恋色空模様〜another story〜   作:コロル

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オリキャラ紹介

山宮省吾(ヤマミヤショウゴ)
風紀委員会に所属しており、委員長を務めている。本作の主人公。
基本的に無愛想だが、コミュニケーション能力はある。
今まで風紀委員会になかった委員長体制を作り自分が委員長を務めることや
頼まれた無理難題な仕事も必ずやり遂げる責任感と行動力がある。
普段は刃が逆にある逆刃刀を使うが、学校では持ち歩けないため仕方なく木刀を使っている。本人は不服らしい。
一見非の打ち所のない完ぺき人間だが、エロに関しては全く体制なく、R-18本はおろか、たまたま見てしまったパンチラですらフリーズを起こしてします初心っぷり。
話はできるが、顔は全く笑っていないことがほとんど。
小学生のころに両親を亡くし、家族は妹のみで、二人で生活している。
家事全般でき、妹と共同で家のことをやっている。



山宮瑞希(ヤマミヤミズキ)
主人公の実妹で、明るく社交的で兄とは全く違う性格。
保健委員に所属しており、美琴と藍子とは親友。
運動神経はずば抜けていいが、勉強の方は兄と違いお粗末。
スタイルは良く、かわいい系で美琴と藍子とともに並ぶと神那島の三天使と言われている。ちなみに省吾と聖良と真知子は風紀委員の三悪魔と言われている。




タグに書きましたが、時系列は原作に沿いますが、話を少し変えたりとか、本来誠悟が関わるところに省吾が関わるなど、若干オリジナル展開になるところもあります。
そこのところ踏まえて宜しければ見ていってください。


プロローグ

タッタッタ…

 

ガラッ!

 

「失礼します。委員長!阿部久志、藤堂春樹の確保に成功、依然伊東誠吾を捜索しています」

 

「そうか、引き続き風紀委員を上げて探し出せ、絶対に気を抜くな」

 

「分かりましたが…委員長は何故そこまで伊東を警戒するのですか?運動神経が突出してるわけでもなく、ごく普通の生徒じゃないですか」

 

「誠吾はそういう物差しで測れるようなやつじゃないさ。頭の回転力、ここぞでの決断力、そしてなによりあいつは運がいいからな」

 

「運が…ですか?」

 

「まあそこまで気にするな、それに風紀委員が捕まえられないわけじゃない。まあがんばって来てくれ」

 

「わかりました。では失礼します」

 

そういってうちの班員は再び誠吾を探すため風紀委員室から出て行った。

 

「…やっぱり俺も出なきゃいけなさそうだな、聖良は遊んでそうだし、なにより今日は三木さんがいないからなぁ」

 

そうして俺は自分の携帯を持ち、風紀委員室から出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぎゃぁぁぁぁっす!!!」

 

「あん?なんの声だ?」

 

校舎内を探していると外から悲鳴らしきものが聞こえてくる。それと同時に、

 

「おかえりなさいませ!ご主人様!」

 

聖良の楽しそうな声が聞こえてきた。

 

「聖良め、誠吾を引っ掻き回して遊んでんな」

 

とりあえずそっちに行ってみるか。

 

俺は聖良の声が聞こえた倉庫の方へと足を進めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁー、くっそー、どこに行った?」

 

「何してんだ聖良?逃がしたのか?」

 

「あー?省吾かー、ええ、他の風紀委員が追ってた子の方に釣られちゃって逃がしたわ」

 

「他?誠吾以外は捕まえたはずだろ?」

 

今回の捕縛対象は春樹、久志、誠吾の3人で春樹と久志は既に捕まえている。なのに他の捕縛者がいるとは思えない。

 

「なんかね、校舎の裏にいた服部さんが突然変なこと言って逃げ出したから追っかけてたんだってさ」

 

とてつもなくしょうもない理由だった。

 

「なんで服部なんだよ、今回のことには全く関係ないじゃないか」

 

「ええそうよ全くもう、おかげで伊東君を逃がしたってところよ」

 

うちの風紀委員は優秀だがこういうところの融通は全くといっていいほど効かない。とりあえず怪しかったら捕まえるんだもんな。

 

「まあその辺も案外誠吾の計算の内だったりするのかもな」

 

誠吾が服部を犠牲にするとは考えにくいが今はそう思っておこう。

 

「まあとりあえず引き続き誠吾を「いたぞー!!!伊東だぁ!!!」どうやら誠吾を見つけたみたいだな」

 

聖良との会話中に他の風紀委員の声が校舎内から聞こえてきた。

 

「さて、じゃあいきますか。賭けのこともあることだし(小声)」

 

「ん?今なんかいったか?」

 

「いいえ、なんでもないわ、早くいきましょ」

 

それだけ言って聖良は早足で校舎の中へと足を進める。

 

「…まあいいか」

 

それに続いて俺も校舎の中へ向かった。

 

 

 

 

「伊東ー!ここにいるのは分かっとるんじゃい!出てこんかい!!」

 

風紀委員が寄ってたかってある部屋の扉を叩いて誠吾を呼んでいる。

 

「ていうかあそこ保健室じゃねぇか」

 

「なるほど、だから中に入らずにいるのね」

 

正確に言えば入れずにいる、である。神那学院の保健室は少し特殊で、永久中立区として存在している。それを掲げたのは保険医である榊先生で、そこにいればとりあえず風紀委員が仕事関係で入ることはできないのだが、

 

「誠吾も苦渋の決断をしたんだな、保健室が1番の鬼門だと言うのに」

 

「鬼門?どういうことなのよ省吾」

 

「誠吾の妹、美琴が保健委員だからだよ。エロ本の為に逃げてるなんてバレたら洒落にならないだろうからな」

 

「ああ、そういえば伊東くんの妹さんは保健委員だったわね。でもそんなことでなんで苦渋の決断?」

 

「一番ひどくて一週間口を聞いてもらえなかったそうだ」

 

「あー…それはご愁傷様ね」

 

聖良が苦笑いしながら言う。

 

「まあとにかくまずはあの騒いでる連中から止めるぞ」

 

「そうね、こんなんで保健委員に睨まれたら困るもの」

 

俺と聖良が騒いでる風紀委員らを止めにいくと、

 

「うるさいですよ!ここがどこだか分かってるんですか!」

 

我慢しかねたのか美琴が保健室から出て来てしまっていた。

 

「ここに違反者が来ているはずだが」

 

「違反者?ここには怪我人しか来ませんが」

 

「おいお前、仕事の邪魔をするというなら保健委員でも許さんぞ」

 

「それはこちらのセリフです。忘れたんですか?保健室は永久中立区、怪我人以外、特に風紀委員関連のことでは首は突っ込めないはずですけど?」

 

それにしても…

 

「あの子凄いわね、風紀委員のしかも男子にあそこまで物怖じせず言えるなんて」

 

「いつも思うけど神那島の女子ってなんでこうも気が強いんだ?」

 

「さぁ?ってそれって私も含んでるの?」

 

「寧ろ聖良はその代表だろ」

 

「なんですってぇ!」

 

勘に触ったのか、トンファーを構えてこちらへ対峙する。

 

「悪かった悪かった、とにかく今はこっちをなんとかするぞ」

 

まあこういうノリは何時ものことなので適当に謝っておく。

 

「全く…私だって女の子なのよ…」

 

何故か1人でブツブツと何かを言ってるみたい無視して美琴の元へ近づく。

 

「美琴」

 

「省吾さん、これはどういうつもりなんですか?」

 

少し睨みを効かせてこっちを見てくる。

 

「すまなかったな、今回のことは全面的にこちらが悪い、今はけさせるからそれで許して貰えないだろうか?」

 

「…分かりました。それで今回のことはなかったことにします。でもまたこんなことがあったら次はないですよ?」

 

「ああ、ありがとう。ほらお前ら、こんなとこにいたら邪魔だ、さっさと誠吾を探しにいけ」

 

「な、なんだと山宮!貴様違反者をかば…」

 

「だから保健委員がここには怪我人しかいないといってるじゃないか。それともなにか?ここで時間を使って怪我が悪化したらどうする気だ?お前が責任とれんのか?」

 

「なっ!…ぐっ…」

 

正論を言われて押し黙る、たしかこいつは風紀4班の班長だったか

 

「…分かった。おい、行くぞ」

 

ゾロゾロと保健室から離れていく。

 

「ふぅ…、悪かったな美琴、変な手間かけさせて」

 

「いえいえ、この程度のことは問題ないですよ」

 

「それと誠吾は大丈夫か?本当に怪我してんだろ?」

 

「ええ、まあかすり傷が結構あるみたいですけどそれだけなんで」

 

とりあえず大丈夫みたいだな

 

「そうか、一応様子を見たいから入ってもいいか?なんならこいつも外すけど?」

 

俺は腕証をみせながら美琴に言う

 

「いいですよ、省吾さんは信用してますから」

 

「サンキュー、聖良はどうする?」

 

「私も入らせてもらうわ、私は取った方がいいかしら?」

 

「省吾さんが信用してる人ですから、取らなくて大丈夫です」

 

「そ、ありがと」

 

とりあえず俺と聖良は美琴の後に続いて中に入る

 

「あれ、お兄ちゃん?どうしたの?」

 

俺をお兄ちゃんと呼ぶ人物は妹の瑞希だ

 

一応だが、血は繋がっている正真正銘の妹だ

 

「省吾、外の奴らは省吾がやってくれたのか?」

 

「ああ、あと中に入ってきたのは事実確認と見舞いだ、安心してくれ」

 

「そ、そうか」

 

安心してほっ、と溜息をつく誠吾

 

「ところで伊東くん?」

 

聖良が近寄り誠吾の耳元で何か言っている

 

「あ、ああ、なんとか」

 

「かぁ〜、やっぱかー、どおりでウチの班が虱潰しに探しても出てこないわけだ。負けたわ、さ、帰りましょ省吾」

 

少し悔しがった後、さっぱりしたような顔で俺にそう告げ、保健室を出て行った

 

「ああ、じゃあ誠吾、大事にな。美琴、瑞希も仕事頑張れよ」

 

俺も聖良の後に続いて保健室を出るーーー

 

「あ、美琴、誠吾なんだけど背中の方も怪我してるみたいだからさ、しっかり手当てしてやってくれ」

 

ーーー前に爆弾を投下しておくことも忘れない俺

 

「んなぁ!?」

 

「そうなのお兄?じゃあ背中も手当てするから捲るよ」

 

「ちょ!まっーーー」

 

ガラガラ、ピシャッ

 

誠吾の悲鳴を聞く前に扉を締める俺、なんか中から物凄い殺気が感じられたけどきっと気のせいだ

 

こうして今日も1日が終わっていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

余談だが、誠吾はその後3日ほど美琴に口を聞いてもらえなかったようだった。

 

その腹いせか、俺に抗議しに来たが、

 

「じゃあ美琴には俺から弁解してもいいぞ、その代わりその件について聖良と一緒に2時間のOHANASHIすることになるんだが…」

 

というとあっさり折れ、美琴のご機嫌取りに甘んじていた。




はじめまして、コロルと申します。

この度はこの作品を呼んでいただきありがとうございます。

更新は不定期で超遅めですが、いい作品になるように頑張ります。

今後共よろしくお願いします。

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