禪院家に生まれしハンター   作:とっとこDIO

34 / 40
龍甚って書いてて中々ぶっ飛んでる術師の一人だよな。
虎杖タイプかと思ったが全然術師タイプだった


第三十一話 現代最強の実力

択捉島で行われる戦いは龍甚がモンスターを出した事で苛烈さを増していた

縦横無尽に飛び回るバルファルクにひたすらターゲットを狙うゴグマジオス

そして正面からアルバとバチバチの近接戦を繰り広げる龍甚

 

『はあ!』

《がっ!くそが!私が貴様を圧倒する筈だったのに!黒閃など決めよって!!!》

『黒閃を決めたのはお互い様だろ…がっ!!』

《くっ!》

 

龍甚が手にした操虫棍"蛇帝笏ペダンマデュラ"を巧みに扱い、アルバの拳を晒して反対側で顎を下から叩く

打ち上がったアルバ目掛けて高速飛行するバルファルクが突撃

 

【キュアアァァァイイ!!】

《がぁぁぁぁ!!調子に!!》

『っ!バルファルク!離れろ!!』

《乗るな!!!》

『属性変化…エスカトンジャッジメント。炎活性状態に変わったか』

 

ドサ…

 

至近距離でエスカトンジャッチメントを受けたバルファルクは地面に倒れ伏す。急いで戻して別のモンスターを出す

 

『ちっ!オストガロア!何でも良いとにかく手数で叩いてくれ』

【フッ…………ガァァァァァァ!!!!】

《龍甚ぉぉぉぉ!!》

『来やがった!ぬっ!』

 

突っ込んで来たアルバを棍で受け止める。アルバの背後からオストガロアが触腕の龍の顔を叩き付けるが難なく躱され距離を取られる

龍甚は仕方なしにもう一体モンスターを呼び出す

 

『ネギ!俺に合わせて格闘戦だ!目標はあいつ』

【グァァァァァァァ!!】

 

飛び上がったネギと地面を走って距離を詰める龍甚

アルバは変わらず龍甚に狙いを定めて突っ込んでくる

 

『見切った!ネギ!パス!』

《ぐぁ!ぅっ!貴様には私からのプレゼントだ!》

【ッ!】

 

ビリビリ……バァァン!!

 

【ッ!………ガァァ!!】

《っ!ちっ!》

 

ネギの弱点である雷を放出したアルバを怯むことなく殴り付けた。

そこから地面に叩きつけられたアルバへ飛び掛かるネギと龍甚

どちらもアルバの術式による属性放出を警戒して互いに攻めすぎないようにしていた

そして、地響きが起きる

龍甚はすぐさまその場から離脱。ネギはアルバを掴むと真上に飛行し始める。

 

《貴様!何を…はっ!》

 

地面へと向きを変えたネギは地面へと速度を上げて落ちて行く。それと同時に地面から魔王が現れる

 

【ギュエェェェェェ!!】

【ガァァァァァァァ!!】

 

チュドン!!

 

ネギの落下の勢いと魔王の水蒸気爆破を交えた突き上げで、周りに積もっていた雪を全てを溶かし飛ばし、近くの岩肌にヒビを入れた

ネギも諸刃の剣の連携の一撃で満身創痍。すぐさまネギと魔王を戻す

 

《あははは!!流石に今のは危なかったよ》

『マジで不死身かよ!この化け物が!』

《角どころか右腕まで持っていかれちゃった》

『呪霊のお前は大した怪我じゃ無いだろ」

《そうだね…ほら元通り》

【ガァァァァァァァ!!】

《君か…》

 

二人の間に割って入るゴグマジオス

強力なレーザーに似た重油の火炎ブレスでアルバを焼き払おうとする

 

《君の鈍重な動きじゃ!私を捉えるなんて無理だよ!》

【ッ!!!ガァァァ……】

 

接近を許したゴグマジオスの顎を蹴り上げるアルバ。ゴグマジオスはよろける体を何とか踏み止まらせ、翼脚で叩きつけようとする。それを避けてまた攻撃しようとするアルバに近づく龍甚

龍甚は武器を変えており"封龍槍【刹那】"ラオシャンロンのランスを手に持っている。そして広いゴグマジオスの背中に着地した二人は激しい攻防を開始し始める

 

《動きが悪いよ。君にランスは向いて無いんじゃない?》

『それはどうかな?』

 

槍の突きを難なく避けるアルバは龍甚を煽りながら、雷を放出する。龍甚は下のゴグマジオスに当たらないように大盾を前に構え走る

 

《!?それで何が出来る?》

『そんなにこの槍が恐ろしいか?意識が武器に巻きすぎだ!俺はお前の知るハンターとは違う!ぬあ!』

《がっはぁ!》

 

突進からの突きを避けたアルバに対し、突き出した槍の重さを利用した重心移動で右足の踵蹴りでアルバの顔面を捉え地面へと蹴り落とす

ゴグマジオスから降りた龍甚は激昂ラージャンと金雷公ジンオウガ、猛り爆ぜるブラキディオスの三体を呼ぶ

三体とも近接戦闘の為のモンスターだ

 

『事故らないようにな』

【ガルルルル…!】

【ギャァァァァァァ!!】

【グォォォォォ!!】

《やるだけやるってか?》

 

ラージャンとブラキが先に出て挟み撃ちで攻撃。隙が少ない二体を相手にもんとしての力を持って避けるではなく、防ぐ事に注力してる。アルバがラージャンに反撃しようとするとラージャンが距離をとり、ブラキを狙えば体についた今にも爆発しそうな粘菌を見せて攻撃させる事を前もって防ぐ

 

【アォン!アォン!アォォォォン!!】

『よし電気も溜められた行くぞ!』

 

ジンオウガが蓄電出来たのを合図にジンオウガと龍甚が戦場に参加する

アルバは一対四の状況で流石に顔を顰めた。

四方からの攻撃で必ず出来る死角を着実について行く。そして、龍甚の槍を腹部に受け、隙が出来た所にブラキの拳が炸裂して近くの岩に叩きつける。追撃にラージャンのブレスとジンオウガの金雷光蟲弾が岩をぶち破る威力でアルバに直撃

 

『……』

【…】

『ちっ!』

《はぁ…はぁ…》

 

砂煙から飛び出したアルバはダメージはあるがまだまだ元気そうだった。その様子に舌打ちした龍甚はアルバの次の出方を伺った。すると…

 

《もういい!殺す!!》

『エスカトンジャッチメントが来るぞ!全員防御を取れ!』

 

ラージャンは大岩を掘り出し盾にジンオウガは防御を取れないから戻す。ブラキは地面を殴り迫り出した岩盤を盾に龍甚はランスの大盾を構えそれぞれが凌ぐ状態を整える

そしてアルバを中心に膨大なエネルギーの放出がおきる

体表は水色ぽい感じになっている

 

《貴様ら!全員氷が弱点だろ!!これで殺してやる!!》

『氷活性状態か…ふふ…やっとだぜ』

《何?》

『お前が氷活性状態になるのを待ってた!』

《っ!!なんだいあれは?》

 

頭上からの閃光

アルバが目を向けた先には、紅の炎で全身を染め上げるゴグマジオスが飛行していた

 

《なっ!?》

『隙を見せたな!』

《ぐっ!貴様!》

『何でも良い!俺だって無尽蔵の呪力で反転も回復薬も秘薬だってバンバン回せんだ!テメェと共に受けてやるよ!』

《正気か!?って!ちゃっかり装備変えおって!》

 

龍甚は炎属性に高い耐性を持つGXイーオスへと着替えて、全身を全力の呪力で守って反転を回せるように意識を集中させる

 

《離せ!》

『ゴグマジオスのあの技は領域展開を扱えない俺にとって三本の指に入る威力がある。奴の技は自身の体を重油で覆いその重油に火をつけてその質量を持って地面に落ちるものだ。……衛星でも観測できるくらいのクレーターが出来るだろうよ!』

《っ!!やめろぉぉ!!》

『ブラキ!"あれ'だ!逃がさないようにする』

【ガァァァァァァァ!!】

 

龍甚の合図で地面を唐突に殴り始めるブラキ

すると龍甚とアルバを取り囲むように地面が盛り上がり始める

作られたのはまるでコロシアムなような囲い

ブラキとラージャンを戻す

そこへゴグマジオスが降って来る

 

ゴゴゴゴゴゴゴ………………

……ドッォォォォン!!!キィィィィィン………

 

雪で一面真っ白だった択捉島に一時的に溶岩湖を思わせる場所が出来たそう

 

グツグツ…ゴポッ!

 

【ァァァァ……ガァァァァァ!!!】

『ふぅ…ゴグマジオス…ご苦労様…それにしても…』

 

ゴグマジオスの一撃で出来た溶岩湖を見る。龍甚も全身を焼かれ、体の一部も欠損したレベルだ。氷活性状態で鎧無しで受けた以上アルバも無事では無い

だが直ぐにアルバの姿を発見する。秘薬を飲み、反転を回して欠損した部位を含めて治す

見つけたアルバは右腕以外の四肢を無くし、腹から下も無かった。何とか逃げようと右腕で体をズルズルと引っ張ってる

 

『終わりだ…』

《っ!………してやられたよ》

『満身創痍であろうとお前が相手だ。一切温情を与えるつもりは無い』

《……》

『遺言も聞く気も無い。ここで!』

 

大剣を構える龍甚。逃げようとした時用のアイテムも所持してる。

アルバ一人で逃げられる事は無いだろう。

 

「そう。ここにもう一人来てなければ無理だろうね」

『!!!??ぐっ!がはっ!」

 

龍甚の背後にいつのまにか居た正体不明の女性

龍甚が気がついた時には地面に倒れていた

 

『こ…これは…体が…重い!』

「最大出力なんだけどそれを平然と耐えてる辺りやはり流石だね。現代最強の術師」

『うぅ!…テメェは!』

「彼女を助けに来たんだ。悪いけど直ぐに行かなきゃ行けないんだ。ほら、アルバ立てる?」

《貴様…》

「じゃあね、夜蛾龍甚」

『くそ!待ちやがれ!アルバ!逃げるな!!お前はそれを嫌うだろ!!アルバぁぁぁ!!』

 

アルバを担ぎ上げた女を見送ることしか出来ず、龍甚は悔しさで叫んだ。

 

北海道 択捉島の天変地異と言われた戦いは龍甚の勝利で終わった。だが、目標を逃した龍甚は勝利と思わなかった

 

------------------------

 

「…素晴らしい…本当に素晴らしいよ…正に世界を変える力だ」

 

乙骨との戦闘で敗北した夏油はその満身創痍の体を引き摺り何とか術師の手の届く範囲から逃れようとしていた

 

「里香さえあればせこせこ呪いを集める必要もない…次だ…次こそ…手に入れる……っ!ふ…遅かったじゃないか………悟」

「……」

「君で詰むとはね…私の家族達は無事かい?」

「揃いも揃って逃げおうせたよ。京都もお前の指示だろ?」

「まあね。君と違って私は優しんだ…あの二人を私にやられる前提で送り込んだのも…乙骨の起爆剤として」

「そこは信用していたからな…お前のような主義の人間は若い術師を理由も無く殺さないと」

「…………信用ね……まだ私にそんなモノを残していたのか………これ、返しておいてくれ」

「小学校もお前の仕業だったのか」

「まあね」

「呆れた奴だ。……何か…言い残す事はあるか?」

「誰が何と言おうと猿共は嫌いだ……でも別に高専の連中まで憎かった訳じゃない。……ただ…この世界だと私は…心の底から笑えなかった…」

「………傑…………◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️」

「!……最後くらい呪いの言葉を吐け………よ」

 

 




と言う訳で!
0巻まで終了しました
読んでくれてる方々次回から原作に入ります

ごめんタイトルミスしてた。じゅじゅ散歩いる?

  • いる
  • いらない
  • 龍甚と歌姫の話がいる
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。