楽しい銃社会の生き抜き方   作:WEVE

8 / 9
同じ空に浮かび、光を放ち、夜道を照らす
しかし、その性質はとても似ているとは言い難い
似て非なる2つが、いつか理解(わか)り合う時が来るのか…


Ep.8 月と星と

俺がアビドスの校舎内で目を覚ましてから、30分が過ぎようとしていた

既に歩ける程度には回復をしており、これでもキヴォトス人ではある事を自覚する

…やっぱヘイロー無いと面倒だな

兎も角、歩ける様になった俺を砂狼先輩が対策委員会と書かれた教室まで連れてきてくれた

…ただ、なんか砂狼先輩の顔が赤かったのが気掛かりだが…

熱でもあるのだろうか?

そんな事を考えガラガラと音を立てながら扉を開く

部屋に一歩踏み入れ、最初に目に映ったのは…

 

「…え?」

 

肩くらいまでの明るい茶髪

空を写したかの様な澄んだ青色の瞳

白いスーツに身を包み、シャーレのプレートを首に掛けた…

 

「先生…?」

 

"おはよう、ウツキ…体の方は大丈夫そう?"

 

先生が、いた

いや何で?

 

「ど、どうしてシャーレの先生がアビドスに…?」

 

「あらそれは私が先生に連絡を入れたからですね」

 

俺の疑問に赤い眼鏡を女の子が答えた

 

「えっと…とりあえず自己紹介するか。俺は居待ウツキ、ミレニアムサイエンススクール所属の一年生だ」

 

「わぁ☆すっごく遠い所から来たんですね♧」

 

俺の自己紹介にベージュロングヘアの生徒が反応を示した

…なんか語尾に記号を感じる

 

「私はアビドス所属、二年生の十六夜ノノミです♡よろしくお願いしますね、ウツキちゃん☆」

 

「ちゃ、ちゃん付けって…」

 

予想外のちゃん付け呼び名に顔を顰める

きっと今の俺の顔は(눈_눈)(こんな感じ)だろう

 

「えっと…私はアビドス対策委員会一年の、奥空アヤネと言います。よろしくお願いします」

 

赤い眼鏡の生徒…もとい奥空さんはそう言いながらペコリと頭を下げる

何というか…礼儀正しい優等生が凄い人だなぁ…

 

「ん、2回目になるけど…私は砂狼シロコ、アビドス対策委員会の二年生。これからよろしく、ウツキ、先生」

 

砂狼先輩も自己紹介をし終え、全員と顔見知り同時になる

…と言うか

 

「…あれ、砂狼先輩…その、ホシノ先輩?って人はどうしたの?」

 

砂狼先輩が言っていたホシノ先輩なる人が見当たらない

 

「…多分、まだあの教室で寝てる」

 

「ホシノ先輩…最近いつも寝てますよね…」

 

「まぁまぁアヤネちゃん、ホシノちゃんも疲れてるんですよ。それに、寝る子は育つって言うじゃないですか☆」

 

不安そうにしている奥空さんを十六夜先輩が宥める

…だが、十六夜先輩も表情は暗い

きっと十六夜先輩も不安なのだろう

 

「…ん、私が先輩を起こしてくる。そろそろセリカもバイトが終わる頃だから…」

 

「セリカちゃんなら私が迎えに行って来ますね♧」

 

そう言って2人は教室から出ていき、俺と奥空さん、そして先生だけが残された

…なんか気まずいな

と言うか…ミレニアムもアビドスも、何で男がいねぇんだよ!

右見ても左見ても前も後ろも全ッ員女子じゃねぇか!

心休まる所が自室しかねぇ…

もし先生が男だったら…

…いや、性別関係なく『教員』ってだけで俺は仲良く出来んな

教員に碌な思い出が無ぇんだよなぁ…

まぁ、考えるだけ嫌な気分になるだけだな

とりあえず、今はホシノ先輩とセリカさんを待つとするか

…あれ、そういやセリカって何処かで聞いた様な 

 

                        

 

暫くして…

 

「ただいま〜」

 

「ただいま〜☆セリカちゃん連れて来たよ〜♧」

 

黒髪に猫耳のやけに見覚えのある生徒が十六夜先輩と共にやって来た

 

「…あれ、あなた達誰?…って、そっちは見覚えあるわ!貴方、この前柴崎ラーメンであった人よね?」

 

「あぁ、そうかあの時のバイトの人か。通りで聞き覚えある名前な訳だ」

 

俺が納得した様に小さく頷いていると

 

「ま、とりあえず自己紹介しましょ。私は黒見セリカ、一年生よ!」

 

何と言うか、元気があって明るいハキハキした人って感じだな

 

「俺は(以下略」

 

なんか飛ばされた気もするが俺も黒見さんに自己紹介し、残す所あと1人となった…

 

                        

 

数分後…

 

「うへぇ…おじさんもっと寝たかったんだけどなぁ〜…」

 

うへうへと言いながらピンク髪の生徒が扉から入って来た

何あれ、アホ毛?デカすぎんだろ…

 

「ふぁ…ん〜…もう皆自己紹介し終わった?それじゃ、私も自己紹介…を…」

 

欠伸しながら自己紹介をしようとし、こちらに目を向けたホシノ先輩と目が合う

その瞬間、ホシノ先輩は固まってしまった

まるで、()()でも見たかのような…

 

「あの…大丈夫ですか?」

 

「うへっ!?あ、大丈夫…だよ…?」

 

なんか凄い驚かれたな…と言うかなんだ首傾げやがって可愛いじゃねぇかチクショウ

 

すぅ…ふぅ…とりあえず自己紹介を…よし、おじさんはアビドス対策委員会長、三年生の小鳥遊ホシノだよ〜」

 

うへっと表情を緩めながら自己紹介をする

と言うか、一人称おじさんって…クセ強いな…

 

「俺はミレニアムの一年生、居待ウツキだ。よろしく、()()()()()

 

「ッ!…うん、よろしくね」

 

なんか変な反応をされたが、きっと気のせいだろう

その日は自己紹介した後、小鳥遊先輩が「明日歓迎会しよう!」と言って各自解散となった

結果、俺は元々寝かされてた部屋、先生は砂狼先輩に連れて行かれた(南無)

そして、いろいろあったなぁと今日一日を回想しながら眠りについた…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…ウツキ…かぁ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう、私の事…覚えて無いんだろうなぁ…」




っしゃメインヒロイン1人目来ちゃぁぁぁぁぁ!!!
「ん、メインヒロインと聞いて!」
あ、お呼びで無いので回れ右してお帰り下さい
「ばにたすばにたーたむ…」
早い早い早い

評価と感想を…お願いします
↑驕るな    

ではまた次回があれば会いましょう!
バーイ!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。