは無く。一般人を全て術師にするなんて馬鹿げてる。現に呪いで人を殺す呪詛師が居るんだ。術師同士の殺し合いになる』
「そうだね。私もこの方法は余り良く無いと思ってたよ。だから逆に術師含めて全員が呪力からの脱却する事がベストだと思うんだ。そうすればまず呪霊が生まれる原因の呪いがなくなる」
龍甚と九十九の話が続く。それぞれの問題点と将来を見越した点などを考えて行く。そんな会話の中で夏油が口を開いた。
「なら…非呪術師を皆殺しにすれば良いじゃ無いですか…」
『夏油?お前何言って?そんな事良いわ「夏油くん、それは…ありだ」っ!!お前…何を言ってやがる!同じ術師と言えど後輩に変な事を吹き込む事はやめて貰おうか!!』
「まあ、落ち着きたまえ、勿論これにも問題点はあるさ。-------」
『--------------』
夏油には既に肯定されてからの会話は耳に入ってなかった。龍甚が真正面から否定する言葉すら聞こえていない。
(呪術師だけの世界を…)
『夏油!!夏油!!!』
「っ!」
『お前大丈夫か?疲れてるなら休み取ったらどうだ?俺も活動出来るようになったから、依頼については気にするな。それと夏油、お前はあくまで守りたい人の為に頑張れば良い。全員救うなんて無理なんだから』
「…ありがとうございます。ではお言葉に甘えて休みます」
『ああ、お疲れ』
部屋へと戻って行った夏油を見送り、龍甚は九十九を睨み付ける。
『随分とやってくれましたね?』
「なんだい?私はしっかりダメだと言ったよ」
『夏油のあの様子…あの意見は冗談で言った訳では無かった。本気だった。俺たちの声が聞こえてたかすら分からない』
「悪かったよ。はぁ…じゃあ私はそろそろお暇させて貰おうかな。じゃあね」
『………クソ…ああ、俺ももっと強くならなきゃな。……このまま奴と対峙したら命は無い』
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夏油は自身の部屋へ戻る間も先程の話が頭から離れなかった。非呪術師を全員殺せば…私達術師が報われる…
「………」
「あれ?夏油?」
「貴方は…浅ノ先輩…」
「顔色が悪いぞ。夏バテか?それとも何か、溜め込んでるのか?」
「……ええ、ただの夏バテです。大丈夫です」
「ふ〜ん、じゃあ、私が夏バテしてる後輩の為に腕によりを掛けて料理作ってあげようか?」
「そんな、悪いですよ」
「良いから、良いから。ほら、部屋に案内して」
「えぇ…」
浅ノ先輩の押しに負けて部屋に上げる夏油。テーブルに座って待っててと言われて大人しく座って待つ。出て来たのは豚しゃぶ蕎麦。好物の蕎麦を前に食べ進める。
数分もせずに食べ終えて片付ける。
「ありがとうございました。お陰で元気出ました」
「そう?なら、後はしっかり寝なくちゃね」
夏油をベットに寝かせて食器洗いを済ませる浅ノ。洗い物が終わると夏油にしっかり寝る事を伝えて部屋を出て行った。
「…………呪術師のすべき事か…」
夏油はこの日次の朝になるまで泥のように眠った。
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医務室で息の絶え絶えの七海が同じ部屋にいる夏油に状況説明をしていた。
「なんて事はない二級呪霊の討伐任務の筈だったのに!くそっ!はぁ…はぁ…」
「七海君は今は休め、任務は龍甚先輩が引き継いでくれた」
「龍甚先輩には感謝してもしきれません…」
外傷のない七海と夏油の前には生きているが、体の一部を大きく欠損している灰原の姿が、息は安定しているが目を覚さない状況だ。
「あの時、私達が危機的状況で灰原が持っていた。御守りが反応して、よく分からない奇妙な生命体が現れました。あれは、龍甚先輩の術式なんでしょ?」
「……ああ」
「頭に肉焼きの土台を乗せた馬鹿げてる生命体が注意を引いてくれた事でなんとか逃げおおせましたが………あれが無ければ最悪、どちらも死んでいた」
龍甚が灰原に渡したのはキングチャチャブーの頭に乗ってる肉焼きセットをキーホルダー程のサイズにしたもので、歌姫と違って、モンスターの訳の分からない素材を渡せなかった為、怪しまれ辛く常に所持してくれやすいそれを渡した。
そして高専に戻った七海と灰原へ秘薬と回復薬グレートを幾つか渡し、任務へと出て行った。
「はぁ……もう…五条さんと龍甚さんの二人だけで良くないですか?」
「……話さなくて良い、疲れてるだろ…今はゆっくり休め。灰原も命に別条はない訳だから」
呪術師かとっては仲間が死ななかっただけでも良かったのかもしれない。
だが、死に掛けた後輩を見て、夏油の心の内の影がより大きくなる。
(術師と呪霊のマラソンゲーム…その果てにあるのが、仲間の屍ばかりなのだろうか…)
灰原が目覚めたのは二日後の事だった。灰原はとても術師として続けられる状態ではない為、補助監督になると決まった。
灰原は命あっただけマシだと相変わらず元気に答えて、龍甚先輩へ感謝を伝えたいと答えた。
私は会えたら伝えると良いと答えた。
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三年生が浅ノを除き死亡した。
呪霊の討伐任務を言い渡されていた3人だったが、向かった先には呪霊を祓ったと思われる呪詛師が居たらしく、その呪詛師と交戦になり、その戦いで二人は呪い殺された。
呪詛師の術式により、二人の体は判別も出来ないほどで、浅ノは悲しみで三日塞ぎ込んでしまった。
俺は直ぐに現場に向かい、呪詛師を再起不能な程に打ちのめし、高専に引き渡した。
夏油は浅ノの看病の為に、何度も部屋に訪れていた。
龍甚もアルバトリオンに敗北してから暗い考えに囚われていた。
(もっと、もっと俺に力があれば…)
【龍甚…お主】
『ああ、大丈夫だ。間違った道に進む事はない。だが、それでも力が有る。ミラじい!あんた俺に隠してる事あるだろ?それをよこせ!』
【………仕方がない。モンスターのクエストを幾つか解放しておく、本当はお主がもっと強くなってから出すつまりだったが…バルファルクとアカムトルム、ウカムルバスの三体を解放しておく】
『ありがとう。ミラじい、これで皆んなを…俺が守りたい人を守れる』
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「これは…何ですか?」
「何とは?この二人が一連の事件の犯人でしょ?」
「……違います。原因は私が取り除きました」
「この二人は、頭がおかしい!村人を度々襲うのです」
「-------」
「-------」
夏油が派遣された集落にて、呪いの見える子供迫害する村の人々
子供と夏油の話しに耳を貸さず、罵詈雑言を吐き捨てる村人を相手に夏油は…
「皆さん、一度外に出ましょうか」
2007年9月23日
夏油が派遣された集落は焼き払われ、集落に住む112名の死亡を確認。
殺害した術式を呪霊操術を断定。
夏油傑処刑対象へ決定する。
「は?」
『………』
「……何度も言わせるな。傑が集落の人間を皆殺しに」
「聞こえてますよ!だから、は?っつたんだよ」
『……傑の行方は?』
「……分からん。だが、傑の実家も既に間抜けの空だった。血痕と残穢から恐らく両親も手にかけたと」
「な訳ねぇだろぉ!!!」
『五条!』
「俺も何が何だか、分からんのだ!」
「はっぁ…」
『……』
ある日の午後、五条の携帯に電話が掛かった。
[五条!夏油居たよ!]
五条は直ぐに高専を飛び出し、夏油の元へと急いだ。
龍甚は任務が終わり次第に連絡に気づき、同じく急いだ。
「君は自分に出来る事を人には出来やしないと言い聞かせるのか?」
「っ!…」
「君は五条悟だから最強なのか?それとも最強だから五条悟なのか?いや、龍甚先輩もいたね」
「…何が良いてぇ?」
「私が君のように最強なら、この行為も地に足着くと思わないか?生き方は決めた。後は精一杯、やるべき事をやるだけさ」
茈の構えを取る五条
五条の殺人は意味があるものだと答える夏油への答えは撃ち出せなかった。
龍甚が到着したのは、夏油が姿を消してから後だった
今回名前だけ出た。バルファルクとアカムトルムとウカムルバスの三体のクエストシーンは書かないつもりです。
本編で活躍を書くから良いかなって
最後のシーンで龍甚が間に合っていれば、龍甚が夏油を殺してました。
龍甚の家族である。恵達にも被害が出ると判断するからです
なんかね、禪院家要素薄く感じるからタイトル変えた方が良いと思う?
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変える
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変えなくていい
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どちらでも構わない