「……ここ…は?」
「お早いお目覚めだね」
私は、海の一部になった筈だった。
でも今私はこうして、地に足をつけて、目の前の中肉中背のイケメンと面を向かい合わせている。
後々地面だと思っていたものは海だったと知るのだけれど、そんなことはどうでも良い。
今は多分、パニックになることが大事だと私は感じた。
「大変だ〜、大変だ〜、パニックパニックどうしよう〜」o(- -o) (o- -)o
「!?」
「うわー〜〜死んだと思ったら生きてるし天国には見えないし目の前にはイケメンがいるよぉ〜ーうわーー」o(>ロ<o) (o>ロ<)o
「い、いきなりどうしたの…!?」
数分後
「落ち着いた?」
「うん」
「そっか…」
「「((……なんて声をかけよう))」」
お互い初めての会話のため、人見知り発動中。
……
「あ、あの」
静寂が数分続いてしまったけど、流石に気まずすぎるので、頑張って先に口を開いた。
「えっと…あなたは…だれですか?」
「あ…そっか……、コホン…ボクは創造竜ヴェルダナーヴァ。ようこそ、僕の創りし世界へ。」
何かを思い出したかのように、イケメン、ヴェルダはカッコつけて自己紹介を始めた。
振り付けも後光も、まさしく神様っぽい。多分頑張って練習したんだろうなぁ。
「ふふん 」
(後ろ…どうやって光らせてるんだろう…)
「さて、君はおそらく、ここはどこ?私は誰?と思っていることだろう。」
「あ、いや、そんなことは…」
「あれ?そんなことはない感じ?もしかして以前にもこういう経験があったりするのかい?」
「ううん全然、さっきパニックになったし」
「そっか、じゃあ説明するね。
君死んだ、水の神様に転生した、以上。」
「なんて端的なのかしら」
「驚いた?」
「驚きました」
「本当?」
「はい、本当ですよ?」
地球から遠く離れた場所に地球に酷似した惑星が在ることをニュースで見たことがある
物語だって、創造の産物だけれど、宇宙が無限大に存在している以上、実在する可能性もなくはない。
でもそれを現実として突きつけられて、『困らないで』だなんて、無理な話でしょ。
まさか、本当に、そういう存在や展開があるだなんて思いもしないわ。
「すごく、驚いています、本当に…」
「…想像以上に大人びていてよくわからなかったけれど、確かに驚いているみたいだね。安心したよ。」
「安心?」
「だって、初めてこの世界に呼んだ存在に何か欠けている要素があったら、任せるの不安になるでしょ?」
「任せるって、何をですか?」
「えっとね、この世界で
「
「そう。ボクと君でこの世界に
私とヴェルダで…はっ…!
……私の背筋に、ぞわりと悪寒が走った
「ヴェルダおじさん…そんな見た目でロリコンなんですね」
「ロリコンジャナイカラ。それとおじさんって酷くない?君の世界基準ならアイドルいけるでしょ。」
「…じゃあ…すけこまし」
「単語を言ってみたいだけと見た。言っておくけど、君と子作りするわけじゃないよ。
今の君なら単為生殖で生み出せるし。…あぁそっか、スキルの説明をしていなかったね。」
その後ヴェルダおじさんはロリコン疑惑を晴らすべく、私に内包されてある能力についての説明を始めた。
小一時間後
「便利ですね。究極っていうのも厨二病感満載で負ける気がしないし。」
「そりゃあ勿論さ、君も僕と同様に神様だからね。
だから後半ディスったことは謝ってくれるかい?」
「事実でしょ。おじさんのネーミングセンスダサいって私は思うよ」
「T^T」
「泣いちゃった」
涙目のおじさんを無視して、私は『深海ノ神』の権能の一つである『生物創造』を発動してみることにした。
…発動ってどうやるの?
「はっ…!」
「…なんだいそのポーズは…?」
「…力んだら発動するかなって」
「手から何かを撃つようにしか見えないポーズで発動すると思ったってこと?」
「うん」
「本気でそう思ってるのかふざけてるのかよく分からないな…」
ということで、すごいゆるいけど、
おじさんの世界で私は
先ずはスキルの発動の仕方からだけど、とりあえず頑張ります。
手から何かを撃つポーズは、かめはめ波のことです。
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