三度目の生は蛇の姿で   作:鯱タクワン

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19.進化後の変化と新たな支配者スキル

 蜘蛛子は進化したばかりの体で、岩場を駆けている。

 

 ゾア・エレ。

 

 小さな体はそのままなのに、さっきまでとは明らかに違う。

 鎌のようになった前足。

 低く構えた時の圧。

 

 魔物として一段危険になったのが分かる。

 

 俺も、リーメン・ヴェインに進化した。

 

 体の大きさはそこまで変わっていない。

 けれど、内側の感覚が違う。

 

 鰻シェルターの内側で、すでに少しだけ体感していた。

 影、魔力、肉体、空気の熱。

 それぞれの境目に、細い筋のようなものが見えた。

 

 あれが何だったのか。

 改めて【鑑定】で確認する。

 

 進化で得たスキル。

 【境脈視LV1】と【影流操作LV1】。

 

《境脈視:存在の境界と、その境界を流れる力の脈を視るスキル。あらゆる境目を感知しやすくなる》

 

 鑑定で分かるのは、このくらい。

 

 けれど、【自己理解】で感覚をなぞれば、鰻シェルターの内側で見えたものと繋がる。

 

 岩とマグマ。

 熱と空気。

 影と光。

 魔力の流れ。

 

 それらの境目が、前より分かりやすい。

 

 そして多分、魂に近い境目も。

 

 ただ、そこへ意識を向けすぎるのは危ない。

 見えるからといって、見ていいわけじゃない。

 

《影流操作:影を媒介とする干渉の精度に補正がかかる。影の流れを感知し、操作することで、影の濃淡、形状、流動性をある程度変化させることが可能になる》

 

 こっちも、説明は簡素だ。

 

 ただ、影が前より扱いやすいのは分かる。

 影へ魔力を通す感覚が滑らかになった。

 

 表層接続や影への移動は、今までより安定しそうだった。

 

 それと同時に、自分の欲の形も少し分かる。

 

 前にあった、影へ沈みたい欲。

 影と同化して、自分の境目を曖昧にしたい感覚。

 

 それは消えていた。

 

 いや、正確には単独では消えた、というべきか。

 

 その欲は【魂欲】と混ざっていた。

 そして【魂欲】の方も、喰いたい欲ではなくなっている。

 

 蜘蛛子に言った通りだ。

 

 喰いたいより、繋がっていたい。

 影を介して近くにいたい。

 戦闘中、表層で繋がっていると落ち着く。

 

 【魂欲】は、影を介して繋がっていたい欲に変わっていた。

 

 それが安全かどうかは、まだ分からない。

 

『どう?』

 

『【境脈視】は境目を見るスキル。【影流操作】は影を扱いやすくするスキルだな』

 

『便利そうじゃん』

 

『そうだな』

 

 蜘蛛子はそれで納得したらしい。

 

 次は蜘蛛子の番だ。

 

 蜘蛛子の進化後確認で、一番大きいのはたぶん【探知】だ。

 

 前は、使った瞬間に頭痛でまともに扱えなかった。

 情報量も多すぎたし、外道属性っぽい負荷もあった。

 

 けれど、今は違う。

 蜘蛛子も【外道無効】を取っている。

 

 なら、少なくとも頭痛の方はどうにかなるはずだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『じゃ、私も試す』

 

『【探知】だな?』

 

『そうそう。今ならいけるでしょ』

 

『頭痛の方は、多分大丈夫だ』

 

『お、言い切るね』

 

『俺は最初から【外道無効】持ちだったから、【探知】で頭痛を起こしたことがない。あれが外道属性寄りの負荷なら、蜘蛛子も今なら平気なはずだ』

 

『やっぱり?』

 

『ああ。蜘蛛子も【外道無効】を取ったなら、前みたいな頭痛は出ない可能性が高い』

 

『よし。勝ったな』

 

『勝ってはいない。頭痛が消えても、情報量は別問題だ』

 

『そこは気合い』

 

『まあ、気合いと慣れだな』

 

『じゃ、常時オンで慣らす!』

 

『それが一番早いと思う。ただ、最初から全部拾おうとするなよ』

 

『はいはい。敵、地形、熱、魔力。必要なやつから拾う感じね』

 

『そうだ』

 

『よし、探知常時オン!』

 

 蜘蛛子が【探知】を発動する。

 

 すると蜘蛛子が、ぴたりと固まった。

 

『……おお』

 

『大丈夫か?』

 

『痛くない! 痛くはないけど、情報が多い!』

 

『やっぱりそこは残るか』

 

『でも、いける。痛くないならいける。うわ、これ慣れたらめちゃくちゃ強いわ』

 

『だろうな』

 

『よし。このまま行く』

 

『無理はするなよ』

 

『善処します』

 

 蜘蛛子は【探知】を切らなかった。

 

 最初は何度か足を止めた。

 けれど、すぐに歩き出す。

 

 入ってくる情報を全部処理するのではなく、必要なものだけを拾う。

 それ以外は、頭の奥へ流す。

 

 俺がやっていたのと同じやり方だ。

 

 蜘蛛子は文句を言いながらも、少しずつそれに慣れていった。

 

 そこからは、進みながら確認した。

 

 蜘蛛子は【探知】を常時発動したまま、敵と地形を拾う。

 俺も【探知】を回しつつ、【境脈視】と【影流操作】を試す。

 

 岩場の脆い場所を見て、影の流れを整える。

 蜘蛛子が前に出て、俺が後ろから支える。

 

 進化前より、動きはかなり安定していた。

 

『右、火球』

 

『見えた』

 

『下に一匹。ナマズじゃない』

 

『残念そうだな』

 

『美味しくなさそう』

 

『戦闘前に味の評価をするな』

 

 軽口を叩きながら、俺たちは中層を進んでいく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 何度か戦闘をこなした後。

 

 蜘蛛子が、ぴたりと動きを止めた。

 

『蜘蛛子?』

 

『増えた』

『増えた』

 

 同じ声が、二つ重なって返ってきた。

 

『……何が?』

 

『私が増えた!』

『私が増えた!』

 

『二重に喋るな。頭の中が蜘蛛子で埋まる』

 

『えー!?』

『えー!?』

 

『その反応も二重にするな!』

 

『だって急に私が増えたんだよ!?』

『いや、私も私なんだけど!?』

 

『分かった。多分【並列意思】だ。それは分かったから、一回落ち着け』

 

『落ち着けるかー!?』

『こっちは今、私が二人いるんですけど!?』

 

『だから二匹同時に叫ぶな!』

 

 うるさい。

 

 【遠話】で頭の中に直接響いてくるから、逃げ場がない。

 

『いいか。片方ずつ喋れ』

 

『片方ずつって言われても』

『どっちも私だし』

 

『それを俺に聞くな。自分たちで決めろ』

 

『なるほど』

『脳内会議』

 

『今すぐやれ』

 

『はい』

『はいはい』

 

 そこで、二つの声が途切れた。

 

 ……静かだ。

 

 普通に戻っただけなのに、ものすごく平和に感じる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――蜘蛛子内部。

 

『というわけで、第一回私会議を始めます』

 

『わー』

 

『議題。影蛇と話す時、どっちが喋るか』

 

『はいはい、私がいいと思います』

 

『私も私がいいと思います』

 

『どっちも私じゃん』

 

『それな』

 

『このままだとまた怒られる』

 

『影蛇、頭抱えてたね』

 

『蛇なのにね』

 

『手、無いのにね』

 

『話が逸れてる』

 

『戻そう』

 

『体を動かすのは、どっちか一方の方がよさそう』

 

『じゃあ片方が体担当』

 

『もう片方が情報担当』

 

『おお、分かりやすい』

 

『体担当は回避とか攻撃』

 

『情報担当は【探知】とか【鑑定】とか、状況整理』

 

『あと、影蛇と喋る方?』

 

『そうだね。普段の会話は情報担当』

 

『戦闘中にとっさに動くのは体担当』

 

『完璧では?』

 

『私って超便利』

 

『ただし、びっくりした時は?』

 

『たぶん同時に出る』

 

『まあ、そこは仕方ない』

 

『仕方ないね』

 

『努力目標ということで』

 

『善処します』

 

『では、第一回私会議終了!』

 

『おつかれ私!』

 

『おつかれー!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『影蛇』

 

 少しして、蜘蛛子の声が戻ってきた。

 今度は一つだけだ。

 

『決まったのか?』

 

『決まった。基本的に、あんたと喋るのは情報担当の私』

 

『情報担当』

 

『【探知】とか【鑑定】とか、情報整理する方』

 

『もう片方は?』

 

『体担当。戦闘中に動く方』

 

『分かりやすいな』

 

『でしょ? 私、賢いので』

 

『二匹に増えて最初にやったことが二重発声だったけどな』

 

『それは事故』

 

『事故か』

 

『事故です』

 

 蜘蛛子はきっぱり言い切った。

 

『ただ、びっくりした時とかは同時に喋るかも』

 

『直せないのか?』

 

『努力はする』

 

『つまり直らない可能性が高いと』

 

『善処します』

 

『便利な言葉だな』

 

『便利な私は便利な言葉も使いこなす』

 

 蜘蛛子が二つになっても、蜘蛛子は蜘蛛子らしい。

 

 それは少し安心する。

 

 けれど、便利なのは間違いない。

 

 体担当が動く。

 情報担当が探す。

 俺が外から支える。

 

 これが噛み合えば、蜘蛛子はもっと強くなる。

 

『でさ、影蛇』

 

『何だ?』

 

『あんたは?』

 

『俺?』

 

『【並列意思】。あんた、【並列思考】高かったよね? 進化しないの?』

 

 聞かれるとは思っていた。

 

『進化しそうになったことはある』

 

『あるんだ』

 

『けど、折りたたんだ』

 

『折りたたんだ?』

 

『独立した意思になる前に、ただの並列思考として処理した。俺の場合、増やすと危ない』

 

『危ないって?』

 

『俺には【魂欲】がある。【強欲】もある。【影憑】もある。もう一人の俺が独立して、そいつが蜘蛛子の魂を欲しがったらどうする?』

 

『……うわ』

 

『だろ? 俺自身でも制御に気を使ってるものを、もう一つ増やしたくない』

 

『なるほどねー』

 

 蜘蛛子の声が少し静かになる。

 

『便利そうだから、取ればいいってものでもないんだ』

 

『少なくとも、俺にはな』

 

『ふーん』

 

『何だ?』

 

『いや、ちゃんと考えてんだなって』

 

『失礼だな』

 

『褒めてる褒めてる。半分くらい』

 

『半分か』

 

『まあ、影蛇が増えて二匹同時に重くなられても困るしね』

 

『重くない』

 

『いや、重いでしょ』

 

『重くない』

 

『そこは否定するんだ』

 

 否定する。

 だって別に重くないだろ?

 

 ……たぶん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 【並列意思】を得た蜘蛛子の動きは、明らかに変わった。

 

 それだけじゃない。

 

 途中でレベルが上がり、蜘蛛子は念願の邪眼も手に入れていた。

 選んだのは【呪いの邪眼】。

 

 視界に入れた相手の力をじわじわ削る、かなり嫌な攻撃手段だ。

 

 【探知】で敵を拾い、情報担当が位置を整理し、体担当が動く。

 そこへ邪眼まで加わる。

 

 俺の補助がなくても、蜘蛛子だけで索敵、判断、妨害、攻撃まで回せるようになってきている。

 

『蜘蛛子、右から火球』

 

『了解っと』

 

 蜘蛛子の体が跳ぶ。

 判断と動きの間に、ほとんど遅れがない。

 

『影蛇、左の岩場崩せる?』

 

『やる』

 

 【境脈視】で岩場の脆い部分を見て、【影流操作】で影の流れを整える。

 そこへ魔法を当てると、前より安定して岩場が崩れた。

 

 敵の体勢が崩れる。

 そこへ蜘蛛子が飛び込む。

 

 前より戦闘の流れが速い。

 

 便利だ。

 強い。

 

 だからこそ、少しだけ胸の奥がざわつく。

 

 蜘蛛子が自分の中で完結していく。

 

 俺の補助がなくても。

 俺の表層接続がなくても。

 

 自分で探し、自分で判断し、自分で動けるようになっていく。

 

 それはいいことだ。

 蜘蛛子が生き残るためには必要な力だ。

 

 分かっている。

 

 分かっているが、完全に何も思わないわけではなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さらに少し進んだところで、蜘蛛子がまた足を止めた。

 

『来た!』

 

『何が?』

 

『鑑定様カンスト!』

 

『おめでとう』

 

『ついに! 石と壁しか分からなかった鑑定様が、ここまで立派に!』

 

『苦労したんだな』

 

『したよ!』

 

 蜘蛛子がしみじみしている。

 

 その直後、少し不満そうに続けた。

 

『でも、進化とか派生はなしかー。鑑定様なら、もっとすごい何かになってもおかしくないと思ったんだけどなー。叡智を司る感じの?』

 

 その言葉に、俺の体が固まる。

 

 もっとすごい何か。

 

 ここか。

 

 来る。

 

 そう思った瞬間、周囲の空気が変わった。

 

 音ではない。

 声でもない。

 

 けれど、何かが割り込んできたような感覚。

 

『何これ?』

 

 蜘蛛子の声が硬くなる。

 

 蜘蛛子にも、何かが聞こえている。

 だが、それは蜘蛛子に向けられたものだ。

 

 俺には、蜘蛛子の通知は聞こえない。

 

 だから、蜘蛛子側で何が流れたのかは分からない。

 

 ただ、その直後。

 

 蜘蛛子の気配が変わった。

 

『……は?』

 

『蜘蛛子?』

 

『何か来た』

 

『何が?』

 

『【叡智】』

 

 蜘蛛子の声が固い。

 

『あと、称号。【叡智の支配者】』

 

 来た。

 

 Dの干渉。

 【叡智】。

 

 原作で見た流れ。

 

 けれど、俺がここでDや【叡智】のことを前から知っていると悟られるわけにはいかない。

 

 そう思ったのに。

 

 それとは別に、俺の中で、どうしようもなく浮かんでしまった考えがあった。

 

 蜘蛛子には【叡智】が来た。

 

 なら、俺は?

 

 同じものが欲しいわけじゃない。

 【叡智】を求めているわけでもない。

 

 けれど、置いていかれたくなかった。

 

 蜘蛛子がこれから見るものを、俺だけが見えないままでいたくない。

 蜘蛛子が届いていく場所に、俺だけが届かないままでいたくない。

 

 それに、見えなければならない。

 

 蜘蛛子がこれから得る力を。

 俺自身の中にある、危うい欲を。

 Dが見せようとしているものと、隠そうとしているものを。

 

 見えなければ、選べない。

 選べなければ、隣に立てない。

 

 そんなものは、要請と呼べるほど形になった願いではなかった。

 ただ、そう思ってしまっただけだ。

 

 けれど。

 

《ザ、……ザー、…ザ、ザー、ザー、……》

《ザー、要請、ザー、…上位管理者権限かく、ザー、……》

《ザー、…理者サリ………ザー、…却下、ザー》

《ザー、ピン!》

 

 別のノイズが、俺の中へ割り込んできた。

 

 蜘蛛子のものではない。

 俺自身へ向けられた、別口の接続。

 

 おい、嘘だろ……!

 

 俺の中に、通知が流れ込んできた。

 

《追加要請を上位管理者Dが受諾しました》

《スキル【慧眼】を構築中です》

《構築が完了しました》

 

《条件を満たしました。スキル【慧眼】を獲得しました》

《【鑑定LV10】が【慧眼】に統合されました》

《【視覚強化LV5】が【慧眼】に統合されました》

《【暗視LV10】が【慧眼】に統合されました》

《【視覚領域拡張LV1】が【慧眼】に統合されました》

《【境脈視LV1】が【慧眼】に統合されました》

 

《熟練度が一定に達しました。スキル【禁忌LV6】が【禁忌LV8】になりました》

 

《条件を満たしました。称号【慧眼の支配者】を獲得しました》

《称号【慧眼の支配者】の効果により、スキル【思考の極み】【万象演算】を獲得しました》

《【集中LV10】が【思考の極み】に統合されました》

《【思考加速LV2】が【思考の極み】に統合されました》

《【並列思考LV10】が【思考の極み】に統合されました》

《【記録LV7】が【思考の極み】に統合されました》

《【高速演算LV3】が【万象演算】に統合されました》

《【予測LV8】が【万象演算】に統合されました》

 

 ……は?

 追加要請?

 

 今、そう聞こえた。

 

 俺は、何を要請した?

 

 いや、違う。

 要請したつもりなんてない。

 

 ただ、思っただけだ。

 見えなければならない、と。

 

 置いていかれたくない、と。

 

 それを、Dが拾った。

 

 拾って、受諾した。

 

 その瞬間、視界の奥で何かが開いた。

 

 岩の輪郭。

 影の流れ。

 魔力の脈。

 蜘蛛子という存在の境界。

 そして、その奥に重なる何か。

 

 見える。

 

 今まで見えなかった深さまで、見えてしまう。

 

 俺は、何を見せられているんだ?




TIPS:【慧眼】と【慧眼の支配者】

【慧眼】は、黒巳怜士が上位管理者Dの干渉によって獲得した支配者スキルである。
【鑑定LV10】、【視覚強化LV5】、【暗視LV10】、【視覚領域拡張LV1】、【境脈視LV1】が統合されることで構築された。
また、【慧眼】は「見る」という行為そのものに特化したスキルであるため、【望遠】などの視覚補助系スキルも統合対象となる。
ただし、邪眼や魔眼は統合対象ではない。
邪眼や魔眼は、視覚そのものを補助するスキルではなく、視線を媒介にして対象へ効果を発動する攻撃・干渉系スキルであるため、【慧眼】とは別系統として扱われる。

《慧眼:神へと至らんとするn%の力。視界に収めた対象の情報を、上位管理者Dの許可範囲内(最低、閲覧レベル1)で取得可能にし、魂まで見通す。また、Wのシステムを凌駕し、MA領域への干渉権を得る》

【慧眼の支配者】
取得スキル:【思考の極み】【万象演算】
取得条件:【慧眼】の獲得
効果:MP、魔法、抵抗の各能力上昇。全スキル解禁。支配者階級特権を獲得
説明:慧眼を支配せし者に贈られる称号

《思考の極み:思考系スキルの極致。思考速度、並列処理能力、記憶整理能力、状況判断能力に大幅な補正がかかる》

《万象演算:取得した情報を演算するための解析スキルの極致。観測情報から最も可能性の高い結果を導き出す》
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