楽しい銃社会の生き抜き方   作:WEVE

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可愛いアリスちゃんだと思った?
残念、ウツキちゃんでしたー☆
…ヴォエッ!(自分でやって本気の吐き気を覚えた人)


Ep.29 『My name is』

「…モモイさん、何か弁明は?」

 

「お姉ちゃんこの子を部室にまで連れてきてどうするの!」

 

「うっ、首絞めないでって!苦しっ、ゲホッ、ゲホッ!」

 

「…?」

 

あの後、やはり嫌な予感が的中した

モモイは何を思ったのか…あの子を部室にまで連れ込んで来た

いや分かるよ?確かにあそこにそのまま置いて行くわけにも行かないしさ?でもさぁ…

 

「せめて一言くらい言わんかい!」

 

「ちょっヘッドロックはキツいってギブ!ギブギブ!」

 

モモイが床をベシベシと叩いて抵抗をする

流石にこれ以上は危険なので放すが…

 

「ったく…もし早瀬先輩とか生塩先輩に見つかったらどうすんだよ…」

 

「そ、そこはほら!ユウカはウツキに甘い気がするし、ノア先輩は…きっと何とかなる!」

 

駄目じゃねぇか

 

「…未知の物体を確認…経口接種で調査を…」

 

「あぁっ!?それ私のYouリモコンだから食べちゃ駄目!」

 

「…あかん頭痛なってきた…」

 

思わず頭を抱える

あの子はゲーム機口に入れるしモモイはモモイだし…

 

「…お疲れ様」

 

うぅ…ミドリの落ち着き様がありがてぇよ…

 

                        

 

「…あ、そう言えばこの子の名前ってどうするんだ?いつまでも『あの子』『この子』呼びはアレだろ?」

 

俺がそう言うとモモイは

 

「とりあえず『アリス』でいいんじゃない?」

 

「んな適当な…そもそもそれならコイツの名前は『AL-1S』になるだろ?」

 

「えー長いし絶対アリスの方がいいって!ほら、アリスはどう!?」

 

「…承認、現在私の個体名は『アリス』です」

 

うーん…まぁ本人が何も思ってないなら良いんだけど…

 

「…ま、とりあえずはアリスって事で…問題はどうやって早瀬先輩達から隠すかだ」

 

そう、それこそが最大の問題なのだ

正直早瀬先輩に隠し事はかなり難しい

この前モモイが早瀬先輩の事を『太ももオバケ』って呼んでたのもバレてたくらいだからな…

 

「…あ、そうだ」

 

こういう時頼れて乗っかってくれそうな人いるじゃん

…まぁ、ちょっと…いやかなり癖が強いが問題ないだろう

 

「何か妙案が!?」

 

「うるさっ…まぁ妙案って程じゃないけど…」

 

そうして、俺は()()()の下に向かうのだった…

 

                        

 

ウツキが部室から出る

そのタイミングを見計らったかの様に、アリスはそれを発見した

 

「… 正体不明の物を発見、確認を行います」

 

「あっ…それは…」

 

四角いケースの中に一枚のディスクが入っている

そのケースには、『テイルズ・サガ・クロニクル』と書かれていた

それは、ウツキがまだゲーム開発部に来る前に生まれたゲームソフトだった

そして、それを見たモモイは何か思いついた様な表情を浮かべると…

 

「ねぇアリス…そのゲーム、少しやってみない?」

 

そう言った

言ってしまった

 

「…状況の理解不能…ですが、肯定。アリスはゲームをします」

 

その言葉を聞いたモモイは笑顔でソフトを読み込ませ、起動した

そして…ゲーム(拷問)が始まった

 

                        

 

「ふふ…昨日ぶりですね、()()()よ」

 

「誰がアンタの弟だよ…そもそも血ィ繋がってないでしょ」

 

車椅子に座りながら俺の事を弟と呼ぶこの異常者は『明星ヒマリ』

名実共の全知…兼、今回俺が頼りに来た人だ

 

「…それで、今回はどんな面白い事を持って来てくれたのでしょうか?」

 

「明星先輩からしたら面白い事かは分からんが…ちょっと学生証の発行を頼んでも良いか?」

 

「ふむふむ…」

 

ヒマリは手を顎に添えると、少し考えるフリをした

全知たる病弱色白薄幸清楚系超天才美少女ハッカーのヒマリにとって学生証の捏造程度、呼吸をするより簡単な事だ

しかし…折角なら何かしらの『対価』が欲しいとも考えた

故の考える『フリ』

そして、おもむろにポンっと手を叩くと

 

「では、1週間の間私の事を『ヒマリお姉様』と呼んでくれるならいいでしょう」

 

「なるほどじゃあ俺はこれで…」

 

「逃しませんよ?」

 

「なぁその車椅子ズルくない?」

 

全知(以下略)の車椅子に何故か搭載されている無駄に高性能なコンピュータによってドアに電子ロックを掛けられ、逃げ道を塞がれる

車椅子なんだから車椅子以上の機能要らんだろ…

 

「さぁ、どうします?私のことを一週間『ヒマリお姉様』と呼ぶのか…それとも諦めてしまうのか…」

 

さてと、完全に詰んだわけだが…

どうしよ、この人を姉呼びするのはかなり…かーなーり!嫌なんだが…

…しゃーない、ここは適当に煽てて…スー…

 

「全知の学位を持ち純水より清き水のような病弱色白超天才清楚系美少女ハッカーのヒマリ様、どうかお願いします!」

 

「いいでしょう!このミレニアム最高の天才清楚系病弱美少女ハッカーの明星ヒマリが一瞬で終わらせて差し上げましょう!」

 

チョッッッロ…心配なるレベルでチョッッッロい…

 

因みに学生証の発行は明日早朝には完了するらしい(ほぼプリントにかかる時間とケースを取りに行く時間模様)

…とりあえずこれである程度はマシになるだろうから、そろそろ部室に戻るか

 

                        

 

俺が部室に入って最初に見たのは…

 

「こ…ろ…し…て…」

 

「アリスゥ!?」

 

震えながらトンデモ発言をしているアリスの姿だった

俺がいない間に何が…

そう考えてアリスの目先に目を向けると…

 

「『テイルズ・サガ・クロニクル』…?どっかで聞いたような…」

 

すぐにスマホを取り出し検索する…って

…うわぁ…これは…うん、クソゲーだな

ついでに作者は…

ん?

…ん?

………んんん???

 

「…モモイさん?」

 

「ウツキ、落ち着いて…落ち着いて話をしよう…!」

 

「だが断る」

 

「そ、それはウツキが来る前の奴だから今は関係ないかr痛ダダダダァ!?

 

とりあえずモモイをアイアンクローで1キルしておいて…問題は…

 

「アリスは大丈夫s「アリスはモモイ…モモイはウツキ…」マズそうだね」

 

というかその理論だと俺=モモイが成立するからやめてくれ

後お前もモモイと=になるぞ、いいのか?

 

「なんか凄く失礼な事言われた気がする」

 

「あ、リスポーンしたリスキルしなきゃ」

 

「ちょっ2回目は聞いてn」

 

よっしキル数更新っと

 

「アリス、本当に無理そうなら終了しても…」

 

「…いいえ、アリスは勇者ですから…こんなとこで負けるわけにはいかねぇぜです…!」

 

「大分言語の偏りが酷いね」

 

これがゲームで言語を学んだ人(?)の末路か…悲しいね()

そしてこの後徹夜でトゥルーエンドまで進めた上に『セレナの英雄譚(初代)』とか色々やってた

結果…

 

「目覚めたまえ、必滅者よ」

 

大分言葉がファンタジーのそれに成ってしまった

後誰が必滅者だ頭撫でまわすぞ




あーあ、早く曇らねぇかなぁ…

ではまた次回お会いしましょう!
バーイ!
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