楽しい銃社会の生き抜き方   作:WEVE

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オレァキョウシンナドナイ!


Ep.14 柴崎にて

「…はぁ、やっぱ昼はここだな」

 

俺は柴崎ラーメンで麺を啜りながら呟く

あの後部屋でやる事やってたら昼になったから柴崎に来た

因みに今食べてるのはオススメに書かれてた特性☆辛☆味☆噌☆ラーメンだ<コレクッテモイイカナ?

 

「やっぱダディアナザンは一流だなぁ…」

 

「えっ、なに突然…ってかなんでまたここにいるのよ!」

 

あれま、黒見さんに聞かれてたのか

いやぁすみませんね俺の中のダディが

 

「…何だって…ここが美味いから?」

 

「それは嬉しいんだけれども!ここ私のバイト先なんだから…せめて私のしふとが入ってない時にしてよ!?」

 

「べっつに減るもんじゃないでしょうに…」

 

半ギレ状態の黒見さんを横目に俺は麺をズルズルと啜る

…うん、最高。旨辛い味噌がコシのある麺によく絡まって美味い。期間限定なのが本当に勿体無ぇぜ

暫く黒見さんとワーギャー話していると…

 

カランカランッ

 

店の入り口の方から音がした

…お客さんかな?静かにしとこ

 

「あの、すっすみません…」

 

オドオドとしながら一人の女の子が入ってきた

ショットガンを大事そうに抱えた紫掛かった黒髪の…恐らく一年生だ

…誰だ?少なくとも俺の記憶には居ないな…制服的にゲヘナか?

 

「あの…600円以下で食べられるメニューってありますか…?」

 

おずおずと女の子は柴大将に話しかける

それに対し黒見さんが駆け足気味に近寄り

 

「それなら、540円の『柴崎ラーメン』がオススメですよ!ここの看板メニューなんです!」

 

と、伝えていた。なんと商魂逞しい…

 

「っ!あ、ありがとうございます!すぐにアル様たちを呼ばないと…!」

 

女の子は礼を言った後に外へと飛び出していった

…いや食べないんかい!と、突っ込もうとしたら…

 

「ふふ、ふふふ…!ほら、やっぱり何事にも解決策はある物なのよ!」

 

「はぁ…せめて人数分は確保しようよ」

 

「くふふ〜、アルちゃん依頼料すぐ使っちゃったからね〜♪」

 

「アル様のお役に立てたなら良かったです…!」

 

さっきの子を含めた4人が店内に入ってきた

…白黒の髪の人、絶対苦労人枠だな

まぁ、俺には関係ないか…と、メンマを口に運ぶ   

 

「柴崎ラーメン一つお願いします!」

 

んん?聞き間違いか?…流石に4人で一つなんてことは…

あれ、そういや(推定)苦労人枠が人数分は確保しようって…

 

「…すみません、橋は4膳お願いします」

 

「すみませんすみませんすみませんすみませんすみません…!お金が無い人なんて価値ないですよね…その辺の雑草未満ですみません…」

 

あっ駄目な奴だこれ、関わらんとこ…

…チャーシュー美味っ!これが700円ちょいなの一種のバグでしょ

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「はいよ、お待ちどうさん!柴崎ラーメン並一つだ!」

 

大将がそう言ってドンッ!と置いたのは…

 

「デッカ!?」

 

山と錯覚する程にてんこ盛りな柴崎ラーメンだった

軽く10人前くらいはあるぞ…?

 

「ちょっと手元が狂っちまったが…サービスだと思ってくれ!」

 

うーん…これは惚れますわ

ちょっとイケメンすぎやしませんかね、この柴犬様は

その後4人は泣いて喜んで食ってた。平和やねぇ…

 

「さてと、大将替え玉一つ…っ!?」

 

そう言った瞬間、途轍もなく『嫌な予感』がした

俺は咄嗟に柴大将の元へ駆け出し、大将を抱えてしゃがみ込んだ

 

「すまねぇ大将!悪りぃが我慢してくれ!」

 

俺は困惑する大将にそれだけ言うと息を吸い込み…

 

 

 

「全員、伏せろォ!!!」

 

 

 

「「「「「!?」」」」」

 

喉が痛くなる程の声量で叫ぶ

4人も、黒見さんも困惑していたがすぐに行動を起こしてくれた

 

そして…

 

 

 

ドガァァァァンッ!!

 

 

 

悪い予感は的中した

強い揺れと衝撃が辺りを混乱の渦へと陥れる

 

「(この衝撃…クソッ、迫撃砲か!)」

 

俺はすぐに使われた武器が迫撃砲である事を見抜いた

…え、なんで分かるのかって?んなもんヒビキ先輩がよく使ってるからな決まってるだろ

この前ガントレットの定期検査で寄った時、ヒビキ先輩から迫撃砲のロマンについて2時間ぐらい説明されたっけ…とにかく豊見さんは黙ろうか

 

…まぁ、今はそんな事どうでもいい

 

「こんな事をしたのは何処のどいつだ?」

 

俺は、キレていた

俺が危険な目にあったから…という訳ではない

寧ろ、この場にいるのが俺だけならまだ良かっただろう

 

だが、ここには一般市民(柴大将)がいる。客もいる。黒見だっている。そして、店が『あった』

 

俺が目を開けた時、最初に映ったのは()()()()()だった

店が…吹き飛んだのだ

 

俺の気に入った店が…柴崎ラーメンが、壊された

 

…もし、俺が気付かなかったら?

気付くのが遅れていたら…?

 

…考えたくもない

 

「…っとに、ムカつくなぁ…」

 

頭をガリガリと掻き毟る

あぁ…背中痛ぇ…変に痣ならんよな?

 

「…ッウツキ、大丈夫なの!?」

 

心配そうに安否を聞いてくる

俺はそれに…

 

「あぁ、俺は大丈夫だ。()()()は柴大将連れて隠れてろ」

 

心配するセリカを横目に、俺はサバイブを構える

…さっきの砲撃で、大体の座標は読めた

…今度は、こっちのターンだ

 

                        

 

「…ッ!な、何が起きたの⁉︎」

 

身体にのしかかる瓦礫を振り払い、辺りを見渡す

…天井が砕け、青空が広がっていた

その光景に彼女…陸八魔アルは動揺するが、直ぐに切り替えると部下の安全確認に走った

 

「カヨコ、ムツキ、ハルカ!返事をしなさい!」

 

「…痛ッ…はぁ、こっちは大丈夫」

 

カヨコは咄嗟に机を盾にしたらしく、外観上の怪我は少なく見える

 

「も〜…痛ったいなぁ…」

 

ムツキもすぐに隠れられた為か怪我は少ない

 

「アル様を傷つけようとするなんて…許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない…」

 

ハルカは割れたガラスで少し切ったのか、怪我は一番酷い…のだが、敵への怨みが凄い

 

とりあえず、便利屋一同問題は無さそうだ

 

全員の無事を確認したアルは直ぐに至高フェイズに入る

 

「(さっきの攻撃は、迫撃砲…被害から見れば50mmの物よね?なら、あれはゲヘナ風紀委員会の…)」

 

「…つまり、狙いは私達…って事かしら?」

 

「…ま、十中八九そうだろうね」

 

アルの予想にカヨコは肯定した

…だが、腑に落ちない事はまだある

 

「それにしてもさぁ、いくら私達を捕える為とはいっても…他学園の自治区にまで普通来る?」

 

そう、ゲヘナ自治区内ならまだしも、ここはアビドスの自治区内

ゲヘナ風紀委員会が干渉することは政治的にも大きな問題になり得る

下手をすればアビドス3年生の…『小鳥遊ホシノ』とも敵対する事にも…

そうなれば風紀委員会側は完全に批判の対象…そこまでのリスクを背負ってまで、本当に狙いは私達だけ…?

…そもそも、こんな暴挙を風紀委員長が許すとは思えない

と、するならば…

 

そう思考を続けていると…

 

「…こ、これは…?」

 

「一体何が…」

 

…最悪なタイミングだ

 

"柴崎ラーメンが…"

 

「…これ、あなた達がやったの?」

 

「…流石に、おじさんもこれはキレちゃうかな…?」

 

…マズい、完全に勘違いされてる

 

「なっ、わ、私達は何もしてないわよ!?」

 

社長は必死に弁明をする…すると、先生がこちらまで来て

 

"…何があったの?"

 

と、そう質問をした

 

私が説明をすると先生は顎に手を当てて考え込む様にした

 

"とりあえず事情は分かったよ。…柴大将は無事なんだよね?"

 

「うん、さっき珍しい男の人が庇ってるのを見たから」

 

そう言った瞬間……空気が、変わった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………は?」




感想もコメントも欲しいよぉ!!!

(風紀委員会)グッバイ☆

ではまた次回があれば会いましょう!
バーイ!
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