良いんか?まだ本作では一度も登場させて無いキャラをヒロインに選んで!?
ヒロインにさせちゃって良いんすか?!
てか、君たち家入さん好きね……
龍甚と加茂達の戦闘が終わる少し前
【グァァァァ!】
「く、くそ!」
龍甚の術式により現れた恐竜ではなくモンスター、アンジャナフ。この存在の対応をしなくてはいけないのだが、呪具もアイテムも無ければアンジャナフに対する知識も無かった。
「あの一年、特別とは聞いていたけど制限してこれ?!無法が過ぎるよ!」
【ッ】
「危なっ!」
愚痴を溢しながらも、アンジャナフの動きに集中して攻撃を避け続ける。準二級ではあるが、呪霊換算特級に近い一級を相手にするには本来無理だ。だが、そんな相手を前に攻撃を躱せたのには理由がある。
まず、龍甚本体が呪力による肉体強化を行ってない為、アンジャナフ自身も呪力による肉体強化が出来ずにいた。
そして、致命傷を与えない事が命令なので怪我を負わせぬ様に手を抜いているのだ。
最後に吾妻の術式が絡んでいる
【グガッ!】ドガン!
【!】
「こっちだ!」
吾妻の術式《五感掌握》は、一対一限定で相手の五感の内どれかに"必中"でエラーを起こす事が出来る術式。強い術式なのだが欠点が多い代物でもある。
「人が相手ならまだしも何でこんな、恐竜みたいな式神なの!」
【……グルルル】
「それに参ったな、僕の術式に慣れ始めてる」
まず、起こせるエラーは同時に一つだけである為、視覚にエラーを起こしても嗅覚や聴覚に優れている生物ではこちらの存在を割り当ててくる事も多い。人が相手ならまだしも間合いなどを考えない野生動物に近いアンジャナフでは吾妻が望む距離を取れないのだ。
そして極め付けは…
「……硬いな…脚や尻尾に攻撃しても手応えがない」
吾妻のフィジカル不足。素の力もだが、呪力操作も完璧と言えず鱗に身を包む肉体に傷を与えるのか困難なのだ。
いつまでもこんな状況を続けられない、だからと言って打開できる術を持つわけでも無し、手詰まり。
だが、突如としてアンジャナフが動きを止め森の中へと走り出したのだ。
「え!?…助かった?」
『そんなわけが無いだろ……先輩』
「!!君は…」
アンジャナフが引いて、安堵の息を漏らした吾妻の元に"凄く風化した太刀"を背負った龍甚が現れる。
「そうか君があの式神を引かせたんだね?」
『ええ、そうです。理由は歌姫先輩の方に応援が必要だったので』
「二人は…?」
『倒しました。気絶させてるだけですけど』
「そうか……やっぱり二人でもダメか…」
(僕じゃ無理だ勝てないな…二人に並ぶことさえ出来なかったんだ。もう良いよ)
『諦めるんですか?』
「え!?」
『二人がかりで倒せなかったからって諦めるんですか?これが試合だからですか?呪詛師相手だと待ってくれませんよ』
「……」
『チームで勝利したいなら足掻くだけですよ。まあ……もう戦わないなら俺は別の場所に行きますが』
龍甚からの説教混じりの言葉、年齢は上でも術師歴は龍甚が先輩で実力も上、そんな相手に一人で勝てるわけが無い。
「でも!」
『!……』
「…ここで龍甚を行かせたらわざわざ家を出て、術師になった意味がないから、皆んなと同じ術師になれないから、"私"は変わりたい」
『呪術師は、どれだけ仲間に恵まれても死ぬ時は一人…誰かの為だとか!誰かに言われた言葉で進むだとか!そんな気持ちで今立ったんですか?
「違う!私が望んだ私になりたい!本当の私として立ちたい!」
『俺には、君のその覚悟が出来る要因については知らない。だがまあ呪術師だ、過去にトラウマの一つ二つあっても不思議では無い』
龍甚は吾妻の方に体を向け、先程まで背負っていた太刀を外し、武器を解除して仕舞う。
『武器は使いません。ですがこれから先は呪力強化をして戦います』
「お願いします」
『ではいつでもどうぞ』
お互いに構えを取り、吾妻が術式を使いながら先に仕掛ける。
エラーを起こさせた五感は視覚、右から少し回って動く本体とは別に左に回る様に龍甚には見せている。
近づき、呪力を集めた拳をぶつける…
『フッ!』
「ッ!」
だが、それに対して龍甚は吾妻の拳を顔を動かすだけで避け、腕を掴み投げる。アンジャナフとの戦闘を観察していた為、術式を何となく理解している。この術式が相手の力量や呪力量を無視して効果を発揮する物だと。
龍甚はアンジャナフと違い嗅覚に優れている訳ではなく、聴覚に優れている。それ故に見えていない本体の位置を足音や息遣いで把握が出来る。
『使い方が、一辺倒すぎる。もっと術式に自由度を持たせ!解釈を広げろ!』
「はい!」
吾妻が一度森の中へと消える。逃げたわけでは無い、今の彼女が逃げる事は無い。
キィィィィィィィン
『ん?耳鳴り?…いや術式の効果か…』
シーン……
『今度は無音。どうするつもりだ?』
(!音は聞こえんが微かな振動を後ろから感じる)
龍甚が振り向くと、吾妻が一直線にこちらに向かって来ていた。
(何かをしてくる…)
【ガァァァ!】
『!遠くからアンジャナフの咆哮!これはどちらだ?いや今は一先ず吾妻を?!』
一瞬、吾妻から咆哮が聞こえた方に意識を向けた龍甚が意識を元に戻すと、吾妻がヤカンを持っているのだ。そして一言…
「お湯だよ」
『!!』
龍甚はヤカンのお湯を浴びる…事は無い。まずこれは吾妻の術式で見せられている幻覚に過ぎない。だが吾妻の一言で目に見えるヤカンの中身がお湯だと龍甚の脳は誤解。結果…
『あっ!つ!』
人間は認識で生きる生物、本当は熱く無い物体を誰かが熱そうに扱いそれを自らに当ててくるだけで人間は当てられた場所に火傷が現れ事がある。
吾妻は間違いなく術式の解釈を広げた。術式で視覚にエラーを触覚に術式無しでエラーを起こしたのだ。
『やられたな』
龍甚が体を確認する濡れていないだが、左腕や服の下には火傷の跡が残っている。
『初見殺し性能だな、これを使うのは久しぶりだな』
「何?」
龍甚はガラス瓶に入った緑のドリンクを出す。そしてそれを一気に飲み干す。
すると体にあった火傷がみるみる内に完治し、跡は一切残っていない。
「嘘…」
『ん〜〜スッキリしたわ』
「反転術式!?」
『いや、違うぞ。あれは今回使わない様にしてる。効果は似ているが緊急時以外はこっちを使ってる。さて…』
(来る……ッ!ガハ!」
吾妻は龍甚の姿を視界に収め続けていたが気づいた時には、龍甚の拳が溝内に深く刺さっていた。吾妻が膝を折り、崩れる。
「う、く……」ガクッ
『術師として一皮剥けたな。天晴れ。』
『あの時のアンジャナフの咆哮は本物か……方向はあちらか。先輩方の手助けは要らないな歌姫先輩の方に行こう』
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歌姫先輩とチャマカカは共に行動して、低級呪霊を見つけては祓っていた。そして今回の目的二級呪霊を発見した。
小声で)「チャマカカちゃん、居たわ。あれが今回の二級呪霊」
「ようやく見つけたにゃ。直ぐに主様に報告するにゃ」
「待って」
「にゃ?」
「私達だけであれを祓いましょう」
「何言ってるにゃ!二人じゃ不安にゃ!」
「良いから行くわよ」
「あ、まずいにゃ!」
歌姫が呪霊に向かって飛び出して行ってしまい。まずいと感じたチャマカカが急いで術式による繋がりで龍甚に連絡をする
《主様!今すぐ助けて欲しいにゃ!》
『何があったか知らないがわかった。アンジャナフをそっち向かわせる』
《ありがとうにゃ!》
「歌姫さん!待つにゃ!せめて僕を置いていかないで欲しいにゃ!」
歌姫に追いついたチャマカカが武器を取り出す。今回強力な武器の使用の許可が降りず、現在は全身ショウグンギザミ下位の装備だ。これで二級と戦うのは少し心許ない。だが、精一杯やるしか無い。
「貯めてた分今使うにゃ!"ビースト変化"!】
「え!チャマカカちゃん!?」
【俺が前に出て戦うにゃ、歌姫さんは術式で俺を強化して欲しいにゃ】
「解った」
《み、ミミミ、みみズク》
【こっちを見ろ!俺が相手にゃ!】
チャマカカが使った技、オトモだけが使えるサポート術{ビースト変化}発動から2分半の間だけ、まるで獣の様な動きが出来、ビースト変化を発動させると発動中限定の爪の使用も可能になる。
【にゃ!】
《ボボビビスィィィィィ》
術式を持たぬ二級呪霊は力任せに暴れるが、それを難なく避けて懐に入り、クラスの形に爪を振り下ろす。チャマカカの爪は呪霊の体を容易に切り裂く、呪霊は人が聞き取れない悲鳴をあげる
《◾️◾️◾️◾️!!!》
【効いている効いているにゃ】
「チャマカカちゃん!危ないわ」
【!!】
呪霊の肉体の変化、体を呪力で構成している呪霊は体の形を自由に変化出来るのだ。腕を生やしまくりチャマカカを捕える。
【にゃ!力が強いにゃ!】
「チャマカカちゃん!早く離しなさい!」
呪霊の頭と思わしき部分に呪力の拳を叩き込む、痛みでチャマカカを離し今度は歌姫を狙う。近距離無数に伸びる手
(やばい!避けきれない…死ぬ!)
【まだにゃ!】
解放されたチャマカカが直ぐに体勢を立て直し、爪を研いで呪霊に飛び掛かる。呪霊の上を通る様にして歌姫に伸びていた腕を全て切断。腕を切断した事で歌姫が直ぐに意識を切り替え、全力の呪力を込めて呪霊を殴る。
《ガゴガギギガゴ》
「祓いきれなかった……」
「マズイにゃ、ビーストが切れたにゃ!歌姫さん逃げるにゃ!」
ドシン!ドシン!ドシン!
「この音は!?ついに来たにゃ!」
「え、何が来たの?」
【グァァァァ!】
「アンジャナフにゃ!」
突如現れたアンジャナフに警戒の色を示す呪霊、体格は同じか呪霊の方が少し大きいくらいだが……
【ガァァァァァァァァ!】
先に動いたアンジャナフによって首根っこと思わしき部分に噛みつかれ、同じ体格なのに呪霊をブンブンと振り回し地面に叩きつける。
体の大部分を欠損しても死なず体を元に戻そうとする呪霊を足で押さえつけ、口に金色の光を集める。
アンジャナフには二つの大きな武器がある。一つは圧倒的なフィジカル。そして二つ目は高火力の火炎放射、押さえつけていた呪霊に火炎を浴びせる。
【スウウウッ!ブオァォァ!】ゴォォォォォ!
火炎放射をモロに受けた呪霊は絶叫を上げる事なく、その身を全て焼き尽くされた。
【スウウウ!ガァァァ!】
アンジャナフの咆哮で団体戦は幕を下ろした。
最後のアンジャナフはゴジラ2019の最後のシーンが想像しやすいかな。
二級呪霊のイメージが持ちにくい人は呪術廻戦0の七海が黒閃で倒した呪霊をイメージして書いたので確認してみてください。
アンケート改・ヒロインになって欲しいキャラ 《一人足しました》
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家入硝子
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庵歌姫
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吾妻凛
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ネタ)真土居
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キリン装備少女
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ナルガ装備お姉さん