楽しい銃社会の生き抜き方   作:WEVE

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リアルにゲームのデータ削除されたら反転する自信がある
特にブルアカとかモンハンとかARKとか


Ep.34 『Goodbye, Momoi's save data.』

〔おかえりなさいませ、AL-1S、UT-K1〕

 

画面に表示されたその文字に、俺は目を見開き固まる

AL-1S、という言葉には確かな見覚えがある。アリスの本当の名前だ

だが…『UT-K1』という文字には見覚えがない

…なのに、何故か『懐かしく感じた』

その奇妙な感覚から逃れるように、俺は目を閉じて深呼吸する

 

「…あなたは、AL-1Sについて知っているのですか?それに、UT-K1って一体…」

 

アリスがそう言いかけたところで、再び画面がバグる

どうやら残りのバッテリーが僅からしい

 

〔後51秒で強制シャットダウン、データを削除します〕

 

「どっどどどどうしよう!?せ、せめてG:Bibleについてだけでも!」

 

〔あなたが求めているのは、G:Bibleですか?<Yes/No>〕

 

モモイが慌てると、画面にそう表示された

急いで<Yes>を選択すると…

 

〔G:Bibleは、私の中にあります。しかし現在私は消失寸前、新しい保存媒体への移行を希望します〕

 

と、表示された

しかし、そんな都合の良い保存媒体なんて誰も持ってなんか 

 

「『ゲームガールズアドバンスSP』のメモリーカードでもいいならあるよ!」

 

「なんで持ってるのかは置いといてナイスだモモイ!」

 

モモイがゲーム機を取り出しそう言うと、コンピューターは凄く嫌そうに転送されていった

なんならモモイのセーブデータを〔残念、削除〕と若干愉快そうに消してった

やっぱあいつ感情あるだろ

 

「私のガールズアドバンスがぁぁぁぁぁ!!!」

 

「んぉ?なんか画面に文字が…」

 

絶叫するモモイを後目に俺とミドリさんは画面を注視する

画面の背景が徐々に緑の『0』と『1』に埋められていき、真ん中に

 

<G:Bible.exe>

 

と表示された。俺はミドリさんと目を合わせて小さく頷くと、Aボタンを押して立ち上げる

数秒ほどでロード画面から切り替わり、パスワードの入力画面にたどり着いた

 

「パスワード…このくらいならヴェリタスに頼めば解除してもらえるはず…!」

 

ミドリがそう言ってガールズアドバンスをヴェリタスまで持っていこうとする

…が、

 

「…ミドリさん、ちょっとそれ貸してくれる?」

 

俺はそれを止め、ガールズアドバンスを貸してもらう

画面には変わらず<パスワード入力してください>と表記されている

…俺は、ふと頭に思い浮かんだ文字列を打ち込んだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<我々は望む、ジェリコの嘆きを。

   我々は覚えている、七つの古則を。>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<…パスワードが違います>

 

「…ま、流石にそうか」

 

ふと思い浮かんだだけで解除出来るとは初めから思っていなかった為、俺は時に何も感じず端末をミドリに返した

 

「とりあえず、ヴェリタスか某全知に頼めばなんとかなるだろ」

 

そう言って俺らは廃墟を後にした

モモイが「虚しい…虚しい〜!」と叫んでいたのはまた別のお話

 

                        

 

「あーもう面倒だな!」

 

廃墟からの帰り道、突然ロボットどもが襲ってきた

行き道より明らかに強くなっている

 

「そんなにっ…これを持ち出されたくねぇってか?!」

 

サバイブでメインカメラを潰し、ゲバルトで中央核を撃ち抜く

1機を蹴り飛ばして3機を行動不能にし、敵から奪ったARで撃つ

1機1機は対して強いわけではないため、思っていたよりかは早くに決着がついた

 

「はぁ…はぁ…無駄に時間使ったわ…」

 

どうやらアリス達の方も片付いたようなので、改めて廃墟から離れる

念の為警戒を引き上げておいたが、それ以降は特に何もなく学園まで帰れた

…一つ問題があったとするなら、校門前に早瀬先輩と生塩先輩が笑顔で立っていた事くらいだろう

…説教3時間コース入りまーす!(ヤケクソ)

 

                        

 

   【ヴェリタス】

 

名実共にキヴォトス最高のハッカー達が集まっている部活動だ

 

「アリス、目的地に到着しました!」

 

「「「お、お邪魔します…」」」

 

「お邪魔しまーす」

 

G:Bible.exeのパスワードを解析するために俺達はヴェリタスの部室にやってきた

部室に入った途端、エナジードリンク特有の甘いニオイが鼻を刺してきた

…多分小鈎先輩だな、これ

 

「いらっしゃーい…あれ、ウツキじゃん!うちに来るの結構久しぶりじゃない?」

 

「よっ、マキ。確かに結構久しぶりな気がするな…前に来たのは1ヶ月半前くらいか?」

 

コイツの名前は小塗マキ、グラフィティに脳を焼かれてる赤髪ハッカーで俺の同級生だ

ついでにヴェリタスのモモイ枠でもある

俺はマキに例のゲーム機を渡し、パスワードの解析を依頼する

マキは二つ返事で了承し、すぐに取り掛かってくれた

 

そして数分後…

 

「ダ メ で し た」

 

「マジか」

 

どうやら笑えないレベルの量と質を兼ね備えたセキュリティロックがかかっていたらしい

 

「うーん…『鏡』さえあれば…」

 

「…『鏡』?どっかで聞いた気が…」

 

「ほら、あれだよあれ…セミナーに没収された…」

 

「…あー、なんか早瀬先輩が言ってたやつか」

 

『鏡』

それは、ヴェリタス部長…明星ヒマリ先輩の作り上げたそれはそれはやべぇハッキングツールの略称だ

確か数日前くらいに早瀬先輩が他のと一緒に没収してどっかに押し込んでたはず…

 

「…まさか、『セミナーに特攻仕掛けて奪い返す』なんて言うんじゃないだろうな…?」

 

「い、いやいやいや、流石にそれはキツイって!ただでさえ保管庫はC&Cが警備してるのに、そこに追加でウツキが参戦したら勝ち目ないでしょ!」

 

そう、多分結構な人が忘れてると思うが…ウツキは『セミナー治安維持委員』に所属しており、エンジニア部のロボットが暴走した時などにそれを鎮圧する役割を持っている

特に遮蔽物の多い室内などではミレニアムでも上位の戦闘力を誇るだろう(.なおネル先輩には全く勝てない模様)

 

「となるとやっぱり各務先輩か明星さんに頼るしか…」

 

その時、ウツキの脳内に迷案が浮かぶ

 

「…なぁ、その『鏡』…俺一人で盗ってこようか?」

 

「「「「「………えぇ!?」」」」」

 

そう、俺一人で『鏡』を盗る

これなら全責任は俺一人に集中するし、C&Cの包囲網も美甘先輩と室笠先輩がいなければほぼ確実に抜けられる

…まぁ、美甘先輩はギリ居ないかもしれんが…室笠先輩は確実に居るけど

それでも全員集合さえしてなければ可能性はある

あとセミナー権限で保管庫に直接アクセスできる

 

「そ、それってバレたら結構マズいんじゃ…」

 

「大丈夫大丈夫、もっとバレたらマズい事あるから☆」

 

特に前世関連とか…バレたら結構マズそうだし…まぁあんま覚えてないから大丈夫だとは思うが

 

「んじゃ、今日の夜ちょっくら行ってくるから…ログだけ軽くイジっといて〜」

 

そう言って部室を離れる

…さてと、軽く情報だけ集めるか




ヴェリタスの口調が難しいッピ…

ではまた次回お会いしましょう!
バーイ!

ミレニアム1章が終わったら…

  • ミレニアム2章!
  • エデン条約1章!
  • SRT1章!
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