エクスデス先生スレに投稿するやつ   作:eriza7170

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IF 偽物の光と本物の憎しみの話

「なるほど、こいつがスオウか」

 

 

幻ヒカセン改め、ロアヒカセンが剣をしまう、周りには息が燃え尽きそうなほど自身の契約モンスターと自身の魔力を試練に対する力としてスオウと対峙した者たちがいた。

その者たちの姿は様々であった。

 

角を生やした獣のような肌をしたムキムキマッチョの憤怒の獣人と化したオートマタ。

メテオを多彩なる経験とリアルでは魔法が使えないという妬みを薪にしアルカディアで活躍する無敵の黒魔導士。

傲慢でありながらそれに値する力と運命力を持つアルカディアの幹部社員カイザーアシエン。

自身が怠惰するタイミングを虎視眈々と狙い続けながらも半分ほどのやる気を二倍出したと豪語する優秀どまりの生徒。

スオウの力をゲーム上とはいえ完全に相殺し続けた強欲のアイテムマニアの暗黒騎士はアルカディアを守った報酬にどんなアイテムを要求するのやら。

お腹八分なんて初めて!と嬉しそうに闇の魔法を吸収し続けた特殊体質の暴食者。

スオウの完璧なスタイルが興奮の対象として百点過ぎてセクハラコメントで油断を誘ったネクロマンサー。

 

そしてそのメンバーを呼び出した張本人、終末物語として、ゲームが生み出した闇と光としてのロアから生まれた光の戦士、そして同時に闇の戦士たるヒカセン。

 

 

「お前、何がしたいんだ?」

 

「初めに……いっただろう……私は、全てが憎いと」

 

「それはお前の全てではないな」

 

 

ヒカセンが六つの大罪を呼び出した者として豪語した、だが、スオウはこの者が本物の憎しみなんて理解できないロア、しょせん偽物だからだろうと感じた。

だが偽物だからこそ救えるものもある。

 

 

「いいか!憎しみだけが人間性ではなぁぁい!!!そんな人生はつまらん!!!」

 

「……貴様ァ!!!つまらんといったか!!!」

 

 

スオウはヒカセンを消し飛ばさんと怒りのままに闇の炎を放つ。

それを切り裂きながら突撃し頭突きを放つヒカセン、あまりの固さにスオウは痛みに耐えることなくうめき声をあげてしまう

 

 

「そんなものは生命体ではないしモンスターでもないし神でもなぁい!」

 

「私はそれになるとゼロムス様に宣言したのだ!」

 

 

ゼロ距離でフレアを放つスオウ、だがインビンシンブルで無敵となったヒカセンには何のダメージも通ることはない、返ってフレアの爆発に対してもスオウは痛みの覚悟をした。

だが痛みがこない。

何せヒカセンがかばうを使ったからだ、本来敵に使うものではない、だがその事実がスオウに困惑を襲わせる。

 

 

「じゃあ聞くがなスオウ、お前は憎しみの果てに何になるのだ?」

 

「すべてを、破壊する、そういっただろう!」

 

「その先だ」

 

「先、だと?そんなこと」

 

 

考えたこともない。

それで自分の人生は終わりだと思っていた、というかそれすらも考えたことも本当にない。

ただ一時の感情を永遠と燃え尽きさせんと活動したのだから。

キヴォトスの先には第三世界を、ゼロムス様の威光のままに全てを滅ぼさんと。

だがその先は?無の先は?

 

 

「人を恨むより恨まれよ、人を憎むより憎まれよ、人をブチ切らすよりもブチ切れよ、私にはこの家訓がある!いわば子孫に代々伝わってきたミームだ!スオウ!その憎しみを誰かに継がせる気はなかったんだろう?それじゃつまらんのだ」

 

「つまらない……憎しみがつまらない……?」

 

「要するに一つの大罪だけで満足するのはもったいないと言っているのだ、どうせなら全部コンプしたほうが人生は楽しい」

 

「……お前のようなイカレ狂人ははじめてだ、だがそのイカレさですら私には憎しみの対象に」

 

「だからお前には所詮偽物の私の大罪の始まりをくれてやる!」

 

「は?」

 

「ロアヒカセンとして命ずる!アルカディアシステム掌握!ヴァーチャ社長の魔力をオーバーロードさせてでも私の大罪をスオウにぶちこんでやる!!!」

 

「は!?」

 

 

 

ヴァーチャ社長の叫び声がどこからか聞こえるがそんなのを気にするのは本当の光の戦士だろう、あくまでロアなので気にしない。

いわば闇と光の合いの子のような存在のロアヒカセンはいわば善と悪であり、混沌であり秩序である。

ただしそれは所詮偽物だ。

だが偽物だからこそゼロムスの闇に対抗しない属性である。

偽物の光に対するのは偽物の闇、そんな闇はアルカディアには存在しないのだ。

傲慢だろうが、嫉妬だろうが、暴食だろうが、憤怒、怠惰、強欲、色欲。

そして憎しみでさえも本物の大罪を受け止め続けるのがゲームという存在であり、そしてアルカディアというのはゲームなのだから。

 

 

なおこのあとヴァーチャは全治一か月の修理期間を要したが、次元のはざまからやってくる休み中も魔力を吸収し続けた結果ネオヴァーチャ社長となりアルカディアシステムは一人一つの次元のhざまのやりこみソロモードが実装された。

 

 

 

 

「……ここ、は」

 

 

スオウが目覚めたのは馬車の中だった、厳密にはチョコボの荷車の中だ。

 

 

「……は?」

 

 

自身の服装も変わっており、その姿はアルカディアゲームの魔女の恰好だった

 

 

「おぉ!目覚めましたか憎しみの魔女スオウよ!」

 

「は?誰だお前は」

 

「私の名前はアリスです!スオウはこれから私と一緒に世界を好き勝手に善と悪を自由にしまくる冒険に出るのです!」

 

「は?」

 

「まずは自由です!このチョコボの運転賃を払うか運転手をぶん殴って逆に手間賃をぶん殴るのかも自由です!」

 

「そんな自由があるものか!?」

 

 

シナリオライターモモイがアルカディアの為に書き下ろしたカオスを越えた善と悪の物語が今始まる

 

これはスオウがマイナスからゼロに戻る偽物の物語。

 

 

IFルート 

スオウが襲ったのがアルカディアだった場合。

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