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今回は結構すぐ書けました。
当初は登場させる予定がなかったあのキャラが登場します。
両親が4人の弟妹を残して蒸発したのは、紅葉が高校生の時のことだった。
紅葉の両親は悪人ではなかったが、決して褒められた人物ではなかった。
経済的に豊かでないにも関わらず子供を5人も作るなど無計画な所があり、子供のまま大人になってしまったような人間だった。
紅葉はそんな両親を反面教師に、4人の弟妹の面倒を見ながら幼少期を過ごした。普通の子供なら無理な生活であったが、幸か不幸か紅葉はそれをできるだけの能力があった。
だからいざ蒸発した時も「あのクソ親共ならありえそうやな」と吐き捨て、深く考えることはなかった。
親が死んだ場合、親権は祖父母などの親族に移されるが、紅葉達にそんな身寄りなどはない。
児童養護施設は定員の関係で弟妹とバラバラになる可能性が高く、責任感の強い紅葉には到底受け入れられなかった。よしんば5人一緒に入れたとしても、児童養護施設には18歳までしかいられないため、やがて離れ離れになってしまう。
かといって、子供5人の面倒をいっぺんに見たいと思う都合の良い里親は見つからなかった。
結果として、紅葉は家庭裁判所に申し立てを行い、1人の弁護士を後見人としてつけてもらった。
やってきた弁護士は真っ直ぐな背中をした妙齢の女性だった。
「へぇ、この短期間で後見人制度を見つけて、 報酬も助成制度で賄うと。頭ええ子は好きやで、ウチ」
彼女は紅葉が初めて尊敬した人物だった。
厳格で、自分にも他者にも厳しく、真っ直ぐ1本筋が入った“正しさ”を持っている。
紅葉の「家族全員で暮らしたい」という意思を尊重し、あくまでも第三者として様々な助言をもたらした。
「生活保護、奨学金、助成制度……利用できそうなもんはこんくらいやな。あとは1人でおきばりやす」
恐らく紅葉の『大人』への嫌悪を感じ取っていたのだろう。彼女は決して寄り添おうとも、愛そうともしなかった。
ただ隣人でいてくれた。
「紅葉、あんた簿記検定取りなはれ。ほんならウチの事務所でバイトさせたるさかい」
紅葉は学校ではトップの成績を維持しながら、家族の世話にバイトと、非常に忙しない生活を送った。
だが決して辛くはなかった。両親から解放され、自分達だけでも生きていけてるという達成感と開放感が、紅葉に活力を与えたからだ。
そうした日々が半年ほど続いたある日、彼女が言った。
「あんた最後に友達と遊んだんは何時や? 出来るヤツは息抜きもホンマやで」
紅葉は困った。親の事情もそうだが、そもそも同年代の子供を紅葉はすべからくガキだと思っている。そんな心持ちで友達ができるはずもない。
「遊んでくるまでバイトは無しや」と放り出され、途方に暮れるまま3日が経ち、見かねた彼女が紹介した相手が朝久だった。
「どうもよろしゅう。紅葉言います。苗字は嫌いさかい、名前で呼んでくれると嬉しいです」
「そうなん? じゃあ今日はよろしゅうな紅葉さん。僕は朝久や。……ま、言うてもあんま初対面な感じはせえへんのやけどね。母さんからぎょうさん話を聞いとるから」
「……そうなんどすか」
「えらい褒めとったで~。僕も見習いたいくらいやわ」
線の細い、なよなよとした男だった。こんな奴が彼女の子供とは信じられなかった。だから思わず言ったのだ。「全然似ておらへんな」と。
「そりゃ養子やからなぁ」
「は?」
「? 聞いとらんの?」
「……聞いとらん」
「はー、母さんもしゃあないやっちゃなあ。あんま大きな口で言うことやあらへんけど、僕元々孤児でな、母さんは里親やねん」
「……へぇ」
「そやさかい、少しちゃうけど、実は似たような境遇なんやわ」
「……そーですか」
彼女に馴れ馴れしい言葉を吐く朝久が気に入らなかった。
血は繋がらずとも母息子の関係なのだから当たり前だと言うのに、それでも腹立たしかった。
私の尊敬する彼女は、お前が笑っていい相手じゃないと、怒りたかった。
それでも適当に遊べばまたバイトを再開できると言い聞かせて、努めて普通の表情を作る。
「ほな遊びに行きましょか。あんさんみたいな男がどこまできちんとエスコートできるか、見ものやね」
「任しとき、とびっきりの場所を紹介したる」
「期待しとるわ」
そうして連れてかれたのはショッピングモールだった。
「金は使わんで」と睨む紅葉を「分かっとるって」と朝久があやす。
最初に入ったのはCDショップだった。
初めて入る場所に、紅葉は少し躊躇う様子を見せてから意を決して入店する。
「これ聞いてみ」
「なんやこれ」
「うちの母さんが好きな曲や」
「……ふぅん」
知らないクラシックの曲だった。
でも、穏やかで好きになる曲だった。
次はスーパーのエリアにやって来た。
「母さんな、干し芋が好きやねん」
「へぇ」
「しかも妙にこだわりがあってな。このいっちゃん高いやつでも、安いやつでものうて、この中途半端な値段のやつが好きなんや。変わっとるやろ?」
「そやね」
朝久は干し芋を3つ手に取った。会計が終わった後そのうち1つを開けると、紅葉に干し芋を差し出す。
「なんやの」
「記念や記念」
施しはいらないと拒否することもできた。
だけど彼女が好きだという味が気になって、渋々受け取った。
「……おおきに」
次はフードコートにやって来た。
沢山置かれた机に老若男女が座っている。朝久はある一角へ迷いなく足を進めた。
「ピアノ?」
「そや。ほら、隣座りーな」
「ウチは弾けしませんよ」
「いけるいける。紅葉さんはこことここを、自分の気持ちいい時に押すだけでええから」
そう言ってフリースペースに置かれたピアノの前に強制的に座らされ、初めてピアノに触れてセッションをした。
CDショップで聞いた曲だったからなんとかついて行けたが、それでも滅茶苦茶な音色になった。紅葉は恨めしい目で朝久を見たが、当の本人は楽しそうに笑っていた。
「どうやった? 楽しかったやろ」
「……まあ、及第点かいな」
「紅葉さんはきびしいなぁ」
夕暮れ時、河川敷を歩きながら朝久がたははと笑う。
紅葉は少し後ろを歩きながら、その背中を見た。
しばらく無言の時間が流れた後、ふと朝久が言う。
「『土の上を裸足で走り回って遊ぶこと』」
「なんやそれ?」
「僕んちの家訓の1つや」
「土の上を裸足って……危なすぎるやろ」
「そうやなぁ、やけどずぅと昔の言葉みたいやし、現代風に言い変えたら『遊ぶ時は全力で』ってところやないの」
「……遊ぶ時は、全力で……ねえ」
―――出来るヤツは息抜きもホンマやで。
彼女の言葉が脳裏をよぎる。
果たして私は今日、全力で遊べていただろうか?
「他にもあるで。例えば『腹ぺこのまま学校へ行かぬこと』だとか、『天気の良い日に布団を干すこと』だとか」
「ふふ、なんやのそれ。変な家訓やなあ」
紅葉が笑うと、朝久が振り返って満足そうな顔をしているのが目に入った。そして自分が今日初めて笑ったことに気づく。なんだか妙に気恥ずかしくなって、慌てて朝久を睨んで地面を蹴り、砂を飛ばした。
「ちょ、何するん!?」
「知らん!」
朝久の横を走り抜ける。
「悔しかったら捕まえてみい!」
「……言うたな!」
少し遅れて朝久が駆け出す。
2人は疲れるまで全力で河川敷を走り回った。
◇
「……朝久さん」
荒々しい雨音越しに、ウルトラマンと超獣が戦う激しい戦闘音が聞こえる。定期的に地響きが鳴り、その度に蛍光灯がチカチカと光った。
GAYSの職員達が忙しなく動く中、まるで1人だけ時が止まったかのように力無く腕を垂らした紅葉の姿を、彩葉は心配げに見つめた。
ここまで弱った母を見るのは初めてだった。
父の葬儀の時も母は毅然としていたのに、今は触れたら折れてしまいそうな、そんな危うい雰囲気すら感じた。
「お母さん、今は逃げよ?」
「……」
「地下にシェルターがあんねんて。そこなら安全や」
「……朝日が死んでまう」
「……お母さん」
尚も動かない紅葉に、どうしようか彩葉が迷っていると、割烹着を着たお婆さんが駆け寄ってきてその背中をドンと叩いた。
「何惚けてんのや! 息子の前にアンタが死んでまうやろ!」
びっくりして声も出ない紅葉を、お婆さんはその見た目から想像もつかない力で強引に立たせ、そしてそのまま手を引いて歩き出す。
少し遅れて再起動した彩葉が、慌てて2人を追いかける。
「待って。朝日も、朝日も連れてかんと」
「息子はGUYSや。確かに死ぬ可能性もある危険な仕事やけど、信じてやることも親の仕事やないのか?」
「っ」
図星だった。
だがそれでも死ぬ可能性は見逃せない。見逃すことができない。
朝日がもし怪獣に殺されたら、死んだ朝久に一体どう顔向けすればいいのか、分からないではないか。
「あんたには――」
「貴様らは酒寄朝日の家族だな?」
気配はなかった。
予兆もなかった。
そいつらはいつの間にか目の前にいた。
青白い怪人と、黒い怪人。
明らかに人ではなかった。
驚愕して立ち止まる彩葉達。
「冥土の土産に教えてやろう。俺はギロン人」
「我が名はマザロン人」
「「ヤプール様の配下なり」」
なぜ。一体どこから。
周りを見渡せば、いっそ不気味なくらい人気がない。
苦い顔をしたお婆さんが、紅葉と彩葉の前に出て拳を構えた。
「2人には指1本触れさせんで!」
「たかが人間が、俺達に敵うとでも?」
「それはやってみな分からんやろ!」
「ぬぅ!?」
お婆さん―――日ノ出サユリは24年前、サーペント星人に憑依されたことがある。
だが故あってその支配を打ち破り、逆に乗っ取り返してみせた。
人外の膂力は走るトラックを受け止めて持ち上げられる程だったが、徐々に力は薄れ、今は人より少し頑丈な程度。
しかしひとたび緊急事態になれば、所謂火事場の馬鹿力というやつでサーペント星人の力の一端が戻ってくる。
今がその時だと奮起したサユリはダンプカーの如き迫力でマザロン人を横に吹き飛ばし、ギロン人と取っ組み合った。
今のうちに逃げろと叫ぶサユリに、彩葉は頷く。
「行くでお母さん!」
今度は彩葉が紅葉の手を引く番だ。
目を見開く紅葉の表情は、思わず笑ってしまいそうになるほどとても珍しいものだったが、生憎反応している余裕はない。サユリとギロン人の脇を急いですり抜ける。
「な、なんなんだこの人間のパワーは!?」
「ぐぬぬ……ギロン人! お前はそいつを抑えてろ。私はあちらを始末してくる」
「やらせへん! 還暦舐めたらあかんで!」
◇
「はぁ、はぁ……大丈夫、お母さん?」
「…………ああ、もう大丈夫や。なんや、こないに走ったのは久しぶりやなぁ」
力無く笑う紅葉。
彩葉はそこで、ずっと気になっていたことを聞くことに決めた。
「なあ、もしかしてお父さんって怪獣災害で死んだん?」
動きを止めた紅葉に、正解だったかと内心嘆息する。
確信があったわけではない。だが今日の紅葉は、なんというか……あまりに強引だった。
子供を心配する気持ちは分かるものの、成人している朝日にまで無理を強いるのはおかしいことだ。
紅葉はあくまでも道理を守って正論で殴ってくるタイプである。
それなのにずっと感情でしかものを言っていないのが、彩葉はずっと不思議だった。
それに理由があるとすれば、父の死以外にないだろう。
「なんで、分かったん?」
「お婆さんに『あんたには分からへん』って言おうとしたやろ、お母さん」
それは父の葬儀で紅葉が彩葉に言った言葉だった。
「……彩葉には、ずっと隠しとこう思うたのになぁ」
当時の彩葉は6歳。詳しく事情を語られないのも無理はない。
もっと早く知りたかったという気持ちはある。
だがモチロンやかぐやとの関係が今とは変わっていたかもしれないと思うと、知るのが今で良かった気がした。
「10年前は今ほどやあらへんけど、それでも怪獣がちらほら来とってね。お父さんはよく被災地でコンサートのボランティアしとったんやわ。で、巻き込まれた」
「どんな怪獣に殺されたとか分かっとるの?」
「なんも。ま、それだけやばい怪獣やったんやろなぁ」
「……そっか」
「それでな……」
紅葉はそこで言葉を一度切った。そして何か言いたそうに口を開いて閉じ、やがて意を決した様子で言う。
「実はな、お父さんのお父さん……おじいちゃんおばあちゃんも怪獣災害で死んどんねん」
「え? で、でもおじいちゃんとおばあちゃんは生きてるやんか」
「あれは里親や。酒寄の人間はな、怪獣に殺されるジンクスがあるんや」
衝撃の事実に、彩葉は思わず固まってしまった。
だからこそ、紅葉がここまで感情をさらけ出して必死になる理由が分かってしまった。
そして必死になってくれることに、愛されているんだなという実感がわいて、凄く嬉しくなった。
「おおきにな、お母さん。守ろうとしてくれて」
「……彩葉」
「ちなみにおじいちゃんの話って、お兄ちゃんは知っとるん?」
「お父さんが怪獣災害にあったってところまでや。知っとったらGUYSになんぞ入るわけあらへんからな」
それでもGUYSになった気がすると彩葉は思ったが、言わぬが花というやつなのだろう。
「……全く。これ以上隠してることはあらへんやろな?」
「ないよ。多分な」
「多分じゃ困る」
「ない」
「よし」
となると目下の問題は怪人2人である。いくら進んでもシェルターには辿り着けず、このままでは無為に体力を消耗するだけだ。
「多分、ある程度のところで空間が繰り返されとるな」
紅葉が壁の掲示を見て言った。
「なんやそれ、滅茶苦茶やん」
「宇宙人のやることや。なんでもありやろ」
「……右手を壁につけていったらクリアできひん?」
「多分無駄やな」
「つまり、食堂のおばあちゃんとなんとか合流して、怪人をどうにかせんといかんと」
いくら2人の運動神経が高くとも、マザロン人とキロン人を倒せるほどではない。
朝日なら流星シュートでいけたかもしれないが。
「そやけど、なんでアイツらはウチらのこと狙ってきよるんやろか」
「朝日の名前を出しとったからなあ、どっかで因縁つけられたんとちゃいますの」
「……それ、やばない?」
「やばおすなぁ」
その時だった。背後から足音がしたのは。
振り向けば、マザロン人が傷だらけの状態で立っていた。
一瞬肝が冷えるが、ギロン人がいないということはまだサユリは生きているのだろう。
「ハハハ! ようやく追いついたぞ!」
「なんやボロボロやないの。これならウチらだけでもやれるんとちゃいます?」
「ほざけ!」
マザロン人が目から怪光線を発射する。狙われた紅葉は咄嗟に避けて柱の影に身を隠した。
ならばと次に狙われたのは当然彩葉だった。だが完全に物陰に隠れるよりも先に、その手から闇の波動が放たれる。
「死ねい!」
「彩葉!」
彩葉はぐっと目を瞑って痛みに備えた。
しかしいくら待てども痛みはやってこない。恐る恐る目を開けば、そこには最近よく見るようになった木の臼が1つ。彩葉を守るように立っていた。
「も、モチロン?」
「おう。あぶねーところだったじゃねぇか彩葉よぉ」
臼怪獣モチロンが、人間サイズでそこにいた。
「な、なんで現実に、というかどうやって……!?」
「なんかぐっと行きてー! って思ったら来れたぜ!」
おいおいマジかよこの臼、完全に独り歩きしてるじゃん。ヤバすぎるでしょちゃんと面倒見なさいよあのワガママ姫。
そう言いたいのを何とか飲み込む。今はこれ以上ないくらい頼れる戦力だったからだ。
「彩葉! なんやそいつ!?」
「頼れる味方や! モチロン、あいつ倒せる!?」
「おう? なんだかよく分からねーけど任せとけ! どりゃあああ!」
「い、いきなり出てきてなんなんだ貴様はァ!?」
モチロンがマザロン人に襲いかかる。モチロンは全高1mほどしかないが、円柱型の身体には肉がしっかり詰まっている。既にボロボロなマザロン人は圧倒的なウェイト差に為す術もなく押し倒され、連続でスタンプを決められた。
「おら! おら! おら!」
「ぐぅ、ぐは、ごほ!?」
だがただでやられるマザロン人ではない。
決死の力でモチロンを押しのけ、立ち上がる。
「ぐぅ、か、身体が、もたん!?」
マザロン人は怨念により蘇った思念体のような存在だ。
大きなダメージを喰らえば霧散する定めにある。
「計画は変えん!」
マザロン人が黒い光の塊に転じて彩葉へ一直線に飛ぶ。
モチロンはまだ起き上がれておらず、彩葉に防ぐ術はない。
その間に、紅葉は身体を滑り込ませた。
「お母さん!?」
『なにィ!?』
紅葉の身体に闇がまとわりついていく。
『ハ、ハハハ! 少し違うが、これもまた良し! 生まれよマザリュース! 今度こそ憎きウルトラマンを殺すのだ!』
そうして紅葉を包み込んだ闇は地獄超獣マザリュースへと転じ、天井を突き抜けて飛んで行った。
数瞬遅れて、サユリが壁を殴り壊して現れる。
「無事かいな!?」
サユリは擦り傷や青あざが目立つもののピンピンしていた。
呆然とする彩葉にかけより、立ち上がらせる。
「お、お母さんが……お母さんが!」
「1回落ち着き、ほら、ひっひっふー!」
「そ、それは出産する時のやつじゃ!?」
思わずツッコミを入れれば、サユリはにんまりと笑う。
「落ち着いたやろ?」
落ち着く以前にそんなギャグを言ってる暇はないだろうと思った。
「で、お母さんがどしたん?」
「そうだ! お母さんが怪獣になったんです!」
「怪獣に?」
「このままじゃお兄ちゃんとお母さんで戦うことに……!」
気づけば、彩葉の目からは涙が零れていた。
母は怪獣として倒されてしまうのだろうか。
母と息子が殺し合うことになるのだろうか。
さしものサユリもその言葉を理解するのには数秒かかったが、すぐに肩を掴んで励ます。
「お母さんは大丈夫や! ウチが保証したる!」
「ど、どうやって」
「実体験や! 諦めるにはまだ早いで!」
サユリはとびっきりの笑顔を浮かべた。
「母ちゃんはな、最強なんや!」
一応補足
〇酒寄紅葉〔リリィ〕
5人姉弟の長女で両親が蒸発したところまでは原作と同じですが、朝久や朝久ママとの馴れ初めは全て私の妄想です。
私の中の紅葉像を全身全霊で出力しました。
古の暴力系ヒロインかな?
〇酒寄朝久〔リリィ〕
被災地でのチャリティライブ中に巻き込まれて死亡しました。
そして更に実父母も怪獣に殺されています。
2代続けて怪獣災害に会う呪われた血筋ですが……これがきっとモチロンを引き寄せたのでしょう。
〇ウルトラ5つの誓い
一つ、腹ペコのまま学校へ行かぬこと
一つ、天気のいい日に布団を干すこと
一つ、道を歩く時には車に気をつけること
一つ、他人の力を頼りにしないこと
一つ、土の上を裸足で走り回って遊ぶこと
『帰ってきたウルトラマン』最終回にて、ジャックが少年坂田二郎に伝えた誓い。
坂田少年は宇宙人に家族を殺された孤児であり、大人になってからきっと似たような境遇の孤児たちに対し、様々なボランティアやチャリティをしたと思われます。
朝久ママも、その流れでこの誓いを知ったという設定です。
〇ギロン人
ヤプールの配下その1。めでたく復活し、サヨリさんによってナレ死しました。
〇マザロン人
ヤプールの配下その2。めでたく復活し、52年前あと一歩というところで失敗したマザリュースの顕現に成功しました。
〇地獄超獣マザリュース
52年前、とある少年の母親の母性エネルギーを糧に作られた超獣です。
防衛隊TACの尽力により顕現は防がれましたが、できかけの状態でずっと放置されていたものが、今回マザロン人の怨念と紅葉とい依代が合わさることで一気に顕現しました。
感想で名前が出てヒヤッとしました。
〇日ノ出サユリ
ウルトラマンメビウス最高視聴率を叩き出した超人気回『無敵のママ』の主人公。
6人の子供を育てる肝っ玉母ちゃん。
5人の子供で蒸発した紅葉の両親は爪の垢を煎じて飲むべし。
トラックに跳ねられ死亡するも、サーペント星人が憑依することで蘇生。しかし当のサーペント星人は侵略宇宙人であり、サユリに憑依したのもフェニックスネストへ忍び込むためだった。
あわやフェニックスネストが壊される一歩手前まで行ったが、サーペント星人を逆に支配し返したサユリは超人的なパワーでモブサーペント星人をボコボコにした。
〇うす怪獣モチロン
人間サイズで登場。彩葉の危機を救いました。
なぜ突然出てこられたかというと、元々このモチロンはマケット怪獣という、電子データにマケット粒子という肉をつけて召喚するお助けアイテム枠であり、このマケット粒子はフェニックスネストの地下にある粒子加速器で生成されています。
そしてこのマケット粒子は若干大気に漏れだしており、それを使ってモチロンは実体化しました。
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