多重世界の特命係   作:ミッツ

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最初に書いておきます。
今回のエピソードはネタまみれです。酷いキャラ崩壊は出来る限り阻止していきたいですが、相棒らしい空気感はブチ壊れる恐れがあるのでご了承ください。


グルメな殺人~33分仕立て~ 1

 百人は裕に収容することが出来る大部屋の中心に、壮年の男と、まだあどけない面影を残す少年が立っていた。

 2人の間にはこじんまりとした丸いテーブルがあり、その上には山菜を使ったと思われるリゾットが乗っている。

 

「残念だが、君の実力ではこれ以上此処ではやっていけない。」 

 

 壮年の男は口を開くと少年に告げた。これと言って重苦しさは無い、まるで商店街の抽選に外れたでもいうような軽い口調である。

 だが、その言葉は少年にとって死刑宣告と同様の物であった。

 一瞬にして少年お顔は蒼白となり、次に全身の血が顔面に集まったかのように真っ赤に硬直する。拳は骨が浮き上がるのが分かるほど強く握られ、小刻みに震えていた。

 

「主として和食に使われる山の山菜を、あえて西洋の料理法で調理するという発想自体は悪くないが、それだけではありきたりだ。味もごく平凡で、インパクトが無い。盛り付けも目新しさが無い。これくらいなら、都内のちょっと高いレストランに行けばいくらでも食べられる。」

 

 少年の尋常ざる様相を前にしながらも、男は淡々と目の前の料理の感想を述べていく。

 

「無論、君に才能や努力が足りないとは言わない。少なくとも、料理人として人に出すに値するものを君は作れるだろう。だがそれは、遠月の看板を背負わなかった場合だ。遠月の名の付く場所では、君の実力は相応しくない。」

 

 少年はただただ俯いてその言葉を聞いていた。しかし、話が進んでいくにつれ少年の両眼には涙がたまり、やがて零れ落ちた滴は床のマットに染みを作る。

 一方で男は歯を食いしばって震える少年に一枚の用紙を差し出した。

 

「明日までに荷造りをして、その書類にサインをするといい。外でも頑張りたまえ。」

 

 『退学届』と書かれた書類に雫が落ちた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 紅葉に色づく山間の道を、スカイラインセダンが走っている。

 運転するのは甲斐亨に代わって新たな特命係の一員となった冠城亘(かぶらぎ わたる)。その助手席には杉下右京が座っていた。

 

「それにしても、なんで特命係が捜査一課の使いっ走りで、こんな山奥まで来なきゃいけないんですかね?事件の証拠品を返すくらい自分たちでやればいいのに。」

 

 冠城は後ろのシートに乗せられた紙袋をミラー越しに目を向けながら、隣の杉下に話しかける。

 

「なにぶん僕たちは常に暇をしている窓際部署と思われています。面倒な仕事を持ち込まれるのは以前から変わりありません。」

 

「そんな悪い伝統、どっかで断ち切らなきゃだめですよ。まぁでも、今向かっている所は遠月リゾートの一つらしいですからね。昼飯の事を思えば、楽しみではあります。」

 

 遠月リゾートと言えば、言わずと知れた日本を代表する一大リゾート地である。富士山と芦ノ湖を望む広大な土地には十数軒を超える高級ホテルや旅館が立ち並び、そのどれもが大手観光雑誌やグルメサイト、果ては海外の某タイヤメーカーが発行する旅行ガイドブックにて絶大な評価を得ているのだ。

 特に料理に関しては、大元の組織である遠月茶寮料理學園の存在もあり、長年にわたり日本のトップに君臨している。

 昼食への期待感から、冠城の口内に自然と唾液が溜まっていた。

 

「冠城君、昼食を楽しみにするのは結構ですが、先に仕事を終わらせねばならない事をお忘れなく。」

 

「わかってますよ。と、見えてきましたよ。あそこが遠月リゾート、『星のふるさと』ですね。」

 

 新緑の中に真っ白な建物が現れ、冠城のスカイラインはそこに向かって進んでいく。

 

 

 

 車を駐車場に止め、杉下たちがホテルの玄関口に向かって行くと、玄関口近くに数台のパトカーが止まっていた。その周辺では数人の制服警官の姿も見える。

 

「何かあったんですかね?」

 

「さぁ、僕には何とも。気にはなりますが、先ずは要件を済ませましょう。」

 

 杉下はロビーの受付に向かうと、自分たちの身分を明かし、受付に用件を伝えた。

 そして暫くの間ロビーの椅子に座っていると、左眉に切り傷のある赤髪の少年と、三つ編みのおさげ髪の少女が現れた。

 

「ああ、どーも。お二人が親父の包丁を持って来たっていう刑事さん?」

 

「ちょっと、ソーマ君!相手は警察の人たちなんだからちゃんと挨拶しないと!」

 

 軽く手を上げ飄々とした態度で杉下たちに話しかけてくるソーマという少年を、少女は慌てて窘める。その様子に苦笑を浮かべながらも杉下は二人に話しかけた。

 

「どうぞお構いなく。確かに僕達は幸平城一郎さんからお預かりした証拠品のお包丁を、ご家族の方に返還する為に参りました。君が城一郎さんの息子さんである、幸平創真君でよろしいでしょうか?」

 

「ええ、そうっすよ。どうぞよろしくお願いします。」

 

 そう言って幸平創真、通称ソーマはニヒルに笑った。

 

 

 場所をロビーに隣接してある喫茶に移し4人は改めて自己紹介すると、杉下は本題に入るため紙袋を机の上に置いた。

 

「これがその証拠品です。中身を確認していただいてもよろしいですか?」

 

「わかりました。」

 

 ソーマは袋から箱を出すと、ふたを開けて中の包丁を取り上げた。

 

「うん!確かに親父が愛用している包丁の一つっす。銘も入ってますし、まず間違いないっすよ。それにしても、まさか親人包丁が殺人事件の証拠品になるとはなぁ…」

 

「証拠品と申しましても、現場から回収された凶器候補の一つとしてですが。幸いすぐに本物の凶器が見つかったので、お返しすることが出来るようにはなったんです。しかしながら、その時には城一郎さんはすでに日本を立ってまして…」

 

「ああ、親父ってそういうところがあるから。この前も俺に相談なしで店を休業するし。」

 

 快活に笑いながらソーマは包丁を箱に戻す。

 

「でもよかったね、ソーマ君!お父さんの包丁が人殺しに使われてなくて。」

 

「ん?まぁ、そりゃあな。」

 

 まるで自身の事のように包丁が戻ってきたのを喜んでいる少女は、ソーマと同じ学校に通う同級生である田所恵である。

 冠城は二人の間に爽やかな青春の香りを感じ取り、自然とほほえましい視線となっていた。

 

「ところで、お二人は料理専門学校である遠月学園に通っていらっしゃるのですよね?今日は何故、こちらのホテルへ?」

 

 その杉下の疑問に答えたのは田所であった。

 

「あ、それは私が所属している研究会の合宿がここで行われるからなんです。わたし郷土料理研究会に所属しているんですけど、秋の味覚を使った料理を研究するために実際に山に入って食材を採取したりしてるんです。」

 

「俺は面白そうだったんで、同行させてもらったんです。」

 

「もう、ソーマ君は勝手についてきたんでしょ。バスにソーマ君が乗ってて私凄く驚いたんだからね。」

 

 そう言って田所は可愛らしく頬を膨らませる。

 ソーマの下手をすれば軽薄に見える態度で彼女に謝るが、田所自身はあまり怒っていない様子である。

 一方で冠城は、研究活動で日本有数のリゾート施設を利用する遠月の凄さに引き気味で驚きつつも、それを利用する彼らが今後の日本の食文化を支えていくことを思うと素直に感心していた。

 そうして話がひと段落したころ、杉下がソーマたちに一つの質問をした。

 

「ところで、ホテルの玄関にパトカーが止まっていましたが、こちらで何かあったのでしょうか?」

 

「ああ、何でも今朝方、このホテルのプールサイドで人が死んでるのが見つかったらしいっす。それで朝から警察がいろいろ調べてるみたいです。その所為で俺たち朝には帰るはずだったのに帰れなくなっちゃったんっすよ。」

 

「帰れなくなったって…もしかして事故じゃなくて事件だって事かい?」

 

 冠城問いかけると、ソーマと田所は首を縦に振って肯定を示す。

 

「はい。何でも、現状では事故とも事件と自殺ともわからないから、暫くはこの建物からは出ないでくれって。な?」

 

「うん。私たち、今度秋の選抜もあるから早く寮に帰りたいんですけど……」

 

 田所は暗い表情で小さく呟く。

 そんな様子にわき目を振らず、杉下と冠城は立ち上がって顔を寄せ合っていた。

 

「事故か事件か自殺かさえもわかってないか…なんだか気になりますね。」

 

「ええ、大変気になります。しかし、面白半分で警視庁管轄外の土地で起こった事件に顔を突っ込むのは、いかがなものでしょうかねぇ?」

 

「確かにそれは一理あります。でも右京さん。このままでは、未成年の学生がいつまでたっても自宅に帰れない状況です。なんとか彼らが早めに帰れるようにしてあげたいなぁ、と僕は思っています。」

 

「なるほど、あくまでも人助けの為に地元警察に協力したいと?」

 

「はい。」

 

「それもまた、一理あるのでしょうねぇ。」

 

 二人は顔を見合わせたまま、そろって不敵な笑みを浮かべた。

 

 

 

 正面玄関の裏、中庭に位置する場所にあるというプールに向かってみると、鑑識官が忙しなく動き回り現場の写真撮影や証拠品の収拾に勤しんでいる。

 杉下たちが気を配りながら彼らに近づいて行くと、二人に気が付いた若い刑事が肩を怒らせ迫ってきた。

 

「ちょっと何やってんであんたら!捜査中なんだから入ってきちゃ駄目っすよ!」

 

「大変申し訳ありません。実は僕たち、こういう者なんです。」

 

 杉下と鏑木は警察手帳を取り出すと、それを開いて確認を促す。若い刑事は驚いた様子で手帳をまじまじと見つめると、すぐに姿勢を正し敬礼をした。

 

「失礼しました!まさか警視庁の方とは知らずに。」

 

「いえいえ、僕たちも偶々このホテルを立ち寄っただけですので。少し、現場を見せてもらってもよろしいですか。」

 

「は、はい。あっ!自分、茂木と申します。どうぞ、現場まで案内します。こちらです!」

 

 完全に畏まった様子の茂木に先導され、特命係は現場となったプールサイドまで案内される。

 被害者の遺体はすぐに見つかった。遺体の周りでは数人の鑑識が写真を撮っている。杉下たちは彼らの脇を通り遺体を前にすると、被害者の姿に目を丸くさせた。

 

「これは…始めからこの状態だったんですか?」

 

「はい。今朝、このホテルのスタッフが掃除の為にこのプールに出てきた時、この仏さんが素っ裸で倒れてたらしいです。」

 

 冠木の質問に答える茂木の言葉に耳を傾けながら、杉下は静かに遺体を観察する。

 被害者は40代から50代の男性。中肉中背で端正な顔立ちをしているが、それが今はひどく歪んでいる。恐らく、死の直前まで酷い苦痛を受けていたのではないかと推測される。

 遺体は一切の衣服を身に着けておらず、全身はびっしょりと濡れている。

 外傷は頭に出来た大きな傷があり、傷口はぱっくりと割れ、そこから夥しい量の血が流れていた。それ以外にも手足のいびつな角度に曲がっていたり、脇腹と腰の変色などから強い衝撃を受け全身の骨が折れていることが分かる。

 だが、これ以上に奇妙な点がこの遺体にはあった。

 

「どういう事でしょう?手足や鼻の先が真っ赤に腫れ上がっています。」

 

「ほんとだ…何だかスズメバチに刺された時の症状に似てますよね。ほら、アナフェラキシ―ショックってやつの。」

 

「茂木さん、被害者の身元は分かっているんですか?」

 

「ああ、はい。ちょっと待ってください。」

 

 茂木は胸ポケットからメモ帳を取り出すとそこに書かれた情報を読み上げた。

 

「被害者の名前は板倉修吾。遠月学園でフランス料理を担当する講師です。このホテルに泊まっていたのは、自身が顧問を務めるジビエ料理研究会の実地研修の引率の為です。泊まっていた部屋は当ホテルの5階。ちょうど現場の真上に当たる場所です。」

 

 茂木の説明を聞き杉下が上を見上げると、5階の一室のバルコニーで鑑識がプールサイドと同じように調査活動を行っていた。

 

「状況から見て板倉さんは自室のバルコニーから転落したように思えますが、遺書の類は見つかっていますか?」

 

「いえ、見つかっていません。」

 

「薬物やアルコール類は?」

 

「生徒の引率中という事もあってアルコール類は飲んでいなかったようです。薬物やそれらしき物を使用した痕跡は残っていません。」

 

「ふーん。でもやっぱり、被害者の手足に出来た炎症が気になりますね。被害者はアレルギー持ちだったんでしょうか?」

 

「流石にそこまではまだ…もう間もなく検死することになってますので、そこで詳しく調べる事になります。」

 

 茂木が冠城の質問に答えている間に、板倉の遺体は担架に乗せられ、より詳しい検死を行うために運ばれていく。特命係の二人は運ばれていく遺体に手を合わせ見送った。

 それとほぼ同時に一人の鑑識官が茂木の下に近寄ってくる。

 

「よろしいでしょうか茂木刑事。」

 

「ん?どうしたんだ?」

 

「バルコニーの手すりから両手の他に、足の指の指紋が見つかりました。恐らく、被害者のものかと。」

 

 鑑識の報告は被害者が手すりに自身の足を掛けていたことを意味する。それはつまり、被害者が自分の意思で手すりを乗り越えたことに他ならない。

 

「こりゃあ事件というよりも、事故か自殺の線が濃いなぁ。」

 

「しかしまだ炎症の件がハッキリとしてません。あまり早急に決めつけるのは…」

 

「おうい!今戻ったぞ。」

 

 突如、事件現場に気の抜けた中年男性の呼び声が響く。その声のした方を向くと、殺人現場に似つかわしくない能天気な笑みを浮かべた禿げ頭の中年男性が手を振りながら近づいてきていた。

 その男性の顔を確認し、杉下は驚きの表情を浮かべる。

 

「矢木さん!なぜあなたがここに!」

 

「矢木?いえ私は大田原というものですが。」

 

「おや?そうなのですか?だとしたら申し訳ありません。僕の知り合いにとてもよく似た方がいたものでして。」

 

 杉下は頭を下げるが大田原は大らかな様子で対応する。

 

「いえいえ、お構いなく。そんなに似ているなら私もその知り合いの方に会ってみたいものです。ところで、あなた方はいったい?」

 

「大田原警部、こちら偶々ホテルに来ていた警視庁の刑事さんです。右が杉下さんで左が冠城さん。」

 

「あっ!そうでしたか。これはお疲れさまです。」 

 

「それよりも警部。さっき鑑識から報告が来たんですけど、被害者は自殺か事故でほぼ間違いないみたいですよ。」

 

「ええっ!本当!?参ったなぁ…せっかく探偵を呼んで来たっていうのに…」

 

 どうしたものかと困った様子で頭を掻く大田原であるが、蕪木は彼が呟いたとある単語について聞かずにはいられなかった。

 

「あの、すいません大田原警部。探偵を呼んで来たってのはいったい?」

 

「ああ、恥ずかしながら我々だけでは手に負えないような事件が起こった際、捜査に協力してくれる探偵がいるんです。今回の事件もその探偵に協力してもらおうと思ったんですが。」

 

 それって色々と問題があるのではないだろうか。民間人を積極的に警察の捜査に参加させるなんて。そもそも探偵とは何なんだ。

 冠城の脳裏に様々な疑問が浮かんでいる合間も、大田原は顎に手を当て悩ましげな様子である。

 

「うーん、完全に無駄足になってしまったぞ。仕方がない、事故か自殺の線で捜査を進めよう。」

 

「果たしてそれでいいのでしょうか?」

 

 現場に新たな人物の声が響く。再び現場にいた人間が再び声のした方を向くと、眼鏡をかけた若い男がゆっくりと歩いてきていた。なぜか、丈の短いズボンをはいている。

 その隣には性格のキツそうな若い女性が控えている。

 

「えーと、大田原警部、こちらの彼は…」

 

「ああ、彼が捜査を協力してくれている探偵と、助手です。」

 

「どうもはじめまして。私立探偵の鞍馬六郎です。」

 

「助手の武藤リカコです。」

 

 そう言って握手を求めてくる六郎達の手を冠城は思わず握ってしまう。杉下も同じように握手をする。

 

「どうもはじめまして。警視庁特命係の杉下です。ところで、先程『果たしてそれでいいのでしょうか?』と仰られていましたが、それはいったいどういう意味でしょうか?」

 

「そのままの意味です。このまま行けば、この事件は事故か自殺で片付けられてしまいます。しかしそれでは…」

 

 六郎は一旦言葉を止め、スッと杉下の目を見据える。不思議な迫力に、知らず知らずのうちに冠城は息を止めてしまっていた。

 そして六郎はおもむろに口を開いた。

 

「今回のエピソードが、落ちもひねりもない短編エピソードで終わってしまいます!」

 

「………はぁい?」

 

 六郎の返答は杉下や冠城の想像をはるかに超えたものであった。あの杉下が困惑しきった様子を冠城は初めて目にする事となる。

 そして六郎は尚も続ける。

 

「久々の投稿を手放しで歓迎してくれるほど、ここの読者は優しくありません。それどころかすっかり存在を忘れられている恐れもあります。このままじゃ、お気に入り登録どころか感想さえ貰えませんよ。」

 

「ちょっと君何を言って…」

 

「大体この小説の作者も作者ですよ。仕事が忙しいのは仕方ないにしても、活動報告で近況を伝える事ぐらい出来たでしょうに。しかも予告していたエピソードはほったらかしにして新しい話を書き始めるわ、勢いで書き始めた新規小説は案の定展開に困って連載停止だわ、そもそも最初に書き始めて一番お気に入り登録の多い小説は5か月も更新していないけどどうするつもりなんだと…」

 

 ※これ以上は本気で時空を歪ませかねないのでカットさせていただきます。

 

「とにかく!何やかんや言わせていただきましたけど、この事件、俺が読了時間33分持たせてやる!」

 

 それまでの空気を総べて吹き飛ばし、33分探偵 鞍馬六郎は堂々と宣言した。果たして、彼はこの奇妙な事件を解決できるのか?原作相棒の雰囲気や空気感は守られるのか?

 そして、作者はこの話を無事完結できるのか!?

 

 

 

「…右京さん、自分もう何が何だか。」

 

「そうですねぇ…仮にも原作相棒としているのですから、僕たちが空気になる事は無いと思いますよ。」

 

「右京さん!」

 

 残念ながら、既にシュールな空気の汚染が広がっているようだ。

 

 

 




という訳で『食戟のソーマ 』と『33分探偵』とのクロスになります。
どちらの雰囲気も大切にし、うまく相棒とクロスさせていきたいのですが、やはり33分探偵のクセがかなり強いです。
実質このエピソードでは33分探偵サイドが主人公的立ち位置になるかと思います。
其れでも出来る限り、相棒やソーマのキャラを立たせていきたいと思います。


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