禪院家に生まれしハンター   作:とっとこDIO

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第七話 京都姉妹交流会 1

東京校

龍甚、歌姫、凡打秦、真土居の四人は京都校のメンバーを待っていた。

すると黒い制服に身を包んだ集団がやってくる。

計6名、先輩の話だと三年生が四名二年生が二名

 

(………多いな』

「そうね…多いわね」

 

思わず口に出た言葉に歌姫先輩が反応する。

そして、凡打秦先輩がこちらの代表として口を開く

 

「やあ皆さんよく来てくれました。三年の方々もお元気そうで、おや?一人私の知る顔がありませんがどちらに?」

「お前!知ってて言ってんだろ!戦闘に向かないあいつが二級呪霊と遭遇しちまって大怪我、あいつは窓に移ったんだよ」

「あぁ〜そうでしたね。本当に残念です」

「お前!」

 

凡打秦先輩と向こうの恐らく三年生がバチバチとお互いの間で火花が散っている。

そこに正道先生がやって来る。京都校の先生と思わしき人物はいた。

お爺ちゃんぽく見える人物だ。

 

「二人とも会って早々、喧嘩腰になるな。やり合うにしろ団体戦、個人戦で行え。」

「まぁ、良いでは無いか夜蛾、元気があって……それで彼が助っ人の一年生、龍甚か……確かに彼は凄まじいな」

「歌姫、龍甚二人ともこの人は京都校の教師、楽巌寺嘉伸先生だ。挨拶を」

「東京校二年、庵歌姫です。よろしくお願いします!楽巌寺先生!」

『同じく東京校一年、夜蛾龍甚、よろしくお願いします!』

「おぉ、礼儀正しい子達じゃな」

 

楽巌寺先生に挨拶を終え、戻ると凡打秦先輩はまだ話しいるので真土居先輩に質問する。

 

『先輩、京都校人達について説明が欲しいのですが…』

「そうだな、まず…あの和服ぽい服着たやつは"加茂寿人(かも ひさと)"御三家の一つ加茂家の当主だ」

『当主…そうか彼が』

「因みに向こうの優一の一級術師で向こうの代表だ。そしてその右隣の小柄の娘が"源楓(みなも かえで)"二級術師で加茂の婚約者、二人の仲は普通に良かったぜ。その右隣の長身でスラリとした一見イケメンの男に見える女は"吾妻凛(あずま りん)"準二級術師。そんで凡打秦と言い合ってるのは"村上頼助(むらかみ らいじょ)"準一級術師、向こうで1番のフィジカルを持っている。これで三年は全員だ、二年はすまんがしらねぇんだ、すまね」

『いえいえ、十分ですよ』

 

三年の説明が終わったタイミングで一人がこちらにやって来た、加茂先輩だ。

 

『どうしました?』

「君は元々禪院家に居たんだろ?何故家を出たんだ?」

『あぁ……まぁ、大雑把に言うと禪院家と言うか御三家の価値観に合わなくてですね、それで少し問題を起こした事を建前に家を出たんです』

「そうか、君が御三家としてここに立っている訳では無いことはわかっただが、それでも私は君に勝手な対抗心を燃やしている。君には負けたく無い」

『そうですか、あまり禪院家に居た時の私で見ないので欲しいのですが、…勝負はこちらが勝ちますよ』

「お前達、一度休憩所に戻れ。試合開始の10分前にはスタート地点にいろ。」

 

加茂先輩からのライバル発言に意思表示を終えた龍甚達に正道先生から呼び掛けられる。

休憩所に移動し、最後の作戦確認をする。

 

「最後に確認しましょうか、まず私と真土居さんそして龍甚くんは………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……さて確認も終わりましたし、そろそろ向かいましょうか」

「わかった」

「はい」

『了解です……なんか……掛け声でもします?』

「……良いですね、では折角ですし龍甚くんがどうぞ」

『あ、俺すっか!?うん"ん"東京校として負けらんね!絶対勝つぞ!』

「「おー!」」

「はい」

 

スタート位置に着き、合図を待つ

 

ピィィィガガガ![えーこれより呪術高専交流会団体戦を始める!]

 

スピーカーから正道先生の声が聞こえて来る、そろそろ開始の様だ。

 

[双方、これは試合だ!殺し合いじゃないからな!くれぐれも今後の支障にならない様に!]

 

作戦通りの動きを行う為に意識を切り替える。

先輩方も準備万端だ。

 

[では…始め!]

「行きますよ」

 

先生と先輩の言葉で龍甚は早速モンスターを呼ぶ。

『チャマカカ!歌姫先輩と行動!サポートともしもの戦闘をしろ!』

「にゃあ!了解にゃ!」

「じゃあ行きましょう。チャマカカちゃん」

 

凡打秦先輩と真土居先輩、そして龍甚が一緒に行動、バフをかける術式の歌姫先輩はチャマカカと行動、低級呪霊の処理と二級呪霊の索敵だ。そして人語を話せるチャマカカで人数の差を少しでもカバーする。

二人の姿が見えなくなった所でもう一体を呼ぶ

 

『アンジャナフ!』

【ガァァァ!】

『お前は俺と常に一定の距離を取って移動、遭遇した呪霊は直ぐに処理、そして俺達が戦闘を開始すればお前は直ぐに乱入して俺たち三人以外を攻撃しろ!致命傷になる様な事は駄目だぞ!』

 

そこまで言うとアンジャナフは一つ頷き、森の中へと姿を消した。

そうこうしていると目の前に低級の呪霊が一体

 

「祓うか」

『待ってください!』

 

ダッシィン!

上からやって来た人影に呪霊が潰される。

 

「お出ましですね」

「ゾロゾロを出て来たな…」

『てか、全員ですね』

「凡打秦は俺がやる。他はご自由に!」

「!」

『凡打秦先輩!』

「よそ見をしてる場合かい?」

 

村上先輩が凡打秦を殴り飛ばし、それを追う様に村上先輩も森に消える。そして凡打秦先輩を心配した龍甚を吾妻先輩が後ろから蹴りを繰り出すが、いつの間にか持っていた右手の小ぶりな盾で防ぐ。

 

『おあいにく様、あんたの未熟な呪力操作じゃ、俺に一撃入れるのは難しいぜ!……て、三年生三人で俺の相手か……うーん…』

「どうしたんだい?流石に厳しいかな?」

 

蹴りを防ぎ煽りを入れながら周りを見ると、加茂先輩と源先輩も龍甚を取り囲む様にいた。

その状況に龍甚が唸りを上げると今度は仕返しとばかりに吾妻先輩から煽られる。

だがしかし、龍甚はそんな事は意に返さず一言

 

『いやいや、これぐらいなきゃ生き残れないよ!先輩達!』

【グァァァァ!】

「「「!!」」」

「これが!龍甚の式神!」

『アンジャナフ!好きな相手を選べ、ただし致命傷は与えるな』

 

龍甚のその言葉を聞くとアンジャナフは首を動かし…

 

【ガァァァ!】

「私か!」

 

吾妻先輩にターゲットを定め、攻撃を仕掛ける。

 

『さて、これで一対二、ライバル宣言されたんでね…手は抜きませんよ、そちらも抜きませんよね?』

「勿論だ、君を叩くのに手を抜く選択肢は無い。楓合わせてくれ」

「勿論!」

 

お互いに自分の武器を取り出し構える。

龍甚は封龍剣【絶一門】を…

加茂先輩は赤鱗躍動を使用目の周りに血が浮かぶ…

源先輩は自分の身の丈ほどの筆を…

 

ドガン!バキバキ!ドシン!ドシン!

アンジャナフが暴れ、辺りを破壊する音が聞こえる、騒がしい中で合図となるのは……

 

【ガァァァ!】

『「「!」」』

 

三者同時の動き出し、それぞれが術式を使う。

加茂先輩が、袖の下に隠していた圧縮した血を両手で挟み、狙いを定める。

源先輩が空にゴツい鎧を纏ったゴーレム、ガーディアンの様な人型を描く。

そして、龍甚が加茂に一直線で突っ走る。

 

「穿血!」

「顕現!」

 

源先輩が人型の墨に呪力を流し、式神を生み出す。

血が弾丸の様な速度で撃ち出され、龍甚の目の前に迫る。

それをまるでポールの様に体を捻りながら避け、低い姿勢で更に速度を上げ加茂先輩に接近する。

 

「何を?!」

『言っても解らないだろうが、"ブシドースタイル"だよ』

「!?」

 

ゼロ距離になった龍甚は剣でなく盾を使い、加茂の顎を下から打ち抜き、それによってお互いに足が地面から離れる。

 

「ガッ!」

『追撃』

「加茂君から離れて!」

『!!』

 

そのまま追撃を狙った龍甚を先程、源の術式で呼び出された式神阻止する為に龍甚の横っ腹目掛け蹴りを放つそれを龍甚は盾でガードするが足が地に着いていない為そのまま吹き飛ばされる。

その様子を見て真土居先輩がため息を吐く

 

「はぁ〜派手にやってんな、あいつら…それであたしの相手はあんたら二年二人か?」

「はい、そうです」

「先輩、お相手お願いします」

「良いぜ!」

 

吹き飛ばされた龍甚は体を一回転し、着地、情報整理をする

 

(加茂先輩は加茂家相伝の術式、"赤血操術"、己の血を自在に操作し、身体強化、圧縮し撃ち出す。威力の高いものやサポート、幅広く対応できる術式)

 

加茂先輩の術式は元御三家出身なだけはあり情報もあり、整理はしやすい。そして源先輩だ、初めて見る術式に今現在の情報をまとめる。

 

(源先輩の術式はなんだ?空に描いた絵に呪力を流し、それを具現化、命令を与える事で操ることが出来ると言った感じかな…それに蹴られた瞬間、式神に流れていた呪力の反応が消えた。具現化した絵はそれぞれ呪力を流すことで一度だけ動かせると言った所か…いちいち描いて呪力を流さなきゃいけない手間を考えれば、多人数時のサポート術式だな)

 

ある程度の術式の整理をつけ、思考を切り替える。

こちらに向かって来る二人の姿を捉える。

そして、飛来して来た墨のナイフを盾で弾く。弾かれた墨は呪力を失いその場で形を保てず飛散、弾けた墨が龍甚の視界を塞ぐ様に飛ぶ。

勿論それも防ぐ

 

『その術式!強力では無いが、あるだけで厄介だ!よって…』

 

術式の発動、手の内にアイテムを生成し二人の目の前に投げる。

 

『封じさせてもらう』

「「くっ!」」

 

眩い閃光が二人の目に飛び込む、龍甚と違い閃光玉について知らずもろに受けてしまう。

そしてそれを確認の上で、龍甚は源先輩に向かって走る。

そして、新たに生成したアイテムを源先輩に投げる、直撃したアイテムは煙を出し、意識を刈り取る

 

「楓!」

『使ったのは麻酔玉です。人間用に調整してありますので、体に害は無いですよ。さて、これで一対一…決着させますか』

 

加茂先輩の思考は、ただ真正面からのよーいどん、では勝てない。よって近接で決着をつけようとする龍甚を血縛で拘束、一瞬でも隙を作れれば…と

お互いの睨み合いからの走りだし、加茂先輩は龍甚を血縛での拘束を狙う。

血で作られた拘束具が龍甚を捕えるために広がる。

それを龍甚はただ、封龍剣【絶一門】を振るうだけで突破する。

 

「なっ!何故!」

 

驚く加茂先輩に接近し、刃のついてない側で加茂先輩の肩を強く叩き、膝を着かせる。

 

『私が使ったこの武器には龍と言う属性がありまして、その龍属性は触れた物体の呪力を乱す効果がある。この効果で血の呪力を乱したんです』

「そ…、そう…か、私…の完敗だ」

 

訳を話すとスッキリとした顔で後ろに倒れた加茂先輩を支え、源先輩の隣に移動させる。

先生方は何かしらの方法で試合を観ているはずと信じ、二人を先生方に任せた。




今日風邪引いた。
熱はそのまでだが、体が少しダルい。
あと少しだったからそのまま投稿した。
おやすみ

モンハン関連のキャラクターっている?

  • いる(受付嬢や我らの団)
  • いらねえ!(モンスター増やせ)
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