ホンダローネの実に原神な日常   作:わたぬき※

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【注意・必読】
・本作は本多真梨子さんの配信スタイルをリスペクトした「中の人(配信者)憑依もの」です。
・本多さんの役(サンドローネ)周辺以外の情報は「初見プレイ時と同じ知識量」という設定で進行します。
・メタ発言、ローアングル等の不審者ムーブ、配信内のセリフ引用を含む配信ネタが多く含まれます。
・ご本人様およびHoYoverse公式様とは一切関係のない、ファンによる二次創作です。



目が覚めたら、そこは雪の降る異郷の地。 
そして自分の体は、なぜかファデュイ執行官『傀儡』サンドローネになっていた。 
中の人の本多真梨子(ホンダローネ)が持つ知識は、自分の役の周辺情報のみ。 
目の前に広がる光景が「ゲーム」ではなく「現実」となった世界で、彼女は持ち前の情熱と、なぜか知らないうちに備わった「一万超のプロンニア軍勢を呼ぶ力」を武器に、初めてのテイワットを歩き出す。
これは、中の人がサンドローネとして、驚きと感動、そして数々の勘違いを巻き起こしながら進む、前代未聞の冒険譚。 
いま、運命の歯車が(プロンニア一万体分くらい)回り始める。


エピソード0.1:執行官会議と「終わらない増殖」

スネージナヤ、冬の宮殿。 

執行官たちが集まる会議の席で、議題は新しく配備された自律機械『プロンニア』の性能についてだった。

 

「サンドローネ。貴公の作る人形は、単体では優秀だが数が揃わぬのが難点だな」

 

 執行官会議の重苦しい空気。博士(ドットーレ)の嫌味に、ホンダローネの精神ゲージは限界に達していた。

 

(……あーーもう! なにこの空気! 暗い! 怖い! 重い! 私一人でこんなの耐えられるわけないじゃん! もう知らないんだから!) 

 

ホンダローネは吹っ切れた。 

恐怖と緊張を吹き飛ばすように、やけくそ気味に、両手を広げて叫んだ。

「もうっ! みんなー、出ておいでー!!」 

 

 

その瞬間、宮殿の床を凄まじい勢いで叩き割りながら、プロンニアが出てきた。

 

「わっ、出た!……あ、もう一人。あ、また一人! どんどん来るね! みんなお疲れ様〜!」 

 

ホンダローネが笑顔で手を振る間も、プロンニアの召喚?は止まらない。 一体、二体……十、二十……。 通常、高度な自律機械の召喚には膨大な元素力や制御が必要なはずだが、彼女は明確な「数量指定」をせず、こう言ったのだ「みんな」と...。

 

「あはは、すごいすごい! まだ来るの? 画面……じゃなくて部屋が埋まっちゃうよ!」 

 

プロンニアは宮殿の壁を埋め尽くし、天井にまで重なり、ついには執行官たちの座る椅子を押し流し始めた。

 

「……おい、サンドローネ。もういいよ、いい加減に止めてくれるかな?」 

 

タルタリヤが引きつった笑顔で制止するが、ホンダローネは止め方を知らない。

 

「えっ、止め方!? 分かんない! どうしよう、みんな元気すぎて止まらないよぉぉーーー!!」

 

 

【執行官たちの反応】 

 

会議室が「鋼鉄の人波」に飲み込まれていく中、道化や博士は、その異常な光景に冷や汗を流していた。

 

「(……馬鹿な。元素力の消費が全く見られないだと!? 無限……。こいつは、文字通り『無限の兵力』を握っているというのか)」

「(これまでは研究に没頭するフリをして、牙を隠していたというわけか……。この物量、一国を滅ぼすなど造作もない……!)」 

 

 

「もう無理、おやすみなさい!」

結局、そう叫んで寝落ちするまでプロンニアは増え続け、宮殿の重厚な扉を、絢爛豪華な装飾品の数々を…物理的に破壊して外に溢れ出した。 

翌朝、瓦礫の中で目を覚ましたホンダローネは、ぐちゃぐちゃになった会議室だった場所を見渡し、呆然と立ち尽くす。

しかし、すぐにいつものすまし顔になると、震える声でこう言い放った。

 

「…………ふぅ。……実に、原神ね」 

 

それ以来、他の執行官たちは、サンドローネの機嫌を損ねないよう、細心の注意を払うようになったという。

 

※ちなみにこのことを知った女皇には道化経由ではあるが無茶苦茶お叱りの言葉を受けたことをここに記す。ドンマイ。




最後までお読みいただきありがとうございます。 
配信画面越しではなく、実際にその肌でテイワットの空気を感じてしまったホンダローネ。
彼女が純粋に驚き、叫び、愛でるたびに、周囲の執行官たちは「深謀遠慮な策略」だと勝手に戦慄し、歴史が少しずつ(おかしな方向に)動き出します。 

本多さんの「初見プレイ時」のピュアな驚きをベースに、サンドローネとしての旅を時系列順に描いていく予定です。 

次回、牧歌と自由の国:モンドへ。

「…………実に、原神ね」

※この作品は思い付きと見切り発車で書いています。
※本編の展開やキャラ解釈は独自の妄想100%であり、ご本人や公式のイメージを損なう意図は一切ございません。何でも許せる心の広い旅人さん向けです。

【ホンダローネの特殊能力】
プロンニアの召喚:プロンニアをチャンネル登録者分(10.9万人(5/3時点))呼び出すことができる。
         召喚と書いているが、魔法陣的なものから出てくるわけでなく
         室内では壁や床を破壊してそこから出てくる。
         屋外の場合は地面から、または遠くから走ってくる。(足はあまり早くない)原理は不明
         召喚キーワード:「出ておいでー!」「集まれー!」
         送還キーワード:「おやすみなさい」「おつかれさまでした」
         ※多少言葉を崩しても発動する。
         ※「みんな」をつけるとみんな(全員)でてくる。止まらない。
          送還時は霧のように消える…わけもなく。召喚時に壊したところから戻っていく。
          【結論】――スゴイ迷惑
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