アトリエ人狼   作:綾海しろ

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※純粋に推理を楽しみたい人は夜時間の会話は飛ばしてください。


アトリエ人狼:二日目の夜時間

―― 二日目の夜、人狼たちの会話――

 

【ラーヒー】

「わおーん、こんばんは。初日はいい感じに過ごせましたね」

 

【スズ】

「わんわん。お疲れ様! 二人とも吊り回避おめでとう!」

 

【櫂】

「わおーん! ありがとうっス! やりましたね~! スズさん真目とれてますよ、さすがです!」

 

【ラーヒー】

「ですねぇ。非常にいい滑り出しです。今日の占い先はおそらく紫季さんか私あたりになりそうですし、櫂君は大丈夫でしょう」

 

【櫂】

「だといいんスけど。万が一俺が占われてたら、騎士を名乗ってあぶりだして死んで行くっス!」

 

【スズ】

「そういえば騎士誰だろうね? 初日に吊られたくはなかっただろうから、ある程度様子を見て安全な位置から投票してきてるような気がするけど……」

 

【ラーヒー】

「そうですねぇ……。騎士保護の話をしていたのは紫季さんとジェラルドさんでしたか。ジェラルドさんは例え騎士でもあやしい位置の人物なら吊りに上げたいと言ってました。彼の性格的に卑怯な手は使いたくない気がしますから、これは本心から言っているような気がしましたね。だとすると騎士の線は薄い気がします。あるとすれば、そのままの意味で取るのでしたら紫季さん、でしょうか。アヤミさんやあかすみさん、美咲さんもポジション的に騎士はあるかもしれませんね」

 

【櫂】

「ふむふむ。アヤミさんは占い統一してほしいって感じで占い逃れしたがってる感じしたんスけど、騎士の可能性あるんですかね?」

 

【スズ】

「わたしもそこはちょっと気になったかな。でもあかすみも正直何を考えてるか分からなくて怖いよ。一日ずっと黙ってたのに、投票時間になったらすごい勢いで喋りだしたでしょ? 騎士で吊られるわけにはいかないからなのかなとか考えたりもしちゃうんだよね」

 

【ラーヒー】

「あかすみさんは確かに不気味ですねぇ。ああいう位置は意外と厄介なんですよ。初期の好感度が低い人ほど、一度吊られるのを耐えると意外と長生きするんです。初回の一番誰でも吊りやすい時期に吊らなかったのに、今さら吊るのか? ……と、皆さんためらいが生まれてしまうんです」

 

【櫂】

「なんか恋愛ゲームみたいっスね、好感度とか」

 

【ラーヒー】

「あぁ、櫂君。それはなかなかいい得て妙かもしれません。そうですね、人狼ゲームとは信頼度調整ゲーム……要は人をたらしこめた人が勝つんです。だから上手く相手を騙してやろうとか、議論でねじ伏せてやろうと思う必要はありません。どちらかと言えば人に寄り添って、分かり合えない人がいれば対話で相手を知り、相手には自分を知ってもらう。そうする事で違う意見の相手からも信頼を勝ち得ればいいんです」

 

【櫂】

「え、俺アザラシさんみたいにバチコチにやり合うゲームかと思ってたんスけど、そういうやり方もありなんですか」

 

【スズ】

「現にアザラシさん、初日に吊られちゃったもんね……人狼からはほぼ票入ってなかったのに」

 

【ラーヒー】

「そういう事です。強い言葉で人を説得できればいいんですが、人間否定されれば反発心を抱いたり、拒絶心が生まれたりするものです。このゲームは正しい意見でも間違えた意見だとしても、どちらにしても村の人々のスタンスから外れ、孤立した人が最終的に吊られやすいです。だから間違えていたとしてもその人なりに一生懸命考えた意見を伝えられれば、その姿勢を人間らしいと評価されて、村に溶け込めることもあります。面白いゲームですねぇ」

 

【櫂】

「村に溶け込むか……俺、頑張ってみます!」

 

【スズ】

「私も村人に寄り添う占い師になったつもりで、明日からも頑張る……!」

 

【ラーヒー】

「いいですねぇ。私は初日どっちつかずの意見しか出せませんでしたから、明日からは一歩推理が進んだ人間のふりをして自分の意見も表へ出していこうと思います。櫂君と意見がぶつかり合う事もあるかもしれませんが、あまり気にしないでくださいね。表でもそういう時は会話で分かり合っていきましょう」

 

【櫂】

「了解です!」

 

【スズ】

「占い先は紫季で人間結果で大丈夫かな? マリスベルと被ったら何か言われたりしちゃうかな」

 

【櫂】

「襲撃先も決めないとまずいっスよね? 時間がないな」

 

【ラーヒー】

「占い先は紫季さんでいいと思いますよ。村の意見でもアヤミさんのように統一占いが良いという方もいらっしゃいましたし。何よりスズさんにとって初日占って人間確定だったエイトさんも、紫季さんでかまわないといった感じでした。占い師であるスズさんが今頼りにできるのは確定霊能者の毛玉と、自分で占い人間だと分かっているエイトさん。このお二人です」

 

【スズ】

「そっか。信頼できる人の意見に沿って占った、っていう形でいいんだね」

 

【ラーヒー】

「はい。それがスズさんらしいと思える占い先ならいいんです」

 

【スズ】

「わかった! 襲撃はどうする?」

 

【櫂】

「俺的にはジェラルドパイセンかあかすみさんがいいです。どっちも怖くないですか? なんかそのうち覚醒しそうで」

 

【スズ】

「わかる。ジェラルドさんとか今はみんなと意見割れてたけど、人と手を繋いでいくのは得意そうだもんね。あかすみもなんかありそうだし。……ああでも、美咲さんとかも騎士かもしれないんだっけ」

 

【櫂】

「襲撃したい人が多くて決められないっすね……」

 

【ラーヒー】

「ジェラルドさんは紫季さんと対立していますし、明日の占いで紫季さんが人間確定した際に良い抑止力になってくれるかもしれません。発言力が強かったアザラシさんがいなくなった今、私としてはあかすみさんあたりは対話で仲良くなっていく枠として残しておいて頂きたい感じですが、お二人はどうでしょう?」

 

【櫂】

「あかすみさん、不気味は不気味なんですけどそのうち吊れそうな気配もあるんで、俺はそれでイイっスよ! あかすみさん襲撃しないなら美咲さんっスかね?」

 

【スズ】

「美咲ちゃんは騎士の可能性も捨てきれないし、何より慎重に柔軟に考え方を変えていきそうな気がするから後々怖そう。あかすみを襲撃しないなら、わたしは美咲ちゃんがいいな」

 

【ラーヒー】

「かしこまりました。お二人がそれでよろしいなら、それでは美咲さん襲撃にいたしましょう。ネビュラさん、お願いします」

 

【ネビュラ(GM)】

「はーい、かしこまり!」

 

 

―― 二日目の夜、占い師の会話 ――

 

【マリスベル】

「初日から占い師あぶりだされて気分悪いわ! しかもあいつら全然わたしのいう事信じないじゃない。エイトとラーヒー? あと美咲ぐらいかしら、あたしの発言まともに聞いてくれてたのは。ここらへんに騎士が居てくれればわたしを守ってくれるんでしょうけど……どうかしらね。頼むわよ騎士! わたしを護衛してよ! あのアザラシと一緒の墓下直工は死んでも嫌よ……!」

 

【ネビュラ(GM)】

「マリスベル、占い先は決まった?」

 

【マリスベル】

「占い先は紫季よ」

 

【ネビュラ(GM)】

「紫季ね~。紫季は人間だよ!」

 

【マリスベル】

「ふぅん……あいつ人間なの。ひとまず人狼じゃないっていうなら、話だけは一応聞いてあげようかしら。でもスズの味方ばっかりしてたら承知しないんだから」

 

 

―― 二日目の夜、霊媒師の会話 ――

 

【毛玉】

「確定霊媒か~。俺今日襲撃されちゃうかもぉ。お仕事したかったナリィ……」

 

【ネビュラ(GM)】

「襲撃されてるかどうかは朝になるまでわからないからね! とりあえず今晩の霊媒結果をお知らせするよ。今日処刑されたアザラシは人間でした」

 

【毛玉】

「えーっ、あいつ人間かぁ……確定霊がトドメさしちゃって、悪かったぜ……! でも煩かったしまあいいか~。でも村人たちに何て言お~爆発する? 死んでお詫び的な?」

 

 

―― 二日目の夜、騎士の会話 ――

 

【あかすみ】

「っぶねーーー! だれ護衛するべきか悩みまくってたら、俺ちゃんとした事が表で発言するの忘れてたわ……それにあいつらどうせ俺ちゃんが喋りまくったら煩いとか不当な言い分つけて初日吊り先に上げてくるんだろ、わかります。「初手はあかすみ」とか言って。だから議論の半分過ぎたころに喋ってなくてやべ~と思いつつ、あえてステルス作戦決行してみたワケだが! やはり沈黙は金なんですよね~。べらべら喋るアザラシが犠牲になってくれて、正直騎士の俺ちゃんは助かりました。尊い犠牲の上で俺ちゃんは今日を無事に乗り越えられたってワケ。正直護衛は霊能一択だろ! 皆さん占い師落ちるのが一番怖いですよね? 護衛は占いのどちらかに入ると思ってますよね? そう考えたら人狼だってその裏をかいてくるに決まってるんですよね~。確定霊から黒判定落ちるのは、占いから黒判定落ちるのと同じぐらい嫌でしょ、人狼だって。襲撃できる間に襲撃しちゃいたいでしょ? その甘えた考えを俺ちゃんが砕きます。それにまだ占い真贋五分五分だしな。どっちが真占い師かなんて俺ちゃんもわかるはずがないんですよ。どうせ襲撃された方が真占い師なんだから、それで判断すればいいだろ」

 

【ネビュラ(GM)】

「決まった? 護衛先」

 

【あかすみ】

「勇気と希望の毛玉護衛!」

 

【ネビュラ(GM)】

「かしこまり~」

 

 

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