「…えーっと…ブレーカーは…あっこれか!んじゃ、せーので行くぞ…せーのっ 」
レバーを思いっきり下げる
すると、バヂッ!と音を立てて銀行の照明が堕ちる
「それじゃ、行くよ〜!」
「一気に行きましょう☆」
「こうなったらとことんやってやるわ!」
「ん、襲う!」
「あ、あはは、みなさん危ないので伏せててくださいね?」
それと同時に突撃メンバーが
…なんだかんだ言ってやっぱ阿慈谷さんリーダー感凄ぇな…凄い悪側って意味でだけど
「う、うわぁ!」
「な、何が起きtグハァ!」
「て、敵襲!強盗だぁ!」
「はぁ!?ブラックマーケットの闇銀行に強盗だぁ!?そんな頭おかしい連中がいる訳nヘブゥ!」
バッタバッタ…いやガシャンガチャンと音を鳴らしながらマーケットガードが倒れていく
そして、照明が戻ると…
ドンッ!!!と効果音がつきそうな5人組が…!
そしてそのままなんやかんやあって…
「か、金ならいくらでも渡す!だから、だから命だけはぁ!」
銀行員が命乞いしながら札束の詰まった袋を渡してきたり…
「な、なんてアウトローなの…!ぜ、ぜひお名前とサインを!」
なんか見覚えのアル残念な人が現れたり…
「覆面水着団のクリスティーナです♧」
なんか知らない人()が現れたり…
「…疲れた。マジで、本当に」
激動の1日だったなぁと思いながら俺たちは何故かアビドスと反対の夕日に向かって駆け出した
何で???
「な、何これ!?一体どう言う事なのっ!?」
黒見さんが机を強く叩きながら叫ぶように言う
銀行を襲って手に入れた資料
そこに書かれていたのは…
「『カタカタヘルメット団への任務補助金:500万』…ねぇ」
うーん、実にカイザー
コユキの奴の方がまだマシ…じゃねぇわアイツ単位が億とかだわ
うーんコユキ、実にコユキだ
…なんかニハニハ幻聴聞こえてきたな。…後でアイアンクローの刑に処そう(理不…尽?)
「うへ、流石にこれは看破できないかな〜?」
小鳥遊先輩はのんびりとした口調で言っている…が、
目が完全に座っておりブチギレているのがよく分かる
…ま、そんなこんな言いつつ俺もバチギレしてるんですけどね!
"…これは、大人として…先生としても見過ごせないね"
「でも、どうすれば…」
相手のカイザーは大企業、下手に手を出せば大惨事間違いなしだ
…仕方ない、か
「…とりあえず、コレは明日に回そう。今は阿慈谷をトリニティに戻す方が優先だ」
「す、すみません…あうう…」
「別に謝る必要はないぞ?んじゃ、俺はコイツトリニティまで送るから…また明日な〜」
ヒラヒラと手を振りながら阿慈谷と共に部屋から、アビドス校舎から出る
…なんか言ってた気がするけど…まぁ気のせいって事で
トリニティ総合学園
俺は初めて来たんだが…何と言うか、神々しい?雰囲気がある
まぁ、一つ欠陥があるとするなら…
「それでさぁ 」
「マジ?ウケる〜w」
「きゃははっ!あんたみたいなゴミがいるのが悪いんじゃん!」
人が…人が人してない…!
人格がひん曲がってるとかそう言う次元じゃなくて普通に吐き気を催すレベルが蔓延ってやがる
「阿慈谷、お前ってまだマシな方だったんだな…」
「え、ええ!?まだマシってどう言う事ですかあ!?」
そんなこんな話しながら歩いていると…
「…!?ウツキ!?何でここにいるの!?」
「…え、杏山?何で…あ、そっかそういやお前トリニティ生だったか」
「知り合いなんですか?」
「「…スイーツ仲間?」」
この黒猫っぽい人は杏山カズサ、俺の数少なくもなくもない友人の1人だ
「と言うか、アンタからこっち来るなんて珍しいね。しかも女の子連れて」
「うっせ、ただ送ってきただけだ」
「だと思った」
「あうぅ…(この空気には入れる気がしません…)」
暫く杏山と話していると、移動式屋台のクレープを見つけた
折角だからと3人で向かい各々注文する
因みに俺はストロベリー&チョコ、杏山はホイップ&チョコ、阿慈谷はバナナ&チョコを頼んだ
一口食べると苺の酸味とチョコの甘味が広がり、正直無限に食える気がした
3人並んで黙々と食べていると、杏山が何か物欲しそうにこちらを見ていることに気が付いた
視線の先には、俺の食べかけのクレープ
「…一口いるか?」
そう聞いた瞬間
「は、はああああああ!?そそ、それってかかかかか間接キキキ…!?」
顔真っ赤にしてブチギレられた。酷い
「冗談だしそんな怒らんでも…」
「…え、冗談…なの?」
「…やっぱ欲しいのかよ、ほれ」
そう言ってクレープを杏山の前に突き出す
暫く唸っていたが、一つ深呼吸をした後にクレープに齧り付く
「…美味しい」
「だろうな」
その光景が何処か可笑しくて、少し笑う
それが気に入らなかったのか杏山は少し頬を膨らませる
そして一息吐くと
「わ、私のも…一口いる?」
と聞いてきた
俺は迷う理由も無く
「いる」
と答える
杏山は暫く目をぱちくりさせてから、聞いてきた
「は、恥ずかしがらないの?」
「いや、別に…」
そう答えて、一口もらう
あ、これチョコがビターだから思ってたよりクドくないな
そんなことを考えてる傍らで「何で私だけこんな…」と頭を抱える杏山に俺は気付くことはなかった
ついでに
「(さ、さっきから距離感が…距離感がああぁ…!)」
そう1人無言で悶々としていた阿慈谷にも気付くことはなかった
ではまた次回があれば会いましょう!
バーイ!