三度目の生は蛇の姿で   作:鯱タクワン

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1.まずは現状確認!そして初戦闘!

 さて、色々考えてたけど、取り敢えず先に現状確認だ。

 まず、俺はどうやら黒い蛇に転生したみたいだ。

 そして、ついさっき卵から出てきたんだが、周りには誰もいない。

 

 ……え?こういう風に魔物へ転生するのって原作主人公の「私」みたいに周りが同種だらけで、マザーとかいるもんじゃないの?

 せっかく覚悟して卵から出てきたのに……。

 いや、それよりも結構お腹空いてるんだがこれもしかして「私」以上にハードなパターン?

 俺は蛇だから巣なんか作れないだろうし、自分で魔物を狩りに行くしかないよな。

 もし俺がスモールレッサータラテクトみたいな弱い種族だったら確実に詰んだんだが……。

 

 ……ま、まあ固有スキルが強いかもしれないし?

 それに俺は「私」と違って前世は人間だからスキルポイントもたくさんあるはずだし?

 と、取り敢えず自分の能力を確認する為に、自分の蛇の体の動きを把握して、【鑑定】を育てまくろう!

 さてと、その【鑑定】は何ポイントでゲットできるかな?

 

《現在所持スキルポイントは1000です。

 スキル【鑑定LV1】をスキルポイント100使用して取得可能です。

 取得しますか?》

 

 お、最低値の100ポイントいいねぇ!

 【鑑定】に適正があって良かった!

 こんな場所で頭痛が原因で倒れるとか最悪だからな。

 

 にしても、俺は何でスキルポイント1000しか持ってないんだよ……。

 俺本当に前世人間だったよね……?

 

 ちょっと不安になってきたけど、まあ良いや。

 100ポイント使って【鑑定】取得だ!

 

《【鑑定LV1】を取得しました。残りスキルポイント900です》

 

 よし!それじゃ使ってみよう!

 

《壁》

《石》

 

 うん。

 わかってたけど、何だかなぁ。

 さて、次は自分に【鑑定】っと。

 

《蛇 名前 なし》

 

 あれ?転生者って前世の名前見られなかったっけ?

 やっぱり……。

 いや、あれは【叡智】のスキルを使ったからか。

 確か、原作で山田俊輔(シュン)が【鑑定LV10】で鑑定した時は前世の名前出なかったはずだしな。

 

 まあ今のところおかしい所は無さそうだし、【鑑定】しながら動き始めるとしますか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そういえば、原作知識を忘れないように【記憶】のスキル取っとこうかな。

 確かあれって記憶力が良くなるはずだし。

 まあ、【記憶】のスキルを取る前の記憶まで考慮されてるのかまではわからないけど。

 

《現在所持スキルポイントは900です。

 スキル【記憶LV1】をスキルポイント100使用して取得可能です。

 取得しますか?》

 

 はい。

 

《【記憶LV1】を取得しました。残りスキルポイント800です》

 

 これで良しっと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《熟練度が一定に達しました。スキル【鑑定LV1】が【鑑定LV2】になりました》

 

 おっ、【鑑定】のレベルが上がったか。

 にしても、まだ【鑑定】は全然育ってないのに、自分の持ってるスキルとその使い方が何となくわかる。

 もしかしてこれが俺の固有スキルの能力かな?

 これ結構便利かもしれん。

 

 取り敢えず今できることは、熱で生き物を感知することと影に潜り込んで移動すること、そして相手を毒を持った牙で噛んだりって所で、それと今は使えないけど【外道魔法】も持ってるみたいだな。

 特に影に潜れるとか、普通だったら絶対わからなかっただろうしラッキー!

 まあ影に潜っている間は呼吸が続かないし、MPも消費するみたいだけど……慣れれば何とかなるだろ。

 これなら生き残れそうだ。

 ……と、思ったんだが。

 

 なんで【外道魔法】なんて持ってるんだよ!?

 

 いや待て待て!

 俺、まだ何もしてないよな?

 称号もないよな?

 もしかして、俺の種族ってヤバい……?

 

 ……まあ、この事は後々考えよう。

 まず今どの辺にいるのかもわからないし、熱で感知しながら慎重に魔物を探しますかね。

 どんどんお腹も空いてきてるし……。

 

 そうして群れで大量にいた魔物は【鑑定】だけして逃げつつ、やっと一匹でいる魔物をやっと見つけた。

 

《エルローフロッグ》

 

《熟練度が一定に達しました。スキル【鑑定LV2】が【鑑定LV3】になりました》

《熟練度が一定に達しました。スキル【熱感知LV1】が【熱感知LV2】になりました》

 

 よし!

 ついでにスキルも2つレベル上がった!

 にしてもこの蛙本当に虹色なんだな……。

 

 さて、今俺は影の中で蛙の様子を近くで見てます。

 そこでゆっくりと蛙の下まで動いて……、飛び出す!

 そして牙から毒を出す!

 って痛ぁい!

 こいつ!こんなに近くから毒っぽい液体出しやがった!

 

《熟練度が一定に達しました。スキル【酸耐性LV1】を獲得しました》

 

 ええいっ!スキルは嬉しいけどさっさと力尽きろ!

 そうしてさらに追加で蛇の体で締め付ける事も加えてると、やっと蛙の動きが弱々しくなって動かなくなった。

 

《熟練度が一定に達しました。スキル【毒牙LV1】が【毒牙LV2】になりました》

 

 はぁ、思った以上に疲れた……。

 さて、これが初めての魔物食なわけだが……。

 男は度胸!いただきます!

 うん。

 不味いし苦い、さらに痛い。

 最悪だぜ魔物食!

 

《熟練度が一定に達しました。スキル【毒耐性LV1】が【毒耐性LV2】になりました》

《熟練度が一定に達しました。スキル【酸耐性LV1】が【酸耐性LV2】になりました》

 

 よし、不味かったけどひとまず食事終了っと。

 ふぅ……、何とか勝てたか。

 いやー、魔物との戦闘は怖いわ……。

 てかやべぇなこれ。

 普通に体も痛いし。

 テンション上げなきゃやってられねぇ。

 

《熟練度が一定に達しました。スキル【苦痛耐性LV1】を獲得しました》

 

 痛すぎて【苦痛耐性】生えてきちゃったし。

 でもこの世界基準ではこいつ雑魚なんだよな……。

 このままじゃ簡単には勝てないことがわかったし、ひとまず称号の【魔物殺し】で獲得できる【強力】と【堅固】以外の能力上昇系も欲しいな。

 

 

 ………………。

 そういえば寝る場所どうしよう。

 

《熟練度が一定に達しました。スキル【隠密LV1】を獲得しました》

 

 あっ、【隠密】獲得した。




TIPS:孤立個体

魔物は通常、同種の群れや巣の中で産まれ、一定期間はその環境に依存して成長する。
しかし、ごく稀に何らかの要因によって、生まれてすぐ、もしくは生まれる前に群れから切り離される個体が存在する。
原因は環境要因とされるが、詳細は不明。
これらの個体は生存難易度が極端に高い一方、生存した場合には通常個体とは異なる成長を遂げる傾向がある。
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