初めて生命を生み出してから、どれほどの月日が流れたんだろうか
「きたよ〜…調子は…!?」
おじさん登場
どうやら私の姿に驚いているみたいです。
仕方ないですね。
私は今裸で全身の力を緩めて海に寝ていて、
そして全身からイクラくらいの大きさの魚卵がポコポコ湧いてきているのだから。
イクラが身体から湧き出る絵面は、見る人によっては気分を損なうだろう。
「す、すごい奇妙な光景だね」
「この子達は海へと放流、やがて成長する手筈」
「そっか」
「でも不思議だよね?」
「何がかな?」
「私は、海そのものなんですよね」
「そうだね」
「でも産まれたあとも結局
「確かに変だけど、そこまで気にすることじゃないんじゃない?それ言ったらこの宇宙を創ったボクはどうなるんだい?」
「……そうでした。この理屈だとヴェルダおじさんの方がもっと変になりますね」
「おじさんやめてね」
卵の放流中は、すごい退屈だ。
だからこうした他愛もない雑談が、私が私でいられる理由になっていた。
それにしても、全く動かないのですよね。
私が産んだ
動いている感覚が全くしないのです。
「悩み事かい?顔に子供達のことが心配って書いてあるけど。」
いつのまにか水着姿になったおじさんが、心を読んだのか的確に語りかけてきた。
|仰向けの私のお腹を枕がわりに横になってきた《堂々とセクハラをしてきた》ことに苛立ちつつも、事情を説明した。
「なるほどね…幼体にすらならないのか」
「どうしてだと思います?」
「多分外敵もいないし、海…つまりはキミに守られてるから生きる必要がないって思ってるのかも」
「え、ニートってことです?」
「そう言うことになるね『思念伝達』でもして怒ればどうにかなるんじゃないかな」
「やってみます」
とりあえずこれまで産んだ
「『自分の力で生きなさい。さもなくば勘当しますよ』」
「少し前の時代の親かな?ザ・大黒柱って感じの。」
「あ、声に出しながら言っちゃった」
「
「すっごい大慌てですね。おじさんの言う通り成長を放棄していたみたいです」
「
◇◇◇
あ、そうそう
浜辺でのんびり日光浴の最中、何かを思い出したのかおじさんが口を開いた。
「どうしました?」
「近々ボクの妹がここに遊びにくるって言ってたよ」
「へぇ…、妹いたんですね」
「うん。ヴェルザードって言うんだ。真面目で可愛い、自慢の妹さ。」
おじさんはふふんと誇らしげに鼻を鳴らした
「それでさ、急で申し訳ないんだけど、自分の名前を考えておいてくれないかな?」
「自分の名前です?」
「そう。あ、前世の名前はNGね。」
名前ねぇ…
水神だから、水っぽい要素が含まれる名前にしたいよね
「アクアミズでいいんじゃないですか?」
「ボツ!理由はかっこよくないから!」
「究極能力の時といい、その時折見せる最強厨はなんなんです?」
「だってかっこいいんだもん」
「おじさんが決めていいですよ。かっこいい名前をつけてください。」
「その言葉を待っていたよ!」
付けたかっただけですか
「サファイアのように澄んだ瞳…ヴェール、アクア…よし!決まったよ!」
『サファイア・アクアヴェール』
これが、この世界での、私の名前
「サファイア・アクアヴェール…」
「気に入ったみたいだね!」
「ふん…おじさんもたまにはいい仕事をするみたいですね。」
「おさげがぴこぴこしてるけど…喜ぶそぶりを見せない…
もしかしてこれが噂のツンデレって属性なのかな!」
うざい
でも、嬉しいのは事実
顔には出せなかったけど、本当に、心の底から嬉しかった。
今までキミとか水神呼びだったけれど、これからは、ちゃんとした名前で呼んでくれる
「改めて、よろしくね!サファイア・アクアヴェール」
「よろしくお願いします、ヴェルダナーヴァ」
その後私たちは海でたくさん遊びました。
泳ぎはぶっちぎりで私の勝ちでした。
サフィーは真祖ポジなので、トワイライトは吸血鬼の祖。
娘のことが大好きなパパとして書くつもりです。
ヴェルグリンド(幼少期)の性格はどれがいい?
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ツンデレ
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人見知りで物静か
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腐女子
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傲慢(原作寄り)